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平成28年度第2回 長崎市環境審議会

更新日:2017年1月16日 ページID:029303

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

環境部環境政策課

会議名

平成28年度第2回 長崎市環境審議会

日時

平成28年12月22日(木曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎県市町村会館4階 第1会議室

議題

(1)長崎市第二次環境基本計画(改訂素案)について
(2)その他

審議結果 

議題(1)長崎市第二次環境基本計画(改訂素案)について

【事務局説明:長崎市第二次環境基本計画(改訂素案)について】

【会長】
第1章から順に質疑を行います。

【委員】
新旧対照表の6ページと素案の29ページで「長崎港のCOD値」の目標値が違うが、どちらが正しい目標値か。

【事務局】
素案の目標値「1.5mg/l以下」が正しい。

【委員】
素案49ページの大村湾及び橘湾の環境保全について、長崎市としての大村湾、橘湾への保全活動はどういったことを行っているのか。

【事務局】
下水道の整備や浄化槽の普及を進めるほか、事業所からの排水について立入調査を行って、水質の指導するといったことを行っている。

【事務局】
補足として、大村湾沿岸の市町が集まった「大村湾をきれいにする会」があり、その中で清掃活動や啓発活動を行っている。

【委員】
酸性雨の記載を削除した理由は。

【事務局】
酸性雨の調査法が変わり、分析方法が変わったため、そこまで状況的には変わっていないが、見た目の数値が良くなったように見えるため記載を削除した。

【会長】
建設工事の記載を追加しているが、新幹線の工事や高速道路の工事などで具体的な苦情が増えた背景などから追加したのか。

【事務局】
建設工事には、85デシベルという基準がある特定建設工事と、基準がない通常の建設工事があるが、解体作業の音などどちらの建設工事でも苦情がある状況から管理するため追加した。

【会長】
次に、第2章で質問等ありますか。

【委員】
45ページの成果指標、最終処分場の年間埋立量の目標値の設定はどのようにしたのか。

【事務局】
本日担当課が来ていないので、次回回答する。

【会長】
次に、第3章で質問等ありますか。

【委員】
48ページに豊かな生物相の例示でニホンジカを記載しているが、一方でニホンジカは有害鳥獣でもあると思うので、例示で記載するのはどうかと思う。

【事務局】
記載を削除する。

【委員】
55ページの成果指標、「自然とのふれあい体験イベントへの参加者数」について、あぐりの丘は近年来場者も増えていて年間30万人くらいきていると思うが、どのようにカウントしているのか。

【事務局】
市で実施しているイベントについて、関係課より数を集計してカウントしている。あぐりの丘については、フリーマーケット来場者を除いた体験イベントなどの数の報告を受けている。

【委員】
イベントの参加者数を成果指標としているが、子どもたちが参加して気持ちがどう変化したかなどを指標として計っていったらいいのではないかと思う。

【事務局】
親子環境教室などを開催したときなど、参加してどうだったかなどアンケートをとるようにしている。

【会長】
参加者数だけでなく、質の面を成果指標にすることについては、今後の課題として検討していただきたい。

【委員】
ペンギン水族館のボランティア登録数が環境白書には記載されているが、自然楽校といった取組みもしており、そういったものも反映していただけたらと思う。

【事務局】
ペンギン水族館の自然楽校などの参加者数については、成果指標の「自然とのふれあい体験イベントへの参加者数」の中に含んでいる。

【会長】
環境白書についても、もう少し市民に分かりやすい表現を検討していただきたい。

【委員】
55ページの写真の位置については、成果指標より上にした方がよい。あと、52ページに「既成市街地における公園不足地区の解消が課題」とあるが、公園の不足が問題となっているのか。むしろ公園で多く整備されていて子どもが遊んでない公園も多い感じがして足りているのではとも思うが。

【事務局】
正確な目標値については、次回お示しするが、目標値には届いていない状況である。

【委員】
48ページに希少動植物の代表事例としてアカウミガメの記述があるが、ペンギン水族館では同じくレッドリストに入っているアオウミガメについても、定置網などに混獲された個体を保護している状況もあるので、回遊ルートの解明などには漁業者の協力も必要であり、次回の基本計画を策定する際には記載を検討してほしい。

【会長】
次に第4章でありますか。

【委員】
世界遺産について、「世界遺産があるまちにふさわしい環境整備」と記載があるが、基準とか具体的なものを想定されていれば、教えてほしい。

【事務局】
世界遺産に指定された地区は、まちなみや外壁などの色などに規制がかかったりする。

【委員】 
あと、外国人観光客も増えるので、ゴミ箱の設置や清掃ボランティアの基準なども厳しいという話も聞いたので、市役所もなにかやっているのか。

【事務局】
基準は特にないが、おもてなしの心でアダプトプログラムなど環境美化を市民と協力してやっていきたい。

【事務局】
環境美化というわけではないが、来訪者が増えると資産の価値が損なわれる危険もあるため、資産を適切に管理するという意味で周辺環境の整備が求められている。

【委員】
空き家の問題について、空き家対策に対する環境面からの考えは。

【事務局】
空き家については、古くなって危険というだけでなく、ごみや雑草、猫などが住みつくなど環境面で悪化するという問題もあるので、所有者に環境美化に努めるようにお願いしている。

【会長】
補足すると、空き家については、壊すだけでなく利活用も考える必要がある。10月に県の住宅フェアで「リノベ女子」の取組みで五島のほうでやっている古民家再生でゲストハウスにする取組みが紹介されていた。古い木材をもらったりしてきて取り組んでおり、そういう面からは木材の循環という循環型社会の取組みでもあり、ほかにも空き地を公園にする取組みもあり、空き家対策というのは少し横断型の課題なのかもしれない。コンパクトシティにもつながる課題でもあり、都市計画マスタープランが骨格ではあるが、環境の側面からもサポートしていくような横断的に取り組んでいく必要がある。

【委員】
59ページに「日本新三大夜景」とあるが、「世界新三大夜景」ではなかったか。

【事務局】
「世界新三大夜景」にも選ばれているが、昨年発表された「日本新三大夜景」にも選ばれていることから、直近の分を記載していると思うが、少し検討したい。

【会長】
では次に、第5章でなにかありますか。

【委員】
成果指標の「市域から排出される温室効果ガスの排出量」や「住宅用太陽光発電設備の普及率」の数値目標について、なかなか厳しい目標値と思うが、設定方法について教えてほしい。

【事務局】
環境基本計画の下に個別の実行計画として地球温暖化実行計画を策定しており、そこで平成42年度の中期目標を設定しており、「市域から排出される温室効果ガスの排出量」については基準年の平成19年度からマイナス43%を掲げている。そこから逆算して平成32年度の目標値を設定している。「住宅用太陽光発電設備の普及率」については、国や県、市の補助は平成24年度まであり、その後平成24年度からは固定価格買取制度が始まり、メガソーラーなどは順調に伸びているが、住宅用については平成25年度をピークに単年度の設置数が減少してきている。目標値は同じく実行計画で定めており、地球温暖化実行計画協議会の中で現状の制度の変更なども鑑みながら今後目標値の見直しも進めていきたいと思うが、現状としてはこの数値を使っている。

【事務局】
温室効果ガスについてはかなり高い目標を掲げているが、環境部としては大きな柱であるので、再生可能エネルギーをうまく使うなどもう一歩進んだ取組みをして、できるだけ目標を変えずに、取り組んでいきたい。

【会長】
地域で電力を産み出して地域で電力を使う自治体PPSの考え方や、前から提言しているが、住宅そのもので断熱性能をあげて電力を落としていくのが一番効率がよい。現在は国の省エネ基準も上がっており、優良住宅には補助金も出るが、まだ8割は既存住宅であり、既存住宅の省エネ対策を記載してほしいが、総合計画でもなかなか入らない。全体をやるとなるとお金がかかるが、窓を二重サッシにするとか屋根と壁とか、多様なメニューでエネルギー対策というのは効いてくると思うので、基本計画に書き込んでアピールしていくことも必要ではと思う。

【事務局】
現状と課題に入れるか検討する。

【事務局】
ESD(持続可能な開発のための教育)については、85ページのほうに記載しており、今年度からサステナプロジェクトということで、大人向けとしては「サステナプラザながさき」を開設し、多様な活動をつなげていく取組みと、学校についても市民ネットワークに参加するエコスクールを支援していく事業をはじめたところで、しっかりと進めていきたい。

【委員】
84ページのランタナの後にサステナプラザながさきの記述を追加しているが、先にサステナの記述をして、環境活動をしていくうえで多様な分野の団体との連携も必要なので、ランタナとの連携を行いながら進めるといった記述にしてはどうか。

【事務局】
ご指摘のとおり修正する方向で検討する。

【委員】
85ページのサステナプラザやながさきエコライフ・フェスタの写真についてはもっと活動が分かるようなものがよい。

【事務局】
写真については、再度検討する。

【会長】
これまでの章も含め、全体的なところで、意見ありますか。

【委員】
27ページの土壌の部分で現状はわかるが、なにが課題か、どういう状況かが分かりづらいので、13の形質変更要届出区域について今後も適切に管理していくといった記載も必要ではないか。

【事務局】
今後も監視していく必要性の部分について記載を追加したい。

【会長】
市民が全体として計画を把握するのは難しいので、表紙などでイメージが分かるような工夫をしていただけたらと思う。

【事務局】
表紙については今後検討する。

【委員】
サステナプラザながさきのリーフレットはどれくらい刷って配っているのか。もう少し地域に配るなどして周知に努めたらいいかと思う。

【事務局】
周知についてはまだ届いてないというご指摘なので、今後も周知に努めていく。

【委員】
49ページに市民参加型の森林保育とあるがどういった活動か。

【事務局】
ここでいう森林保育とは、教育の意味ではなく、山を保つ、育てるといった意味での森林保育で、市民や団体の方に間伐を行ってもらったりしている。

【会長】
これで審議会としての意見の場を終了し、今回回答できなかった部分については、次回答申案の審議のときに回答をお願いする。
 

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電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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