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平成30年度第1回 長崎市食育推進会議

更新日:2018年12月4日 ページID:032129

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 健康づくり課

会議名

平成30年度第1回長崎市食育推進会議

日時

平成30年10月30日(火曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎市役所本館5階 大会議室

議題

(1)平成30年度食育関連事業計画及び平成29、30年度食育関連事業実績について
(2)平成30年度長崎市食育カレンダーについて
その他 

審議結果

1 会議次第
  議題1 平成30年度食育関連事業計画及び平成29、30年度食育関連事業実績について      
  議題2 平成30年度長崎市食育カレンダーについて
  その他

2 内容
【議題1 平成30年度食育関連事業計画及び平成29、30年度食育関連事業実績について】
⇒関係各課より、平成30年度食育関連事業計画及び平成29、30年度食育関連事業実績について
説明を行った。

(質疑)
【委員】
親子の手洗い教室では、マスクは着用しているか。

【担当課】
一般的な手洗いの指導ということであるため、現在、参加者にマスクを着用するようお願いはしていない。

【委員】
手洗いの目的として、手が汚染されているため、手をきれいにしてから食物を扱うという目的でこの事業を実施しているのか。

【担当課】
手洗いの目的としては、一般人が行っている手洗いと、保健所が考える手洗いには、洗い方や手洗いにかける時間等が異なるため、保健所が推進するきちんとした手洗い方法を習得していただくことを目的として、手洗い前後に専用の機械を用いて、汚れを数値化して、その数値の変化を用いて、手洗いの効果について啓発を行っている。

【委員】
感染対策についても目的として入れているのか。

【担当課】
感染対策に有効という意味も含めて行っているが、感染対策については、詳しい話は行っていない。

【委員】
せっかく良い活動をされているため、感染対策も目的の一つとして取り組むと、さらに良い啓発活動になると思われる。例えば、嘔吐下痢になった子どもが口の中も汚染されたまま学校に行っているという可能性もある。口腔にも病原体がいるということを啓発するような流れになるとよいと思われる。感染対策としては、基本的には、手洗いだけでなくマスクも使った方がよい。食物を扱う際に咳をして触ると良くないので、飛沫感染対策としてマスクを着用した方がいいため、マスクを着用した指導を入れた方が良いと思われる。

【担当課】
感染症対策の所管課と協議を行い、次年度盛り込めるか検討させていただく。

【委員】
食品ロスの啓発については、ベルナード観光通りで実施された環境月間ブース出展の時だけに啓発活動されているのか。

【担当課】
(担当課は業務の都合のため欠席の旨を説明。)食品ロスに関しては、フードバンクという活動があり、期限が迫った食品を集めて食べ物に困っている人や福祉施設等に無償で提供するという環境に関連した視点として、また、社会福祉活動として取り組んでいる。ただし、食品ロスを無くすという視点での取り組みについては、他に事業があるかどうか担当課に問い合わせて、後日委員の皆様に送付する資料に盛り込ませていただく。

【委員】
第3次食育推進計画から、食の循環について考えるという大きな項目もあるため、次の計画作成の際に、食の循環を一つの柱として盛り込むことも大切な事であると考える。また、様々な部署で様々な活動が行われているが、一緒に取り組んだらどうかという事業もいくつか見られるため、併せて考えていただきたい。

【委員】
アレルギー座談会で、アレルギーのこどもが増える中で、平成30年度の実績が、前年度より回数と人数が減っているのはなぜか。

【担当課】
アレルギー児は年々増加しているため、幼稚園などでも苦労して給食を提供していることは聞いている。この事業は、あくまでも希望者のみが参加されているものであるが、今年度はまだ事業が実施途中ではあるものの、昨年度より参加率が少ない。その原因の1つとして、周知活動がうまくされていないかもしれないため、実施所管課に話をし、検討させていただきたい。

【委員】
様々な事業が様々な部署に分散されているが、年度末には各事業それぞれの集計が揃うのか。

【担当課】
年度末にはきちんと集約される。

【委員】
1つ目の意見として、学校給食センターについてであるが、長崎の食の地産地消の分野で、食材を多く使っていくことを第3次食育推進計画に盛り込んでいるが、現実は、長崎の農業と水産分野で使える食材が多くないと思われる。学校給食センターを作るとなると、調達の面で工夫しなれば、学校給食に長崎の地産地消を取り入れるのは難しいと考える。 食育推進会議では、水産と教育それぞれの分野が協力合いながら進めた方がよいと思われる。
2つ目は、資料1.の食育関連事業計画及び実績について、部局ごとに事業を分けているが、年間スケジュールにまとめることで事業や予算の執行について、一緒にした方が効果的だということが見えてくると思われる。特に社会教育の分野はおのおのの公民館でされているもので内容が違うため、数回のシリーズで全公民館において行ったり、良い講座については、中心部で行う等の工夫が必要ではないかと思われる。また、長崎市の観光の施策の中に、「食」というものは非常に大切である。観光では、上期と下期でスケジュールを作成している。一年間を作成することは、難しいため、上期と下期に分けて作ることで、効果的な事業の統廃合などが見えてくるのではないかと思われる。

【担当課】
次の議題で、年間スケジュールにまとめたものを議題にしているが、資料1を見ると、同様の事業は同じ時期にするといいのではないか、また、シリーズものにした方がいいだろうかという意見は、役所として発想しづらい。食育の食品ロスに関しては、国は従来の健康づくりだけでなく、産業の分野などさらに幅広く取り組む方針であると感じている。事業を効果的、効率的に動かすということについては、参考にさせていただき、検討させていただく。

【担当課】
子供たちに長崎の郷土料理や伝統料理を食べていただくことは、大切であるとどの現場でも認識している。生産・流通等の現場での問題を一つずつ解消しながら事業を進めていく。

【委員】
様々な自治体では、19日を「食育の日」としているが、長崎市が「食卓の日」と定めた理由は、縦割りのものを横並びにするという案だと思っていた。その時の精神に戻っていただきたい。先ほど言われていた生産量については、生産量が決まっているため全給食センターに使えない事情もあると思われるが、水産分野だけの協力では、大量に生産するとかえって地産地消率が落ちるなどの心配が出てくるのではないか。このような場合に、食育について、全体を見ることが出来きる所があれば良いと思う。食育の始まりは「健康」だったが、多様化したため、音頭取りしてくれるところがあればよい。せっかく「食卓の日」をしているが、うまく働いていないと思う。最初は「食育とは?」という所から始まり、だんだん慣れてきて、予算上で縦割りがあることは当然であるが、事業は何ヶ所かまとめていくことを考えてみてはいかがだろうか。
学校給食センターについては、学校給食は、食育についても、子ども達のためになるので、しっかり話し合ってほしい。

【委員】
PTA連合会の食育については、長崎市食育推進会議から提案があっても良いと思われる。第3次食育推進計画を見せて、この目標値に近づけてほしいという申し入れはあっても良いと思われる。

【委員】
給食献立に関する会議に、食育推進会議の委員が出てもいいかも。母親部会の人達に食育推進会議で話し合われたことは伝わっていないので、どこかでネットワークが繋がるような仕組みがあればよいと思われる。

【委員】
資料1では、ほとんどが普及啓発や講習会などの事業が入っているが、会議やあり方検討等も含まれているので、整理したほうがよい。

【委員】
表記の仕方を、普及啓発と会議を分けて記載するということか。

【委員】
そうである。

【担当課】
周知のための施策と、今から何かを組み立てていく会議などは、異なるため検討する。庁内でこれだけ多くの事が検討され論じられているが、こちらでその内容は把握してなかった事もあったので、情報共有はしっかりしていきたい。

【委員】
学校給食従事者研修会を実施しているが、実際に、調理従事者の下痢、嘔吐による学校給食の食中毒は、年間どれくらい発生したのか。

【担当課】
ここ近年、食中毒については、長崎県内で発生していない。20数年前にサルモネラが発生した。

【委員】
民間の飲食店は、営業停止になるなど、厳しく取り締まっているが、学校給食はどのようにしているのか気になった。

【担当課】
学校給食では、平成8年に他県でО-157による大きな食中毒が発生し、児童が死亡した事件が起きた。その後、学校給食衛生管理基準という厳しい管理基準が策定されて、それを元に衛生管理を徹底しているため、各学校で細心の注意を払っている。

【委員】
ほとんどが自校式で、施設の老朽化が進み、調理従事者の力だけでは衛生面が維持できないということで、新しく給食センターを作るという意味もあるかと思う。給食センターを作ったとしても、それはそれで安全面の問題なども懸念されるので大変だと思われる。今からの時期は、インフルエンザが流行り、食中毒なのか風邪なのか分からなくなり、また大変になると思われる。

【委員】
調理従事者にとっては、これからが大変になると思われる。

【委員】
どこの部署に関係するか分からないが、現在話題になっている「マイクロプラスチック」について、小さなプラスチックを食べた魚介類を食べた野鳥の死骸から、マイクロプラスチックが検出されたと新聞で見た。人糞からも検出されたとのことだった。子どもへの影響についても心配である。調理法の仕方も問題があると思われるので、調理法について教えるなど、どこかの部署が啓発していかなければならないと思うので、検討していただきたい。

【担当課】
環境問題の部分でもあり、調理方法の問題でもあるが、今後の環境問題の動きによっては、大きく動くかもしれないため、健康分野としても注視していく。

【委員】
このような食と環境というテーマは今後大きくなるかもしれない。

【委員】
いくつかの課が実施する食物アレルギーの研修会については、関係課同士で連携・統括が出来ているのかが心配である。
また、学校給食で地元の食材を頑張って取り入れるようにしており、本校でも「県内まるごと長崎県給食」に取り組んでいる。子供たちが美味しい魚を食べられるように、元気にすくすく育つような学校給食が出来るように連携したい。現在やりとりをしている課以外にも、地元の食材に関する情報などを関係課から情報提供いただきたい。

【担当課】
健診などで栄養相談をしており、アレルギーで悩んでいる保護者に対しては、アレルギー座談会を行っている。これは、あくまでも保護者間での情報交換会である。保育園、幼稚園のアレルギーについては、他課が調理実習や衛生関係の研修を実施している。

【担当課】
各関係課が実施しているアレルギー関係の事業については、様々な取り組みがなされていることは把握している。他課のアレルギー対応のマニュアルについて尋ねたりしており、必要に応じて連携を取っている。

【担当課】
学校給食に取り入れたい食材については、他課等との連携が必要であるため、必要に応じて相談しながら進めている。

【委員】
毎年災害などで、農作物の被害が遭っていて、災害が起きた地域はその年は地産地消が出来なくなる。また、今年は北海道で大きな地震が起きたため、北海道で獲れていた野菜が、こちらまで来ないことや、白菜などの野菜の高騰は、単価が関係ある学校給食は大変辛いと思われる。

【議題2 平成30年度長崎市食育カレンダーについて】
  ⇒健康づくり課において、まとめて説明を行った。
(質疑)
【委員】
ホームページは、どれくらいアクセスしているのか。

【担当課】
アクセス数については、確認してから後程資料送付のときにお伝えする。
  ⇒後日調べた結果、月平均で47件の閲覧数だった。

【委員】
周知方法について、ホームページ以外にも、広報などに載せないのか。高齢者など、インターネットを見ない方への周知はどうするのか。

【担当課】
関連付けて、今回、新成人になる方を対象にチラシを作成して郵送する予定である。新成人になる方に健康を意識してもらうように新たな試みとして実施する。チラシにはQRコードも載せているので、ここから簡単にアクセスすることができる。ただ、高齢者への周知については、検討させていただく。

【委員】
若年層にうまくアプローチしていく方法として、このような取り組みは良いと思われる。

【委員】
各地区に食生活推進員がいて、郷土料理や骨太クッキングやイベントでの野菜350g計量体験コーナーなど様々な活動を行っている。最近では、学校からの依頼で出向いて活動を広めている。

【委員】
親子料理教室は、抽選になるほど多く、落選した児童に他に行ける教室があれば紹介したいので、様々な教室状況がわかれば教えて頂きたい。

【担当課】
食生活改善推進員が各地区でおやこ料理教室を実施している。今まで、参加者数が少ない状況である地区もあった。今年度はおやこ料理教室はほとんど終了しているが、次年度もそのような希望があれば、連絡していただければ、情報提供させていただく。

【委員】
夏休みの平日であるので、人気があるのかと思われる。学校でも呼びかけていきたい。

【委員】
食育カレンダーについては、ホームページは、興味がある人しか入らないと思われるので、食育カレンダーが年度ごとにしっかり作れるようになったら、年に1回は配布した方がいいのではないだろうか。カレンダーとなると、どこかに貼っておくイメージがある。ネットに依存しすぎるのは良くないと思われる。

【担当課】
各事業については、一応、事業の前に広報でお知らせはしている。しかし、食育という視点でまとめたものは無かったため、広報の方法として重複しないかという事や、予算なども含め検討させていただきたい。

【委員】
全市民に伝えられる方法で伝えていけば、もっと食育も広がっていくと思われる。子供を持つ親は、よくチェックしているが、子どもがだんだん成長するにつれて、見なくなっていく。やがて、長崎市も一人暮らしの人達が増え、そこが健康上の盲点になる。よって、福祉と協力する等で、この食育カレンダーが役に立てたら良いと考える。

(その他)
  ⇒「県・市町食育推進スクラム会議」の、長崎県内各市町の取組状況の報告を健康づくり課より行った。

以上。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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