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長崎市総合計画審議会(第1回第1部会)

更新日:2018年11月9日 ページID:032007

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会 第1部会(交流と平和)第1回

日時

平成30年7月26日(木曜日) 18時30分~20時30分

場所

議会第1会議室(市役所本館地下1階)

議題

1. 基本施策A1「歴史・文化遺産を守り、活かし、伝えます」の評価
2. 基本施策A2「景観、まちなみ、自然を活かし、まちの質を高めます」の評価 

審議結果

○部会長挨拶

■議題1 基本施策A1「歴史・文化遺産を守り、活かし、伝えます」の評価

〔基本施策主管課説明〕

【委員】
 文化財の保存と活用について、尽力いただいていることがわかる結果になっているが、産業革命遺産の劣化が著しい鉄筋コンクリートの遺構の具体的な保存方法について、今のところ具体的な目途がたっていないということである。今後いつまでに、どういう形で行う予定なのか、教えていただきたい。
また、旧グラバー住宅については、これからしばらく修復が必要となりそれに伴い経費が必要となるが、これらを賄うため入場料の変更を検討していい時期であると考えているが、どのようなお考えか。

【担当課】
緊急的な保全については、保全方法は確立していないながらも大学の先生など専門家の方々からなる高島炭鉱整備活用委員会において工法についてご教示いただきながら、実施しているところである。今後については、平成30年度から10年間の計画で本格的な整備工事を実施する予定であり、工法等も含め高島炭鉱整備活用委員会にご相談しながら現在設計段階であり、今後基本設計、実施設計を経て概ね平成33年度から工事に入る予定としている。

【担当課】
委員ご指摘のとおり、文化財の維持には多大な費用がかかることから、文化財の運営の所管課とともに料金について検討する必要があると考えているが、現時点では料金値上げについての検討は行っていない。

【委員】
旧唐人屋敷の整備については、集中して進めていただき感謝している。
環境整備について、旧唐人屋敷の象徴門の前や四隅にゴミが出されており、観光客が撮影する写真にゴミが写りこんでいる状況である。ゴミは当然出るものであるが、周辺にはゴミを出す場所がなく、ゴミステーションが明確化されていないことが原因であると考えている。地域の方と協議をしていただき、ゴミステーションを明確化し、それを地域の方に周知することが環境整備の視点から必要だと思うがいかがか。

【担当課】
市が管理している3つの御堂の除草等の環境整備を行ってはいるが、十分でないところもある。旧唐人屋敷周辺は、道路整備や市の事業実施の場所であり、文化財の観点から出島に匹敵する重要なエリアであることは認識している。ゴミステーションの件については、地域のご意見を伺い、所管課と連携しながら対応していきたい。

【委員】
出島について、今後の取組方針に「維持管理として定期的なメンテナンスを行う」とあり、ハード面の整備は出来上がったように見えるが、今後新たなものができる予定はないのか。
2点目は国の指定になった原爆遺構の保存活用について審議を行い、有効な意見が寄せられたとあるが、どのような意見が出て、具体的に今後どのような整備をする予定があるのか。
最後に、長崎の歴史の学校の参加者の平均年齢がわかれば教えてほしい。

【担当課】
第3期までの出島の整備は完了したが、出島のハード整備がすべて終わったということではない。出島の中には16棟の復元建物と明治期に建てられたものも含め20棟の建物があるが、平成8年に策定した出島の復元整備計画及び平成27年度に策定した出島の史跡の整備保存活用計画に基づき、今後とも復元事業は継続していく予定である。短中期的な目標としては次の第4期として町人部屋、十五番蔵、番所の3棟を復元整備する予定であり、国との調整を経て早ければ来年度から基本計画の策定に取りかかりたいと考えている。

【担当課】
原爆遺跡の整備については、平成28年10月に国の史跡に指定をされているが、範囲の考え方や、構成する資産の所有者が長崎市だけではないことから、各所有者とどのように連携をとるか、今後の保存整備取組み等についてご意見をいただいている。また、文化庁職員にも出席いただき、具体的に史跡の整備や活用のあり方について助言をいただいている。かなり多岐にわたり細かい内容もあることから、現在集約を図っているところである。
また、歴史の学校の参加者の平均年齢は約60歳である。

【委員】
今年の6月1日に参議院本会議で改正文化財保護法が可決されたが、本改正は文化財の保護だけでなく活用を重要視し、文化財を観光や地域振興に積極的に活かすという狙いがあるようである。来年4月1日に施行となるが、今後長崎市の文化財の活用についてどのような取組みを予定されているのかお聞きしたい。

【担当課】
改正文化財保護法の具体的な内容は、都道府県単位で大綱を策定し、市町村は大綱に基づき総合的な計画を作ることができることとなっている。まず、県の動きがあってからということになるが、まだ具体的にどのような計画を策定するかなど、どの自治体も詳細は分かっていない状況である。現在、国が文化審議会の下にワーキンググループを設置し、自治体向けの指針を作成しようとしている。ワーキンググループには長崎市の教育長も参画しており、これから検討がなされていく。以上のことから、来年4月1日からの施行ではあるが施行と同時に様々なものができるということはなく、今後国から通知や指針が示され、県市町村が大綱や計画を策定していくことになる。
2点目はグラバー住宅や英国領事館など国の補助事業においては、保存活用計画を作成するが、今度の改正で認定制度に変わろうとしている。これまで現状変更は国の許可を受けるなど様々な手続きが必要であったが、認定制度へ変わると保存活用計画の範囲内であれば届出で済むなど、手続きの緩和がある。
3点目は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」により、「文化財の保護」については、現在教育委員会の所管であるが、文化財保護法と関係法が改正をされることにより、条例で定めることを条件に「文化財の保護」を市長ができることとなる。現在、本市では地方自治法に基づき、「文化財の保護」について補助執行により文化観光部が行っているが、改正により教育委員会を介せず、市長ができることになる。ただし、この点については慎重な議論が必要だと考えていることから、国の指針等を確認しながら進めていきたい。

【委員】
数ヶ月前にオランダ坂の石畳が廃棄されるということがあり、その原因は市内部における横の連携不足ということであったが、市として具体的な原因の究明や今後に向けての対策などは精査されたのか。
また、グラバー園を訪れた際に、景観を損なうパイプ椅子がいたるところに置いてあるほか、修繕が必要な場所が目についたが、その点についてはどのようにお考えか。

【担当課】
オランダ坂の石畳については、文化財課としては、整備のマニュアルに基づき復旧を指導していたが、数年経過するなかで保存していた石畳を所管課が廃棄してしまった。市議会等での所管課の説明によると、掘るときに石畳のほとんどを壊してしまっており、その後そのまま使えるものがなかったことから廃棄をしたということであった。文化財課としては、廃棄をするにしても、文化財課に確認や連絡がなかったことについて所管課に注意を行ったところである。今後は、横の連携を図り、廃棄時においても文化財課への意見聴取を徹底するなど、今後このようなことがないように努めていきたい。
また、グラバー園については、管理運営については所管が異なるが、国の需要文化財が3棟あり文化財の管理としても関与していく必要があると考えている。ご意見については、しっかり受けとめ、所管課と指定管理者とも協議していきたい。

【委員】
昨年度は非常に頑張っている印象があった。その後、少しまずかった点もあった。その原因としては、文化財課に人が足りないのではないかと思っている。

【部会長】
A1については、質問ご意見は以上のとおりとします。
ご質問についても、ご意見として受け止めてほしい。
特に新しい法律のもとに、文化財の保護だけではなく文化財を活かすという方向が出てきたという話もあった。このことについては、所管課が多岐にまたがることになると思うが、今後の政策への反映も含めてきちんと今回の議論を念頭に検討していただきたい。
心田庵など365日運用されていない文化財もあるが、活かすという視点でもう少し長期間活用することについてご検討いただきたいが、その点についてどのように考えているか。

【担当課】
心田庵については史跡で、使用に耐えうるか、どのぐらい活用できるのかまた、運営体制なども考慮しながら、できるだけ市民に広く還元できるように考えていきたい。

【部会長】
中の茶屋は通年あいているのか。同じ史跡である中の茶屋は運営を委託していると思うが、心田庵はいかがか。

【担当課】
中の茶屋は通年あいており、管理は委託している。心田庵は地元の任意の団体に運営を委託しており、需要とのバランスを考慮し、今後の活用を考えていきたい。

■議題2 基本施策A2「景観、まちなみ、自然を活かし、まちの質を高めます」の評価

〔基本施策主管課説明〕

【委員】
 都市計画道路を整備したという説明があったが、あれを整備ということに違和感がある。人の見方によって捕え方が異なるところだが、稲田町の住民は便利になって、地価が上がり喜んでいると思う。館内の住民は、表面的には地価が上がり、道路がきれいになって便利になり、喜んでいるかもしれない。しかし、新しい道路により旧唐人屋敷の景観は損なわれ、将来の価値を考えるとあれを整備ということには違和感がある。ただし、まちなか事業推進室で今後整備するということであるので、私も協力したいと思っているが、それでもあの都市計画道路を整備という言い方はかなり違和感を持っている。

【担当課】
昨年度のご指摘を受けて、庁内で旧唐人屋敷の価値を再認識するということを改めてさせていただいた。道路整備の在り方については、ご指摘を受けている点を踏まえ所管課と警察を含め、今後の対応について検討をしているところである。また、あわせて出島と旧唐人屋敷の価値を伝えていく取組みも今年度行う予定である。旧唐人屋敷の魅力を保持しながら、生活の環境を整えていくことに取り組んでいきたい。

【部会長】
旧唐人屋敷については、先ほどのA1について、ごみ問題について意見が出された。委員からご説明をお願いします。

【委員】
旧唐人屋敷の象徴門前にゴミが出されており、朝早く訪れた観光客が撮影した写真にゴミが写りこんでいる状況である。その原因は周辺にゴミを出す場所がないことであり、地元と話し合いをしていただき、ゴミを出す場所を明確にしていただきたい。
2点目は新大工から南山手にかけて、龍馬の道の事業を実施していたときのタペストリーが破損し、落下したままのものが散見される。また、地面に埋め込まれたプレートは、昨年度は現在も活用しているとのことであったが、マップ自体が少なくなっているなど本当に活用されているのか疑問である。次のまちぶらプロジェクトに進む際には、以前のものをリセットして次に進むということがよいのではないか。
また、歩道の花壇は花が咲いているときはよいが、その状態が続かず、枯れた後に花壇にゴミが捨てられているものもある。四季を通じて花壇がどのような状態になっているのか確認をしてほしい。

【担当課】
基本的なことができておらず、申し訳ない。
龍馬の道のプレートについては、案内所等で活用はしているものの、ランタンフェスティバルのときには足元にあり見えないため、外路灯に巻きつけてできないかなど試行しているが、まだよい方法が見つかっていない。引き続き整理をさせていただきたい。
花壇の管理については、南山手や中島川では地域の花を決めており、店舗の方と連携しながら敷地の中に植えていただく取組みは行っているが、公共が設置しているフラワーポットまではご指摘のとおりきちんと対応できていない状況なので、対策を考えたい。

【委員】
昨年長崎大学で「唯一、一番を活かすまちづくり 出島、唐館、療養所」というお話をさせていただいた。「唯一、一番」というのは、日本でただ一つとか、日本で一番古いというものが長崎には多くあり、それを点と点ではなく、面を活かそうということ。
思っている以上に長崎には「唯一、一番」が多くあり、それを面で活用するということを常に考えていただきたい。
長崎は、文化財とした明確なもの以外に、景観を作り出すことが大事である。中通りに新規出店が多いことは大変良いことである。
文化財課などと常に連携を図り景観づくりをやっていただきたい。

【委員】
まちぶらプロジェクトにより、中通りは新しい店舗が増えるなど地域が活性化しており、評価はcになっているが、bでもいいのではないかと思うぐらい、まちぶらプロジェクトについては効果があっていると考えている。
野母崎に予定されている恐竜博物館については、東京の方たちも非常に興味を持たれている。長崎に恐竜というのは新しいテーマだと思うが、現在の進捗状況を教えていただきたい。
池島については、意外に県外の人たちの関心が高いようである。フェリーの問題など改善がなされていないようであるが、観光資源として可能性があるものを放置しているような気がしている。どのような状況なのか。

【担当課】
恐竜博物館を含めた田の子の地域整備ということでご説明させていただきたい。恐竜博物館は、現在基本計画を策定中であり、平成32年度に建設に着手、平成33年10月にオープン予定である。現在の基本計画では、展示の規模や種類、利用者はどれぐらいかなどの計画を行っている。
野母崎においては恐竜博物館を地域活性化の核として考えており、恐竜博物館だけでなく、野母崎地区を周遊させる仕組みを検討している。

【担当課】
平成23年度から池島炭鉱施設を観光施設とし、指定管理者制度を活用し運営をしている。
利用者については年々減少しており、周知を図っているものの、利用者増には結びついていない。
現在、地域の方、指定管理者である三井松島リソーシス、外海地域センターなど関係者により池島の活性化について定期的に協議を重ねている状況であり、池島炭鉱については、今後についても様々な媒体を使ってPR活動に努めていきたい。

【部会長】
西海市やフェリー会社と協議をしているのか。

【担当課】
航路については所管が異なるが、フェリーの見直しについては住民説明をしていると聞いている。

【部会長】
観光振興の視点から、観光商品の醸成やフェリーのダイヤの見直しなど西海市やフェリー会社と協議し、結果を出すようにしてほしい。
野母崎の恐竜博物館については、実際に恐竜の化石が出たことが先なのか、地域おこしが先にあって、地域おこしのために恐竜博物館を作ることになったのか。

【担当課】
恐竜の化石が出たことから、恐竜博物館を建設することになり場所として地域活性化の観点から野母崎が選定された。

【委員】
ゴミの問題にしても花壇の問題にしても、これからのまちづくりは行政と市民が一緒に手を携えてやっていかなければならないことは間違いない。少子高齢化の中で、様々な分野で子供への教育をとよく言われるが、子供も減少し、また部活等で忙しい。また、現在地域活動をされている方もいずれ高齢になり、今ほどの市民の協働も期待ができないかもしれない。行政は、単に一緒にやっていきましょうと旗を振るだけではなく、今後計画を策定するなかで、丁寧にきめ細やかに今後の市民と行政の連携の在り方について検討していただきたい。

【委員】
観光客が増えていく中で、また長崎を訪れたいと思ってもらうために、歩いて楽しいまちづくりは進んでいるかもしれないが、きれいだなとか、日々の生活をここで暮らしていきたいなと思わせるような街づくりを進めていただきたい。そのためには行政だけでは難しく、市民力を活かすことが必要で、市全体で教育も含めて一緒に取り組んでいってほしい。

【委員】
市民意識調査のアンケートをとっているが、どのように活かしているのか。2ページ、3ページを見ると「観光客への挨拶や道案内、清掃活動など、何らかのおもてなしに取り組むことを考えていますか。」の問いに「何に取り組んでいいかわからない」が30%いる。このような結果に対して、どういう情報を発信して市民を巻き込んでいくか、具体的な戦略が必要ではないか。ほかの質問についても、市民の貴重な意見がわかるので、アンケート結果を施策に活かす必要があると考えるが、アンケート結果についてどのような認識か。

【担当課】
アンケート結果について、問22の「日頃、「まちづくり」などの活動や運動へどの程度参加していますか」の問いに対して、「年に数回程度」までを合わせると、昨年度と比較して下がっている。その反面、地域活動や市民活動に対して約80%の人が「出来る範囲の協力はしたい」と回答があっている。参加したいが、何をしたらよいかわからないという方がたくさんいる中、行政のほうから強力に情報発信をしていかなければならないと考えている。このアンケート結果を今後の施策に是非活用していきたい。
長崎市はこれまで観光施設を点として観光客を呼び込もうとしていたが、体験型観光に移行していることから、まちなかを歩いてもらい町全体の景観を磨き上げることで、景観資産が観光資産になると考えている。また市民との協働については、行政だけではできないことから十分に連携していきたいと思っている。さらに、教育については若い世代が進学や就職で長崎市を出ている状況であり、幼いころから地域活動を共にし、長崎市の魅力を伝えることにより、地域愛、地元愛を子供たちに持ってもらいたいと思っている。

【担当課】
観光という視点というよりは、営みを磨き、いかに高めていくかという視点で、長崎の暮らしの魅力をベースとして、体験したい方が集まるまちづくりを地域のみなさんと一緒にやっていきたい。特に子供たちに関しては、中島川や寺町については祭事や文化の顕在化ということに取り組んでおり、文化が農業と深い関わりがあることから、昨年度から子供たちと一緒に田んぼ稲を作ることで、四季と祭事の関わり合いなどを体験してもらうことに取り組んでいる。基本的には市民の営みを高めていくというなかで、それがまちの魅力につながり、人が集まってくるという理念のもと取り組んでいきたい。

【委員】
私の地区は原爆資料館があり、観光客が多いことから、掃除を自発的に行うなど地域の方の意識も高いが、これまで地域活動を熱心にされてきた方が高齢になられていることから、今後若い方たちに意識の継承ができるか少し心配である。昨年の出来事として、小学校の校区が山里校区から坂本校区に変わるかもしれないという問題に対して、これまで自治会に顔を出したことがない若い保護者が、自治会にお願いに来られて一緒に教育委員会にお願いをしたことで、若い世代の方と交流ができた。自分事で危機感があると、若い方でも動くのかもしれない。
また、おたくさ祭りのときに、以前は抽選でアジサイをもらい、持ち帰って地域に植えていたようであり、復活してほしいという意見がある。

【部会長】
前段の部分は、市民協働参画や子育て、教育の問題であり将来の施策へのご意見として事務局で整理してほしい。

【担当課】
現在は、その場でアジサイを差し上げることは行っていない。中島川、寺町エリアの花をアジサイと地域で決めており、諏訪小学校に地域の方に集まっていただき、アジサイの育て方の講習会を開催し、庭等で育てていただいている。
また、市内全域を対象として、自治会単位や小学校単位で申し込みをいただいた場合は、アジサイを配布し、地域で育ててもらう事業は行っている。

【部会長】
A1で委員からグラバー園の景観について意見があり、のちほどご説明いただくが、指定管理者への指導はどのように行っているのか。まずは、委員からご説明をお願いしたい。

【委員】
A1の際に発言させていただいたのは、グラバー園に景観にそぐわないパイプ椅子が置いてあるほか、修繕が必要な箇所があるなど、観光客に来てよかったと思ってもらうためには景観の観点から改善の必要があると感じた。また、先ほどは発言していないが、出島において、砂糖のコーナーに綿菓子機の設置と1回100円という表示があり、砂糖が出島にゆかりのあることを紹介する意図は十分わかるが、景観を損ねていると感じた。

【担当課】
建築物や工作物に関して届け出があったものについては、景観推進室で助言等を行っている。先ほど委員からお話があった、パイプ椅子や綿菓子機など工作物等に当たらないものについては、こちらに届け出があるものではない。ただ、観光客や市民が見たときに景観の観点からおかしいと感じるものについては、所管課と連携し改善できるところは改善していきたい。

【部会長】
特に指定管理者に対して、観光施設の運用の視点から、景観を損ねるものに対してどのように考えているか。

【担当課】
指定管理者と協議をしていく中で、これまで施設が老朽化していないか等については協議を行っている。景観に関しては、関係課と協議しながら施設のチェックを行っているが、先ほどの指摘を受け、景観の視点が欠けていたと感じたので、グラバー園の運営を行う指定管理者とも今後協議をしていきたい。

【部会長】
建設や建て替えについては景観推進室で見ているが、先ほども言われたように面的に見せるという観点から、運用面でも注意を払う必要があると思われるので所管課との連携を図って景観向上に努めてほしい。

【委員】
新しい魅力あるまちづくりにおいて、問題となっている所有者不明土地の処理について各自治体が困っていたところ、「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が6月に可決している。内容は、所有者不明土地を公民館や公園、診療所など公的なものに活用できるというもので、今後活用が期待できると思うが、長崎市において、所有者不明土地の実態把握をされているか、またそのような土地がまちづくりにおいて障害になっていないのかお尋ねしたい。

【担当課】
所有者不明の土地について、全体的に把握しているかは所管ではないため、わからない。しかし、道路整備や公園整備の際に所有者不明土地であるため事業の支障となっていることは実際にある。特別措置法も踏まえ、長崎市として事業の進捗や、まちづくりの進め方について今後検討が進められていくものと考えている。また空き家についても、所有者不明により事業進捗に支障となる場合もあるが、現在、行政代執行など法的措置を活用し、事業を進めることもある。

【部会長】

A1の基本施策評価は「歴史・文化遺産を守り、活かし、伝えます」について、「Bb目標をほぼ達成しており、目標達成に向けて概ね順調に進んでいる」としているが、所管課説明のとおりでよろしいか。

(異議なし)

A2の「景観、まちなみ、自然を活かし、まちの質を高めます」は「Cc目標を一部達成しているものの、目的達成に向けた課題の克服などがやや遅れている」としているが、まちぶらプロジェクトの効果が見えていることからbでもよいのではないかとの意見があった。成果指標の数値からは所管課の評価となるが、いかがか。

(「b」に上げてよいとの意見が複数あり)

評価委員会の意見としては、まちぶらプロジェクトにより中島川・寺町周辺に賑わいが出ており、地域の活性化につながっていると考えられることからA2の評価は「Cb目標を一部達成しており、目的達成に向けて概ね順調に進んでいる」とする。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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