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令和3年度第1回長崎市高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会 全体会

更新日:2022年4月1日 ページID:038421

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

福祉部 高齢者すこやか支援課

会議名

令和3年度第1回 長崎市高齢者虐待防止ネットワーク運営委員会(全体会)

日時

令和3年8月5日(木曜日)19時00分~20時30分

場所

長崎市役所本館5階 大会議室

議題

(1) 令和2年度 長崎市の高齢者虐待の実態について
(2) 令和3年度    高齢者虐待防止に向けた取組み予定について

審議結果

議題(1)
●令和2年度 長崎市の高齢者虐待の実態について

【事務局】
 配布資料に基づき説明を行う。

【委員長】
 全国に比べ、長崎市では警察による相談・通報の割合が少ないが、その理由は、警察への通報に至る前に家族や介護、医療関係者による把握ができているからと考えてよいか。

【事務局】
 そのように考えている。その結果、警察からの相談・通報は事件化しそうな傷害ケースが多く、警察による介入後に情報提供を受け対応している。

【委員長】
 長崎市では医療機関従事者による相談・通報が3位にきている。これは、長崎市の医療機関従事者が、全国と比べ、親身になって相談しやすい環境を作っている結果ではないかと考えられる。

【委員】
 長崎警察署では、高齢者虐待として認知し長崎市に通報した件数は、令和2年度は5件、令和3年度はすでに6件ある。
 また、警察では虐待に至る前の相談については、相談窓口として長崎市や地域包括支援センターを紹介しており、その際は警察から長崎市へ通報は行っていない。そのため、全国に比べ警察による相談・通報の割合が低いのではないかと考えられる。
 なお、高齢者虐待は長く生活を共にしている家族間でのことでもあるため事件化を望まないことが多く、令和2年度以降は事件化したケースは0件だが、令和元年度は、叩かれて多くの痣を作った悪質なケースがあり、その際には事件化し被虐待者の保護を図っている。このように事件化したケースでは、隔離や保護対策を講じながら迅速に対応していきたい。

【委員長】
 被虐待者の性別・年齢について、長崎市では女性が圧倒的に多いようだが、次回は、全国と比較したものを示していただきたい。
 また、令和2年度は新型コロナウイルスの影響により、各団体の皆様もこれまでに経験したことのない対応を要し、大変な状況で過ごしてこられたと思うが、高齢者虐待に関して、例年にない印象を受けたことや苦労したこと、あるいは工夫した対応があれば後日ご紹介いただきたい。


議題
●(2) 令和3年度    高齢者虐待防止に向けた取組み予定について

【事務局】
 配布資料に基づき説明を行う。

【委員】
 長崎市が、高齢者虐待の発生要因として高い介護疲れや介護ストレスに対して、家族介護教室を始め様々事業に積極的に取り組んでいることを有り難く感じている。
 家族介護教室では、どのようなことをテーマに開催しているのか、また、参加者はどのような反応を示しているのか様子を教えていただきたい。

【委員】
 介護技術や介護に関する知識を学ぶことや、アロマや体操などを通したリフレッシュ、介護者同士の情報交換などを行っている。

【委員長】
 事務局から追加の報告はないか。

【事務局】
 令和2年度は、例年に比べて虐待者からの相談・通報が多かったが、虐待者としても、ストレスを抱えてこのままではいけないと感じ自ら通報してきたと考えられる。
 市としても、虐待者や虐待してしまうかもしれないと感じている養護者が自ら相談できる体制を、委員の皆様が所属する団体とともに作っていければと考えているためご協力をお願いしたい。

事務連絡
●その他

【事務局】
 長崎県が作成した高齢者虐待防止パンフレットをご紹介させていただきたい。このパンフレットは、養護者に寄り添ったものとなっており、高齢者虐待の疑いがある養護者にも紹介しやすくなっている。 各団体でも、様々な場面でご活用いただきたい。

【委員】
 実態報告にあった虐待の深刻度の5段階評価は、何に基づいて誰が判断しているのか。

【事務局】
  年1回、国が行う高齢者虐待の実態調査の項目の一つであるが、その調査内容に基づき、実際に対応する長崎市総合事務所と地域包括支援センターで判断している。ただし、評価の基準については同じ叩くという行為でも、状況や関係性により深刻度が異なるため、目安として見ていただきたい。

【委員】
 同居している中で被虐待者が声をあげるのは難しいと思われるが、周りの者からしたら、そこまでひどいことを言わなくてもという家族も結構いる。
 どこから虐待とみなすかの判断は非常に難しいが、もっと地域の中で、そのような状況にある方の声をもっと拾い上げる仕組みを作っていかないと、実態報告が現実にそぐわなくなるのではないかと懸念している。

【事務局】
 養護者からは、労いの声をかけてもらうだけでも、理解されていることがわかり救われるとの声が聞かれている。皆様には、虐待防止の観点からも、まずは養護者への労いの声かけをお願いしたい。また、あらためて部会でもご審議いただきたい。


―協議終了―

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