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令和元年度第1回 長崎市青少年問題協議会

更新日:2019年10月15日 ページID:033588

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

令和元年度第1回 長崎市青少年問題協議会

日時

令和元年9月25日(水曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎市立桜町小学校内「地域交流センター」 多目的ホール

議題

「長崎市の青少年の現状について」
「青少年を取り巻くメディア、ネットに係る課題について」

審議結果

【事務局】議事の進め方の説明
○ 今回が任期中最後の会となる。そこで本日は、2点協議いただきたいと考える。
 1点目は、「青少年の現状について」。2点目は、「青少年を取り巻くメディア、ネットに係る課題について」。これまで頂いた協議をもとに、更に協議を深め、今後の方向性や施策の在り方について探っていきたい。

【関係各課説明】
○ 教育研究所(特別支援教育、不登校児童生徒への対応、保護者支援)
○ 生涯学習課(ファミリープログラム)
○ 少年センター(補導活動、環境浄化業務、情報収集・分析・提供)
○ 子育て支援課(こども総合相談)
○ 長崎警察署(青少年の非行等の現状)

【委員】
○ 「サポートファイルは就労先まで引き継がれることが望まれます。」とある。高校の退学者は引継ぎがあるケースもいくつかあるが、このような話を聞いたことがない。詳しくお聞きしたい。
○ 環境浄化業務とはどういう業務なのか。また、補導状況表の行為別の中で、これらの行為等の何が問題なのか教えてほしい。

【幹事】
○ 私たちが求めているのは、特別支援学級に在籍する子ども、通級指導教室の子どもについてサポートファイルを作成すること。通級指導教室に通う子どもも個別の指導計画、個別の教育支援計画を作成するようになってきた。質問にある学校の高校生、中途退学については特別支援学級に在籍していた子どもについては、「ある。」と認識している。

【幹事】
○ 環境浄化は、青少年に影響を与える雑誌や玩具が子どもたちに渡ったり、目についたりしないようにし、また、カラオケボックス等の環境を店の人たちと一緒に整えていこうという取組。
○ コンビニエンスストア、カラオケボックス、ネットカフェ、書店等を回って、県が有害指定している書籍を販売していないか、タバコが青少年に販売されていないか、話を伺ったり、県の青少年保護育成条例が遵守されるよう依頼している。
○ 補導状況表において、法に触れるような行為での補導は、最近はあまりない。その他は子どもたちが非行に陥る前に声をかける「愛の一声」である。

【委員】
○ データは、延べ人数か。

【幹事】
○ ファミリープログラムの「取組実績」は延べ人数。メディア研修会実績も延べ人数。

【幹事】
○ 相談件数1,853はケースであり、人ということではない。
○ 1,853の相談件数に対し、対応する数字はこの100倍から200倍。 

【幹事】
○ 不登校児童生徒対応件数は、1人の子どもが複数の機関と関わるので人数とは一致をしない。適応指導教室のデータは内訳、研修会参加人数は延べ。

【委員】
○ 「子どもの問題は、大人の問題」ならば大人にはどんな問題があるのか。資料に「長崎っ子の約束」とあるが、長崎の大人たちの約束にはどんなものがあるのか。 

【幹事】
○ 「長崎っ子の約束」について、表には「あ・は・は運動」、裏面には「メディア利用に関する共通ルール作りをしてみませんか。」を載せている。
○ ファミリープログラムの「メディアとの上手なつきあい方」では、メディア利用に関しては、子どもたちに責任があるというよりも、購入した時点で保護者に管理責任があるということを認識してもらっている。

【委員】
○ 家庭のルールを作って子どもの教育を考えようというのが目的であり、講座を開くのが目的ではない。何人参加したというのも成果ではあるが、目的はその先にある。

【幹事】
○ ファミリープログラムは、終了後アンケートを実施し、結果をPTA会長会の中で知らせ、今後も青少年の健全育成に向けて手を携えていこうと話している。

【委員】
○ 各家庭でルールを作って実行しているところが何件あるか、そういう成果の記載がほしい。

【幹事】
○ 家庭の問題でもあるが、所謂不登校対策として、SSW派遣事業を行っている。SSWは教育研究所に8名在籍し、学校と家庭の間に入り、保護者とつながることで不安感を解消し、福祉や医療といった関係機関につなぐことで、子どもが安心して学校に通えるような環境づくりを進めている。 

【委員】
○ 今いろんな問題を通して思うが、やっぱり家庭が基本である。大人が、親が子どもをきちっと育てるという意識を持つことが大切。
○ スマホは時代なのだろうが、子どもともっと語ってほしいし、愛着障がいにならないように愛情をもって接してほしい。子どもたちはすごく求めている。

【委員】
○ 早期発見・支援が重要であるということは共感するが、5歳児検診が長崎市で行われていない。
○ ハートセンターの巡回相談は、保護者が依頼し診ていただく。幼稚園では気になっても、保護者がそう思わず、そのまま小学校へ進学することがある。ハートセンターの人員も不足している。
○ 子ども総合相談でその他の相談が100件ぐらい増えている。どういう傾向か。
○ 子育て支援課と児童相談所等の対応は今の状況でいいのか。 

【こども部長】
○ 5歳児検診は実施していないが、その改善策として、アンケートの実施とハートセンターによる巡回相談がある。
○ ハートセンターの発達支援の体制については、いろいろな所からの課題が出ており、障害福祉課が見直しについての検討を行っている。
○ 虐待等にかかる長崎市の窓口として、子育て支援課相談係が対応をしている。事案に対応するし体制があるので、そこは十分にやっていく。現状としても対応できている。
○ ただ、相談件数の状況もあるので、将来的な部分も踏まえて、体制の強化を検討しないといけない。 

【委員】
○ ハートセンターの巡回相談が6ヶ月待ちということなので善処いただきたい。 

【幹事】
○ 教育研究所は、次年度入学する子どもに対し就学相談を行っている。子育てについて悩んでいる、迷っている保護者に対しても相談できる機会を増やしている。
○ 就学時健康診断時にも相談を受け付け、小学校入学の段階では、一人一人の特性に応じた支援を進めている。

【幹事】
○ その他の相談が増えているのは、いろんな方がストレスを抱えており、相談する相手が近くにいないからではないか。子育てに関係ない事案もあるが、しっかり話を聴くようにしており、関係課を案内している。
○ 虐待ケースのその他の相談が多いのは、判断が難しい場合の件数と泣き声通報が多いから。泣き声通報については必ず確認をし、警察や児童相談所とも連携をしている。

【委員】
○ スタッフがやりがいをもって働き続けられるように、相談件数を減らしていくという所も配慮しながら、是非専門性をもった方が長く働いていけるための配慮をお願いしたい。 

【委員】
○ 性格はだいたい3~5歳位までにできあがる。いろいろな障がいが出てくるのが学校に上がるときや思春期。3~5歳までをいかにうまく育てるかというところが重要。
○ 妊娠した時から子育てとは何かということを勉強する機会を作り、教育していくことをしないと子育てが失敗し、問題が増えていく。
○ 妊娠した時から、子どもを産む、それから産んで育てる2~3歳までをなんとかフォローする形を作ってもらいたい。 

【委員】
○ 愛着障がいの話を、子どもをもつ親に教えるべきではないだろうか。子育てもスマホの悪影響も含めてDVD等を作って、全ての親に見せるような形はできないか。 

【委員】
○ 小・中学校では、特別支援学級とか通級指導とかあるが、特に幼稚園・保育園ではどうなっているのか知りたい。
○ 全国的に問題になっているが、小学校に上がった時点でようやく発達障がい等がわかり、その時にはもうすでに問題が進んでいるということがある。
○ 問題を解決するために「子ども家庭支援センター」が全国的に展開されている。長崎市内に「こども家庭支援センター びぃどろ」ができた。ここは、お腹の中に赤ちゃんがいる女の人の話をできるだけじっくり聴いていこうという方針。どこでもいいので相談するということが大事。 

【長崎県青少年育成県民会議】
○ 「ネット・電子メディア利用ながさき基準・夜9時まで」の説明 

【委員】
○ 子どもがスマホを使うメリットはほとんどない。欧米では、子どもたちが、スマホを持っている比率は極めて少ない。
○ スマートフォンの課題について、条例でながさき方式を作り、18歳になるまではスマホを持たせない。それくらいのことをしないと本当に大変なことになる。

【委員】
○ 制限するのには、基本的に賛成だが、スマホをやめさせて子どもがどう過ごすのだというところが抜けている。そこまでセットで考えていかないと、結局子どもたちが、どうすればいいのか困ってしまう。 

【委員】
○ 今、指示待ちの大人、子どもが増えている。 

【委員】
○ 指示待ちとかわかった上で、だからこそ、最初はつくっておかないといけない。 

【委員】
○ 遊ぶ所はいっぱいある。そして、話すことでいろんなことを解決していく。子どもたちにも、自分の意見をきちっと言える人間になる。 

【委員】
○ 指示待ちの子どもが多いのはなぜかと言うと、心配性の母親が多いからである。心配性の母親は、自分が全部決め、そうすると子どもは自分で決めることを諦めてしまう。心配性の母親は自分が虐待していることに気付いていない。あれも虐待の一つである。 

【会長】
○ 司会としてはまとめなければならないのだが、たくさんの意見が出たこと、これがまとめである。所属団体で実施したファミリープログラム中で、自分たちの活動のPRが不足しているという意見があった。今日もメディア使用は9時までという説明があったが、なかなかPRが行き届いてないということもあろうかと思う。また自分たちが本気を出してしないといけないという意見もあった。今日も多くの方々がお集まりになっているので、是非連携をして、このような論議ができるように続けていければということをまとめにさせていただく。

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