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令和4年度第1回 長崎市公民館運営審議会

更新日:2022年8月15日 ページID:039148

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

令和4年度第1回 長崎市公民館運営審議会

日時

令和4年6月28日(火曜日) 10時00分~

場所

長崎市民会館1階アマランス 研修室1、2

議題

1 会長選出
2 議事録の記録方法等
3 公民館及び公民館運営審議会について
4 長崎市の状況について
   

審議結果

1 会長選出
  会長を選出 
  会長が会長職務代理者を指名 

2 議事録の記録方法等
  議事録は要点記録とし、会議は原則公開とする。

3 公民館及び公民館運営審議会について
  【事務局から公民館の概要、公民館運営審議会の役割等を説明】

【会長】
事務局の説明を受けて、審議会の役割を果たしていかねばならないと感じた。
以前の公民館運営審議会のテーマでは、世代間の交流を取り扱ったことや、公民館をよく知る人もいれば、関心がなく何をしているのかを知らない人もいるという話をしたことがある。

【委員】
2点ほど考えないといけない点がある。
1点目は、世代間というところで、生涯学習というのは、ゆりかごから墓場までといろんな世代が学び続けていくことであるが、公民館運営をしていく中で、抜けている世代があるのか。利用者はどういう方がアクセスしているのか。
2点目は、コロナ禍で活動が制限された中で、どういった活動をしてこられたのか。オンラインやインターネットを使った活動状況はどんな形なのか。対面でのメリット・デメリット、オンラインでのメリット・デメリットというところを伺いたい。

【東公民館長】
東公民館がある建物の中には、子育て支援センターがあり、そこでの乳幼児健診や両親学級など子育て関係での貸室利用で、赤ちゃんと親世代が利用する。小学生・中学生・高校生については自習室や図書室で自学したり、また、中学生・高校生は部活動などでの利用もある。高校卒業後は、県外に転出したりして、いったん利用が中断される時期があるが、また親世代になると戻ってきてくれている。中央公民館や北公民館では、大学生の利用があっていると思う。東公民館では親子世代で利用できる機会を増やしていきたいということを意識しながら、講座の企画をしている。
コロナ禍、臨時休館中には、三密をさける利用の工夫、部屋の定員やどういうレイアウトで講座を開催すれば安全かをスタッフで意見を出しあって考えた。
講座が再開できる状況になったが、一歩を踏み出すことができない方もいた。60歳以上の高齢者を対象とした講座では、毎年参加してくれていた方の申し込みがないので、電話して声をかけたが、これまでの8割程度までしか回復していない状況である。

【北公民館長】
インターネットは便利で、的確でピンポイントな情報が手に入ることがデジタルの良さであるが、偶然の出会いというものがなくなってしまう。
紙にすると一覧で見ることができる。チラシを見ると予期しなかった新しい分野へ学びとの出会いがある。まだまだ紙による情報発信は有効である。多くの公民館はアクセスのいい場所にあるので、公民館の掲示板を活用してみることで、不特定多数の人に意外な出会い、予想外の出会いを意図的に生んでいくということが大事だと考える。
デジタルは必要な人に必要なだけ情報を伝える、それを補完する偶然の出会いをどうやって作っていくかがこれからの課題であり、隙間を埋めていくことになるのではないか。

【会長】
公民館では偶然の出会いを大事にしているということであれば、若い人へどういう偶然を生み出せるかということを、この審議会の意見として出すことができればよいのではないか。

【委員】
学校では、いろんな出会いがあり、子どもたちにとっても興味があるものとないものがある。子どもたちの授業でまち探検というものがあるが、体験に行くといつもとは違うお客さんの視点、お店屋さんの視点で見えてくるものがある。地域の中には、色々なところに学びがあるが、公民館でもでききることがあるのではないかと思っている。

【会長】
学校での学びを受け継ぐという形で、公民館の学習に繋いでいくことができればいいのではないか。

【委員】
ふるさとをキーワードに、過去・現在・未来を見通した教育を進めていきたい。その中で、子どもたちを地域の方と繋ぎたいと思っている。
小学校の夏休み作品展を、近くの琴海文化センターで開催できないかと、相談をしているところである。文化センターは土日も開いているので、仕事をしている保護者にとっては、作品を目にしやすくなり、遠くにいるおじいちゃんおばあちゃんも見に来ることができる。地域の方は、学校に来るのはハードルが高いと考えているので、文化センターならいろんな方に見てもらえる。
以前は、学校の学びを地域に開いていくという言い方をしていたが、今は、学校は地域の核となって地域づくりを推進する立場になっている。地域のグランドデザイナーが自分の役割だと思っている。小学校での学びを中学校で生かすということは、ふるさとを学ぶことでキャリアに結びついていくと思っている。
北公民館長が言われた偶然の出会いを意図的にするというのはすごく大事だと思う。これは公民館の一番、最たる働きの中の一つだと思う。住民のみなさんは、意図的に自分で公民館に来ることはなかなかない。偶然、誘発的に友だちに誘われて、たまたまチトセピアに来てとか、新しい公園ができたから来て、公民館のロビーでチラシを見るなど、こういう偶然の出会いが意図的に計画されている。学校も偶然の出会いを文化センターで意図的にできればいいのではないか。

【会長】
学びというバトンを渡していくということではなく、一緒に育てていくような受け渡しというような視点が大事だなと思う。結びつきを作るための仕掛けをどのようにすればいいか考える必要がある。

【委員】
公民館はなんとなく敷居が高い。自分たち民生委員児童委員の研修会等は、近くにある地域交流センターを利用することが多い。公民館より手軽に借りられる。一般の人はなかなか公民館を利用しないのではないか。また、磨屋地区には、おくんちがある。子どもと地域の大人が一緒になってお囃子や踊りを勉強していき、おくんちの文化・伝統を引き継いでいる。
いい講座があったら、公民館に行ってみたいとは思う。
館長もいろいろと悩みがあると思うのでお聞きしたい。

【南公民館長】
南公民館はバス通りから1歩入ったところに位置し、階段がありという、立地面でマイナスな面はある。周知に一番苦労している。公民館を利用する世代で一番多いのは、60歳過ぎた方。紙での周知も行うが、地域が限られる。南公民館の周りにある自治会には置いていただけるが、全市的な周知が一番困っている。

【委員】
講座のチラシを見ると高齢者向けや、幼児向けが多い。小学生や中学生向けが少ない。中学生向けをあまり見かけたことがないが、開催することがあるのか。また、横尾地区周辺には、公民館とふれあいセンターがあるが、小学生向けの講座を開催しているのか。

 【滑石公民館】
滑石公民館は、社会教育を推進している立場。横尾、滑石ふれあいセンターは地域のコミュニティの場。公民館では、元小学校の校長先生だった方が、社会教育指導員として指導にあたっている。公民館では、自治公民館やふれあいセンターで講座を開催したいという場合にサポート・支援している。昨年も、ふれあいセンターで、夏休みなど子ども向けの講座を行った。
中学生向けの講座は、実際のところできていない状況であるが、小学生向けであれば夏休みに講座を行っており、学びを提供している。

【会長】
いろんな世代での講座というのがあるが、公民館で立ち上げていくものと、地域コミュニティからやっていくものがある。コミュニティの代表の視点でのご意見をお伺いしたい。

【委員】
社会教育の定義の中に青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動とある。土井首のふれあいセンターでは年間講座を行っているが、中学生対象や成人を対象とした講座が少なく、高齢者が主体で若い人はほとんど来ない。南部地区には7つの連合自治会があるが、後継者問題もあり、青年会議を年1回開催しているが、青年といっても40代、50代が主であるため、今年から若い人とつながるための活動を始めた。
若い人、青年が興味を持つような講座は大事であると考える。土井首地区はふれあいセンターがあるので、南、三和、香焼公民館への関心が薄く、自治会の回覧でも案内などは回ってこないので、公民館の講座のことをほどんどの人は知らない。
公民館講座では、中学生、高校生が興味を持って参加できるような講座を考えたほうがいいのではないか。

【会長】
公民館に興味を持ってもらうためには、講座の中身の部分にも工夫が必要である。その点で、文化団体からご推薦の委員からご意見を伺いたい。

【委員】
中学生や高校生は大人と変わらないぐらいとても忙しく、興味があっても学校の都合で行けないのだと思う。
ダンスに行きたかったが定員いっぱいで、隣には踊りの講座があった。せっかく来たので踊りをやってみようと、踊りの講座に入る。講座を受けた後も、そのまま残って自分たちで時間を作って続けている方も多い。
たまたま公民館が企画した講座で仲間ができて、そのまま公民館を使って、30年、40年続けている人もいる。そういう場を提供していただける公民館はありがたい存在だと思う。
周知の難しさは自分も常々思う。広報ながさきの講座を見るのが好きで、最近時間ができたこともあり、私も習いたいなと思っている。しかし、広報ながさきには掲載していても、なかなか目に止まらないのは確かである。手続きを待つ場所や待たなければいけない場所、例えばバス停などにチラシがあれば、退屈なので手に取って見たり、持ってバスに乗ったりするのではないか。地域の待つ場所にそういう情報を置いたほうがいいのではないか。

4 長崎市の現況について
  【事務局から、長崎市の公民館の現況について説明】

【会長】
様々な計画的に整備がなされていることはよくわかったが、この2年間のコロナの影響というものが講座数や利用者数に大きく影響しているなと感じた。

【委員】
コロナの状況で、利用者数や講座数が減っているのは承知しているが、コロナに対応して、オンデマンドとかオンラインでの講座の話があったが、令和3年度にそれぞれの各公民館でオンデマンド、オンラインの講座はどれくらい開催されたのか、数字を把握していればお聞きしたい。
また、今後、講師の先生方が、しっかりと講座をしている内容をきちんとアーカイブに残して、それがいつでも見ることができる状況にすることが大切であると考える。アーカイブとして記録することで、こういう講座をしてくれる先生だと、講座を企画する人たちが、把握できることが今後の公民館の講座の充実につながるのではないか。
オンデマンド、オンライン講座の記録を残しているのであれば、きちんと評価して今後の公民館の企画に活用すべきである。公開できるのであれば、それを周知、啓発することで、障害を持っていて公民館に行けない方とか、ハードルがあって公民館に行きにくい方にそれを提供することによって、生涯学習の学びの機会の提供につながるのではないか。長崎市として今後の方向性を見出したらいいのではないか。
 夏の子ども講座で、中学生対象の講座が南公民館にはある。中央公民館は小学生からと書いてあるので中学生も含まれていると思うが、書くと書かないのでは違う。中学生ときちんと書いてあげると中学生の子も僕たちも来ていいのかと思う。書かないとわからない。南公民館のような表記をしたほうがよい。

【会長】
講座の先生方のされていることは、それぞれの公民館の財産である。記録を残すことで、運営にあたって様々な活用に広げられると思うので、是非、アーカイブ化を取り入れていただきたい。

●議題5 公民館の活動事例について
【東公民館から、にこセン子育てフェスタなど活動事例を発表】

【委員】
東公民館の取組は、とてもいいと思う。子どもが小さかったら、参加していると思う企画がたくさんある。
その中でも、おもちゃ病院に関しては、子どもに物を大切にする心を持ってほしいので、親としてありがたい。

【会長】
東公民館の以外の公民館もいろいろな取り組みをしていると思うが、中央公民館でインターネットを使った講座について教えていただきたい。

【中央公民館長】
昨年度、通信技術、Zoomを使った講座を実験的に行った。6講座7回。春と秋の講座の説明会をオンデマンドで行い、YouTubeにアップした。一つ課題ができたのが、講座は発信できるが、高齢者が受信できる環境がほとんどないということ。
今年は、受信する環境を作っていく。そのために今年の秋の講座で、高齢者の方に、スマホやタブレットを使った講座、中央公民館の発信するものが受信できる講座を実施する。まずそこから手がけたい。今年は、中央公民館や市民会館にまずは関心を持ってもらい、講座を受講につなげていくための仕掛けづくりに取り組む。

【会長】
他の公民館の活動状況もお聞きしたいところだが、本日は時間となった。

【事務局】
先ほど、ご質問のあったオンデマンドやオンラインの講座の件数だが、中央 公民館と北公民館が行っており、中央公民館は、先ほどの館長からの説明のとおりで、北公民館は、昨年度から引き続きYoutubeに挙げているものを含め、延べ52本である。

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電話番号:095-829-1124

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