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平成30年度第2回 長崎市政治倫理審査会

更新日:2018年11月2日 ページID:031916

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

総務部人事課

会議名

平成30年度第2回 長崎市政治倫理審査会

日時

平成30年9月14日(金曜日) 15時30分~

場所

長崎市役所本館3階会議室

議題

長崎市長等政治倫理条例第11条第1項の規定に基づく市民の調査請求について

審議結果

1 建物使用貸借契約等における三藤副市長の虚偽行為について 

【委員】
調査請求書は有権者116人の署名で有効とあったが、同じような状況のデイサービスセンターはいくつもある。例えばこの116人の中に加わっているとか、同じような思いを持っているとか、あるいは全く問題ないと考えているのか。

【事務局】
署名簿自体は名前と住所だけの記載であり、職業欄がない。名前と住所のみで有権者かどうかの確認までしかできない。事業所にお勤めかどうかは把握できていない。

【委員】
長崎市社会福祉協議会(以下「社協」という。)、各事業所、長崎市の関係性はどうなっているのか。とりまとめているのが社協ということになるのか。

【事務局】
社協がデイサービス事業を例えば野母崎なら野母崎デイサービスセンターで運営をしていたということである。契約解除の理由に記載されているが、近隣に介護施設ができる状況もあり、野母崎地区の事業を撤退した。伊王島も同じように民間事業所による参入や介護事業所の拡充で色々な選択肢が増え、ある程度役割は終わったということである。

【会長】
今現在使用貸借契約が残っているところはあるのか。全て終了ということか。

【事務局】
まだ残っている。

【委員】
事業を廃止したデイサービスについて、比較的早い段階で事業を廃止している。それはそれぞれの施設長の判断によるものなのか。市からもうやめないかという話にもっていかれたのか、それとも各施設が従来から最低限の採算性がないということで早々の廃止をしたのか。

【事務局】
解除の理由については改めて確認してご報告したい。

【委員】
2点気になっている。解除を申し出たら今までこの施設を使っていた方たちはどうなるのか。きちんとこの方々に対応した上でという条件を付しているのか。このような福祉関係のことは長崎市だけでなく、全国どこでも行われていることであるので、他の市の状況が分かれば、長崎市の対応が非常に異質であるのか若干判断する材料にはなると思う。
 
【事務局】
野母崎の話になるが、元々野母崎は社会福祉協議会がデイサービス事業を行っていた。現在野母崎診療所があるが、そこに介護福祉施設ができることもあって事業を辞めるということがあった。そのためまずは廃止する前にそういう話をさせていただいて、また従業員の方もいらっしゃるので雇用とか、利用されている方はケアマネジャーに相談をして他の希望される施設を紹介する等して、今まで利用されている方が困らないようにしたという話は聞いている。

【会長】
論点自体は大規模改修の場合は、甲と乙が協議して経費を決定するものとするという契約条項が書いてあるということが出発点で、一方これが使用貸借であることは間違いない。使用貸借の場合は一切負担しないことが普通であるにも関わらず、こういうことが条項に入っている意味と位置づけ、これについて審査会で協議しないといけない。使用貸借の場合は負担しないと長崎市の見解で述べているが、契約条項に大規模改修の事項が含まれていることは疑問に思うので、もしこの点で説明があったら、次回までに説明をしてほしい。
契約期間について副市長の説明が色々あるということについては、冷静に判断して、それがどの程度問題であるのか、大いに問題であるのか、やむを得ないことなのか、レベルが色々あるので、次回までに理解を深めたい。
最後に私の方から事務局にお尋ねしたいが、14番の疑義で長崎市の見解は「言葉足らずで大きな誤解を招いた」とあるが、具体的に本当はこう言うべきであったところが、こういうところが言葉が足りなかったということを知りたい。
委員にご相談だが、この問題について、今日結論が出せるのか、もう一回期日を決めるのかその点についてだけお聞きする。

【委員】
先ほどの市側の見解を確認することもあるので今日結論は出ない。

【委員】
同じである。

【会長】
この件は次回再度審査を行う。

 なお、委員からの次の質問については、次回の審査会までに長崎市において整理して説明を行うこととなった。
 ⑴ 事業所廃止の具体的な理由
 ⑵ 事業所廃止における他市の状況
 ⑶ 事業所廃止における利用者への対応・影響
 ⑷ 事業所との使用貸借契約について、修繕義務がないにも関わらず、契約条項に費用負担が入っている理由
 ⑸ 市職員の「言葉足らずで大きな誤解を招いた」具体的内容


2 旧長崎市立乳児院の解体・跡地の売却における三藤副市長等の不当・不正の経過と実態について 

【会長】
旧長崎市立乳児院の解体・売却の経緯が今ひとつわからない。土地利用条件を付した理由をご説明いただきたい。

【事務局】
乳児院は平成9年3月に公の施設の用途を廃止し、その後は保存文書の書庫として利用していたが、連合自治会から福祉的な利用を図ってほしいという要望があったので、平成16年12月に乳児院跡地の一部を、高齢者の生活を支援する施設の建設を条件として売却する政策決定を行っている。それに伴って、この建物については国・県の補助金を財源としていたので、ある一定期間の前に処分する際は、補助金を返還する必要があるので、そういったところも含めて検討した結果、新たに高齢者向けの賃貸住宅を作るという条件を付して土地の売却を行うといった意思決定をし、入札を行っている。
       
【会長】
土地利用条件を付したのは、地元自治会の要請があってつけたということか。何も条件付けなかったらもっと高く売れたのではないか、市の財産を処分するに当たってはより高く売れるべきであろうというご主張が基本にあると想像する。それにも関わらずこうした条件を付した理由はなぜか。

【事務局】
そちらについても整理をして報告したい。

【会長】
不動産評価にあたり評価条件を付されているが、その資料を読むことはできるのか。

【事務局】
鑑定士の評価書は添付資料38に、平成17年7月発行のものがある。

【委員】
この件に関して、地元の要望を受けて政策協議会にて決定したという説明の仕方であった。もちろん地元の要望を受けてそれに応えることは市の重要な役割であるが、今いろいろな価値観がある中で、誰かの利益が誰かの不利益になったり、いろいろな考え方があるので、2つの連合自治会の要望だけで動いたような感じを受け、他の所の考え方を全く考慮せずに、短絡的に決めてしまったような印象を与えかねない。2つの自治会の要望を受けてなぜこの高齢者向けの建物を作ろうと思ったのか。
また請求人が、この施設は普通の人が入居できないような高い建物になっているのではないかという話があったので、そうではなくて、適正な価格で入りたい人が広く入れるようになっていると示すことができる資料があれば、用意していただきたい。

【事務局】
この2点についても調査して報告したい。

【委員】
土地利用条件の有無で、土地の価格が変動するということがあるのか。

【会長】
添付資料38の不動産鑑定書でもう一度理解を深めることにする。
入札後、第三者に転売して、取り壊して立派な高層マンションができるということがないわけでもない。土地利用条件を具体的に知りたい。

【事務局】
添付資料38に入札執行書があり、3者参加し落札している。そして土地利用条件については、土地利用条件及び契約上の特約の記載がある。この条件を途中で変更した場合や継続できなかった場合にどうなるかについては、確認をして後日報告したい。

【会長】
議題1、2についてはいずれも次回続行とする。

なお、委員からの下記の質問については、次回の審査会までに長崎市において整理して説明を行うこととなった。
 ⑴ 土地利用条件を付した理由
 ⑵ 乳児院跡地活用については地元の要望に応じてとのことだが、他の自治会等の考えもきちんと考慮した結果、高齢者向けの施設建設ということに至ったのか
 ⑶ 乳児院跡地に建設された高齢者向け住宅の入居価格は、入居希望者が広く入居できる適正な価格であると示すことができる資料
 ⑷ 土地利用条件付きの物件を入札後、条件を変更した場合や条件を継続できない場合について

また会長より次回の調査において、調査請求書の意見陳述や、調査対象者の出席を求めることとなり、意見陳述等については、公開、最終的な評議については非公開で行うことの確認がなされた。


3 その他 

【会長】
次回審査会の開催時期、また次回に向けて事務局へその他確認事項などを確認する。
次回審査会の開催時期については事務局に調整をお願いしたい。その他の確認事項はないということで今回の審査会は終了とする。

             - 閉 会 -(17:15)

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