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更新日:2022年6月15日 ページID:038774
原爆被爆対策部 被爆継承課
令和2年度第1回 長崎原爆遺跡調査検討委員会
令和3年2月8日(月曜日) 15時00分~
長崎原爆資料館地下1階平和学習室
・前回会議での意見・指摘等への対応について
・山王神社の調査について
事務局
〔前回会議での意見・指摘等への対応について説明〕
〔令和2年度の山王神社の調査について説明〕
山王神社境内の大クスの下にある四の鳥居の部材を覆っている土を掘削して残存状況を確認した。
山王神社に存在する石垣等の石材の被爆の痕跡について、地質学・岩石学の専門家の所見が得られた。同様の安山岩の加熱実験により、安山岩が全体的に茶褐色化し、特定の鉱物が顕著に変色することも観察された。
委員
〔主な意見〕
石材がどのくらい茶褐色化しているかということを逐一調べていくことが意味のあることかどうかを含めて今後の課題として検討するとよい。山王神社境内に残存している四の鳥居の部材が右と左とどちらの柱か分からないということに対する手がかりが出るのかという期待もあるので、その妥当性も含めて検討してほしい。
石材の変色している部分は今回調査した石垣以外にもある。それが熱線によるものか調査することの意味がどれほどあるのかということを専門家に相談し方向性を確かめた方がよい。調査対象がどんどん広がってしまう懸念がある。
調査成果がどのように活用できるかを検討し調査を進めていく必要がある。
安山岩の加熱実験の温度と継続時間が実際の原爆の熱線による条件と違うと反応が異なる可能性もある。
目標に向けて、十分調査ができたところ、不十分なところを整理して今後どのようなことが必要かという項目をピックアップしたり、成果が出ているところについてはまとめに向けてどういう知見が得られているのか整理したりしてほしい。
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