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令和元年度第1回 日吉自然の家運営協議会

更新日:2020年2月6日 ページID:034069

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

令和元年度第1回 日吉自然の家運営協議会

日時

令和元年11月1日(水曜日) 13時30分~15時00分

場所

日吉自然の家 研修室A

議題

1 日吉自然の家概要について
2 日吉自然の家の運営方針について
 ・令和元年度事業計画について(前期の振り返り、後期事業について)
 ・事業の実施状況の点検・評価(モニタリング)について
3 日吉自然の家の利用及び普及に関すること
 ・施設、設備などの利用方法について

審議結果

[指定管理者より、日吉自然の家概要及び令和元年度事業計画についての説明]

【会長】
 ただいまの説明に対し、質問や意見はありませんか。

【委員】
 2019年度4月から9月までの収支状況報告書の説明がありましたが、前年度と今年度の比較を入れた方がよいです。また、今年度の達成状況の数値も加えた方が良いです。
 台風で4つの事業が中止になりましたが、その分計画より下回るので、その補てんは考えていますか。

【会長】
 2点ほど質問がありました。収支の前年度との比較は次回反映させていただくとして、事業計画で大きな差が出ているところを教えていただきたいです。また、台風で4つの事業が中止になり、その挽回を考えているのか聞かせてほしいです。

【日吉所長】
 収支に関しては、計画どおりに進んでおりまして、むしろプラスになっています。プラスの要因は、前半スタッフの中の臨時職員を1名採用できなかったため、労務費がういたためです。現在は雇用できており、後半は計画どおりになります。

【委員】
 そのあたりの状況をみられるような収支報告にした方がよいです。

【日吉担当課長】
 台風で4つの事業が中止になった件につきまして、4つとも夏休みに行う事業でした。夏休みだから子どもが集まりやすいものになっています。以前、イングリッシュキャンプを夏休みから10月にずらしたことがありましたが、参加人数が少なくなりました。夏ではなく、寒い時期にできる事業の企画に変更するのは厳しいところがあります。ただ、来年度に向けては梅雨明けや年明けの寒い時期でもできる事業も考えており、バランスよく実施したいと考えています。

【会長】
 関連することや何か別のことでもありませんか。

【委員】
 2点あります。
 まずは、リトルキャンプでは1泊2日で46名の参加があっています。スタッフ4人を配置と記載されていますが、1人あたりこどもを十数名みていることになり、夜間や野外に行くとき等に何か配慮していますか。
 もう1点は、アウトドアクッキングを行っているが、食品衛生上、安全衛生上配慮していることはありますか。

【日吉担当課長】
 1点目につきまして、そこに記載されてあるスタッフ4人配置は外部から入ってきた人だけを記載しており、それに日吉の職員6名程度が従事しており、合計十数名で対応しています。宿泊を担当する以外の職員はこどもが寝静まれば帰り、翌朝6時30分から出勤するハードな内容とはなっています。
 2点目につきまして、器材や食品の管理はまずは食堂が担っています。食材に関しては、こちらで調達していますが、購入先から早く買わなくして、直近まで待ちます。実際に調理に移る際には、手洗いや器材の洗浄を徹底するように指導しております。

【会長】
 調理に関する研修を行っていますか。また、調理の担当者を決めていますか。

【日吉担当課長】
 以前、嘔吐下痢症っぽい症状がみられたときに、保健所から衛生管理はこうするのですよ、そのときの処理はこうするのですよという事前の指導は受けたことはあります。ただ、肉を切るときは同じまな板、同じ包丁は使わないなどの基本的なことはこちらでも押さえた上で指導を行っています。

【会長】
 何か起きたときにどういうものを準備できるか考えておく必要があります。たとえば、怪我をしたときのために、養護教諭をした経験のあるOBを配置することや調理に関しては、調理に関係した仕事をした人で野外活動に興味のある人を探すなど、順次考えていってほしいです。

【委員】
 どんぐりクッキーを作る事業があるが、どんぐりを拾って作るとなれば、このあたりはいろいろな動物もいる。拾ったどんぐりは何か処理をしていますか。

【日吉担当課長】
 食材の粉は別に注文し、購入しています。どんぐりを拾うことは、いろいろなどんぐりがあることを理解するための活動として行ってもらっています

【会長】
 どんぐりでクラフト、置物、おもちゃを作ることはしていませんか。

【日吉担当課長】
 事業の時間的に厳しく、行っていません。

【会長】
 資料の中の各事業の問題点、課題の部分で広報不足が散見されていますが、今後どうやっていこうと考えていますか。

【日吉所長】
 参加した人のほとんどは「広報ながさき」で情報を得ています。長崎市の広報広聴課へ出向き、今まで以上に載せていただくように話しました。そのあと、「週刊あじさい」や「広報ながさき」に取り上げられるようになっています。また、「広報ながさき」をみたNBCなどからも取材を受けるようになりました。また、長崎新聞の「とっとって」にも科学館の紙面がある関係で、時々日吉自然の家の記事も載せてもらっています。
 また、ホームページに関しても、「広報ながさき」の次にみている人が多いため、ホームページにも事業を載せています。

【会長】
 周知するときに親子づれなどにターゲットを絞っていますか。

【日吉所長】
 もう少しターゲットに合わせた周知をしていきたいと考えています。

【委員】
 フェイスブック、ツイッター、インスタなどのSNSを利用してはどうでしょうか。

【委員】
 日吉自然の家のフェイスブックはあります。こういうことをしました。こういう花がありますなどの情報は載っています。みなさんもシェアしていただければと思っています。

【委員】
 もう少し宣伝して、みなさんに周知して行きましょう。

【委員】
 宿泊利用団体内訳と日帰り利用団体内訳が資料にあり、2017年度(通年)、2018年度(通年)、2019年度(前期のみ)の合計が右端に記載されていますが、2019年度はまだ半期であり、このペースで行けば2017年度、2018年度から倍増となりますがどうでしょうか。

【日吉所長】
 倍にはなりません。後期は、宿泊体験学習があまりないことと冬場は利用者が少なくなることで、利用者は倍にはなりません。ただ、冬場対策を行い利用者増の対策を行うと伸びては行くと思います。前年度と比べ、企業の研修会が入っていることや保育所や幼稚園での運動会や自然体験を行うオリエンテーリング、大学が利用していることが増加した要因です。

【会長】
 以前から問題になっている目的以外利用になるのではないかという点があります。プラスアルファして提供するものをしっかりとして、マッチングさせていくとよいのではないかと思います。

【委員】
 私たちの団体「ちんじんよかばい茂木」では、埼玉からの修学旅行生を100人ほど受け入れ、日吉の施設を体験学習で利用しました。みなさんも良ければ、日吉に関わっているため、こういう形で施設を活用すればよいと思います。そうすれば違う形で利用者数も伸びてくると思われます。

【会長】
 長崎大学教育学部では、リーダー研修だけではなく、教採合宿対策の場所としてここを活用できないかと考えており、時々にオリエンテーリングで自然体験も行うことを策定しております。そうすれば、3月や冬場対策も期待でき、利用者も増えると思います。   
委員のみなさんや知人が関わるような事業で日吉を利用するように提案していけばよいと思います。また、先ほどの話にもありましたが、SNSで広められればさらによいと思います。生涯学習課長、そういう形はどうでしょうか。

【事務局課長】
 ただの宿泊などであれば日吉の設置目的とは違いますので、日吉自然の家ならではの体験を追加させて、日吉の良さを味わってほしいと考えています。

【日吉担当課長】
 日吉がここにあって、こういう景観がみられるというのは来ていただかないと分からないので、何とか足を運んでもらう方策も考え、ある程度間口を広げようと考えてはいます。

【会長】
 例年必ず取り上げられる話題ですが、目的と利用者増、それから知っていただくためにはどんなきっかけでも来てもらうことをつなげていければと思っています。また、議会でいろいろ質問されても、しっかり説明できるような事業内容で、継続的な運営ができるようにして行ってほしいです。

【会長】
 次の議題に行きます。

[事務局より、事業の実施状況の点検・評価(モニタリング)についての説明]

【会長】
 基本的には良好との認識でよいですね。委員のみなさん、何かありますか。

【委員】
 1点だけあります。63ページのチェックリストで、他の項目は良好以上となっていますが、外部委託先は適正かのところだけが、普通なのはどういった理由でしょうか。

【事務局課長】
 電気設備の点検の契約に関して、市内業者ではない所への委託があったためです。

【日吉担当課長】
 電気設備の点検に関しては、平成29年度から引き継いで、同じ業者と契約している関係もありましたが、来年度からは市内業者と契約するように準備しております。

【会長】
 他にございませんか。利用者からの意見に対応しており、私たちから見てもよくやっていると思います。それでは次に移ります。

[指定管理者より日吉自然の家の利用及び普及に関することについての説明]

【会長】
 利用者の意見を取り込みながら、設備を充実させています。何かご意見はありますか。

【委員】
 車椅子は1台で足りていますか。

【日吉担当課長】
 市から寄贈してもらったもので、1台で足りています。

【会長】
 近年、台風の発生も増えており、日吉はダイレクトに風が当たりますが、風災害に備えた設備の点検や小さい備品だけでなく屋外の大きい設備も含めた準備は行っていますか。

【日吉担当課長】
 飛散防止対策、側溝の水たまり防止は行っています。仮に被害にあった場合には、対応業者がおります。50万円を超える場合は、市の予算、対応になります。50万円以下であれば、指定管理の委託費の中の修繕費で自分たちでの対応になります。今年度一番大きな修繕であれば、体育館の板が落下したことがありましたが、自分たちで対応しましたが、業者などの情報や契約方法は市と連携して対応しております。

【会長】
 一般で小さな方や多様な方が施設を利用しますので、利用者の意見を聞いて備品などを充実させる方だけでなく、施設を安全に維持させていくことにもしっかり気を配ってほしいと思います。

【会長】
 他に何かありませんか。

[学校教育課より、日吉自然の家宿泊体験学習についての説明]

【会長】
 茂木で行っている長崎体験プログラムの説明でしたが、アンケートなどの評価としては肯定的な意見が多かったですが、委員のみなさま意見はありますか。

【委員】
 毎回困るのが台風のときで、農業体験を行うときにぎりぎりまで実施するかどうかを決めることに悩み、晴れの場合と雨の場合にどういうことをするか、雨が午前中か午後までかで様々なパターンを考えないといけないことに悩んでいます。今回の台風ではどうにか実施できました。子どもたちのためにも、何とか中止せずに実施したいとは考えています。また、その前の台風で農業体験の作物が荒らされており、収穫するものがない状況になるなど、苦労はしていますが、子どもたちが喜んでおり、お礼状などをいただいておりますので、がんばろうと思っています。

【会長】
 苦労が多いという生の声を聞けました。長い視点で考えれば、代が変わったときに持続、維持させることが中々難しいように感じます。システム作りや市のサポートが必要になってくるなどの課題はあると思います。

【委員】
 体験料はいただいていますが、値上げとはいきません。農業や漁業もですが、年代が上の方ばかりですので、10年後、20年後どうつなげていくのか、私たちの課題でもありますが、みなさんでもいっしょに考えて行きたいです。

【会長】
 農業の専門家が隣の部屋にいますが、農業体験を収穫や加工だけでなく、雨で中止の時のために強い作物を植えることや、長崎ならではのものを植え、郷土的な作物に切り替えていくことを大学を巻き込んで開発事業として行うのもよいのではないでしょうか。隣の部屋の専門家は、高濃度トマトと伝統野菜の公開講座を行っていますが、こういうものとからめて学習体験を仕組んで行けばよいと思います。

【事務局担当係長】
 子どもたちのためにという気持ちで行っていただいており、感謝しています。継続的にできるようなシステムにはしたいと思っています。

【会長】
 宿泊体験学習以外の事業でも、日吉自然の家ボランティアを充実させること、研修を指定管理者や地元の人以外の人にも仕組んで行っていくことが必要になってくると思います。また、ここにいる委員のみなさんも専門的な知識を持ち、様々な経験も有しているため、それを日吉自然の家の事業にも反映させていただければと思います。

【会長】
 宿泊体験学習のアンケート結果に関してですが、これは校長会のアンケートと連携していますか。もし連携していなければ、クロスさせて分析していただければよいと思います。

【事務局担当係長】
 校長会のアンケートと連携しているかどうか次回の運営協議会までに確認いたします。

【会長】
 時間となりましたので、これで令和元年度第1回日吉自然の家運営協議会を終了いたします。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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