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平成28年度第4回 長崎市農業振興計画審議会

更新日:2017年2月10日 ページID:029396

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

水産農林部 農業振興課

会議名

平成28年度第4回 長崎市農業振興計画審議会

日時

平成29年1月19日(木曜日) 10時00分~12時00分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第4会議室

議題

(1)長崎市農業振興計画後期計画最終案の検討について
(2)今後の会議予定について
(3)その他

審議結果 

審議会の成立の確認(出席委員8人/14人)

⑴ 農業振興計画後期計画の最終案の検討
事務局から、前期計画の検証、後期計画の構成・施策体系・個別施策と取組み等の最終案などについて説明後、委員から意見聴取。

【A委員】
これまでの審議の意見が反映され、県も打ち出している儲かる農業という施策など計画の中に盛り込んである。前回の審議会までにある程度了解いただいている内容であり、前計画よりすっきりし、「産地づくり」「地域づくり」「人づくり」「交流づくり」の4つの“づくり”ということで、行政としても農業者としても取り組みやすい計画になっているのではと思う。

【B委員】
後期計画の取組指標、1)-1地域ブランド品の生産拡大において、長崎びわ「なつたより」・「長崎和牛・出島ばらいろ」が量、いちごや輪菊は金額となっている。

【事務局】
長崎びわ「なつたより」・「長崎和牛・出島ばらいろ」は、4)-1新たな販路拡大や消費拡大の推進において金額としている。重点品目として、量と金額の双方を設定している。

【A委員】
長崎びわ「なつたより」は、21tから目標が500tとなっている。

【事務局】
びわは天候不順で生産量が落ち込んだ年であり、目標は植栽面積から算出している。びわの寒害対策にしても、簡易ハウス設置等によりリスク対応に取り組んでいる。

【A委員】
長崎のびわは重点品目でもあると思うので、単純にみると目標達成は難しくみえるが、生産拡大に力を入れていくということで希望を含めて目標を了解する。

【B委員】
後期計画の取組指標、3)-1地域リーダーの育成において、新規就農関係を具体的に教えてほしい。

【事務局】
新規就農は年5人以上いる。その中で認定新規就農者は、5年後の農業所得300万円を達成できると見込まれる人になる。認定農業者は5年後の農業所得が概ね400万円の目標となるが、現在約200人で、その5割程度の達成を目標としている。

【B委員】
認定新規就農者と認定農業者の目標の品目内訳が分かれば教えてほしい。

【事務局】
認定農業者はさまざまな品目・認定年度等があるので、内訳は回答し難い。新規就農者が多いのは、琴海と三和であり、琴海ではアスパラガス、三和では草花が多い。新規のびわは所得的になかなか厳しいものがあり、1人は把握している。JA等の協議会で「びわ講座」を平成27年度から行っており、平成28年度は10人強が受講している。いちごは収益性が高い品目であるので、新規就農が今後伸びてくるのではと考えている。

【事務局】
今、農業の就業者減少が問題となっているが、その空いた農地等について、担い手への集積を併せて行っていく。

【C委員】
認定農業者所得目標の達成が5割以上となるよう市としても確保していただきたい。県の計画では、農業で儲かる姿をみせていただいて、後継者をつくっていくという趣旨から、600万円、1,000万円の目標や経営モデルをお示ししている。市としても併せてやっていただければと思う。農業者数や生産面積など地域ごとの積み上げとかあるのか。

【事務局】
地域ごとの積み上げは算出し難いものがある。地域の人・農地プランも地域の現状や意向調査結果はあるが数値目標はない。農業振興計画は市の大きな目標ととらえている。

【D委員】
認定農業者は個々の目標を立てている。人ごとのフォローアップを行ってほしい。まずは個人が売上げにどう結びつけるかが肝心である。農家が儲かったという話があって、集落に広がり、そして、市全体になっていくと思う。現場の農業者としてはそういう思いである。

【A委員】
おそらく、市も同様のことを考えていると思う。全体計画に書きづらい面も理解できる。

【E委員】
農産物は、市民認知度に比べて観光客の認知度が低い。SNSなど長崎に来ていただく前に情報入手ができ、来ていただいてから実施するような情報発信が効果的であり、また、その情報が広がるように私たちも検討しているところである。今後は、インバウンドや市民向けの対策も必要になってくる。いろいろなブランドも出てきているし、農業も含め、仕組みの観光化も考えてはどうか。

【A委員】
長崎には非常に良いブランドがある。知名度があがる⇒消費が増える⇒生産量があがるようにつながっていければと思う。

事務局から、主な品目別の振興方策、地域別の方向性、計画の推進体制、参考資料の最終案などについて説明後、委員から意見聴取。

【A委員】
それぞれの品目・地域、推進体制など細かく設定してあるし、各々農業者へのきめ細かい対応も可能になってくるのではないかと思われる。アンケートも分かりやすいものだったが、長崎の農産物などを知らない人が結構多いことを改めて認識した。

【F委員】
先ほども話があったが、長崎の伝統品の観光客認知度が低い。知るきっかけが広がるよう、グリーンツーリズムやふるさと納税等を含め、知らない物や付加価値商材をさらに売り込んでいくことが必要である。

【事務局】
伝統野菜等は生産量が少ないが、農業者の中には店舗回りをしている人もいる。インパクトがある物が多いので、今後もさらに効果的なPR方法などを考えながら取り組んでいきたい。

【A委員】
市が取り組んでいるのは知っている。需給のバランスはあると思うが、生産量が少ないのが大きな問題でもある。長崎でザボンを知らない大学生もいる。

【G委員】
大学や地元商店街に行くことが多いが、地産地消をやっている所もある。地元の意識改革が必要である。食卓の日を旗をあげて、飲食店を含めた形で積極的にアピールしてはどうか。長崎の産物は東京でも浸透していないことが多いので、もう少しPRする必要がある。

【C委員】
食育の日、食卓の日を契機として、自宅に限らず、飲食店、ホテル・旅館も地元農産物を取り扱うよう促していく必要がある。

【A委員】
農業の振興上、当然、食が関わってくる。市民がどう関われるのか、市民が長崎の農産物を買おうと思うような、援農者などの考えを含め、市民の方を巻き込んだ形での取り組みがもう少し必要と思われる。

【B委員】
儲かる農業、強い農業にむけては、優良事例をいかに強く打ち出せるかが必要である。

【事務局】
新規就農者にしても、びわ生産者にしても成功事例はある。優良農家を中心に、農業に人を引き込むような取組みを考えていきたい。

【D委員】
びわは生産者が努力して全体的な産地として築いてきた。優良事例の情報提供は、多くの中から選択できるようもっと行っていただきたい。農業者としては、今から大切なのは流通と考えている。地産地消も当然重要であるが、日本の西端の場所でも、大きい農家は県外に出している。

【B委員】
流通販売面で一番大事なのは農業者の所得向上を念頭においた販売ができるかと思っている。マーケティング情報の橋渡しもさらに行っていきたい。長崎の産物はまだまだ販売できると思う。

【A委員】
確かに農業者のためには、流通、地産地消、大都市圏への出荷も大事であるので、難しい面があると思うが、市としても有効な方策に取り組んでいただきたい。

【H委員】
農業者の立場からは、高齢化対策が重要と思っている。農地を借りようとしても条件の良い土地がない。農地の基盤整備も取り組んでいただきながら、腰に負担がかからないなど高齢者でも行える、長崎型農業の支援を考えてもらいたい。

【事務局】
基盤整備については、重点的取組みでも考えている。新規の基盤整備は期間を要するので、既存産地の充実も進めていきたい。

【A委員】
農業者と連携をとりながら、市としてもサポートをしっかりやっていただきたい。委員の皆様から様々な意見をいただき、市も産地振興と地域農業の振興を両輪で取り組んでいくということで、大きな4つの柱があり、うまく連携していけば、目標の達成も可能ではないかと考えている。多少修正はあると思うが、概ねこの計画で了承してよろしいか。

【各委員】
了承

【A委員】
農業が儲かっていき、農業の振興が図られ、市の活性化、県の活性化につながればと思う。

⑵ 今後の会議予定
次回の会議は、今年度、最終回となる。会議終了後、市長への報告・提言を行う。基本的に2月8日午後で決定とする。それまでに、計画最終案・提言書の確認をお願いする。

⑶ その他

~ 以 上 ~

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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