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第79回 長崎市都市計画審議会

更新日:2021年11月12日 ページID:037652

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部 都市計画課

会議名

第79回 長崎市都市計画審議会

日時

令和3年9月28日(火曜日) 15時00分~16時45分

場所

長崎県農協会館7階701会議室

議題

第1号議案 長崎都市計画(長崎国際文化都市建設計画)道路(1・4・4号長崎時津縦貫線ほか2路線(県決定))の変更について(意見聴取)
1・4・4号 長崎時津縦貫線の決定(県決定)
3・6・165号 滑石野田線の決定(県決定)
3・1・142号 浦上川線の変更(県決定)
(参考:1・6・3号 野田日並線の変更(県決定))

審議結果

第1号議案:下記の意見を附し、原案のとおり異議なし
・当該都市計画道路の計画内容及びその意義や必要性について、今後も市民に対して十分な説明及び周知を行うとともに、IC付近の周辺道路の渋滞対策についても十分な検討を行うこと。
・可能な限り早期に事業が進むように取り組んでほしい。

主な質疑応答
○南北幹線道路の概要及びこれまでの経緯に対する質疑応答

委員:意見交換会を行っているが、沿線住民への周知率はどれくらいか。また、今後も継続して、本計画を周知していくのか。

幹事:沿線の8つの連合自治会を対象に回覧での周知を行った。世帯数は約17,000世帯となり、そのうち165名が参加している。また、意見交換会とは別に都市計画の説明会も行っており、説明会後にも地域からの要請があれば県において説明を行っている。今後も継続して説明は行っていくとお聞きしている。

委員:茂里町から時津町野田郷までの区間における供用開始はいつ頃を見据えているのか。

幹事:事業着手は令和4年度を予定しており、その段階で事業期間や事業費が明らかになると思われる。現時点では、事業期間は10年以上かかると聞いている。

委員: 10年以上後の供用開始であれば、人口が減少し、交通量も減少していると思われるが、供用時に本当にこの道路が必要なのか。それよりも、国道の拡幅や、バスベイ設置などで渋滞を解消することも考えられるが、この道路計画の必要性について、見解を頂きたい。

幹事:交通量と人口減少は必ずしも比例してはいないが、人口減少は間違いなく進んでいく。その中で、南北幹線道路と西彼杵道路が一体となって、長崎市と佐世保市をつなぐことで、産業振興、観光振興、幹線道路のダブルネットワークの形成による、防災性の向上などの効果が期待できる重要な路線であるため、長崎市としては、本計画を推進していきたいと考えている。
渋滞解消に向けて現道拡幅という考え方もあると思うが、国道沿線には、強固な建物等が多く、交通量も多い、歩行者も多いという条件を踏まえると、国道を拡幅するのは現実的ではないと考えている。

委員:限られた財源の中で、このような大規模な事業を行うのであれば、人口動態や車の保有台数なども踏まえて、この道路計画の意義や必要性について、納得できる説明が欲しい。要望にしておく。

委員:交通事業者だけでなく、経済界としてもこの南北幹線道路の整備を要望してきた。10年以上かかるとのことであるが、スタジアム建設や駅前開発、新幹線などの事業によって、交流人口は間違いなく増えることとなるため、できるだけ早く完成させてほしい。

委員:ルート選定の段階で、平和公園(陸上競技場等)の上を通すようなルートになっているが、茂里町から地下を通すような計画にはできなかったのか。

幹事: 茂里町から松山へ抜ける浦上川線の高架橋の基礎杭や、地下水、道路の勾配、トンネル部の安全性、事業費などが問題となり、高架橋での計画となった。

○都市計画決定内容に関する質疑応答

委員:松山IC付近は現在でも朝夕渋滞しており、IC整備によってますます渋滞が懸念される。渋滞対策を並行して検討しているのか。また、松山にICを作る理由は。

幹事:茂里町ICは、ハーフIC(北部方面へ行くために長崎時津縦貫線へ乗る車線がない。北部方面から来て、長崎時津縦貫線から降りる車線がない。)となっているため、茂里町付近から滑石方面へ行く又は滑石方面から降りるためのICが必要であり、また、3次救急医療施設となる長崎大学病院へのアクセス向上も必要である。
茂里町にフルICを整備した場合は、沿線建物にさらに大きな影響を与え、構造的な道路線形としても平和公園にかなりの影響を与えるため、最終的な判断として、松山にハーフICを作ることとなった。
渋滞対策については、南北幹線道路が整備されることで、国道の交通量が1万台程度減少すると見込まれていることから、信号現示等を調整するなど、渋滞しないような対策を考えていきたい。

委員:現在の渋滞の状況や、路面電車の運行を踏まえると、信号現示の調整だけでは、渋滞解消は難しいのではないかと思う。現道が渋滞していると、南北幹線道路のICも渋滞してしまうため、渋滞対策も並行して考えてほしい。

幹事:詳細設計の中で、市道の改良が必要かどうかも含めて、渋滞対策について、今後県市で取り組んでいきたい。

委員:1.滑石野田線について、滑石、時津にフルICが作れないからと言って、滑石野田線という新規に道路を作るのは、コストがかかりすぎるのではないか。ICのあり方に工夫の余地などはなかったのか。
2.野田日並線が先に供用開始すると、臨港道路から井手園交差点に車両が集中することが懸念されるが、渋滞対策は考えているのか。

幹事:1.滑石IC、時津ICについては、IC付近が急峻な地形となっており、フルICではなくハーフICで計画されている。滑石野田線がないと、滑石から北部に向かう、又は時津から南部に向かう際に、団地内道路や井手園交差点、横道交差点を通過することとなり、負荷をかけてしまうことから、滑石野田線が計画されている。
2.令和4年度に野田日並線の完成が予定されているが、併せて、井手園交差点の改良についても検討されている。

委員:1.滑石又は時津をフルICにするのは不可能なのか。フルICが検討できるのであれば、そちらも検討して比較すべきではないのか。
2.井手園交差点についても、直進車両、左折車両による渋滞が起こらないよう、状況を見て柔軟に考えて頂きたい。

幹事:長崎時津縦貫線は長トリップを円滑に流すことが重要であり、滑石ICと時津ICを高架で現道にタッチさせずに通過させることが大事である。滑石をフルICで整備する場合、トンネル内から道路を下げて現道と擦り付ける必要があること、トンネル内に合流部を整備しトンネル断面が大きくなることなど、施工が難しく、費用も滑石野田線とほとんど変わらないため、滑石野田線の整備が同じサービスを提供するのに適していると判断された。

委員:滑石野田線の整備について、そこまで費用をかける必要があるのかという思いがあるため、長崎県にも確認しておいてほしい。

委員:費用対効果や人口減少など、道路が必要なのかという意見もあるが、206号の慢性的な渋滞は長崎市の北部にお住まいの方にとって大きな足かせであり、この道路によって、長崎市の都市の機能が上がると思っている。幹事は、しっかりとこの道路の必要性を説明してほしい。
また、松山の陸上競技場付近を平和公園として説明すると、市民にとっては誤解を招く可能性があるため、わかりやすく丁寧に説明してほしい。

幹事:今後、平和公園等の表記をする際は、市民の方にわかりやすく説明するよう努める。
滑石野田線については、地形的な制約がある中で、フルICの整備と滑石野田線の整備を比較検討し、費用対効果も含めて滑石野田線の整備が有利であるということ、また、時津ICと滑石ICをつなぐことで、臨港道路から井手園交差点にかかる負荷を軽減する効果もあり、総合的に勘案して計画された路線であることから、市としてもこの計画で進めていきたいと考えている。

委員:南北幹線道路と、滑石野田線の整備に関する予算は別々となるのか。別々の場合にこの二つの路線が同時期に完成するのか。

幹事:それぞれの路線に予算が付き、整備が進められていくことになる。現段階では、どの区間から整備を行っていくかまだ明らかになっていないが、距離が長いため、効果が早期に発現するような区間からの整備を進めてほしいと県に対して要望している。

委員:浦上川線の赤色で示している追加区域は、歩道となるのか。

幹事:歩道と車道の一部となる。

会長:都市計画の変更や追加に対して、直接的に反対という意見はなかったと思う。事業を進めるにあたって、懸念事項に対する意見がいくつかあったと思うので、都市計画の変更追加に対しては原案通り意義なしとさせていただき、将来の予測に基づく事業の必要性や、道路線形など現計画となった説明を今後行って頂くことなどを附帯意見として都市計画審議会の意見としてよいか。

委員:異議なしの声

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