ここから本文です。
更新日:2022年4月1日 ページID:038423
原爆被爆対策部 調査課
令和4年第1回平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会
令和3年12月21日(火曜日) 14時00分~
長崎原爆資料館 会議室
1 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
2 「平和への誓い」代表者募集要項について
3 「平和への誓い」代表者選定審査方法について
4 会議の公開・非公開について
議題1 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
【事務局】
配布資料(P1)に基づき説明
【委員】
第1回の会議が前倒しになったのはどうしてか。
【事務局】
現在の委員の任期が今年の1月からだったため、前回は1月に開催したが、委員の任期が2年間であり1月に改選がないことなどから、今回は12月に開催させていただいた。
議題2 「平和への誓い」代表者募集要項について
【事務局】
配布資料(P2~P8)に基づき説明
【委員】
応募資格の1番目の要件について、『「自らの被爆体験」を語ることができる』とあるが、被爆体験だけではなく、被爆後の人生や苦労などの「平和への思い」も含まれるのではないか思うので、『「自らの被爆体験」と「平和への思い」を語ることができる』としてはどうだろうか。「平和への思い」ということが、被爆後の人生も含めてと分かればいいが。「自らの被爆体験」だけというのは、どうなのかなという気がする。
【委員】
被爆体験とは、8月9日にどのような体験をしたかということか。
【委員】
そうです。
【委員】
その後の人生も含めた体験と解釈するのは難しいかもしれない。
【会長】
ただ、「平和への思い」と、被爆後の人生でいろいろな差別や悩みはあったことは、必ずしもイコールではない気がする。「思い」は、その人の考えも入るので、「自分が思う平和」というか、平和活動への考え方など、そういう部分で広くなってしまう気がする。その辺はどうだろうか。
【委員】
被爆体験を覚えているということは10歳前後以上の方ということになる。私は4歳10ヶ月で、6キロ地点での被爆のため、そんなに生々しい被爆体験はないが、その後の生活苦や家庭崩壊といったことも聞くし、それを入れると幅広くなるので私は賛成したい。
【委員】
例えば、私は2歳2ヶ月で被爆したため、自身の被爆体験は語れないが、私が応募する場合は被爆者として、その後の77年間の人生での思いを語ることで応募できるかということか。8月9日の直接の体験を語らなくてもいいということですか。これからはそのようになっていく可能性がある。
【会長】
今後、実際に自身が救護活動に当たったというような人が少なくなるのは当然。ここでは自らの被爆体験となっているが、今後は十分そういうこともあるかと思う。ただ、やはり被爆体験を語ることができる人の言葉を今だからこそ拾っていくべきなのではないかという気がする。選考で被爆体験の具体的な話が出れば、当然優先度は高くなると思う。ただ、「門戸は広く」ということであれば「平和への思い」という言葉を追加するか、「被爆後の体験、経験、人生」ということも含めるかを事務局で考えていただくことでよいか。
【事務局】
では、事務局で案を検討し、会長と調整させていただく。
(委員了承)
【会長】
また、前回の代表者は平和活動の豊かな経験がある方ではなかったが、必ずしも経験がなくても自分の言葉で非常に強い発信力を持っている方もいると思った。活動が全くない方を選ぶ訳にはいかないと思うが、「核兵器廃絶、世界恒久平和の実現、被爆者援護の充実、被爆体験の継承等の活動に取り組んでいる」の項目は、少し柔軟に考えていいと思うがどうか。
80代になって「やはり残さないといけない」と初めて思い立つ方もいる。前回の選考でそういう方も含めて対象者にすることでいいと思ったが、その点はいかがか。
(委員賛成)
【事務局】
では、その点も事務局で文言を検討し、会長と調整させていただく。
【事務局】
一つ提案だが、この要件は必ず満たさなければならない要件になっているが、昨年1名「全く活動実績がない」ことで失格になった方がいる。選考時に活動も考慮して検討するということであれば、応募資格から「活動に取り組んでいるかた」を外すことも可能かと思う。いずれにしても会長と調整し、その結果を皆様に報告するということでよいか。
(委員了承)
【会長】
経験の多寡で判断する必要はないのではないかということ。
昨年、私が「女性の応募が少ない」と申し上げ、それが影響したかはわからないが女性が選ばれた。
また「外国人の方はだめか」という発言もあったが、これは募集要項に「国籍は問わない」とあるので、日本語でなくてもよいということだっただろうか。
【事務局】
その点は、資料2ページの3番の応募方法(1)の下の米印の最初に「応募に必要な書類は、どの言語で記載いただいても構いません」と記載している。
【委員】
前回、海外から応募はあったのか。
【事務局】
なかった。公募1年目と2年目にそれぞれ1名あったが、それ以降はない。ただ、過去の海外からの応募者には毎年公募のお知らせは行っている。
【会長】
ちなみにどちらの方か。
【事務局】
米国です。
【会長】
韓国在住の韓国の方で、長崎で被爆した方からは応募はあっていないか。
【事務局】
今のところはあっていない。
【委員】
1年目と2年目はどのように広報したのか。
【事務局】
海外にも被爆者団体があるので、そちらに書類を送らせていただいた。
【会長】
いろんな国に(被爆者団体が)あるのか。
【事務局】
米国・韓国・台湾・ブラジルにあったが、昨年末にブラジルの団体が解散したため、今回はブラジルへの周知は難しいと思う。
【委員】
中国にはないのか。
【事務局】
我々が把握している限りではない。
【会長】
ほかに質問等はあるか。
(質問等なし)
【会長】
よろしいか。それでは次第の3「平和への誓い」代表者選定審査方法について事務局から説明をお願いする。
議題3 「平和への誓い」代表者選定審査方法について
【事務局】
配布資料(P9)に基づき説明
【委員】
第2回審査会の評価の観点の部分は先ほどの話を踏まえ、「被爆体験」だけではなく、「人生経験」などと記載したほうがよいと思う。評価の観点の2番目も「表彰歴や活動の多寡は問わない」など、一言あればよい。
【事務局】
先ほどの部分も含め、会長と調整させていただく。
【委員】
応募者は、この選考方法、例えば映像撮影については、「やりやすい」、「やりづらい」とか「難しかった」といった意見はなかったか。
【事務局】
特になかった。数回取り直すようなことはあったが、それに対して御意見はなかった。
【委員】
もう少しじっくり自分の考えを聞いてほしいなど、不満を持たれた方はなかったか。
【事務局】
確かに最初の頃はどうしても5分を超えてしまう方もいたが、現在は本番が5分のため、「5分でお願いします」ということでお願いしている。
【委員】
そこは十分説明してほしい。
【会長】
前回は全員事務局で撮影したのか。
【事務局】
1名、県外の方には家族に撮影した映像を送ってもらった。コロナウィルス感染症の拡大状況次第では今回も前回と同じようになるかもしれない。
【会長】
ほかに質問等はあるか。
(質問等なし)
【会長】
では、基本的に事務局の案のとおりとする。
議題4 会議の公開・非公開について
【事務局】
配布資料(P10~P13)に基づき説明
【会長】
やはり、応募の段階で個人が特定されることは必ずしもよくないのではないかと思うが、非公開でよいか。
(委員異議なし)
【会長】
では、従来通り非公開で審査する。
【会長】
最後に全体を通じて、意見などはないか。
【会長】
それでは、議事が終了したので、進行を事務局にお返しする。
【事務局】
それでは審査会を閉会する。
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く