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平成28年度第2回 長崎市社会教育委員会議

更新日:2017年3月29日 ページID:029601

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

平成28年度第2回長崎市社会教育委員会議

日時

平成29年2月16日(木曜日)10時00分~

場所

長崎市市民会館2階 第2会議室

議題

「つながり」について事例から考える
1 ラジオ体操 元気応援事業
2 地域づくりはつながりづくり
3 50代から考える人生の愉しみ方
4 ファミリープログラム
5 報告事項、その他
※新工場の都合により議事の順序変更:議事2→議事3→議事1→議事4の順

審議結果

議題1

議事2【地域づくりはつながりづくり】

(地域コミュニティ推進室から説明)

【議長】
自治会に入りにくいという問題があったが、委員の皆さんはどう感じているか。

【委員】
いまの発表はまさに成功例だ。現実には、引っ越しの多い地域や、アパートの地域、商業地域など、地域によるところもある。準備ができてスタートし、その後、5年先、10年先という長い希望に向かっていく楽しみもあるが、支える側の努力に左右される難しさもある。例えば、転勤族の地域や先生の異動などでつながりが変わると大変だ。

【地域コミュニティ推進室長】
アパートや賃貸マンションの多い地域は入れ替わりが多く、加入率が下がる。新興住宅地では地元の方と疎遠になるというケースもある。自治会活動の伝え方として、「こういうことを行っているから入りませんか」といったような前向きな話で伝えていこうということをよく話している。

【委員】
自治会員でないところにも案内のパンフレットを入れたり、学生割引の制度を設けたり、マンションの世帯へは管理会社との交渉をして入っていただくなどの工夫をしてきた。マンションだけで自治会を作っているところもあるが、活動がマンション居住者間だけにとどまらず、地域の活動にも加わっていただければパワーアップすると思うのでもったいないと感じる。

【委員】
城山南部の事例は赤ちゃんから参加できるのがよいところだ。昼食会のあとに子どもたちが片付けや掃除などそういったところまでできているのか踏み込んで調べていただければよりよかった。子どもたちもお客さんとしてだけではなく、地域の方とこのような場で学んで、「おうちでもしようね」といった教育的なところまでいけばよいと思うので、そのようなアドバイスをお願いしたい。

【議長】
ほかにこのような取り組みがどう進められたらよいか、今後のアイデアはないだろうか。

【委員】
人・拠点・資金の3点で市役所が支えるということを期待している。

また、団体のつながりばかりでなく、生涯学習社会の観点からも、例えばマンションの方などは個人になってしまいがちなので、「個人の学び」とのつながりを忘れないでほしい。そういう人も社会にいることを忘れないでほしい。これは地域コミュニティ推進室だけでなく他部局の協力もお願いしたい。

【教育総務部長】
地域によっては9割も子どもたちが減っているような状況にあって、学校の適正配置も行っているが、これまで学校中心で行えてきたことが、今後は学校単位ではなく隣の自治会との連携も必要な時代になってきている。施策としても、地域のつながりづくりとして、学校とコミュニティを整備していきたい。

【議長】 
ひとつだけのグループ・団体だけでは発展しないので、そういう視点も必要だ。

議事3【50代から考える人生の愉しみ方】

(ながさきダンカーズ倶楽部から説明)

【議長】
75歳でも元気という時代が来そうなので、これからもこういう団体が活躍してほしい。

【委員】
いわゆる「アラ還」が私も近くなってきている。退職後が長い時代だ。出前講座はどのようなものを行っているか。

【ながさきダンカーズ倶楽部代表】
ある企業で、今年度に退職される30名向けに退職後の愉しみ方について話した。

私は中央公民館長でもあるが、中央公民館の講座においても、活動されている体験談や、今後どんな準備が必要かという話や、町の中へ出掛けて地域の魅力を発見するようなことも行っている。直接的に自治会の加入率を上げることにつながるかは難しいが、それぞれが地域に戻ったときの参考事例にはなるのではないかと感じている。

【委員】
生涯学習の視点・概念からも自己学習という学びが大切だが、その観点からもよいことだと思う。組織的なこともだが個人の学びも大切だ。そのような観点で公民館はどうか。

【南公民館長】
高齢者に自発的に出てきてもらい仲間づくりをしてもらうように、高齢者講座を行っており、地域の方、受講生も楽しみにされている。これからも居場所づくりの講座を続けたい。

【教育総務部長】
公民館まつりなどを見ても女性は元気な印象が強い。フラダンスの自主学習グループも多いようだ。男性の参加者が少ない印象がある。

【委員】
私も講座の講師を務めているが、形で勉強する「ハード」だけでなく、コツコツと自分づくりをする「ソフト」の両方ができるような応援を考えていただきたい。自分の人格などを育て、それを若者につたえる、それが「ソフト」であり、この後押しをお願いしたい。

【東公民館長】
講座は女性の参加が多い。男性が集まるよう、例えば「魚のさばき方講座」のような初歩的な講座を企画したりするがなかなか集まりにくい。どう男性を集めるのかが課題でもある。町立公民館への助成講座なども行っている。

【西公民館長】
男性向けの講座も行っているが、やはり男性は少なく、西公民館も男性は2割程度だ。男性が多い講座や自主学習グループとしてはパソコンやギターなどがある。やはり男性が来やすい講座を企画するのが一つの課題だと感じている。

議事1【ラジオ体操 元気応援事業】

(福祉部から説明)

【議長】
ラジオ体操では人を集められないと思っていたので感心した。

【委員】
毎日やっているところがあることを知らなかった。地域によってはラジオがうるさいというところもあって、生放送ではなく録音で対応しているところもあると聞いている。

私の住んでいるところは、土日は行っていないが、6年生が低学年に教えるようにしており、そこから6年生は自覚が芽生え、低学年は6年生を尊敬するなどのつながりが生まれると感じている。

7月21日に行った「みんなでラジオ体操」は周知が足りなかったのではないか。

【福祉部政策監】
29年度も予定しているので、各小学校にしっかり周知したい。

【委員】
国体期間中は、がんばらんば体操などがあり、いろんな体操があるが基本はラジオ体操を抑えないといけないだろう。29年度も終業式の翌日に「みんなでラジオ体操」を行うというのは決定なのか。

【福祉部政策監】
そのように予定している。

【委員】
先生方がラジオ体操を知らないのに地域に落とすという無責任な話をしてはいけないと思うので、まずは指導者がラジオ体操を知るべきではないか。

【福祉部政策監】
教育委員会の協力もあって体育大会の準備運動でもラジオ体操を行うようにしている。「みんなでラジオ体操」は山里小学校、横尾小学校をお手本にした事業だ。

議事4【家庭教育支援 ファミリープログラム】

(生涯学習課から説明)

【委員】
PTAの活動の一つでファミリープログラムを実施したが、保護者の悩みを共有できる貴重な体験で、アイスブレーキングもよかった。親子向けのプログラムもあるとの説明だったので学校でも活用したい。

【委員】
思春期の子どもとの関わりは難しい。だから親子両方向けのプログラムは困難だっただろう。子どもがそのプログラムに参加しているということがそもそも上手な関わりができている表れだろう。ちなみに父親の参加割合はどのくらいか。

【生涯学習課】
やはり父親の参加は少ない。ただメディアなどの内容や土日などの開催によっては父親の参加率も上がっている印象がある。父親に特化したファミリープログラムも活用したい。

【委員】
先程の、男性をどう引き出すかという話につながるように感じる。子育てやメディアなど、男性が参加しやすいものを手掛かりとすると、長く地域に参加していく方向になるのではないか。

【委員】
私はファシリテータをしているがそのような感想はうれしく思う。また、他市町のファシリテータからも長崎市はうらやましがられている。男性向けのプログラムは学校側からも選択できるし、私たちも期待に応えられるようスキルアップを図りたいと考えているのでぜひ活用いただきたい。

私の所属する自治会はくじ引きで役員を決めているが、そういうこともあって、地域で出なければいけないことがあればそのときは来る人もいる。こういう場にもファミリープログラムを活用いただきたい。

報告1【長崎っ子の心を見つめる教育週間】

(学校教育課から報告)

【委員】
子どもたちは毎日学校で学習しているのに大人は相対的にどうだろうか。大人もPTAを通じて学習する必要があるだろう。

【委員】
「市立」と「私立」があるので、そこも一緒にやっていかないといけないだろう。連携はどうなっているか。

【学校教育課長】
学校間についてはほとんど連携していないが、大きい行事などは、一緒に参加するよう働きかけを行っている。

【委員】
地域コミュニティ推進室の方ではどうとらえているか。

【地域コミュニティ推進室長】
「地域にある学校」と見ており、例えば長崎総合科学大学は、日見地区において地域との連携を行っている。

【委員】
私立に通っている子どもは参加しづらいというのがある。知らない子どもと関わるのは難しいということもあるので、つながりづくりの声かけをお願いしたい。それは教育委員会や他部局の要となる社会教育行政に関わっている皆さんの力がないとできないことだ。

【地域コミュニティ推進室長】
子ども会において、学校が違うと出て来ないという現実があると聞いている。学校でのつながり、地域でのつながりの二面性があるので、地域のつながりも強固にしたい。

報告2【長崎市学びあいサポートバンクの活用】

(生涯学習課から報告)

【議長】
サポートバンクを大いに活用していただきたい。

【委員】
私は県の「まなびネット」に登録しているが、自動的に市にも登録されると県から聞いていた。この資料によると市には登録されていないようだ。

【生涯学習課】
別途、市にも登録いただきたい。

報告3【社会教育委員年間活動報告】

(生涯学習課から報告)

【副議長】
情報の拠点の必要性があるのではないかと感じている。ワンストップで聞けるところがあるのならば教えてほしい。

【福祉部政策監】
サテライト型の総合支所を置こうとしており、そこがいろんな部署の情報を一元化するという流れではある。

【副議長】
先日、学習指導要領の改訂案が示されたが、学校の内側だけで実現しようとするとパンクしてしまうくらいの内容が盛り込まれた大きな改訂だと感じた。地域ができることも相当あると感じた。そういった意味でワンストップの拠点が必要ではないかと感じた。

提案だが、地域に関わる取組みも実は結構あるので、実際に地域や学校に行って学んだりしながら、市が持つ地域資源のよさと学校が持つ可能性とをマッチングしていくための形や事例について、提言書に盛り込むか、あるいは研修会を開くかなど、次の一年間で取り組んでみてはどうか。

【教育総務部長】
いろんな部局がそれぞれの目的でやっている事業を、社会教育というキーワードでとらえるとなると、生涯学習課でやっていくことになるだろう。

学校の適正配置も地域コミュニティの一つの部分に入っており、つながりを持っていくことについては、地域コミュニティ推進室に返すことになるかもしれない。今回は事業ごとの議事・報告となったが、社会教育というキーワードでとらえた交通整理となるような、そういった提言になっていくかと思う。

【副議長】
教育委員と話しを持つことも考えていく必要があると思う。

【委員】
総合教育会議に社会教育委員が参加できれば理想だ。

【委員】
県ではそのような機会があると聞いている。

【教育総務部長 】
市長部局が総合教育会議というものを行っており、例えば今、平和教育に関することもその中で行っている。この社会教育委員会議で出た考えを踏まえて総合教育会議で議論することは考えられる。

閉会

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