ここから本文です。

令和元年度第2回 長崎市入札監視委員会

更新日:2019年12月5日 ページID:033832

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

理財部 契約検査課

会議名

令和元年度第2回 長崎市入札監視委員会

日時

令和元年8月22日(木曜日) 10時00分~12時00分

場所

長崎市役所本館地下1階 第3会議室

議題

1.抽出事案について
2.指名停止について
3.その他

審議結果

1 抽出事案について

(1)木場減圧槽整備工事【制限付】

【委 員】予定価格が1,036万円の案件であるが、2者の入札価格が100万円以上の差があるのは問題ないのか。

【事務局】積算基準により、現場の状況を反映した予定価格を算出した上で最低制限価格を設けているが、1割程度の価格差があってもきちんと施工できるものと考えている。

【委 員】100万円以上の価格差があるときに、品質の担保はどのようになされるのか。

【事務局】施工前にきちんと材料等のチェックを行い、承認した上で施工させている。落札業者は経費について、例えば施工場所からの距離なども勘案して積算していると思うが、品質については、発注課でも確認しながら目的物を完成させているところである。

(2)葉山1丁目ほか内径350・250・200粍汚水管更生工事【制限付】

【委 員】多くの業者が最低制限価格未満で無効となっている中で、落札業者は最低制限価格から7%以上の高落札となっているのはどういった理由なのか。【事務局】この工事は道路の掘削が必要ないなど、業者にとって施工しやすい工事であることから、最低制限価格率の範囲内に多くの業者が応札しているところだが、落札業者は、この価格であれば施工が可能という判断をして応札したものと考えている。

【委 員】施工しやすい工事であり、多くの業者が最低制限価格率の範囲内で入札する中で、落札業者はあまり落札する気はないようであるが、そうであっても工事はきちんと施工するという理解でよいか。

【事務局】最低制限価格近くであっても、落札率が高いものであっても、応札し、落札した以上、きちんと工事は施工するものと考えている。

【委 員】この結果を見ると、談合を疑われても仕方がない。2%の最低制限価格率の範囲内に業者がずらっと応札しているのは、意図的なものを感じる。この辺りのシステムをどうするのかということを考えてほしい。

【事務局】次の議題となっている西海町内径250粍汚水管更生工事においても、同様に最低制限価格率の範囲内に応札者が集中する中で、2者が96.01%及び99.67%で応札している。このときは、結果として最低制限価格が低い金額となったので、1番低い価格で入札した業者が落札している。現行システムでは、89%から91%までの範囲内で最低制限価格をランダムに設定しているため、このように同じ応札状況でも異なる結果となることが起こり得る。しかしながら、最低制限価格率の範囲内で競争が行われているのに、予定価格近くで応札した業者が落札できてしまうこと自体がどうなのかというご指摘を以前から受けているところであるため、中核市を中心に他都市の調査を行ったところである。全国的に同じような状況であるが、いくつかの自治体で独自の制度を採用しているところがあるため、参考にしながら、制度の内容について検討していく必要があると考えている。

(3)西海町内径250粍汚水管更生工事【制限付】
※ 質疑なし

(4)三重下水処理場B系脱臭設備改築機械工事【制限付】

【委 員】入札参加者が市内業者でないのは、難易度の高い工事であるためなのか。

【事務局】かなり難易度の高い工事なので、実績がある業者という条件を付けた。長崎市内で生物脱臭の実績がある業者がないか調査したところ、実績がある業者がなかったため、今回は入札参加資格を市外業者に広げて入札を行ったものである。

【委 員】もし何か問題が発生したときや、何年後かに改修することになったときは、同じ企業に発注しなければならないといった制約があるのか。

【事務局】数十年後に設備を更新するときには、技術の発達も考えられ、別のメーカーも含めた入札になると思う。また、維持管理に関しては、脱臭に利用する生物が死なない限りは、特にこのメーカーに発注する必要性はない。

【委 員】参加を否認した業者について、必要な元請としての実績がなかったということだが、契約を締結していなかったのか、それとも誠実に履行していなかったのか、どちらなのか。

【事務局】生物脱臭設備に関する施工実績があることという条件を付けていたが、否認した業者は、薬品脱臭の実績はあったが、生物脱臭の実績はなかったため、否認したものである。

【委 員】この下水処理場については、管やコンクリートの浄化槽などは、海水対応となっているのか。また、今回の方式は、長崎市以外の生物脱臭による下水処理場を調査した上で採用したものなのか。

【事務局】海水が入ってくることを想定したものではないが、硫化水素に対する防食塗装などを行っている。また、生物脱臭方式については、全国の施設を調査して採用したものである。

(5)(仮称)稲佐山公園斜面輸送施設稲佐岳駅舎建設に伴う仮設通路等整備工事【随契】

【委 員】落札した業者がすでに駅舎の工事を受注しており、工事の取り合いの関係で随意契約となったと思うが、予定価格が非公表なのにほぼ予定価格どおりというのは、見積りが漏れているのではないかとの穿った見方をされても仕方ないのではないか。

【事務局】この工事は特殊な現場での工事であり、通常の分掛や単価がないため、見積りをもとに積算基準により積算している。結果的に予定価格と同じような金額になったが、特殊な現場での工事ということで、高めの金額に見積もらざるを得なかったのではないかと考えている。

【委 員】この工事は最初から予定されていたものなのか、突発的に必要になったものなのかどちらなのか。

【事務局】工事を発注した後に、全国的に高力ボルトが不足し、通常だったら3か月で納入されるものが、8か月かかる事態となった。そのため、工期が当初の7月末から11月末まで延びた結果、状況が変わり新たな整備が必要となったものである。

(6)長崎市新庁舎建設建築工事【総合評価】

【委 員】技術提案及び地域貢献の項目に係る採点については、長崎市総合評価一般競争入札審議会で行ったのか。また、採点を行った委員の人数は何人か。

【事務局】技術提案の採点については、長崎市総合評価一般競争入札審議会で行っており、採点を行った委員は、学識経験者の委員が4名と、この案件を審議するため追加で任命した建築関係の専門委員2名の計6名である。また、地域貢献については、提出資料により落札者決定基準に基づき点数が決定するものであるため、委員による採点は行っていないが、その点数については、委員にお示しをしているところである。

【委 員】技術提案の項目に挙げられている「工程管理」、「品質管理」、「安全管理、交通対策」、「環境対策」というのは一般的なことだ。この工事において、特に工夫をしてほしい点はなかったということか。

【事務局】技術提案をしてもらう中で、必須として回答を求める項目をそれぞれ設けている。例えば「工程管理」については、電気工事や空調工事が別途発注になるため、各工事の総合調整や、限られた作業エリアにおける作業効率の向上や施工体制の確保などの具体的な提案を求めており、それらの提案を受けて評価が行われたところである。

【委 員】労働賃金の支払いの項目について、1者が長崎県の設計労務単価以上の額を支払うことを誓約しないということで0点となっているが、どういうことか。

【事務局】1者については、長崎県の設計労務単価以上の支払いを元請及び下請全てに徹底することは厳しいということで誓約をしなかったものである。

【事務局】この工事は規模が大きく、地場産業に与える影響も大きいため、地域貢献や労務賃金の支払いなどについても評価項目に入れたところである。

(7)高島幼稚園給水設備改修工事【随契】

【委 員】この随意契約は、純粋に2者の見積り金額を見て安価な業者に決定したということでよいのか。

【事務局】そうである。

(8)空調設備整備管工事(橘小学校ほか)【制限付】

(9)空調設備整備電気工事(飽浦小学校ほか)【制限付】

【委 員】予定金額は教室の数により違うと思うが、工事ごとの学校数などはどういった基準で決定したのか。

【事務局】地区を東西南北に分け、その地区で2校から5校までの範囲で1つの工事の対象となる学校数を決めたものである。

2 指名停止について
※ 質疑なし

3 その他
※ 最低制限価格の決定方法に伴う入札状況の比較及び前回の委員会での質問事項について、事務局から説明及び回答を行った。

【委 員】最低制限価格の変更に伴う影響や、前回の委員会で質問が出た事項について、このようにすぐ対応してもらえることは良いことだと思う。今後とも、このような対応をお願いしたい。

【委 員】本日の説明を踏まえ、それでは今後この問題をどうしていくのかということを質問しているので、その対応について待ちたい。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類