ここから本文です。

令和4年度第1回 長崎市恐竜博物館運営協議会

更新日:2022年11月2日 ページID:039515

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育総務部 生涯学習課恐竜研究所

会議名

令和4年度第1回 長崎市恐竜博物館運営協議会

日時

令和4年9月20日(火曜日)14時00分~16時00分

場所

長崎市野母崎文化センター 小会議室 (長崎市野母町555番地)

議題

1 令和4年度夏季企画展の視察
2 令和3年度の決算報告
3 令和4年度の運営状況の確認
4 恐竜化石発掘用地の公開活用について

審議結果

1 夏季企画展について
【委員からの意見】
・夏の企画展は、前回の企画展「アフターマン」よりはアカデミックな内容となっており、評価したい。
・企画展の広報について事前広報も含めて不十分ではないかと感じている。
・来館者への案内について、台本読みにならないようにトレーニング等も必要。
・展示標本は立派なものだが、展示の仕方が簡素のため、カラーゾーンを設けるなど工夫をしてほしい。
・企画展はお金をかけて広報していると思うので、広報計画や開催要項といった資料を次回の会議では提供いただければと思う。
【事務局】
・小さな子供向けの案内については、解説パネルだけでなく館内ガイドなどを読み解くような仕掛けが必要だったと反省している。
・企画展の開催途中から、調べ学習や自由研究に活用できるようなワークブックを作成、3800人の子供に対して配布できた実績から、今後の企画展でもそういった仕掛けを作っていきたい。
・広報について、今回は事前周知より開催中の周知を重視していたが、今後の課題としたい。
・学芸員等のスキルアップは、今後もしっかりとやっていきたい。
・展示の背景の作りこみの不足などについては、今後は意識して改善していきたい。

2 令和3年度の事業報告について
〈令和3年度に実施した主な事業について説明〉
【委員】
ワークショップについて、資料記載のガイドツアーとギャラリートークの違いはあるか。
【事務局】
ガイドツアーとギャラリートークの違いはない。
【委員】
資料記載のワークショップのなかで、指定管理者独自のものはどれか。
【事務局】
ガイドツアー、塗り絵カレンダ、骨格パズル、恐竜ぼうしが該当する。
【委員】
ワークショップの実績項目に、実施期間だけでなく日数も記載してほしい。
【事務局】
次回以降、わかりやすい表記に改善する。
【委員】
スタッフ研修について、4年度以降は実施する予定はあるのか。
【事務局】
令和4年度は、リスクマネジメント・AEDの取り扱い・接客についての研修を実施している。今後も職員のスキルアップに努めていく。
【委員】
企画展の広報宣伝費について、具体的にどんなものがあったか。またPR実績として記載のある項目について、内容を踏まえて整理してほしい。企画展の予算配分について、前回までの内容と比較できるような資料を用意してほしい。
【事務局】
メディアとの連携、福岡からの誘客を目的とし、福岡の地下鉄に掲示をするなどの取り組みを行ってきた。予算は限られているため、こちらが情報発信をすることでメディアが取材に来たくなるような仕掛けを実施している。SNSについても力を入れて、取り組んでいきたい。

3 令和4年度の事業実施状況について
〈令和4年度に実施中の主な事業について説明〉
【委員】
アンケートの結果を見ると、特にワークショップの評価が高くない。企画展は計画的に実施しているように見受けられるが、ワークショップについては、計画等はあるのか。
【事務局】
博物館オリジナル、業者からの持ち込み両方とも企画会議を経て実施している。一方で、魅力的な内容についてはまだできていないと思っている。情報発信についても、企画展以外の項目の発信方法も企画会議等を活用して改善していきたい。
滞在時間については、アクセスが悪いという不利な点があるため、せっかく野母崎に来たということでトータルの魅力を発信していきたいと考えている。
【委員】
利用者還元について、具体的にどんなものがあるか。
【事務局】
来館者の満足度向上という目的で実施している。具体的には、アンケートに回答いただいた方に温泉券をプレゼントするとか、夏の熱中症対策としてパーク内にミストを設置するなどしている。実施内容については、市と指定管理者で協議したうえで決定している。

【委員】
令和3年度のパーク全体での委託料の赤字について説明いただきたい。
【事務局】
初めての運営という中でオープニング効果も重なり、想定を超える来館者に対応するため、警備員やスタッフの増員など様々な点で想定以上の経費がかかってしまった。
【委員】
博物館が開館して以降、パークを利用して多くのイベントを実施していることからも、地域全体でにぎわっている。その反面、利用者が増えてさらなる経費がかかっていることから、委託料の補充はできないのか。
【事務局】
企画展の開催期間中は、駐車場や警備員等の経費について企画展の収支予算で対応可としているが、恐竜パーク全体の状況を踏まえ、教育委員会と南総合事務所とともに対応を検討していく。
【委員】
令和4年度の利用者満足度の目標値について、昨年度の70%から増加し72%となっている理由について、説明していただきたい。
【事務局】
指定管理者として、利用者満足度の最終目標を80%としている。指定管理の期間である5か年で区切ったときに、初年度が70%、今年度が72%と目標値を段階的に上げて最終年度に80%に到達するように計画している。なお、昨年度の時点で80%目標を到達しているため、これを維持していくように計画していく。
【委員】
アンケート結果より、野母崎地域内でつかったお金とパーク滞在時間がどちらも少ないように感じる。地域とも協力して両方とも増えるような取り組みをしてほしい。
【委員】
野母崎の飲食店は、ランチだけで10店舗も営業できているのは、パークの効果。一方で、飲食店以外でどう盛り上げていくかが、地元の課題となっている。

4 恐竜化石発掘用地の公開活用について
〈研究調査状況や用地の公開等について説明〉
【委員】
まだ取得できていないところは、公開することで、より高値で売れる価値があると考えられるリスクについて、市側が専門家を入れて検討しているか。
【事務局】
用地の取得に関しては土木を専門とする部署があるものの、今回の案件については、複雑な問題があり、市としても対応したことがない事例が出てきている。そのような状態で、生涯学習課と担当課で協議を重ねて、少しずつ進めている。用地を公表することで、価値が上がるということはないと話を聞いている。

【委員】
研究に携わる側から見ても、土地の公開は重要な問題の一つとなっている。ほかの調査地では、成果は公表するが、地権者の要望により産地は公表しないというやり方でも学術雑誌で認められている。そのため、必ずしも公表はしなくてもよいと考える。
【委員】
公表することで生じるリスクのほうが大きいと思う。
【委員】
地元が博物館開館で盛り上がっているので、その一つとして、場所の公開をすることでより活性化されるのではないか。その一方で、公表することで地元の方の暮らしに影響が出てしまうことも考えられる。
【委員】
インターネット上では、既に長崎の岩石や鉱物は売買がされている。荒らされてしまった場所もあるので、公開をするならば、徹底した対策をしてからのほうが良い。
【委員】
地元住民は、発掘地のおおまかな場所は把握している。実際に発掘しようとすると、かなり危険な場所であるため、公表は慎重に行ってほしい。
【委員】
野母崎に見学に来た団体と地元住民でトラブルが発生している事例もある。公表は万全の体制ができてからがよい。
【委員】
子どもたちが体験できる学習の場として、できるだけ早い公表をしてほしい。博物館見学と現地の地層の見学をすることで、学習のモデルとなることが期待される。
【委員】
博物館見学と地層見学のモデルについては、すでに公表されている場所を活用することで解決できる。
【委員】
早めの公表をした場合のリスクについても考慮し、戦略を持って公開時期は決定した方がいいと思う。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ