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令和3年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

更新日:2022年4月1日 ページID:038420

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 健康づくり課

会議名

令和3年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

日時

令和3年11月17日(水曜日) 19時00分~20時30分

場所

長崎市男女共同参画推進センター アマランス研修室1・2

議題

1 開会 
2 委員及び職員紹介
3 議事
(1)令和3年度上半期の主な取組みと今後の計画について 
(2)令和3年度市民健康意識調査の結果について
(3)「第2次健康長崎市民21」計画期間の延長について
4 その他

審議結果

1 開会

●資料確認
●市民健康部健康づくり課長挨拶

2 委員及び職員紹介

3 議事

 (1) 令和3年度上半期の主な取組みと今後の計画について

(事務局)

それでは、これより、議事3に進めさせていただきます。

これ以降の議事進行につきましては、真崎会長お願いいたします。

(長崎市医師会 会長)

早速ですが、議事にそって進めてまいります。どうぞよろしくお願いします。それでは、議事3(1) 令和3年度上半期の主な取組みと今後の計画について事務局より説明をお願いいたします。

(事務局説明)

資料1に沿って説明

健康長崎市民21の普及啓発につきましては、生活習慣の見直しと自主的な健康づくりに対する意識向上を図ることを目的に、地域の保健医療・職域等の関係団体との協働により、市民を対象に生活習慣病の発症及び重症化予防のための普及啓発を行いましたので、本年度上半期の主な取組みについてご説明をさせていただきます。

資料1の1ページをご覧ください。

ア イベント等による健康長崎市民21の普及啓発の(ア)イベントの開催としましては、例年、春の健康まつり「元気がいちばんたい!健康まつり」として、長崎ブリックホールにて、関係課及び関係団体のご協力により、各種健康チェックや健康相談、及び5大がん検診と歯科健診の同時開催をし、今年度は、感染対策として予約制の形をとったうえで、さらに特定健診の同時開催に向けて準備をしておりましたが、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大により中止となってしまい、当日パネル展示予定であった健康に関する情報を、市のホームページに掲載するのみとなりました。

また、浜の町アーケードにて長崎県国保連合会との協働により実施している秋の「がんばらんばキャンペーン」においても中止となっております。 

春の健康まつりとしてブリックホールにて、5大がん検診との併設にて3年開催しており、少しずつ市民にも定着しつつありますので、次年度こそ、特定健診を追加した形で、感染対策を講じて、関係課及び協力団体との協働により実施したいと考えています。

次に(イ)多様なイベントへの参加についてですが、令和元年度までは、多様なイベントに出展することで、イベントの参加者の年齢層が30代前後の子育て中の家族も多いことから、日ごろの保健活動では、なかなか啓発できない若い世代への啓発の場となっておりましたが、昨年度以降、ほとんどのイベントが中止となり、イベントに参加しての普及啓発はできず、今年度は、2ページに記載しているように、エコライフ・フェスタのみとなっています。今後もイベントの開催は望めない可能性が高いことから、多様なイベントに参加しての普及啓発に代わる取組みの必要があると考えます。

次に、イ ホームページや広報紙の活用及びパネル展示等による普及啓発として、(ア)ホームページの活用につきましては、市のホームページに多様な健康に関する情報を掲載しております。しかし、委員の皆様も健康に関する市のホームページをご覧いただいた際に感じていらっしゃるのではないかと思いますが、検索しても、なかなか調べたい情報にたどりつけなかった等分かりづらいという声を聞いており、今後は、今まで以上に分かりやすい情報掲載が望まれることから、現在、各担当にて掲載のレイアウトを見直しているところです。

(イ)3歳児健診での保護者向けの健康情報のリーフレット等の配付につきましては、昨年度から各総合事務所の協力により実施しております。

(ウ)広報ながさきでは、元気予報の欄に健康に関するワンポイントアドバイスや健康情報を掲載しております。ワンポイントアドバイスの掲載内容は、3ページに記載しているとおりです。

(エ)長崎市立図書館での情報発信として、健康づくり課では「禁煙週間」や「がん征圧月間」に併せてパネル展示や手作りのミニ情報の台紙を挟んだポケットテッシュ・栞を配布しました。また、4ページにあるように、3月には昨年度同様、「女性の健康週間」に併せてのパネル展示を計画しております。

また、資料への記載以外にも、地域保健課ではこころの健康の普及啓発として、「ギャンブル等依存症問題啓発週間」や「自殺予防週間」、「アルコール関連問題啓発週間」に併せてのパネル展示等を実施しており、3月の「自殺対策強化月間」にも実施予定です。

次に、ウ 「健康増進普及月間」における取組みについて説明いたします。

関係課において、年間を通じて多様な取組みを実施しておりますが、その中で、9月の取組み内容について資料に掲載しております。表に☑が入っている内容については、計画はしたものの新型コロナウイルス感染拡大や大雨等のため中止及び延期となったものです。

6ページをご覧ください。

エ 青年前期への普及啓発として、平成26年に「がん教育総合支援事業」が開始され、がん教育が必須カリキュラムとなったことから、長崎市教育委員会の健康教育課を通して、今年度6月の長崎市立中学校保健部会にて、健康づくり課職員が中学校へ出向いて健康講話をさせていただきたいので希望される学校はぜひ申し込みをしてほしい旨を説明させていただき、昨年度に引き続き、長崎市立片淵中学校にて「増えている大腸がん」という内容にて実施することができました。資料にも記載しているとおり、講話を聞いた生徒の反応はよく、がん検診の必要性や自身の生活習慣を見直すいい機会になったのではないかと感じています。

今後も、引き続き、市民、地域、企業、保健医療関係団体と協働しながら、コロナ禍という環境において健康7分野の各活動を積極的に展開していく中で、市民に分かりやすい形となるよう工夫しながら、効果的な健康づくりに関する情報発信をしていきたいと考えております。

(長崎市医師会 会長)

はい。ありがとうございました。

それでは、事務局からの今の説明を受けて、委員の皆様から疑問点・ご意見をお願いしたいと思います。

疑問点やお気づきの点等いかがでしょうか。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

今の説明を聞き、コロナ禍の中において、様々な取組みをされているのではないかと思いました。そこで私ども全国健康保険協会はというと、けん診の受診率向上に向けて様々な取組みをしています。その取組みの一つに、長崎市にお住まいの協会けんぽ被扶養者の方を対象に、長崎市のがん検診と私どもの特定健診を同日に受診できる集団健診を行わせていただいておりますが、今年度は、11月の来週に長崎ブリックホールにて、12月には南部市民センターで実施予定となっております。長崎ブリックホールにおいては、定員360人のところを、今現在500人を超える申込みをいただいております。また、南部市民センターにおいても、定員120人のところを、既にその人数を超える申込みをいただいております。いずれも、定員を超える申込みがあっており、市民の皆様のけん診に対する強い関心というのが伺えます。このことから、長崎市にお願いしたいこととして、来年度は協会けんぽとしてもぜひ定員数を拡大して、実施していきたいと考えておりますので、長崎市のご協力をぜひお願いしたいと思います。私からは以上です。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございました。今の意見に対して事務局はいかがでしょか。

(健康づくり課長)

ご意見、ありがとうございます。これにつきましては、今後も、協議を重ねながら、一緒に実施していく形で協力していきたいと思います。コロナ禍になってから感染防止対策のため、集団けん診自体を完全予約制としたことから、受診者数が例年に比べて少し減っていることはあります。ただし、今後はコロナの感染状況を見据えた上で、定員数というのも少し緩和したり等見直していく必要があるのではないかと考えております。ぜひ、今後も一緒に協力して実施していきたいので、よろしくお願いします。

(長崎市医師会 会長)

会場はどんな感じで実施していますか?

(健康づくり課長)

会場は、さきほど説明にもあったように地域の現状に合わせた形で実施をしています。よって、今後、例えば東長崎の地区での開催が必要ではないかということであれば、今までの実施会場との組み換えができるかどうか等含めての検討をしていきたいと思います。会場を変えるための色々な確認事項や手続等ある中で、私たちもできる範囲で、お話をさせていただければと思いますのでお願いします。

(長崎市医師会 会長)

コロナ禍の今、実施するためには、広いスペースが必要になってきます。しかし、広いスペースで実施すれば、定員数を増やすこともできるのではないかと思います。

その他いかがでしょうか。よろしいですか。 

事務局の方から、何か、今日委員のかたがたくさん来られていますので、この際聞いておきたいこととかありましたらお願いします。

(事務局)

昨年度から新型コロナウイルス感染症拡大により、今までと同じやり方での普及啓発ができにくくなっており、私どもとしましても、健康に無関心な方々に何とか健康に関する情報発信をして、ご自身の健康に関心を持ち、健康づくりへ行動していただけるような効果的な普及啓発をしていきたいと考えております。元年度から市立図書館との協働により、図書館の利用者に対する普及啓発に取り組んではいますが、他に何かいい取組みがないものか、ぜひ、委員の皆様からのご意見を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。

(長崎市医師会 会長)

なかなか難しいテーマになってきましたが、それぞれの団体において、コロナ禍における普及啓発について、こういう方法に切り替えている、またはこういうやり方はどうかというご意見があれば発言をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。実際取り組みをされているところはありますよね。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

全国健康保険協会では、広報活動として、先月10月には、テレビコマーシャルをしたり、あとは路面電車とかJRの改札にポスターを掲示したりしています。他にもYouTubeのほうでコマーシャルを入れてみるという活動もしております。また、メールマガジンみたいなものを発信ということも実施しています。

(長崎医師会 会長)

ありがとうございます。YouTubeとかは、私自身はあんまり見ないのですが、若い人はよく観るのでしょうか。YouTubeを見ながら 別の新しい情報をまたキャッチするということは 若者の間で最近起こっているみたいですがどうでしょうか。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

そうですね。最近テレビを見ていると、YouTubeを見ているというかたが多いみたいだということですので、YouTubeがあるからCMをちょっと入れさせてもらっているということはしています。

(長崎医師会 会長)

ありがとうございます。その他いかがでしょうか。

(長崎大学大学院 委員)

ちょうど長崎大学の1年生、18~19歳の学生たちに、栄養と健康に関しての授業をしておりまして、今日ちょうど委員の皆さんにお知らせするいい案がないだろうかということで、今日の午前中に、18~19歳の学生たちに、アイデアを書いてほしいとお願いしたのですが、その結果、やはりSNSとかYouTubeという意見でした。他には、資料にもありましたように、元気予報ということで、今こういう生活を続けていると、10年後はこういう風になるといった、今の生活のあり方次第で、未来の姿の差がどうなるかということが解ると僕ら若い者は情報の受け止め方が違うと思うという意見もありました。まだ若く健康に不安がほとんどないかもしれない世代の人たちでも、将来の姿を描けることができるような情報だと、受け止めやすく、その後の行動もまた変わってくるのではないかと思いました。

(長崎市医師会 会長)

大変貴重なご意見ありがとうございます。他にはありませんか。

(長崎市PTA連合会 委員)

いま小学校・中学校では、ICT教育が進んでおりまして、1人1台のパソコンを子どもたちが持っております。さらに来年度からは持ち帰り授業といって、そのパソコンを家に持って帰って、そのパソコンを使って宿題・課題をするという教育方法に移っていくのですが、それでPTAの方でもそのパソコンを使わせていただくことで、ペーパーレス化へ移行していきたいと考えていますので、そこに、例えば、さっきおっしゃっていた動画のような情報を入れて、保護者も子どもと一緒に見てもらう、そうしたら、親子で学ぶ機会となっていくのではないかと思っています。健康や命というのはとても大事なことだと思いますので、片淵中学校への取組みの時と同様に、教育委員会に協力をお願いして実行するという形もありではないかと思います。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。

私自身、若い人に接する機会がなかなかないので、先ほどの有馬委員の意見や堀田委員の意見は、どちらもなかなか貴重な意見だと思います。

その他いかがでしょうか。

(長崎市民生委員児童委員協議会 副会長)

先ほどからお話が出ている若いかたへの啓発というのがとても大事だと思います。なかなか、就職して仕事を始めてしまいますと、機会がない等いろいろなことを言い訳にして、取り組まなくなってしまったりすることが多いと思います。私たちのこの健康長崎市民21の取組みの中でも、今までそのことが、ずっと大きな課題となってきました。やはり資料にも書いてあるとおり、青年前期という若い世代からのこういう健康に対する勉強会のような取組みを、折りにつけ実施していくことはとても大事なことではないかと思いました。これからもそういう機会をどんどん増やして実施していただきたいと思います。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。若い方への情報提供ということも大切であり、また従来どおり壮年前期である40歳以上のかたにどう情報提供をしていくかという、この2点を同時進行で進めていかなければいけないと思いますけれども、その辺りはいかがでしょうか。吉村委員どうでしょうか。

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

現状として私たちの団体でも、いろいろな事業、例えばウオークラリーやまつりを開催しており、先日実施した市民体育・レクリエーションまつりでは、親子連れで参加されるかたが多く、300~400名のかたが参加されました。

市の普及啓発は、どうもチラシを配るだけで終わってしまっているという傾向があるので、やはりそこでもう少しPRができるように、「これどうぞ」というチラシ配付だけではなくて、そこでちょっと健康相談をする等1対1で対応をやっていかないとなかなか市民の方は実行できないし、事業にも参加していただけないという気がします。それだけまだ健康に対する意識が低いのではないかと思います。今月23日は親子ウオークラリーを中央公園で開催します。そういう機会を利用して、市の相談コーナーを設けてもらえば、こちら側としても助かります。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。他にありませんか。

(連合長崎・長崎地域協議会 委員)

若いかたへの啓発活動ということではSNSの活用は有効だと思いますけれども、私たち世代では、SNSをされている方も少ないので、例えば企業に働きかけてポスターを掲示してもらうというのはどうでしょうか。また、私たちは労働組合ですので会社と交渉していく中で、健康診断の検査項目を増やしたり、受診回数を増やしたりという取組みも行っています。実は、私自身、2~3年前に大腸検査でポリープが7つ見つかり、摘出したという経験もあります。その時は、初めての大腸検査、つまり会社の健康診査のメニューの大腸検査を初めて受けて、私の場合は見つかったポリープは良性だったので良かったのですが、悪性が見つかり、手術もされたという方も数名いらっしゃいました。幸い早期だったので、命に別状はなかったのですけれども、職場の健康診断のメニューに大腸検査を入れて良かったと実感しました。他にも、以前からPET-CTの検診の料金に対して会社から補助を出すことで検査を受けやすくしてほしいという交渉も行っているのですけれども、最近テレビでN-NOSE検査(尿1滴でわかるがん検査)のことを知りましたので、今後会社との交渉の中で、そういうことも取り入れていけたらと思っています。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。他にありませんか。

(長崎市薬剤師会 委員)

薬剤師会でも研修会等よく実施しておりますが、今はやはりコロナ禍で集まれないということがありまして、SNSやLINE、Facebookにて研修会の案内周知等、いろいろな方法で情報の発信をしております。研修会についてはGoogle Meet(ビデオ会議アプリケーション)を利用してのWeb研修会の形で、200~300人が受講できるよう、今そういうシステムを作り上げて作動しております。また、長崎県が実施しております「長崎県職場の健康づくり応援事業」では、依頼を受けた企業に対して、薬剤師が講師として派遣させていただいて、健康に関する講話をするという事業もあるのですが、まちまちです。いろいろなところでコロナ禍だけれど、実施してほしいとの声をいただいたりしているのですが、どういう形で実施しようか、オンライン講習をしていこうかと、その時の感染レベルのステージに合わせながら対応しています。今、オンライン講習ができるようなシステムを作り上げていっており、オンラインでもいいから実施してほしいという声もいくつかいただいておりますので、薬剤師会としては、安全な環境の中で、受講者の皆様にしっかりと有意義な情報が提供できるよう体制構築をしているところです。体制が整いましたら、また行政の方ともお話しできればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(長崎市医師会 会長)ありがとうございます。先ほどの山口委員のご意見を聞き、やはり職員への研修の重要性を感じます。以前、私が関わった職員健診があるのですが、健診を受けっぱなしというか健診の結果、コレステロール値が上昇しており治療したほうがいいのにも関わらず、症状が出ないためかその後2~3年ずっと治療を受けずに、そのままにしていたという方が結構多いです。目の前にせっかく情報があるのに、そのまま素通りしてしまっているので、そこを何とか行動変容までつながればいいのにと思います。血圧が高い人はまだいいのですが、高脂血症や消化器系の病気に対しては、関心が低い傾向が強いので、そういう点をしっかりと対応していく必要があると思います。他にいかがですか。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

所属は聖フランシスコ病院の管理栄養士です。やはり私たちも研修はすべてWEBにて実施しており、WEBがいちばん主流だと思います。会議室のような会場とそれからWEBという形も行われております。若い人たちだけでなく、私の年代も含め、高齢者のかたでも、結構皆さん、昔と比べてパソコンをよく使用されておりますので、WEBによる方法が、広く情報発信できるのではないかと思います。例えば調理実習についても、調理できる会場に受講者の皆さんがいて、講師がもしその会場に行けなければ WEBにて他の場所で調理しながら指導内容を発信する、すると1カ所のみでなく、同時に複数の会場を作り、講師は1人で指導するということもできると思います。今からはそういう時代なのかと思っていますので、高齢者も私たちもWEBにて情報発信を広めていけたらいいかと思います。 

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。リモートですね。いまWEBというツールを使ってしっかり健康に関する集まりの場を作っていくという意見が、薬剤師会の方及び栄養士会から聞かれました。医師会でも同様なことをやっています。

看護協会も実施しているのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

(長崎県看護協会県南支部 委員)

研修会はリモートで行っております。ただ、コロナ禍となるまでは、市民の皆様の健康増進というか、健康に向き合うための機会として、まちの保健室活動を行っていたのですが、コロナ禍になってから全くその活動ができなくなっているというのが現状です。どうにかできないものかと数名の委員で協議を重ねたのですが、結局SNSとか、いま西本委員の意見にあったように動画、YouTubeでなんとかできないかという計画までは立てたのですけれども、結局それが一切できていないという現状です。また対象者となる高齢者の方々にはSNSやYouTubeの使い方は難しいのではないかというのが課題です。

(長崎市医師会 会長)

高齢のかたの中にはなかなかWEBを使えないという方も多く、そうなると、SNSやYouTube等を使う年齢は限られるのかと思います。小泉委員どうですか。

(長崎県理学療法士協会 委員)

ここ2年間当協会もすべて啓発活動は中止になっております。ただ当協会の場合は、感染ステージにより行政のイベントが中止になっていると、当団体としてもやりにくい部分がありまして、行政が警戒して中止しているにも関わらず、私たちが実施、例えば街角に立ちますというのはなかなかできない。所属施設のいわゆる業務指針といいましょうか、その感染ステージによる束縛があり、この2年間ほとんどできませんでした。ただ、その代わりとして、当協会でもオンラインシステムがかなり充実し、会員の研修会もその規模に関係なく、オンラインにてできるようになっているのですが、まだ普及啓発として活用するところまで至っていません。今日お話を伺いしましたことを、団体の中でも活用できるよう協議していけたらと思います。

また、当協会では、今まではやはり高齢者のかたの体力・健康維持をメインでやってきましたが、ようやく今年、長崎県の健康増進課との協働により、中年層に対する働きかけの動きがでており、遠方の平戸や島原にて取組みを始めております。その際の健康づくりの私たちの今回のテーマは、骨粗しょう症というテーマにて取り組んでいるところであり、そのためのリーフレットを現在作成中ですので、出来上がりましたら、市のイベント等にも使わせていただきたいと思っています。今後は、先ほどご意見がありました中学生や小学生といった年代に対して、私たちの協会でも運動やスポーツといった視点から、健康づくりや栄養に関心を持っていけるような取組み内容を考えていけたらと思っております。どうぞよろしくお願いします。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございました。各委員の皆様から色々な意見が出て、参考になりました。

では、ちょうど時間になってまいりましたので、議事の(2)令和3年度市民健康意識調査の結果について、事務局から説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

(事務局説明)

●資料及びパワーポイント(当日配付資料)に沿って説明

資料2をご覧ください。

市民健康意識調査は、市民の健康に関する関心度や取組み方など現状と課題を把握し、「第2次健康長崎市民21」及び「第2次長崎市食育推進計画」等の計画の進捗状況の確認や、状況に応じた適切な事業を実施していくための指標とするため、毎年実施している調査となります。

対象者は、今年度も、例年同様、20歳から84歳までの3,500人を、5歳きざみの年齢別、男女別に層化無作為抽出して、令和3年7月に郵送にて送付し、回収を郵送もしくは市のホームページからの回答という形で行い、回答者数 994人中、有効回答者数972人、有効回答率27.8%の結果を得ることができ、その結果を集計いたしました。回答者の対象内訳は、表のとおりです。資料の1ページ以降に25年度からの経年結果とともに掲載しております。

また、17ページ以降には、健康分野別に見た指標結果の年次推移を掲載しておりますが、今回の調査結果から見えたことを、当日資料として本日お配りしておりますので、その結果をスライドにて報告させていただきます。

説明の前に、事前資料の訂正をお願いいたします。18ページの指標、週1回以上運動を行っている市民の割合ですが、令和3年度の欄に、71.1%と記載しておりますが、すみませんが、23.6%と修正をお願いいたします。

スライドをご覧ください。

これは、健康意識調査結果から見えた課題を7つの健康分野ごとにまとめたものです。

では、これから分野ごとに説明してまいります。それでは、今年度実施した市民健康意識調査の結果から見えた課題を、健康分野別に少し紹介します。

まず、1.栄養・食生活です。栄養・食生活の分野の指標では、1日に摂取する野菜料理の皿の数が、調査票の設問の表現を変更したこともあり、目標値には届かないまでも、昨年度から大きく増加しています。また肥満者の割合が、今年度は男女とも増加していました。

「食生活に対する思い」では、男女とも、2割近くのかたが、問題ありと感じていると回答されていました。

また、「食育について関心があるか?」という設問に対して、全体の27.6%が「関心がある」と回答しており、男女別でみると、女性の割合が高くなっていました。

食生活で気を付けている内容としては、最も多かったのが、「主食・主菜・副菜を組み合わせて食べている」で、次いで「野菜から食べるようにしている」「野菜を多く食べている」の順となっていました。

次に、主食・主菜・副菜をそろえて食べることが1日2回以上ある人」の割合では、男女別では男性が低く、年代では20代の女性、50代の男性が特に少ない結果とでした。

また、右は家族構成別で比較したグラフですが、やはり1人暮らしの方が低くなっていました。

次に、1日に摂取する野菜の量ですが、先ほど説明しましたとおり、設問にこのスライドのように、分かりやすい計算式を追記したことが大きく影響していると思われます。

左のグラフは、1日に摂取する野菜の皿数を経年比較した結果で、昨年より若干増加していましたが、ほとんど変わりがありませんでした。

年代では、右のグラフにあるように、男性では20代と30代、50代、女性では20代~40代が低くなっていました。

また、右下の表にある国と比べると長崎市は、かなり低い結果となっていました。

これは、肥満者を男女別・年代別に比較したものです。

BMIとは、身長・体重のバランスをみるもので、22が、最も病気になりにくいといわれており、体重÷(身長×身長)で算出し、肥満者は25以上となります。

上が男性、下が女性のグラフですが、男性の40~60代、女性の40代と70歳以上が肥満の割合が高い結果となっていました。

また、20代の男性と20代・30代の女性は、やせの割合が高い結果となっていました。

次に、朝食の摂取状況ですが、ほとんど食べていないのは、男性では20~50代、女性は20代と30代が多い結果となっていました。

参考として、朝食を食べない理由を昨年度の調査結果からみてみると、多かった意見としては、「食欲がない」「食べる時間がない」「以前からの習慣」の順に多い結果となっていました。

次に2.「身体活動・運動」です。

指標となっている週1回以上運動を行っている市民の割合は、今年度の調査では設問の仕方を変えたためか、昨年度から大きく減少していました。設問を、スライドにあるように変更しています。

下のグラフは、運動やスポーツをしている人だけではなく、設問の1~8に回答した人の中で、週1回以上行っている人の割合を世代別にみてみると、男女とも若い世代が少なくなっていました。

また、行う理由としてはどの年代も「健康のため」が最も多かったのですが、若い世代では「体を動かすことが好きだから」「体重増加」という回答の割合も高くなっていました。

反対に、ほとんど身体を動かしていない理由としては、全体では「なんとなく機会がない」、「忙しい」の順に多い結果でした。若い世代では、「忙しい」、「なんとなく機会がない」が半数以上占めていました。

 次に、3.「健康チェック」です。

目標とする指標は、中には若干増えている項目もありましたが、全体的になかなか増えず、横ばい状態となっており、中でも乳がん検診の受診率は大きく減少していました。

左上は、過去1年間に健診の有無を年代別にみたグラフですが、未受診者の割合は65歳以上が多い傾向となっていました。右上では職業別に比較してみましたが、自由業や自営業・無職の方が未受診者の割合が高くなっていました。

下のグラフでは、未受診の理由を年代別に見てみると、全体では、「かかりつけ医がいる」が最も多く、中でも50代から増加傾向となっていました。また、40代・50代では、「気になる症状がない」「時間がとれない」と回答した割合が高くなっていました。

次に、4.「こころの健康」です。

目標指標としている「こころの健康に問題を抱えている人」の割合は、昨年度と比べ、大きく悪化していました。

上のグラフは、こころに問題を抱えている人の割合ですが、男性より女性の割合が高く、30代と40代が特に高い結果となっていました。

また、下のグラフでは、こころに問題をかかえているかどうかと睡眠状態の関係ですが、睡眠で「十分に休養がとれている」及び「まあとれている」と回答した割合は、こころに問題がない人が76.3%、問題を抱えている人が45.6%と差が見られました。

次に、5.「禁煙」です。

指標では、健康増進法の一部を改正する法律が2020年4月の全面施行により、受動喫煙防止対策が強化されたこともあり、少しではありますが、いずれの指標も改善傾向となっていました。

これは喫煙習慣のある人の割合を示したグラフで、左が長崎市、右が国の調査結果です。長崎市は国と比較すると、喫煙者の割合は少なく、また、国同様、減少傾向となっていました。

喫煙者の割合を、年代別にみてみると、上のグラフのように、男女ともほとんどの年代は減少していますが、男性は20代、女性は40代が大きく増加していました。また、下のグラフのように、喫煙者のうちタバコを止めたいと思う人の割合は、喫煙者のうち、男性が約3割、女性が約4割となっていました。

次に、6.「歯・口腔の健康」です。

指標としている項目によって、改善や悪化傾向と様々でした。

上のグラフは、糸ようじ(フロス)や歯間ブラシを使用している人の年代別の比較ですが、年齢が高くなるにつれて、使用している割合は増えていました。

また、左下のように、歯科健診を定期受診している人の方が噛むことに問題がない割合が高くなっていましたし、右下のように、歯科健診を定期受診している人の方が、糸ようじや歯間ブラシを使用している割合が高くなっていました。

これらの結果からも、歯科健診を定期受診することで、自身の口腔に関心が高くなるのではないかと考えます。

次に、7.「健康づくりをすすめるための環境づくり」です。

指標は、長崎市が養成している健康づくりに関するボランティアの数としていますが、ほとんどが横ばい状態となっています。健康づくり推進員とは、「これまでに培った知恵や経験・資格を地域の健康づくりに活かす社会貢献活動をするかた」とし、現在食生活改善推進員をはじめとする健康関連ボランティアは9団体あります。

健康づくり課、地域保健課、高齢者すこやか支援課、各総合事務所で毎年養成しておりますが、地域に点在しているボランティアの皆さんの横の関係づくりや協働を目的に平成24年度よりそれぞれのボランティアを総称して「健康づくり推進員」と呼んでいます。上のグラフは、活動者数をボランティアの種別ごとに経年比較したものです。高齢者ふれあいサロンサポーターの数が最も多くなっています。先ほど1,500人近くのかたが登録していると説明しましたが、まだまだ高齢者の人口と比較しても少なく、ボランティア活動などの情報提供や養成講座などの環境整備の充実が必要と考えます。

下のグラフは、国が実施した調査結果で、居住する地域の人々が「お互いに助け合っている」と思う人の割合を年代別と経年比較したグラフですが、居住する地域の人々が、「お互いに助け合っている」と思う者の割合は50.1%であり、経年比較すると、減少傾向となっていました。また、年代別では、年代が高くなるほど、「お互いに助け合っていると思う」と回答した割合が高くなっていました。

以上、今年度の市民健康意識調査の結果説明となります。

(長崎市医師会 会長)

はい。ありがとうございました。

それでは、今の事務局の説明を受けて、委員の皆様から、疑問点やご意見をお願いしたいと思います。

がん検診のところで、令和3年のがん検診受診率の中で、乳がん検診が34.5%で一番低かったとの説明でしたが、乳がん検診を受けることができる場所が少ないとか予約が取りにくいということがあるのでしょうか。

(健康づくり課長)

全体で10%減になりました。その中で一番減少していたのが乳がん検診で、20%減少していました。当調査は令和3年の夏に実施しており、新型コロナウイルス感染が一番ひどい状況の中での回答となっています。令和2年から一年間受けていないという回答となります。やはりコロナ禍の影響が出ているのではないかと感じております。

日頃から協力いただいている病院には協力いただいており、今、乳がん検診ができる施設数は、できる限りの数であると考えています。

(長崎市医師会 会長)

乳がん検診以外はさほど減少がみられませんが、乳がん検診だけが特に減少しています。コロナ禍の影響があるにしてもマンモグラフィーの検査する場所が少なくて予約がなかなかできない、予約の電話をしても、直近の予約は取れず、2~3週間後になってしまい、なかなか都合が合わせにくいとかあるのではないかと思うのですが。ある病院の先生からコロナ禍でどうしても受け入れができないという話もきいたことがありますし。

では、その他、7つの分野で何かご意見ありますか。

(長崎市民生委員児童委員協議会 副会長)

高齢者の健康づくりについては、長崎市全体で進んできたのではないかと感じています。高齢者ふれあいサロンが活発に開催されており、コロナ禍であっても工夫して開催しているサロンが多いです。緊急事態宣言が出た際には、開催を中止しないといけない期間もありましたが、それ以外は、ほとんどが継続しています。感染対策としては、例えば参加人数をA班とB班に分けて参加する等いろいろ工夫をしながらその地区の現状に合わせた形で開催しております。高齢者ふれあいサロンは週1回の開催ですので、毎週高齢者がサロンに参加することで、その会場でどなたかに会えて、運動や脳トレができるという環境づくりができています。これは、長崎市の高齢者すこやか支援課のおかげで整ってきたと思っています。

長崎市には、今何か所のサロンがあるのでしょうか。

(高齢者すこやか支援課長)

高齢者ふれあいサロンの開催に関しては、ご尽力いただきありがとうございます。高齢者ふれあいサロンの数ですが、令和2年度末時点で61か所ございます。まだまだ高齢者ふれあいサロンを開設したいという声もあったのですが、昨年度は新型コロナウイルス感染の影響で、開設に向けての企画がなかなか難しくなっております。

(長崎市民生委員児童委員協議会 副会長)

本当に充実してきており、地域の高齢者がどんどん元気になっている姿を見ておりますので、この事業は今後もどんどん進めていっていただきたいと思っています。

(長崎市医師会 会長)

他にありませんか。ないようでしたら、事務局からはいかがですか。

(事務局)

計画の指標となる項目のほとんどを、市民健康意識調査で聞いているのですが、先ほど説明いたしましたとおり、年々回答率が低下しております。何とか回答率を上げるために、設問数を減らしたり、昨年度の調査結果の概要を同封したり、市のホームページでも回答できるようにしたりと試行錯誤していますが、回答率は減る一方となっています。何か、回答率を上げるためのいい策があればお聞きしたい。

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

回答いただいた方には何かプレゼントがありますか。

(事務局)

ないです

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

回答していただいたら何かもらえるとなると少しは回答数が上がるのではないでしょうか。町で実施されているいろいろなアンケートひとつとっても粗品を渡しているようです。また、私自身が「今日どうでしたか」というアンケートをとる際には、回答いただいた方には何か粗品を差し上げるようにしています。そうすると回答率がよくなるようです。ぜひ、予算等取っていただければと思います。

(長崎大学大学院 委員)

全国14万人のかたに実施したアンケートの経験があります。その時にはやはりクオカードの金券も効果的でした。また、おのおのの回答から分かった結果というものを回答したかたに返すということも効果的でした。利益とともに回答いただいたかたの協力で次の世代の子供や孫の役に立てるという大きな目標、つまり、実益と大義のセットだととても効果的と考えます。

また、もし大学単独で郵送のアンケート実施となると、まず回答は1割です。ですから27%の市民の方が回答してくれているというのは日ごろの長崎市の活動に賛同してくれている好意的な数字だと思います。

(長崎市民生委員児童委員協議会 副会長)

例えばQRコードを長崎市の市政だよりなどに掲載して、そこから回答ができるという方法もいいのではないでしょうか。調査用紙の紙に書いて回答するというのは、とても面倒くさいです。スマホからの回答もいいかもしれません。

(長崎市PTA連合会 委員)

中学校では、スポーツの部活動が盛んに行われていますが、市民体育館や三菱重工総合体育館、バナナスポーツクラブの体育館等の予約がなかなか取れません。なので、そういうところにお願いして、予約をするかわりに交換条件ではないけれども、アンケートの回答をお願いするというのはどうでしょうか。しかし、そういう方はスポーツに興味があり、意識が高いのでアンケート結果の数値がよくなってきてしまうというデメリットもあるとは思いますが、回答数を上げたいというのであれば、意識の高いこういう人たちに働きかければ、回答数は上がってくるのではないでしょうか。自宅にいきなり郵便でアンケートが送られたとしても、特に個人情報が怖いし、これは何のアンケートなのか、どこの人に作らせたのか、危ない詐欺だと思われる可能性があるので、郵送よりも手渡しとか何かの機会にお願いするとかいうのが効率的ではないかと思います。

(長崎県理学療法士協会 委員)

私たちの病院でもアンケートの回答は個人情報の問題もあり、なかなか返ってこない現状にあります。今日もニュースで、何かトラブルが生じて個人情報が流出し、見覚えのない人の名前で送られてきたと流れていました。アンケートの実施は、だんだん難しい世の中になってきていると感じています。そんな状況の中での、3割近くの回答があったという調査というのは大きなパブリック調査としては、とても高い回答ではないでしょうか。900件以上の回答数があったということは、ある程度信頼できる母数の数と解釈していいのではないかと考えます。

また、QRコードの利用については、特に30代・40代という若い世代に対しては効果があるのではないかと思います。(50代以降である)私たちの年代もだいぶコロナ禍の影響により、メールで案内することが多くなりましたので、例えば、当協会の会員及びご家族に対して、こういう機会に市の調査を行いますので、本人及びご家族にそういうアンケートが送られた際には、協力をお願いしますという依頼を当協会の事務局あてに出していただければ、当協会で会員の中から長崎市の会員をピックアップして、情報を流すという形で市に協力ができるのではないかと考えます。

(長崎大学大学院 委員)

参考までに、例えば地域の方を雇って、アンケートを手渡しで届けた場合6~7割のかたが回答してくださったという結果があります。ほとんど同じ地域で郵送のみでアンケートを届けた場合と比較すると、全然回答数が違ったようです。実際に手渡しする際には、アンケートの中身は全く開けずに「調査です」と一言言って手渡すだけで全然違うようです。

(長崎市PTA連合会 委員)

回答率ではなく、調査結果のことですが、当日資料1.の1日に摂取する野菜の量ですが、野菜の摂取量を上げるために、どういう情報発信をされているのか、また、アンケート結果をどういう使い方をしているのか教えてください。

(事務局)

野菜の摂取については、イベントの際に食生活改善推進員とともに、野菜の計量体験コーナーとして、「日ごろどれくらい野菜を使っていますか」と尋ねて、日ごろ摂取している量と同じくらいの野菜を選んでいただき、何グラム食べているかを計算した上で、「理想の野菜350グラム食べるには、あとこれくらいの量が必要です」と実際の野菜を使っての説明や「野菜350グラムとは小鉢の野菜料理5皿に相当します」という説明、野菜を使ったレシピの配布、健康教育の中での野菜摂取の必要性の説明等にて普及啓発を図っています。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございました。他に気づいた点として、アンケートの性別の欄ですが、LGBT(性的少数者)から選択肢を男性女性だけでなく、もうひと枠あった方がいいのではないでしょうか。

 では、続きまして、議事(3)「第2次健康長崎市民21」計画期間の延長について、事務局より説明をお願いします。

(健康づくり課長)

「健康長崎市民21」計画は健康増進法に基づいた計画でございまして、厚生労働省が定めております「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」である「第二次健康日本21計画」という国の計画と県の健康増進計画のこれらを勘案して市町村が定めることとされています。今回、厚生労働省健康局長から、「第二次健康日本21計画」の計画期間を一年延長したことにより、現市町村の計画についても一年間の期間延長と次期計画策定作業の一年延期が通知されました。

国は医療と介護を含めた総合的な取組みが可能となるよう、2018年度から「医療費適正化計画」、「医療計画」及び「介護保険事業支援計画」の見直しの時期というものを一致させて2024年から次期計画期間が開始という動きがあっております。これらの計画の整合性を図るため、現計画の延長がなされました。確かに国の計画はいろいろな分野の計画が関係することからこういった配慮が必要なのかと思います。特に今回はコロナ禍も踏まえた上で、どういった内容にすれば地域の現状に沿った計画となるのかという点においても、次期計画は大きな変化があるのではないかと私個人は思っております。

また、県の健康づくり計画期間についても1年の延長を決めたと連絡があっております。

なお、市の現計画について、健康日本21を勘案して延長する1年間は令和4年度を目標期間として定めている場合でも改めて目標を再設定する必要はなく、従前より設定している令和4年度の目標達成に向けて取組みを継続するよう明示されています。 

次期計画の策定作業につきましては、国の次期計画を勘案して定めることとなっていることから、国が令和5年の春頃を目途に次期計画を公表することとしておりますので、公表され次第、令和5年度中に市の次期計画の策定の準備を進め、国の次期計画の開始時期である令和6年度の開始に合わせて市の次期計画期間も開始できるよう作業を進めていくこととなります。1年延期になることで、作業の日程自体は少し緩やかになり、コロナ禍の中での計画をどうするかということも含めて議論する時間が長くなったと思われます。

4 その他

(長崎市医師会 会長)

今回の議事内容についてひととおり協議が終わりました。その他ご意見等なければ、これで協議を終わりにいたします。

それでは、今後も、健康づくり計画の最終評価年度にむけて、目標が達成できるよう、今まで以上に私たち、関係団体とともに、取組みを推進していただきたいと思います。

委員の皆様、議事の進行にご協力いただきありがとうございました。これで議事を事務局にお返しします。(議事進行終了)

(健康づくり課長)

会長ありがとうございました。そして委員の皆様からも活発なご意見いただき、ありがとうございます。中には予算を伴うものもあり、しっかり検討する必要がありますが、皆様からのありがたいお言葉や、アンケートのいろんな考え方等参考にさせていただきます。また、調査の対象者以外から回答いただくアンケート結果についてもいろいろな活用ができるので、いろんな形の調査方法を考えていきたいと思います。

本日は皆様ご参加いただき、ありがとうございました。この現委員体制は今月末で終了となりますが、それぞれの委員の皆様からは貴重な意見をいただきました。今後ともいろんなご意見ご協力をお願いしたいと思います。今回の会議で出していただいたご意見につきましても次期委員のかたがたに引き継ぎまして、引き続き計画推進に向けて更に力を入れてまいりたいと思いますので、今後のご指導とご協力を改めてお願いいたしましてお礼といたします。本日はありがとうございました。

 

5 閉会(終了)

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