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更新日:2018年12月4日 ページID:032127
環境部 環境政策課
平成30年度第2回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会
平成30年8月31日(金曜日)10時00分~
長崎県勤労福祉会館 4階第2、3中会議室(長崎市桜町9番6号)
(1)平成30年度 長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書について(報告)
(2)温室効果ガス排出量削減に向けた取組みについて(協議)
【議題】
(1)平成30年度長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書(案)について(報告)
(2)温室効果ガス排出量削減に向けた取組みについて(協議)
~協議会としての今後の活動目標~
【主な質疑】
(1)平成30年度長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書(案)について(報告)
資料1-1 平成30年度版長崎市地球温暖化対策実行計画年次報告書(案)
資料1-2 長崎市の2015年度(平成27年度)温室効果ガス排出量(確定値)について
事務局から説明
【委員】
市役所の温室効果ガス増加の理由はプラスチック焼却と記載があるが、P16の再生可能エネルギー導入量の実績値と対応してくるものなのか。また、目標値の42.0千t-CO2は単年度の目標値なのか。液体化したプラスチックを再利用するようなことも視野に入れて今後検討を進めてほしい。
【事務局】
プラスチック焼却に至った理由としては、埋立処分場の延命化と焼却熱の有効利用がある。今後、西工場のみならず東工場を含めた高効率発電との総合的な分析を進めていく。P16の成果指標値は市内の再生可能エネルギー導入量として算出しているもので、直接対応するものではない。
【委員】
サーマルリサイクルにおいて、重油をどれほど削減できたのか。また、埋立処分場の延命期間はどれくらいを見込めているのか。 報告書を見る限り、市の温室効果ガス削減の目標値に対してどのくらいの数値なのかがわかりにくいので比較しやすい表記になると市民の皆さんは見やすいと思う。
【事務局】
西工場の焼却については、ごみの自燃によるもので、そもそも重油はほとんど使用しておらず、重油の削減にはつながっていない。埋立処分場は、プラスチック焼却により、7~8年の延命化が見込めている。P4のグラフに赤の点線で市の温室効果ガス削減の目標値到達ラインを記載している。
【委員】
P2に「火力発電所が増加」とあるが、「火力発電による電力が増加した」では。本当に火力発電所の数が増えているのであればそのままでいいが、精査していただきたい。
P6の民生家庭部門の「9%減少」の要因は「電力排出係数の影響」と記載があるが、排出係数の影響であれば増加しているはずなので、削除してよいのではないか。
P7の(6)※について、電力排出係数の影響を受けるCO2もあるので「CO2(電力由来)以外」という表現にすべきではないか。
P8の5の一つ目の〇に「2015年度」は「2016年度」の間違いではないか。
P10の1の3つ目の〇の後にすぐ総括の文章で増加の要因を挙げているので、前段の前年度の説明に見えて紛らわしいので、表現の工夫を。
P11の上のグラフの電力排出係数の単位が右にあるが、そこだけ浮いているのでは左に持ってきてはどうか。同じく下のグラフは縦軸の単位がないので表記すべきではないか。
P11について、エネルギー消費量が減少しているのに対して、効果指標値の温室効果ガス量が増加した理由は。
P42の「夜間景観整備事業」の「環長崎港~」と表記があるが、「環」は不要ではないか。
P44の表下段において、平成29年度の成果・課題の表記が、平成30年度の表記になっており、不要な読点がある。同じく平成30年度の欄にも読点があるので削除してよいのでは。
【事務局】
グラフの単位や誤字、表記の方法については事務局で持ち帰って適切でわかりやすい表現に変更する。
P11のエネルギー消費量が減少して温室効果ガス排出量が増加した理由は、プラスチック焼却によるものと考えている。「環長崎港~」の表現については、長崎港周辺のすり鉢状の景観のことを指す言葉であるため、正しい表現となる。
【委員】
重点アクションプログラムのページについて、見やすくまとまっているので、空きスペースに各プログラムの成果指標がまとまったページがあればより見やすくなるのではないか。
【事務局】
市民の方が見やすい表現に加筆・修正する。
【委員】
今年の2月に行なった長崎市主催のSDGsのフォーラムを報告書に記載する欄を設けてはどうか。
【事務局】
長崎市の総合計画の外部評価でもSDGsについての同様の意見があった。環境部としてSDGsとの関わりはあるので、表記等ついては今後検討する。
【委員】
P21において、「サステナプラザながさきをより活性化し」とあるが、「~をより活用し」では。
【会長】
それでは、報告書の文言の修正は事務局が行い、内容は了承ということで、次の議題に進める。
(2)温室効果ガス排出量削減に向けた取組みについて(協議)
【会長】
第1回協議会にて、協議会として取組むこととしてあがったキーワード6つ「サステナプラザながさきの活用」「レジ袋・プラスチック」「環境教育」「リユース」「公共交通機関利用促進」「市民が知らない」を中心に協議を進める。まずは「サステナプラザながさきの活用」、「環境教育」、「市民が知らない」について、協議会としてどのように推進・促進することができるか協議を行いたいと思う。
資料2-1 サステナプラザながさきの取組み を用いて、サステナプラザながさきセンター長より説明
【委員】
自治会のルートをもっと活用してよいのではないかと思う。自治会では自治会内で防災部会や環境づくり部会等を設置し、各自治会のお祭りなどで出店したりしているところがある。そういったところでサステナと連携できるのではないかと考えている。サステナから自治会や連合自治会に提案する機会を作って接点を増やすことができると思う。また、10月に山里連合自治会でエコのブースを出すと聞いたので、実際に見に行って、早速連合自治会で発信していきたい。
【委員】
自治会や商店街とはぜひ接点を持ちたいと思っていた。自治会の会合の5分間くらい時間をもらって、「5分間エコ講座」などやれることはありそうだと感じている。自治会はもちろん、エコネットの団体にも様々なジャンルの団体があるので、いろんな団体と連携していきたい。
【委員】
たくさん活動しているが、利用者のアンケートの集計・見える化は行っているのか。
【委員】
エコカフェはアンケートを取ってスタッフ間で共有している。
【委員】
どんな要望が多いのか。
【委員】
生活に直接活かしやすい内容を多くしてほしいとの声があるので、そういう内容を月に1度から週に1度行うようにしている。参加もしやすいように短い時間でプログラムを組むようにしている。
【委員】
アンケートなど、利用者の意見を大切にしていくことが大事だと思う。実際に行なう講師やエコネット団体にアンケート結果が見えるようにしてもらえたらと思う。
【委員】
対応したい。
【委員】
出前講座の申し込みはホームページからの人が多いのか。
【委員】
エコカフェは、長崎市の広報、Facebook、イーカオなどに掲載しており、申し込みの割合は広報とSNSが半々くらいである。口コミなどでも増えてきている。
【委員】
資料を見て、幼稚園から老人ホームまで利用者の幅が広い印象を受けた。対応する推進員も大変だと思うが、コーディネート次第では多様な講座ができると感じた。
【委員】
推進員が行けない場合はサステナスタッフが対応するようにしている。時間配分の問題もあるが、大きく言えば「地球温暖化防止」「わたしたちにできること」というテーマで市民がすぐ取り組めるようなテーマで講座を行うようにしている。
【会長】
協議会として、自治会をはじめ、サステナプラザとのつながりを深めていくことを一つのテーマとして活動し、それが「市民が知らない」という問題の解決につながっていくものとして今年度進めていきたい。
資料2-2 長崎市の4Rの取組み を用いて、事務局より説明
【委員】
粗大ごみを出す際に、リユースできるものなのか価値が分からない方が大半だと思うが、選別してくれる人などはいるのか。
粗大ごみの運搬は大変だと思うが、持ち込みサービスなどは一般的にあるのか。
【事務局】
状態がいいものについては、長崎市の粗大ごみの収集業者が選別をして、年に一回のエコライフフェスタでリユース品の抽選会を行っている。
【委員】
粗大ごみの運搬は大変だと思うが、持ち込みサービスなどは一般的にないのか。
【事務局】
リユース品の持ち込みサービスはない。
【委員】
トレイの回収しているスーパーにおいて、肉や魚のトレイを洗わずに廃棄している方がよく見受けられるが、啓発活動などは考えてないか。
【事務局】
店舗でのよびかけは行っているが、個人の意識が定着していないものと捉えている。
【会長】
プラスチックごみの選別において、汚れを水で流すことも水質汚濁につながることから、必ずしも環境にいいとは言い切れない。そういった視点もある。
【委員】
プラスチック製品のごみ袋に入らないものの取り扱いについて教えてほしい。
【事務局】
ごみ袋に入らないものは粗大ごみとして出す。旧長崎市内であればクリーン長崎に連絡して引き取ってもらう。分解して、ごみ袋の中に納まれば、そのまま出しても良い。
【会長】
リユースBANKの今後の活用・周知について市としてどう考えているのか。廃棄物減量推進店舗の促進について協議会としてできることについて市としてどう考えているのか。使い捨てプラスチック製品を減らすために協議会としてできることは市としてどう考えているのか。
【事務局】
リユースBANKについては、サステナとの共同事業として、今後はSNSの活用など幅広い年齢層より周知していくことが必要と考えている。廃棄物減量推進店舗については、現在推進店舗には認定のステッカーの配布及び市HPでの紹介を行っている。使い捨てプラスチック製品については、今後の検討課題として受け止めている。
【委員】
リユースBANKについては、現状のシステムがわかりづらい。エコライフフェスタだけでなく、市民に広く定着するように、年に一度、砕けた形で市民向けの再使用品の受渡し会を行なってみてはどうか。今のままだとやっていることは良いことなのにあまりにももったいないと感じる。
【会長】
次に「公共交通機関の利用促進」という点で、スマートムーブの活動について長崎県環境政策課の参事から紹介がある。
【参事】
県では県下54団体が参加する「ながさき環境県民会議」を開催しており、「公共交通機関の利用促進」という点において、毎月第二水曜日をノーマイカーデーと定めることや、12月の第二水曜日から一週間を「県下一斉ノーマイカーデー&エコドライブウィーク」として啓発しているが、活動そのものは停滞気味である。
省エネの活動を行なっていくことを前提として、温暖化に伴う社会情勢が変わっていく中で取組の方向性として、「スマートムーブ」等の考え方を取り入れていきたいと考えている。
【会長】
県においても取組の見直しを行なっていくとのことで、県と市においては、足並みをそろえて進めていく必要がある。協議会としても今後も検討していくべき課題だと考えている。
本日議論した中で、4つの重点アクションプログラムのうち、「再生可能エネルギーの導入推進」が残っているが、本協議会の再生可能エネルギー導入促進部会からの報告書に沿って、木質バイオマスの活用検討及び廃棄物発電等による地域エネルギー事業体の構築に向けた検討が市の方で進められているところである。
今回出た意見については、事務局でとりまとめて、早い段階で協議会として取組むこととして委員へお知らせする。
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