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令和3年度第1回 長崎市政治倫理審査会

更新日:2021年8月31日 ページID:037349

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

総務部人事課

会議名

令和3年度第1回 長崎市政治倫理審査会

日時

令和3年5月21日(金曜日) 14時00分~15時30分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第4会議室

議題

(1) 長崎市長の所得等報告書の審査について
(2) 長崎市議会副議長の資産等報告書の審査について
(3) 職員の倫理条例等の運用状況について

審議結果

事務局から、議題1「長崎市長の所得等報告書の審査について」、議題2「長崎市議会副議長の資産等報告書の審査について」、議題3「職員の倫理条例等の運用状況について」に関し、配付資料に基づきそれぞれ説明が行われ、その後、説明に対しての質疑応答のほか、具体的な審議が行われた。

議題1 長崎市長の所得等報告書の審査について

【委 員】 期末手当はどう変わったのか。

【事務局等】 昨年12月分から減額となっている。1.700月分から1.650月分へ変更している。

【委 員】 比較表を見ると、一貫して所得が増えているようである。
期末手当が減ったという説明だったが、どうして増えているのか。

【事務局等】 給与収入は変わっておらず、令和2年は期末手当が減っているが、所得税法の改正により、給与収入から控除する給与所得控除額が減っている。そのため、給与所得だけを見ると増額となっている。

【委 員】 令和2年の期末手当についての計算方法を確認したい。

【事務局等】 給与収入978,000円と地域手当29,340円に役職加算35%を行い、これに1.700月分もしくは1.650月分をかけて算出している。

【会 長】 それでは、その他意見がなければ、議題1については、特に指摘すべき事項はないということでよいか。

【委 員】 異議なし。

【会 長】 特に指摘すべき事項はないものとする。


議題2 長崎市議会副議長の資産等報告書の審査について

【委 員】 審査会の目的は資産の増減だと思う。これだけでは何が増えて何が減ったのかわからない。せめて2年分の比較資料等があれば推移がわかるが、無いためわからない。また、借入金が返済予定表で確認しているのであれば、預金は残高証明書で確認しないのか。普通預金をあげなくてよければ、定期預金をせずに普通預金に入れるかもしれない。以前から普通預金の問題について話されているが、これまで何十年も変更ないというのは問題があるのではないか。

【事務局等】 添付書類の確認については、適切な方法を検討したい。
また、副議長の資産等報告書は、今年新たに就任したということで就任時の資産等の報告をしている。任期中に新たに資産を取得した場合は、資産等補充報告書を提出することとなっているが、今回はそれに該当していないため、資産等報告書のみの審査となっている。

【委 員】 早見表の借入金は銀行から借りたローンという認識でよいか。

【事務局等】 住宅及び車のローンを銀行から借りていることを確認している。

【委 員】 昨年度の議事録において、確認方法において検討してほしいとの意見があり、事務局は検討するとの回答をしているが、その確認方法の根拠となる書類がないため、どのように検討したのかわからない。目に見えるような形で審査できるようにしてほしい。

議題3 職員の倫理条例等の運用状況について

【事務局等】 令和2年度における職員倫理条例等の運用状況について、利害関係者との禁止行為及び第三者からの不正な働きかけに該当する事例はなかったことを報告する。なお、別途行政に関する第三者からの依頼等についても調査を行っているが、利害関係者との禁止行為及び第三者からの不正な働きかけに該当する事例はなかったことを報告する。

【委 員】 禁止行為の周知は定期的に行われているのか。

【事務局等】 段階に応じて研修のカリキュラムを組んでいる。職員倫理については、まずは新規採用の際に行っている。また、管理職になったときにも行っている。併せて、懲戒処分の指針について職員誰しもが見られる状況にし、周知を行っている。

【委 員】 行政に関する第三者からの依頼等の調査を行う目的は何か。

【事務局等】 外部からの働きかけを管理職がチェックできる仕組みを作っている。それにより不正な働きかけを防ぐ効果を期待している。また、本件には要領を定めており、市政へのニーズを把握して公務執行の公正さに対する市民の信頼の確保に資することを目的としている。

【委 員】 倫理監督者への相談の事例があったのか。またどのような体制の整備を行っているか。

【事務局等】 職員倫理監察指導監を配置し、相談体制を整備しているが、ここ数年、相談事例はない。

【委 員】 規則に倫理監督者と記載されているが、職員倫理監察指導監がそれに該当するということか。

【事務局等】 倫理監督者はそれぞれの教育委員会や上下水道局などの執行機関ごとに置かれている。職員倫理監察指導監はそれを統括している。現在の職員倫理監察指導監が就任した一昨年から相談事例はあっていないが、職員の一般的な相談は対応している。また、倫理に関する研修についても行っている。

【委 員】 倫理意識が職員に行き渡っているかを確認する必要があるのではないか。自己申告だけではなく、アンケートや申告書などにより振り返る作業が必要ではないか。

【事務局等】 研修を行った際には、受講者へアンケートを行っているが、しばらく経ったあとにどれだけ浸透しているかの確認をする取り組みは行っていないため、今後検討したいと考えている。

【委 員】 不当要求を受けている職員が一人で抱え込んでいる場合など、周囲のチェック体制の工夫を検討してもらいたい。

【事務局等】 他の職員のチェックについては、今後どういうことができるか研究したい。不当な要求を職員が抱え込まないように職員倫理監察指導監が相談窓口になっている。また、警察OBの職員も配置をしているため、できる限りの相談体制は整えている。

【会 長】 自己申告だけでなく、他のチェック体制の検討をお願いしたい。

【会 長】 事務局から提示された議題は以上ですが、その他に何か意見等はないか。

【委 員】 委員の人選について、今回は6人から5人になり、また、公募の方がいなくなっている。人選の考え方を知りたい。

【事務局等】 学識経験者として事務局で必要な委員の構成を決め、それぞれ弁護士会、税理士会等と相談を行いながら人選を行っている。公募についても、本審査会には必要と考えているが、今回については、立候補者がおらず、選任できなかった。

【会 長】 それでは、以上をもって、今回の審査会を終了する。

- 閉 会 -

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令和3年6月14日
長崎市長 田 上 富 久 様
長崎市政治倫理審査会
会 長 石 田 憲 一

審 査 報 告 書
当審査会は、令和3年5月14日付長人第9号をもって依頼があった件について、長崎市政治倫理審査会条例第6条第2項の規定に基づき、次のとおり審査を行ったので、その結果を報告する。

1 審査の対象
長崎市長の所得等報告書
長崎市議会副議長の資産等報告書
職員の倫理条例等の運用状況

2 審査の経過
⑴ 審査会の開催日
令和3年5月21日(金曜日)

⑵ 審査の内容
提出された報告書について、記載事項に疑義がないか等を審査した。

3 審査結果
今回提出のあった市長の所得等報告書及び副議長の資産等報告書については、特に指摘すべき事項はないものと認める。

4 その他指摘事項
⑴ 職員の倫理意識の浸透について確認できるような仕組みづくりの検討を求める。
⑵ 不正な働きかけや不当要求を受けている職員が一人で抱え込まないように、周囲の職員によるチェック体制の検討を求める。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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