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令和元年度第5回 地方独立行政法人長崎市立病院機構評価委員会

更新日:2019年10月15日 ページID:033586

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 地域医療室

会議名

令和元度第5回 地方独立行政法人長崎市立病院機構評価委員会

日時

令和元年9月7日(火曜日)18時00分~

場所

長崎市民会館 アマランス研修室

議題

・第3期中期目標(案)に対する意見について

審議結果

※地方独立行政法人長崎市立病院機構については「病院機構」と記載

【次第1 第3期中期目標期(案)について】
〇第2期中期目標と第3期中期目標の構成比較(案)について
●事務局
事務局から、第2期中期目標と第3期中期目標の構成比較(案)及び第2期と第3期中期目標比較を説明。
●委員
第3期中期目標については、長崎市と病院機構がお互いの深い理解のもと作成しているのか。
●事務局
中期目標は市長が法人に指示するもので、作成は長崎市が行うが、随時協議を行いながら方向性について現場側の意見は頂いている。
●委員長
数値目標などを立てる際は、現場側と協議し、作成する必要がある。
「第2_1診療機能(3)安全安心で信頼できる医療の提供」は長崎市の総合計画で目指しているものではないか。タイトルが総合計画などの大きな目標と重複しないか。
●事務局
「安全安心」について、狭義と上位目標に掲げるような広義の意味合いがあると思うが、ここでは「1診療機能」に特化した狭義の意味で使用している。
●委員
「(4)公立病院としての役割の保持」については、削除する意味は分かるが、病院機構を公立病院という特殊な存在として位置付けているタイトル自体を削除していいのか。
●事務局
1期の中期目標においては、この内容を「1 エ 政策医療」に含めていた。第2期中期目標を具体化させる中で、医療機能を政策医療に残したまま、その他の部分で構成された項目であるが、内容が薄い点もある。公立病院としての役割は全体にかかるものであることから、今回はその部分について整理した。
●委員
「2(3)患者の満足度向上」においては、3項目をまとめているが、平成30年度評価においてBの評価もあった。Bの評価が残る中で一本化してよいのか。細分化してもいいのではないか。
●事務局
第2期中期目標において細分化しすぎて、評価が困難であった点もあり、目標を指示する中で、目的が同一であるものは、複数の取組みがあっても同一に評価すべきと判断し一本化した。
●委員長
年度計画などで細分化されるものとの理解でよいか。
●事務局
そのようになる。
●委員長
「3 マグネットホスピタル」の言葉はなくしてもかまわないのか。
●事務局
意図するところは変わらないが、市民に分かりにくいため、より分かりやすい言葉に置き換えている。
●委員長
原案を承認してよいか。
(異議なし)
では、第2期中期目標と第3期中期目標の構成比較については原案を承認する。
〇第2期と第3期中期目標比較(案)について
●委員長
前文について意見はないか。
●委員長
4つの使命は引き続き継続して指示し、特に経営基盤の確立に力を入れるということである。地域包括ケアについて特に触れていないことはどうか。また、地域医療構想における記載についてはどうか。
●事務局
平成28年に地域医療構想が策定されたが、それ以前から、地域の中核的な医療機関ということで稼働している。その役割を継続すること、という記載にしている。地域医療構想は、文末に、取り巻く情勢として記載した。
●委員
長崎みなとメディカルセンターは急性期病院であり、地域包括ケアにおいては退院後の支援を見据えたものと考えるが、中期目標において全面的に指示するのはどうかと思うためこれでよいと考える。
地域医療構想については、県の政策の流れにおいて病院の再編が進んでいく中で、「地域医療構想を踏まえ」「地域の課題に的確に対応しながら」という記載があり、「地域の中で安定的に医療を提供していくこと」と読み取れるため、このような記載でいいと考える。
●委員長
長崎市の総合計画が変更したら、目標も変わるのか。
●事務局
次期総合計画において、使用する言葉は変わる可能性もあるが、病院機構の在り方は踏襲されるものと考える。
●委員長
前文について、原案のとおり承認してよいか。
(異議なし)
●委員長
「第2_1診療機能(1)目指す医療」について、意見はないか。
●委員
「ア 救急医療」において、救命救急センターはいつ整備されるのか。目標においてはきちんと指示すべきではないか。現段階で整備されていないため、早期整備を併せて指示すべきではないか。
●事務局
第2期期間中の整備の目処がついているためこのような記載としているが、第2期期間中に整備されない場合は、目標の変更についても出てくる可能性がある。
●委員
そうであれば、「センターにおいては」との記載が適切と考える。
●事務局
文言について、検討する。
●委員
「ウ 小児・周産期医療」「エ 政策医療」について、「維持すること」との指示内容であるが、「継続し、充実すること」等の記載がいいのではないか。「維持」では、それ以上に向上する余地がないように感じる。
透析医療について、第2期から表現を変えた理由は何か。このままなくなる可能性があるのか。変化しないように指示しているように見える。社会情勢の中で役割は変わっていく可能性があるため、機能を固定化させないように第2期の表現を変えない方がいいのではないか。
●事務局
「ウ 小児・周産期医療」と「エ 政策医療」の中の「透析医療」は同じ「維持」という文言でもニュアンスが異なっており、「ウ 小児・周産期医療」については、県外から招へいした専門の医師により、現行の充実した体制を取ることができたが、継続や、充実のためには、専門医の確保が必須であり、維持という文言を使用している。
「エ 政策医療」のうち透析医療については、成人病センターから引き継いだ部分であり、民間でも行っている分野であるため、充実させるというより、現行体制の維持を指示している。文言については、検討したい。
●委員
「エ 政策医療」のうち、災害時の「地域の医療機関と連携し」の記載は、医師会や薬品の卸業者との連携もある。具体的な記載ができないか。
●事務局
文言について検討する。
●委員長
「(2)地域医療への貢献と医療連携の推進」について、意見はないか。
●委員
より具体的な記載となっており、法改正の趣旨にもあっていると感じる。
委員長 承認することとしてよいか。
(異議なし)
●委員長
「(3)安全安心で信頼できる医療の提供」について、意見はないか。
●委員
「ア チーム医療、多職種連携の推進」について、本文に多職種連携の記載がないため、「職種を超えた多職種連携によるチーム医療を推進すること。」などの記載にしてはどうか。
●事務局
そのように見直す。
●委員長
「(4)公立病院としての役割の保持」について、意見はないか。
(意見なし)
●委員長
「2 住民・患者の視点に立って医療サービスの提供(1)患者中心の医療の提供」について、意見はないか。
(意見なし)
●委員長
「(2)住民・患者への適切な情報発信」について、意見はないか。
(意見なし)
●委員長
「(3)患者の満足度向上」について、意見はないか。
●委員
専門職の判断と患者のニーズがずれることがある。満足度が高ければいいのかという問題もある。専門機能が十分発揮できるのか。
患者の意向に沿うのは大前提だが、急性期病院が命の保証のため、医療介入を行う場合、満足度向上を指標とすることはいいが、そこをゴールとするのは専門機能とズレが生じるのではないか。
ニーズへの対応は必要だが、患者の自覚の有無に関わらず、専門家は支援を行うため、ここは「ニーズへの適切な対応」と「満足度向上」の2本化のように感じる。
「満足度向上」で一本化することは、主観的で強すぎるように感じる。
●事務局
「(3)患者の満足度向上」については、接遇や入院中の環境など医療以外の部分で考えており、医療については、「(1)患者中心の医療の提供」においてインフォームドコンセントを徹底することとあわせて整理した。
●委員
構造として、核となる患者視点からのスタートとするなら「(1)患者中心の医療の提供」において患者が納得のもとの医療提供を記載し、次に「患者の満足度向上」で環境を含めた部分を記載し、最後に「住民・患者への適切な情報発信」で地域・市民などへのアプローチを記載する構成の方がいいのではないか。
●委員長
並びについても「住民・患者」ではなく、「患者・住民」の方がいいと感じる。
●委員長
「(4)外国人への医療の提供」について、意見はないか。
(意見なし)
●委員長
「3 法令・行動規範の遵守」について、意見はないか。
(意見なし)
●委員長
「第3 業務運営の改善及び効率化に関する事項」について、意見はないか。
●委員長
「1 PDCAサイクルの徹底による業務運営の改善」について、PDCAは毎年か4年間の目標期間を通したものか。
●事務局
双方含む。様々な業務運営にあたり、PDCAを徹底し、進捗管理を行うという指示である。
●委員
「理事会を中心とした」との表現は適切なのか。理事会は経営を見るが、各業務やサービスについての管理まで行わないのではないか。部門ごとのチェック機能があると思う。組織全体を見るのか、運営を見るのかのターゲットを明確にした方がいいのではないか。
●事務局
文言について検討する。
●委員
「2 医療従事者の適正配置及び質の向上を目指した組織づくり(2)計画的な人材育成」について、医療ソーシャルワーカーの果たす役割が大きくなっていると思うが、医療スタッフと事務職員どちらで見ているのか。
●病院機構
目標の記載であれば、医療スタッフで見ることとなる。
●委員
医療ソーシャルワーカーを個別に記載する必要はないが、医療スタッフの記載が、医師のみを対象にした記載に見えるため、記載を工夫できないか。
●事務局
文言について、検討する。
●委員長
「第4 財務内容の改善に関する事項」について、意見はないか。
●委員
累積欠損金の縮減目標をより具体的に記載できないか。
●事務局
病院機構が、中期計画において、目標期間中の収支についても計画を立てるため、計画の中で協議しながら設定したい。
●委員長
病床削減には触れないのか。
●事務局
地域医療構想の中で議論すべきであり、財務内容の改善の中で指示すべき事項ではないと考える。
●委員長
経常収支比率100%以上を求めるなら、稼働率を上げる必要があり、可能性として繋がるのかと思う。
構成について、「(1)財務改善に向けた取組み」は、収益から費用を差し引いた利益を指し、「(2)収入確保と費用の節減」は、収入から支出を指し引いた資金を指しているようである。
そうであれば、(1)にある「資金計画」の記載は、持続可能な経営基盤の確立に反する気もするが、財務に焦点を当てるのなら、発展のための中長期的な戦略として(2)に移動させ、「(3)計画的な施設及び医療機器等の整備」については、(2)と統合してもいいのではないか。
「利益」と「資金計画」については分けて記載したほうがいいと感じる。
事務局 (3)については、必要性の見極めや優先順位をつけ収支計画を見ながら長期的視点をもって将来を見据え計画立てを行うよう本項目に入れている。記載について検討する。
●委員長
「第5 その他業務運営に関する重要事項」について、意見はないか。
(意見なし)


【次第2 今後のスケジュールについて】
●事務局
本日、皆様からいただいたご意見をもとに、事務局の方で再度検討し、次回の委員会の際に修正したものをご提示させていただく。
そこで、再度ご意見をいただいたものを、11月議会へ提出する予定である。
議会で議決ののち、病院機構へ指示を行い、それを受けて病院機構で中期計画を作成し、2月議会へ提出する予定である。
中期目標及び中期計画ともに完成次第、皆様へお配りさせていただく。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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