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令和2年度第1回 長崎市歴史的風致維持向上協議会

更新日:2021年5月11日 ページID:036566

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

まちづくり部 景観推進室

会議名

令和2年度第1回 長崎市歴史的風致維持向上協議会及び委員委嘱状交付式

日時

令和2年10月26日(月曜日)10時00分~12時00分

場所

長崎市議会第1会議室

議題

第1号 長崎市歴史的風致維持向上計画について(報告)
第2号 東山手・南山手地区(重点区域)における今後の取組みについて

審議結果

第1号 長崎市歴史的風致維持向上計画について(報告)

【事務局】
・上記議題について説明

【委員】
・資料2の12番の回答について、未指定文化財等も含めた文化財の調査を引き続き行っていくと書かれているが、どんな体制で行っていくのか、また既に行われているものなのかどうか教えてほしい。

【事務局】
・平成27年3月に歴史文化基本構想を策定しており、その際にこれまで長崎県や長崎市が実施した歴史文化遺産の所在調査等の資料を基に、未指定文化財を含めた歴史文化遺産について調査を行った。歴史文化基本構想策定以降、令和2年10月23日時点で、3件の国指定、3件の国登録、1件の県指定、1件の市指定が新規に行われ、また1件の国指定史跡の追加指定が行われている。基本構想を踏まえて、未指定文化財の文化財指定・登録といった保護措置の推進などの作業を進めているので、今後も必要に応じて取り組んでいきたい。

【委員】
・歴史的建造物の所有者から建物の調査の依頼を受けているが、文化財課に報告をすれば、登録文化財などの手続きを積極的に行ってもらえるのか。

【事務局】
・全てにおいて積極的にとは言えないが、相談は受けていきたい。


第2号 東山手・南山手地区(重点区域)における今後の取組みについて

【事務局】
・上記議題について説明

【委員】
・個人が所有する歴史的建造物の滅失が最近多いので、守っていけるように歴史まちづくりの取組みを進めてほしい。

【事務局】
・歴史まちづくり計画は歴史的建造物、歴史的風致を活用・継承していけるよう具体的に地域の方々と話し合いながら進めるものである。山手地区をゾーニングして、来訪者が歩きやすいようにするために、歴史的建造物の配置まで踏み込んで計画をしていきたい。
・また、まちなかについては、重点区域ではないため行政では対応ができない場合に、民間、銀行、観光団体等に声をかけ、歴史的建造物がなくならないような体制作りを今後進めていきたい。

【委員】
・旧スチイル記念学校の裏の整備について、石垣は山手地区のオリジナルのデザインなど何かを参考にしたのか。

【事務局】
・石垣については既存のものであり、今回は手を入れてはいない。

【委員】
・上記回答について、モルタルの部分や、石の手摺の間のレンガについてのデザインに疑問がある。
・ベンチについても車いすの邪魔になってしまうので、設計をきちんとしてほしい。

【事務局】
・敷地の勾配が元々あり工夫を要する場所である中で、車椅子1台が通れる幅を確保してはいるが、仕上がり面やバリアフリーなどの課題は認識している。
・デザインについては、資料を参照したり、地元協議で合意形成を諮った。
・今後も様々な公共空間整備が出てくるので、しっかりと設計していきたい。

【委員】
・市民の方々にも景観に対する意識が芽生えてきていたり、新しくなった旧スチイル記念学校の裏の広場について地元の方々で名前をつけたりと、街に関わる人たちの関心度が高くなっている。
・重点地区における歴史まちづくり協議会に大いに期待をしている。

【委員】
・歴史まちづくり計画はこれまで行った計画を統合・再編するような形式のものであるので、この計画で新たに取り組むことと、既存の取組みですでに取り組んでいることをきちんと明確にしてほしい。

【事務局】
・御指摘いただいたことは、計画策定の段階から御意見をいただいているので、きちんと明確にしたい。

【委員】
・計画が観光に特化した性格となっているが、この地区は観光地である一方居住地でもあるので、高齢者の見守りや若者の育成などの地域コミュニティをいかに維持するかということを、計画にどのように関連付けるかという観点で検討してほしい。

【事務局】
・御指摘いただいたことは、計画策定の段階から御意見をいただいているので、そういった観点で検討したい。

【委員】
・資源として、日々の生活や営みというものをどう生かしていくのか、それをこの計画内にどう取り組むのかをしっかり検討してほしい。

【事務局】
・御指摘いただいたことは、計画策定の段階から御意見をいただいているので、しっかり検討したい。

【委員】
・地域コミュニティ推進室が主体となり、滑石や横尾などで小学校を改修したりしているが、そこでもまちづくり計画を策定しているのか。

【事務局】
・地域コミュニティ連絡協議会は地域ごとに課題が違うため、一律にまちづくり計画を作る組織ではない。
・山手のまちにおいて、人が循環していくように、観光的な側面と住宅地の環境を守るためのバランスをとることが計画作りの大きなテーマとなるため、特に気がけていきたい。

【委員】
・山手地区の歴史的環境や景観は長崎市民共有の貴重な財産であり、市の施策として重点環境整備や活用促進を図っていくため、地区外の市民の方の意見を取り入れるプロセスが盛り込まれているのは非常にいいことで、地区外の方々が具体的な取り組みに参画できるような仕組みとなれば望ましい。
・地元と外部との意見の不一致があるときは、市側でしっかりと調整をしていってほしい。

【事務局】
・御指摘のとおり、調整を行っていく。

【委員】
・ワークショップにおいて、歴史的な部分だけではなく、例えば買い物ができる場所が少ないなど地元の方が普段の暮らしで困っていることについて、地域でアイデアを出しながら取り組んでもらいたい。

【事務局】
・山手地区は建物用途の規制があり店舗専用とすることが難しかったが、歴史まちづくり計画の中で規制緩和を盛り込み、住民にとっても暮らしやすく若い人にとっても魅力的なまちに繋げる道筋を作っていきたい。

【委員】
・ウェブアンケート調査・市民アンケート調査について、内容と対象者を教えてほしい。


【事務局】
・ウェブアンケート調査は長崎に観光で来られた方々をターゲットとしている。 一方、郵送でのアンケート調査は、東山手地区・南山手地区の方々を対象とし、生活で困っていることや、今後まちづくりに生かしていきたいと考えていることなどを調査している。
・また、地区外の方々を対象とした郵送アンケート調査も行い、山手地区を来訪されたときに困ったことや、今後山手地区で取り組んでほしいことなどを調査している。
・郵送先はランダムに抽出をしている。

【委員】
・浪平小学校跡地の活用や、マリア学園の跡地、森トラストのホテル計画など既に検討されているものが、資料の中に出てこないのはなぜか。

【事務局】
・歴史まちづくり協議会では、市の事業紹介の一環として、市有物件で活用方法を地元と議論・検討すべき旧長崎英国領事館と旧杠葉本館・旧杠葉氏宅について説明をした。マリア園については、活用方法が決まっている民有物件であり、また地元には別途説明している経緯があったため、歴史まちづくり協議会では説明に時間を割くことはしていない。
・浪平小学校跡地の活用については、具体的な計画が示されておらず、山手地区の歴史まちづくり計画の中に入るかについても不確定である。今後エリアを設定して、10年後に目指す姿やビジョンを詰めていく予定である。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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