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平成29年度第2回 長崎市食育推進会議

更新日:2018年4月13日 ページID:031129

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 健康づくり課

会議名

平成29年度第2回 長崎市食育推進会議

日時

平成30年2月1日(木曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎市役所本館5階 大会議室

議題

  1. 第3次長崎市食育推進計画における将来目標の推移について
  2. その他 

審議結果

~会議次第~
議題1 第3次長崎市食育推進計画における将来目標の推移について
その他 第3次長崎市食育推進計画概要版について
     出前講座等実績について(健康づくり課)

~内容~
【議題1 第3次長崎市食育推進計画における将来目標の推移について】

~関係課の説明~
【担当課】
『食育への関心』のうち「食育に関心を持っている市民の割合の増加」については、当課で実施している市民健康意識調査を元に算出。平成29年度は、対象者数3,500名に対し有効回答者数は1,227名、有効回答率は35.1%であった。「食育に関心を持っている市民の割合」は、第3次計画での現状値(平成28年度)は76.3%、目標値は96.0%に対し、平成29年度現状値は70.4%と平成28年度と比較して減少した。この現状値は市民健康意識調査のなかで、「あなたは食育について関心がありますか。」との問いに対し、「関心がある」または「どちらかといえば関心がある」と回答したかたの割合を示している。長崎市民の食育への関心は伸び悩んでいる。

【担当課】
「「食卓の日」の実施度の増加」については、平成27年度で23.2%に対し、平成29年度の現状値は、アンケート調査(有効回答数約460人)により、37.3%で増加している。
平成32年度は50.0%を目標としている。

~質疑~
【委員】
「食育に関心を持っている市民の割合の増加」について、食育という言葉を知らない人がどう捉えるのかが心配である。アンケートの中で、「食育」の説明をしているのか。

【担当課】
アンケートの中では説明していない。アンケートについては、その都度意見をいただいた分については改善していく。食育の意味も示した上で、関心の有無の設問へ改善する。食育の関心については、市民意識調査(アンケート)で各年ばらつきがあるため、今後も経過を見ていく必要がある。

【委員】
市民意識調査のアンケートは年齢・年代は書くようになっているのか。年代で推移の変化が見られるようになるのではないか。
何が原因なのかを読み取るためにも要因分析は大切である。

【担当課】
今回いただいたご意見を参考に検討させていただく。調査の中で、年代はわかるので年代ごとの推移をみて原因追及を行う。

【委員】
食育の関心を目標に近づけるための施策はどう考えているのか。具体的なものを示してほしい。

【担当課】
食育の言葉と意味を知ってもらうために、概要版パンフレット等を使ってあらゆるところで広めていく。健康長崎市民21計画も当課で所管しているので、その中でも食育を紹介し進めていく。

【委員】
具体的に取り組むために、PTAとも協力して進めていってほしい。11月の議会で、学校給食のあり方として、給食センターのことで陳情した。行政の動きとして、情報・目標・施策の3つの中で数値目標がメインになってしまっているので、このような会議等で出していくことが大切である。

【委員】
食生活改善推進員ではアーケード等でイベントの際、野菜350g食べましょうという普及啓発を行っている。その時の反応を見ると、お年寄りは年々特に関心があるように感じるので、この資料の食育の関心についての%の数値は低いのではと感じる。 

【委員】
アンケートの結果に踊らされないようにし、第3次計画になると中だるみしてしまう危険があるので注意し、推進会議で挙げて話し合っていくことが大切である。

~関係課の説明~
【担当課】
「朝食を欠食する市民の割合の減少」について、20代男性から30代女性については、毎年当課が実施する市民健康意識調査を元に算出した。「朝食を欠食する20代男性」は、第3次計画での現状値(平成28年度)は17.1%、目標値は8.0%に対し、平成29年度現状値は25.7%、「30代男性」は、第3次計画での現状値(平成28年度)は16.4%、目標値は9.0%に対し、平成29年度現状値は30.6%、「30代女性」は、第3次計画での現状値(平成28年度)は.2%、目標値は4.0%に対し、平成29年度現状値は11.0%となり、平成28年度と比較して、朝食の欠食の割合が増加した。また、「朝食を欠食する20代女性は」は、第3次計画での現状値(平成28年度)は9.1%、目標値は4.0%に対し、平成29年度現状値は2.8%となり、平成28年度と比較して減少し、目標に向けて改善している。
引き続き若い世代の特に男性の朝食欠食率が高いため、更なる周知啓発が必要と考える。

【担当課】
小・中学生の朝食を欠食する児童の割合について、毎年5月に実施している学校運営調査における児童・生徒への意識調査をもとに算出した。有効回答数は小学生14,385名、中学生5,056名である。小学生は第3次当初の現状値1.5%と目標値0%に対し、平成29年度現状値1.4%と若干減少し、中学生は第3次当初の現状値2.4%と目標値0%に対し、平成29年度現状値2.6%と若干増加している。今後も学校を通じて周知・啓発を行っていく。
次に、小学校における農作業体験学習実施の割合については、学校運営調査における体験活動の実施状況調査をもとに算出し、対象は市立小学校70校としている。第3次当初の現状値84.3%と目標値100%に対し、平成29年度現状値87.1%で70校中の61校となり若干増加している。
 
~質疑~
【委員】
朝食欠食率について、なぜ欠食するのかの理由を質問しているか。

【担当課】
市民健康意識調査では、なぜ欠食をしたのかという質問項目は設けていない。

【担当課】
学校運営調査の中でも、理由については聞いていない。

【担当課】
今まで見てきた様々な調査の中で、特に多いのは1.時間が無い2.お腹がすかない3.食べたくない等が挙げられる。お腹をすかせるために夜食は食べないようにする等いろんな形で指導を行っている。

【委員】
長崎市では、国民健康・栄養調査よりも20代女性の朝食欠食率が低い。これは長崎市の結果が全国と比べて良いのか、母集団の関係があるのか。スタイルや生活リズムの乱れも関係していると思われるので、健康ながさき市民21の調査と絡めて実態把握していただきたい。

【委員】
農作業体験学習について1.具体的な内容を知りたい。2.指導は誰がされているのか。

【担当課】
学校によって様々であるが、水田を借りてその地域の方に教わったり、学校の中の小さな農園で食物の栽培をし、成長過程を観察している。学校内で実施したり、専門家を呼んで実施する学校もある。

【委員】
ある小学校では残渣を使って野菜を育てている。現在長崎市では、学校の統廃合を進めているが、ハード面が重視され統廃合により学校内の畑がなくなることもある。畑がなければ、校内で野菜を育てる取り組みもできない。また、今後、給食センターが出来て、給食室がなくなっていけば、給食の食材のにおいを感じなくなってしまうことが懸念される。

~関係課の説明~
【担当課】
重点課題Ⅱに関連する将来目標は、すべて健康づくり課実施の市民健康意識調査を元に算出している。
「朝食又は夕食をいつも1人で食べる人の割合の減少」については、第3次計画での現状値(平成28年度)は20.0%、目標値は0.0%に対し、平成29年度現状値は18.3%と目標に向けてやや改善の傾向がみられる。この割合は、1人暮らし以外のかたのうち「朝食」をご家族と一緒に食べることが「週に1回程度」または「ほとんど食べない」を選択されたかたと、「夕食」をご家族と一緒に食べることが、「週に1回程度」または「ほとんど食べない」を選択されたかたの平均で算出している。朝食・夕食別だと、朝食は28.3%、夕食は8.3%となり出勤や登校時間と関連する朝食が引き続き『共食』が難しい状況である。
「食生活に気をつけている市民の割合の減少」については、男性の場合、第3次計画での現状値(平成28年度)は、31.3%、目標値は40.0%に対し、平成29年度現状値は32.0%です。女性の場合は、第3次計画での現状値(平成28年度)は、50.7%、目標値は65.0%に対し、平成29年度現状値は49.6%であり、男女ともに、平成28年度と比較してほぼ横ばいの結果となる。この数値は、市民健康意識調査の「あなたがご自身の食生活で気をつけていることは何ですか」に対し、「主食、主菜、副菜を組み合わせて食べている」を選択した割合により算出したものとなる。
「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の予防や改善のために適切な食事、運動等を継続的に実施している市民の割合の増加」について、第3次計画での現状値(平成28年度)は、27.4%、目標値は30.0%に対し、平成29年度現状値は28.4%とほぼ横ばいの結果であるが、目標に向けて改善している。この数値は、市民健康意識調査の「メタボの予防や改善のために、適切な食事または定期的な運動を継続的に実践していますか。」という質問に対し、「実践して半年以上継続している」または「実践しているが、半年未満である」の割合により算出したものとなる。次に「規則的な時間に食事をし、よく噛んで食べる市民の割合の増加」についてです。第3次計画での現状値(平成28年度)は、49.5%、目標値は60.0%に対し、平成29年度現状値は50.3%と平成28年度と比較してほぼ横ばいの結果となっている。この数値は、市民健康意識調査の中で、「あなたがご自身の食生活で気をつけていることは何ですか。」という質問に対し、「規則的な時間に食事をとるようにしている」また「よく噛んで食べるようにしている」を選択回答したかたの割合により算出したものとなる。

~質疑~
【委員】
朝食の定義をどのように定義されて質問しているのか聞きたい。

【担当課】
市民健康意識調査では定義づけてない。他のアンケートを見て補足することがあれば検討していく。

【委員】
厚生労働省では主食と副食があると朝食といえると定義している。

【委員】
「よく噛んで食べる」とは、歯だけではない。唇や周りの筋肉にも重要な役割がある。最近は、種無し・骨なしの食材で食べやすいような食事をこどもに与えている。これでは、口腔機能が発達しないまま成長し、高齢になった時に早期の摂食嚥下障害に繋がる危険がある。よって、ただよく噛んで食べるということではなく、「口腔機能を使って」よく噛んで食べることが大切である。

【担当課】
当課では、歯科口腔関係の計画(10年計画)の見直しを行った。歯科口腔保健推進計画ダイジェスト版を作るにあたって、あいうべ体操を取り入れたり、舌と頬と奥歯で噛みしめる図式で示したりする等、新たな試みとして市民に伝えられる項目を増やしている。歯科口腔の計画との整合性についても検討していく。

【委員】
「規則的な時間に食事をし」と「よく噛んで食べる」市民の割合は、それぞれを足した数値なのか。それとも両方チェックが入っている市民の割合を数値化しているのか。

【担当課】
それぞれの割合を足したものである。

 【委員】
「内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の予防で~適切な食事、運動等を」と書かれてあるが、具体的に適切な運動とはどういう風にとらえているか。

【担当課】
「適切な運動」の中身については表記していない。

【委員】
メタボリックシンドロームについて、第3次目標値30%以上はもう少し伸ばすことができるのではないか。

【担当課】
次年度数値が出た時の検討課題とさせていただく。

~関係課の説明~
【担当課】
重点課題Ⅲの「生産者と消費者との交流、地域の食文化の継承の推進」に関連する将来目標の「食生活改善推進員の数の増加」については、現状値(平成28年度)は268人、目標値は320人に対し、平成29年度は279人となっており、平成28年年度と比較し増加している。食生活改善推進員は、食生活改善のための活動及び食育推進に関する活動に携わるボランティアの方々で現在、11支部で活動をしている。毎年、養成講座を実施し、平成28年度は40人養成したが、29人の退会者があり、平成29年4月1日は279人となっている。

【担当課】
「市民が利用する「市民農園」の区画割合の増加」について、都市と農村のふれあいの場として、市内4か所(平山、三重、高島、琴海)ある。平成27年度で529/839区画で63.0%→今年度60.3%と若干減少している。これは、区画利用者の高齢化のため継続が難しい状況である。今後は75%を目標に周知・ニーズに応えていく。
グリーンツーリズム体験プログラムの参加者数の割合の増加について、現在長崎市内で9団体が活動している。プログラム数は60個ある。平成26年度は6,315人→平成29年度は現状値がまだ出ていない。平成27・28年度は1万人を超えている。目標値8,400人としていたが、長崎市農業振興計画【後期計画】の目標値、12,000人へ軌道修正する。

【担当課】
「学校給食における地元水産物(鮮魚類)の使用割合(重量ベース)の増加」について、第2次長崎市食育推進計画までは、水産農林政策課の地元水産物利用率の増加(食材ベース)が目標だったが、目標達成により終了した。平成27年度の65.5%と上がってきた。第3次の目標値68.0%と高くはないが、継続して地元産を使い、少しでも増やすことを目標とする。このデータは長崎県教育庁体育保健課の「学校給食における地場産物使用状況調査」のデータをもとに算出する。

~質疑~
【委員】
「学校給食における地元水産物(鮮魚類)の使用割合(重量ベース)の増加」について、長崎市内で採れた水産物であるのか。それとも県内産であるのか。

【担当課】
サバ・イカ・ブリなど長崎市内で獲れた鮮魚類である。加工品は含まない。

【委員】
農産物については挙げているのか。

【担当課】
市内の農産物の割合は非常に少ない。(H28年度は1.4%)また、農産物・畜産物・林産物・水産物合わせると2~3%となるが、数値目標に挙げられる数ではない。県内産まで含めると7割超えるが、長崎市産では仕入れルートの確保が厳しい。今の所、数値目標として、挙げられるのは水産物のみである。

【委員】
グリーンツーリズム体験の場所はどこでしているのか。

【担当課】
外海大中尾棚田、池島、琴海の広範囲、伊王島(水産物関連の体験)、茂木(びわの収穫や加工体験やペーロン体験)で実施している。東長崎でもグリーンツーリズムの実践者が集まってイベントを実施している。

【委員】
市内で3か所給食センターが設置されようとなっており、1か所あたり7,000食ずつ作られる。食材の調達が業者に任され裁量が大きくなり、地元産使用の数値目標が達成されるのか。地元の食材が子ども達に届くのかが心配である。

【担当課】
仕様はまだ固まっていないので、長崎市の意向が委託業者に伝わるようにしていく。

【委員】
長崎市の野菜・魚の使いづらい状況を踏まえ、関係課の方には流通経路の見直し等お力添えをいただきたい。


その他 第3次長崎市食育推進計画概要版について

【その他 第3次長崎市食育推進計画概要版について】
⇒健康づくり課において説明を行った。

~質疑~
【委員】
食卓の日19日というのは、今年日曜と重なるのは、8月のみである。毎月第何日曜日など、まだ認知度が低いうちに変える事は出来ないだろうか。日曜だと食材を提供できるようなイベントを開催しやすいと思う。毎月何か行事があってみんなが賑わうような何かがあれば、賑やかになっていくのではないだろうか。

【委員】
「食卓の日」は働き方改革との絡みがあったのではないだろうか。

【担当課】
平成21年から国の食育の日とかけて食卓の日を実施している。食卓の日の認知度はまだ低い。浸透させていく必要がある。19日をトークとかけているため、現状この日を食卓の日と定めさせて進めていく。水産物・農産物に関してもイベントなどで普及啓発していく。また、賛同団体とも連携し、19日は早く家に帰って食卓を囲みましょうということを広めていきたい。

【委員】
実施方法を見直した方がよい。ちなみに第3日曜は「家庭の日」で部活を休むことも検討している。

【委員】
概要版はどこで配るのか。

【担当課】
委員の皆さん、食育関係課等に配布した。そのほか食生活改善推進員、小・中・高校、保育園、認定こども園に配布する予定であり、必要に応じてオーダーがあれば配布する。

出前講座等実績について(健康づくり課)
⇒健康づくり課において報告した。

以上。

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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