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令和元年度第1回 長崎市歯科口腔保健推進審議会

更新日:2019年6月10日 ページID:032968

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部健康づくり課

会議名

令和元年度第1回 長崎市歯科口腔保健推進審議会

日時

令和元年5月23日(木曜日)13時30分~

場所

長崎市役所本館5階大会議室

議題

(1)長崎市歯科口腔保健推進計画(後期)の進捗について
(2)「口腔機能の維持・向上」部会について
(3)その他

審議結果

―会議次第―
1. 開会
2. 長崎市市民健康部部長挨拶
3. 議題
(1) 長崎市歯科口腔保健推進計画(後期)の進捗について
(2) 「口腔機能の維持・向上」部会について
(3) その他
4. 閉会

―審議内容―
(1) 長崎市歯科口腔保健推進計画(後期)の進捗について

【事務局】
「1)歯・口腔の健康について啓発に努めます。」について事業の実施状況等や進捗状況の評価について説明
【委員】
歯と口の健康週間(歯っぴいスマイルフェスティバル)、2.市民フォーラムの詳細について説明
【会長】
妊産婦歯科保健事業(歯っぴいベビー)について、今後、協力産科医院数が増える予定はあるか。
【事務局】
今後、産科医療機関のお話もお聞きしたい。
【委員】
妊産婦歯科保健事業(歯っぴいベビー)は県から市の事業に移ったと聞いている。
協力産科医院数が以前より減少しているため、産婦人科医会に呼びかけたい。
【委員】
この件について、近日、長崎市医師会に報告する。
【事務局】
「2)むし歯予防のためのフッ化物の利用を推進します。」について事業の実施状況等や進捗状況の評価について説明
【委員】
1歳6か月児健診のフッ化物塗布参加割合が97.6%であるのに対し3歳児健診までに2回以上フッ化物塗布を受ける幼児の割合で平成30年度の値は目標値である70%に達していないのは、2回目以降の塗布状況が低迷しているためか。また、1歳6か月児健診のフッ化物塗布参加割合は参加人数のみで出した割合ということか。
【事務局】
1歳6か月児健診のフッ化物塗布参加割合は参加人数から出した割合である。
1歳6か月児健診ではほとんどの方がフッ化物塗布を受ける。
3歳児健診までにフッ化物塗布を行える事業として、2歳児健診と歯育て健診があるが、数字が伸びないことが現状であるため、受診率の向上に努めたい。
【委員】
前回、県からのフッ化物洗口の予算がなくなった場合、長崎市は継続するということだが、その件についてどうなったか。
【事務局】
小学校でのフッ化物洗口の実施率が100%となり、そこから継続して中学校での実施に繋げるか継続性のある説明を行わないといけないと考えている。
フッ化物洗口の補助金について規制はあるがフッ化物洗口事業について、継続性をもった事業として取り組みたいと考えている。
【委員】
長崎市が独自で予算を取り、取り組むということでよろしいか。
【事務局】
はい。
【委員】
小学校の週1回のフッ化物洗口で、学校によって実施状況にばらつきがあると聞いている。
原因と状況を教えていただきたい。
【事務局】
平成30年4月から平成31年3月まで実施している学校で最も実施回数が多かった学校は年40回、月3回から4回実施を行っている。それに対し、実施回数の少ない学校は年18回、月1回から2回の実施と報告されている。
この差が生まれた原因を、実施回数の少ない学校に問い合わせたところ、実施日に職員の手が足りず中止になる事例や、実施日を月曜日に設けており、祝日と重なった場合、本来ならば他に振替日を設けるべきだが、それが行えず、実施に至らないという事例が報告された。
年度末に統計を確認し、健康教育課から、実施回数の少ない学校に対して話を行った。
だが実際問題として、職員不足があげられるため学校歯科医の先生方にも協力をしていただき、一緒に指導を行いながら実施していきたい。
【委員】
5月に運動会を設ける学校も多く、練習と重なり実施できないこともある。
運動会が終了したら実施できるのではないかと思う。
【委員】
私の中学校では、まだフッ化物洗口の実現はできていないが、前向きに検討し現在調整中である。
【委員】
フッ化物洗口の実施を行っている園と行っていない園とあるのが現状である。
【委員】
実施に対する理解はあるが、問題として人手不足があげられる。今後どう対応していくか課題である。実施率は微増しているため、理解は広まってきていると考えられる。
【会長】
保育園・幼稚園に対する行政の補助として、現段階では毎日法に限定をしているということでよいか。
【事務局】
はい。
【委員】
今後、行政に対して保育会や幼稚園協会から説明会の実施の要請があった場合、説明にいくことは可能か。
また、中学校でのフッ化物洗口の説明会に行政から行くことは可能か。
【事務局】
長崎市として教育委員会と連携を取りながら説明を行っていきたいと考えている。
要請に対しては対策を立て、対応していきたい。
【委員】
行政の専門職がいなくなったため、ご検討願いたい。
【委員】
以前、県の調査の中で長崎市について幼稚園を含めたフッ化物洗口の実施施設数が他の支部と比べて低いという報告があった。そこで、149分の99の99の内訳を教えていただきたい。
2つ目の質問が今後説明会の依頼をする際は、健康づくり課にお願いをしたらよいか。
3つ目の質問が認定こども園ではフッ化物洗口は必須かどうか教えてほしい。
【事務局】
1つ目の質問の内訳は後日回答する。
2つ目の質問は、健康づくり課口腔保健支援センターで大丈夫である。
3つ目の質問に関しても後日回答する。
【事務局】
「かかりつけ歯科医等で定期的に歯科健診・保健指導(口腔ケアを含む)を受ける人を増やします。」について事業の実施状況等や進捗状況の評価について説明
【委員】
集団歯科健診の国民健康保険事業(国保歯科健診)とあるが、市民からの募集が多く抽選になったと聞いている。急に希望者が増えた原因は何か。それに対し、歯周疾患検診の受診率がまだまだなので、今後、国保健診の定員を増加する等、何か方法はないか。
【事務局】
募集が増加した理由は次の会議までに国民健康保険課に確認し、今後の事業の推進についても話を行い報告する。
【委員】
口腔ガンは年々増加傾向にあるため、口腔ガンをテーマとした健診等、市民のために対策が必要だと考える。
【委員】
先ほど歯っぴいベビーで4産科医院しか実施連携していないとあったが、ママの歯っぴいチェックは参加者が多いのはなぜか。
【事務局】
ママの歯っぴいチェックはほとんどの歯科医院で健診ができることを産科医療機関のほうで周知しており、妊産婦が歯科で健診を受診するシステムである。また、協力歯科医院名簿のチラシは母子手帳を交付する際にも配布して周知を行っている。
【委員】
ママの歯っぴいチェックは個人で一般の歯科医院を受診して、歯っぴいベビーについては、産婦人科に歯科医師を派遣して行うということか。
【事務局】
はい。
【会長】
今から10年ほど前に長崎市歯科医師会と長崎大学が協同して、口腔ガン健診を行っていた。
その時、要精密と診断された方は大学で精密検査を受けていただき、5,6名口腔ガンの患者がみつかり、命が助かったという事例があった。
歯科医師も口腔粘膜のチェックは行いますが、ガンという言葉のインパクトは非常に大きいと思う。
それと、成人対象者へのダイレクトメールチラシ、非常に良いと思う。
これに習って出生届、婚姻届受理時に配布する等、色々なアイデアを出し合い受診率の向上につなげたい。
【事務局】
「4)定期的に歯科健診、歯科医療を受けることが困難なかたの歯・口腔の健康を支援します。」及び「5)歯・口腔の健康を推進するために必要な社会環境を整備します。」について事業の実施状況等や進捗状況の評価について説明
【委員】
「障害者支援施設及び障害児入所施設利用の歯科口腔保健の維持・増進のため、定期的な歯科健診の実施を勧奨します」ということで、後期計画が始まるまでの目標値が55.6%で、介護老人施設に関しては75%である。
この目標値が100%となっており、今後割合を向上させるために何か方針や方策等があるか、お聞きしたい。
【事務局】
現段階での方策等は把握していない。
今後の会議ででた意見を参考にして計画の推進につなげていきたいと考えている。
【委員】
歯科保健医療サービス提供困難者への歯科保健医療推進事業、障害者等歯科医療技術者養成研修会の2つの研修事業は厚生労働省の口腔保健推進事業を一環として行われていた事業だと思う。
現在、補助事業の対象から外れた状況で、今後の実施に関して市の単独で何か実施を行うのか、方針を変更するのか、何か考えはあるか。
【事務局】
国が歯科口腔保健支援センターの事業について補助を打つということで人員体制の問題があり、一部対象外になる部分があったが、厚生労働省に確認して口腔保健支援センターの事業についての補助は対象になるとのことだったため、継続した事業と考えている。
【委員】
研修会の案内はきていない。
【委員】
研修の案内はきているが、職員不足のため、研修会に参加できない状況である。
介護度3以上でないと特養への入所が難しくなった。そのため、重度の利用者が増え、入れ替わりも多く、口腔状態も含めた全身の健康状態をすべて把握しなければならないのだが、なかなか把握できていない状態である。
以前に2回ほど施設に歯科医師と歯科衛生士にきていただき、指導を受けたことがあった。非常に参考になる研修だったため、今後、機会を設けてほしい。
【会長】
以前の審議会で研修に参加できないとお聞きしていた。先日歯科医師会で、我々から出向いた方がいいか、各施設の嘱託の歯科医師と連携を密にして行うのとどちらがよいのだろうと話をしていたため、そのような意見をお聞きでき、参考になった。
【委員】
介護保険施設における口腔衛生管理加算と経口維持加算を算定する際、医師や歯科医師、歯科衛生士と連携し口腔機能の維持・向上を目指している施設は増加している。
施設別で栄養士の人数は違うため、取り組みについても差がある状況である。そこで、このような問題点をふまえたうえで、どのように連携したらよいか意見を頂戴したい。
【委員】
我々も文書等で会員の先生方に周知を図っているが、今後、できるだけ早期に対応できるよう、研修会等行い周知を図ったうえで対応できるような組織づくりに努めたいと考えている。
【委員】
大規模災害時の対応で、長崎市として歯科口腔保健ネットワークの中心的な部門・場所はどう考えているか。また、もし何かあった場合はどの部署が対応するか。
【事務局】
歯科に関する対応は健康づくり課である。
歯科医師会から協定に関する話はいただいているため、そこは市として防災関連の部署と関連を持ち、連動しながら今後話を進めていきたい。
【委員】
昭和57年の長崎水害後つくられた防災計画の見直しを行うことになり、長崎大学災害医療支援室の主導のもと長崎市医師会が長崎市に提案し、先日長崎市と4師会で会議を行った。
【会長】
災害後初めの3日間が薬の流通に難点があるのではないかと考えている。福岡では常時、問屋や薬局でおおまかな薬の在庫を把握しているそうだ。普段は非公開だが、災害時は分かるシステムである。ぜひ、長崎市も検討してほしい。また、この件で薬剤師会が相談するのは健康づくり課でよいか。
【事務局】
市民健康部として医師会や薬剤師会と連携があるため、今後も連携しながら進めていきたい。
【会長】
災害時の主導はおそらく医師会と薬剤師会である。我々歯科医師会は避難所の方の災害関連死を防ぐことが重要だと考えている。

(2)「口腔機能の維持・向上」部会について

【委員】
超高齢化社会となり、口腔機能を維持することが健康寿命の延伸につながるという考え方、あるいは小児の発達段階においての口腔の役割についても重要視されている。平成30年度の診療報酬改定において小児の口腔機能、高齢者の口腔機能を改善するということが目的で小児の場合は口腔機能発達不全低下症、高齢者の場合は口腔機能低下症という病名がつき、その病名に対し様々な指導や点数が申請された。
また、オーラルフレイルという言葉があり、虚弱の造語である。障害をもたれる前段階の状態であり、治療や訓練を受ければ回復する可能性がある。ただ、医療に専門職がしっかりかかわっていく必要がある。
今後の長崎市の施策が口腔機能を維持・管理する、積極的に健康寿命を延伸するという点から今後の部会に関してはここを中心とした議論を行っていきたい。
【会長】
おそらく国の基本施策であり、今後の方針の中に生涯にわたる健診事業の充実、高齢者や要介護者をはじめとする国民の口腔機能の維持・管理に努めるという文言が明記された。
我々だけでなく、多職種、行政と連携して取り組みたいと考える。
【会長】
給食を食べるとき、非常に遅い方はいるか。
【委員】
耳鼻科的には扁桃肥大の方は扁桃腺が口蓋垂を塞いでいるため、1回で嚥下できる量が限られる。給食の時間も制限があるため、その子は食べる量が限られてしまう。
【委員】
扁桃肥大は遺伝と関係あるか。
【委員】
扁桃腺の大きさは遺伝が多い。

(3)その他

【会長】
医科歯科連携を担当する部署はどこか。
【事務局】
医師会との関係性は市民健康部で、歯科の専門分野は健康づくり課である。
【委員】
研修会を開催するにあたり、いろいろな団体への周知が不足していることをご指摘いただきましたので、歯科医師会として周知を行っているが、行政側も周知の方法を考えていただきたい。
また、研修会で得たことをどうやって現場で活用するかも課題であるため、一緒に考えていただきたい。
【事務局】
7月の委員改選について説明
―終了―

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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