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令和4年度第1回 長崎市清掃審議会

更新日:2022年12月7日 ページID:039671

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境政策課

会議名

令和4年度第1回 長崎市清掃審議会

日時

令和4年11月9日(水曜日) 10時00分~11時05分

場所

長崎市中央消防署 5階講堂

議題

(1)会長・副会長の選出
(2)清掃事業(環境部)の概要説明
(3)新東工場の建設について

審議結果 

議題(1)「会長・副会長の選出」

・委員の互選により会長決定
・委員の互選により副会長決定


議題(2)「清掃事業(環境部)の概要説明」

・事務局説明:「清掃事業(環境部)の概要説明」
・質疑応答

(委員)
 資料28ページの最終処分場の容量というところがあり、不燃物等々と焼却残渣に大きく分かれているが、これは令和4年度から残り76年間で埋め立てられる立米(立方メートル)ということになるのか。

(事務局)
 こちらは年間の埋立量ということになるので、令和4年度に予定している不燃物が1年間で5,720立方メートル、燃やせるごみを焼却工場で燃やした場合に焼却灰がでるので、その灰が年間で9,235立方メートル、この分を埋め立てするということ。あと、飛散しないように覆土をする必要があるので、その覆土量が2,991立方メートルということで計画を立てている。

(委員)
 これは令和3年度か。

(事務局)
 ここに掲載しているのは令和4年度の実施計画を掲載しており、この計画に基づいて動いており、最終的な数字は実績として若干変わってくるかと思うが、この計画に基づいて事業を進めている。

(委員)
 1年間でこれくらいの量で、これであと76年間持つという試算をしているということか。

(事務局)
 そのとおりである。

(委員)
 再資源化する資源ごみなどの次の行き先というものも資料としてはあるが、その後実際どういうものになったのか。あるいは西工場ではエネルギーを生み出していると思うが、そのエネルギーはどうなったのかというデータなども載せるといいと思う。

(事務局)
 今後資料を作る際には、こういうところに戻ってきている、これくらいの量がこうなっているなど、市民が実感できるような形で資料を作成していきたい。

(委員)
 そういったものが分かったほうが市民としても責任を持てるかと思うので、機会があったらお願いしたい。

(事務局)
 焼却工場でごみを燃やした際の焼却熱を利用して、西工場においては発電や、隣の神の島プールの温水プール、お風呂などに熱を利用している。そして西工場のごみを燃やすためにも電気を使うので、これは自分のところで発電した電気を使っている。また、発電量が使う電気よりもはるかに多いので、残った分については売却をしており、いわゆるバイオマス発電、CO2を発生させない電気として活用している。

(委員)
 単なるごみ焼却ではなくエネルギー生産施設となっているので、そういったものを情報として出してほしい。

議題(3)「新東工場の建設について」

・事務局説明:「新東工場の建設について」
・質疑応答

(委員)
 ゼロカーボンシティということで計画を進めて行くということであるが、焼却をするということは当然CO2が排出されるということに繋がると思うが、対象となる廃棄物そのものは繊維系、あるいは木くず、食物残渣など、植物由来を対象とした焼却ということが考えられるということで考えてよいか。

(事務局)
 焼却対象物については今おっしゃたような繊維とか食物残渣が当然含まれているが、現在長崎市で燃やせるごみとして取り扱っているプラスチック製容器包装以外のプラスチック製品等も焼却される対象になっている。そういった意味では植物由来以外の物も入ってくるが、エネルギーとして有効活用するということを前提としており、さらに熱の活用も行うということでゼロカーボンシティにつなげていく、という形で計画している。

(委員)
 その中には紙くず等も含まれるということでよいか。現に今燃えるごみとしているものも対象物かと思うが。


(事務局)
 当然ながら古紙についてはリサイクルを前提としているが、紙くず等も燃やせるごみとして取り扱っているので、その辺も焼却処分される対象であるということになる。

(委員)
 話の方向性が違うかもしれないが、長崎市全体を見たときに長崎駅周辺に色んな施設ができ、運動施設もできて、市役所跡地に劇場ができるということで話題になっているが、矢上地区、東長崎地区にあまりそういう施設の計画がないし、あるような感じがしない。こういう焼却施設ではあるがこれだけの広大な広さを使える場所というのはあのエリアであまりないと思う。今すぐ何か箱物を造れというわけではないが、焼却施設だから焼却、ゴミステーションだとそれだけにこだわるのではなく、これだけ完璧に周りとの環境もおかしくない形で近代的な焼却施設ができるので、横に大型の公会堂のようなものができても何らおかしくはないと思う。ヨーロッパなどではそういう町づくりをやっているので、そういう目線も少し必要なのではないかと。具体的にすぐ何をやれというわけではないが、マクロ的な考え方のなかで町ということを考えたときにこれだけ立派な施設があるのでもったいない。あの地区の人たちに寄与するような、文化にも寄与するようなものを造れないのかなと思う。

(事務局)
 資料の6ページに建設地位置図を掲載しているが、ごみ焼却施設というのは都市計画法上の都市施設で、都市計画決定をして建設する施設である。現在、この赤線の枠内をごみ処理場(長崎市東工場)として都市計画決定している。青い枠線で建設予定地と記載があり、その残りの広い土地が残っているように見えるが、実は、この建設予定地の北側・南側は、それぞれ最終処分場の跡地で、今は三京の埋立処分場を使っているがその前はここが最終処分場であった。
現在の東工場は第1期の昭和の時代に埋立が終わった部分で最終処分場の跡地であり、北側は昭和の終わり長崎大水害の頃にいっぱい埋めた第2期の最終処分場である。それぞれ埋め立て完了し適正な手続きを取って処分場を終了しているが、底は埋め立てたごみがまだ埋まっており、堅牢な建物を建てることは非常に難しい所である。掘削の制限などがあり、技術的には今の日本の技術を持って建物はできると思うが、それに対して上に作る建物より莫大なお金をかけて、地下に埋め立てたごみのガスが漏れないように、影響を及ぼさないような処理をしないと使えない土地であり、実際は災害廃棄物仮置き場など、表面利用しかできない。
 東工場は何故建てられたのかというと、昭和の終わりに建てているので、その頃はそういう法規制がなかったため建てられたが、今はやはり環境に対しての意識も大変高くなっているので法規制も高くなり、今はそういった一定の施工をしないと建てられない。実は建設予定地はその間に挟まった貴重な地山の部分で埋立地でないところである。そういった形で工場の建替え地を探したので、広いように見えるが実はそういった建物を建てられる土地ではない。
そして、ここは東公園に隣接しており、周りにはソフトボール場やコミュニティ体育館、温水プール等があり、そういったレクリエーションについての一大拠点となっている。長崎市で公共施設を配置するのに、これは都市計画の方の話になるが、ネットワーク型コンパクトシティということで、箱物をあちこちに建てるのではなく、公共施設の配置においての利用そして交通と合せた形で、それぞれの施設の特性に応じた配置を考えて、今建設を進めているところである。ここ(東公園)も東工場周辺だけではなく全市民を対象とした施設であるので、そういった配置でやっているということでご理解をいただきたい。

(委員)
 私も東長崎に住んでおりここの公園は市民が使っているのを見るし、とても気持ちの良いところだと思っている。

(委員)
 焼却時に出た熱の活用について、今の東工場では温水プールで使っていると思うが、この計画にはそこの部分が触れていないが、そこは従来通りなのか。それとも新しく熱効率を活かした新規事業の展開をしていく計画があるのか。

(事務局)
 今回お示ししている参考資料は、提案された企業と公開する部分について協議を済ませた部分での資料提供となっており、全てを出しているわけではない。企業ノウハウに係る部分は企業の了解を得てという形になっているので現段階ではこの部分で出している。余熱のいわゆるエネルギーの部分については、システムとしては西工場と同じなので熱が出るし、発電もするのでその売電も行う。現在東公園コミュニティ体育館とかプールとかの電気は全部東工場で発電した電気を使っている。そして温水プール及び体育館のお風呂にも熱を供給して熱源として使っている。
今後の部分として、CO2の取り出し活用については、具体的な動きが出てきて後から実用化するときに、CO2の取り出しや活用ができる施設となるような設計思想でやっており、今後CO2の活用の実用化が進んだ際には対応できるように準備している。

(委員)
 熱の回収のみでなくCO2の回収の話まで述べていただいたがとても大事なことだと思う。実用化に至る前の試行的な使い方などモデル的に近くで出来ると見せるためにもいいかと思うので、そういったものも検討していただきたい。

(委員)
 環境省の脱炭素先行地域に関するニュースを聞いたが、これらの計画はそういう政府からの補助金にも応募しているのか。聞いたところ26箇所がこの脱炭素先行地域になっているとのことであるが、この事業はそういうものには関係なくされているのか。

(事務局)
 施設の整備や改修は、その脱炭素先行地域とは別に循環型(社会形成推進)交付金という焼却施設等の整備や改修に係る国のメニューがあるので、そちらのメニューで交付金をいただく形で進めている。

(委員)
 焼却された残渣の比率は西工場と新東工場とで性能の差があるのか、それともあまり変わらないのか。

(事務局)
 その部分については詳細について詰めているところで具体的な数値を持っていないが、基本的にDBO事業で性能発注をしており、西工場の先行例をもとに残渣を減らすことについての提案も求めている。
したがって西工場より増えるということは有り得ないわけで、また、同じ長崎市民が出すごみでもあるのでごみの組成も変わらないため、より少なくなるような処理を求めていくという形で考えている。

(委員)
 東工場の整備計画に関してはまた審議会等で議論をする機会はあると聞いているので、またその時に機会があったらお願いしたい。

(委員)
それでは他に質問等もないようなので、以上をもって本日の審議会を終了する。

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電話番号:095-829-1124

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