ここから本文です。

長崎市総合計画審議会(第2回第2部会)

更新日:2016年11月10日 ページID:029050

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会 第2部会(環境と快適な暮らし)第1回

日時

平成28年8月8日(月曜日) 10時00分~12時00分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第4会議室

議題

1. 基本施策D1「持続可能な低炭素社会を実現します」の評価
2. 基本施策D2「循環型社会の形成を推進します」の評価
3. 前期基本計画成果報告 まちづくりの方針D 「わたしたちは『環境と調査する潤いのあるまち』をめざします」の審議

審議結果

■議題1 基本施策D1「持続可能な低炭素社会を実現します」

〔基本施策主管課説明〕

【部会長】
1ページの温室効果ガス排出量は平成19年度基準にすると減っているが、平成23年度は▲3.6、平成26年度は▲1.5と減り方に波がある。これは総量を比較するとこうなるということか。

【担当課】
総量としての目標である。気温なども影響し、波がある。

【部会長】
感想として、平成23年度から5年経つが、当初、低炭素社会をめざすためには横断型でいろんな課を巻き込みながら進めてほしいと言ったが、そういう意味では成熟し、記述も含め総合行政的になっている、順調に進んでいると思う。

実行計画の見直し中だが、新しい実行計画はいつからか。

【担当課】
見直しは今年度完了予定。

【部会長】
人口減少による削減と、いろんな施策による削減をどう考えているか。

【担当課】
人口減少及び施策による削減を踏まえ、総合的に実行計画を策定している。

【委員】
質問1点、ご提案2点させていただきたい。

1点目は、1ページの市域の温室効果ガスの表示の仕方についてだが、目標値と対応していないのはなぜか。

2点目は提案で、市の取組みで、市民に対しては公共交通機関を使うよう勧めているが、市の業務における移動を公共交通機関にしてはどうか。建築の検査をお願いするときなど、市の検査官は公用車、民間の検査官は公共交通で来られる。公務に関する公用車を公共交通機関にする検討はしているか。

3点目は、照明のLED化についてだが、本館は今後の大きな改修あるいは移転の関係で今するかというのはあるが、照明を手元と天井と半々にする方が効率的である。手元の方は新しい職場に持って行ける。提案したい。

【担当課】
1点目については、目標値は2ページの指標に掲げている。3点目の照明については、新市庁舎の検討の中で、抜本的な考え方で進めていく。

【担当課】
2点目の、市の業務に関する公共交通機関の利用促進については、事務事業の効率化の観点から公用車全体数の削減をし、集中管理で他課の公用車を利用できるようにしている。公共交通機関の利用の実施については業務効率の観点から踏み込んでいないが、今後検討したい。

【委員】
1点目については、指標に記載しているとのことだが、資料の最初に大きな表があるのだから、目標値も書くべきである。2点目の公用車については検討をよろしくお願いしたい。3点目の照明については、手元灯は持って行けるし、新築であればそれまでの間のエネルギーが減るし、検討していただきたい。

【部会長】
今の庁舎は昼間は明るいが、夜は手元灯を使うことで、市民へのアピール性もあるし、検討いただければ。

【委員】
公用車は9台導入されたとあるが、全体の何%か。

【担当課】
全体数が平成23年度は714台、平成27年度は676台まで削減した。うち電気自動車が9台。

【委員】
目標はあるのか。国の施策とか、各自治体でどの程度までに持っていくとか。

【担当課】
長崎市の場合、長崎市地球温暖化対策実行計画の2030年までに2007年比43%削減するという目標値のうち公用車で765トンを平成32年までに削減するという目標の中、電気自動車を年1台導入、更新も低燃費車にすることとし、市独自の目標に加え、国も進めていることから補助金も活用して、進めている。

【委員】
4ページにバスの空白地域等について記載があるが、市民の人は知っているか。PR不足ではないか、どのような対策をとっているか。

【担当課】
合併地区9路線の沿線自治会や周辺自治会に周知している。

【委員】
リサイクル推進員配置自治会が減少しているとあるが、最近自治会加入率が減っている。減少の対策はどうしているか。

【担当課】
リサイクル推進員配置自治会数は平成26年度803、平成27年度802となっているが、活動する推進員さんの数は増えている。自治会加入率が70%切る状況で、自治会に説明会に行った際に未加入者のごみのマナーが悪いという話を聞く。自治会加入に関する市役所全体の取組みは、自治振興課で対応しているが、廃棄物対策課としては、未加入者のいるアパートやマンションを教えてもらえれば、ポスティングとか、マナーが悪いところには清掃指導員による個別指導でマナー向上を図っている。加入促進はなかなかできていないのが実情。

【委員】
コミュニティバスや乗合タクシー、デマンド交通は、低炭素、省エネの観点からの取組みであり、地域の人の足を守ることになるので、地域住民が活用すればいいが、コミュニティバスは効率が悪いと考える。1便あたりの利用者が少ない。そこを改善することで、低炭素社会に貢献する。例えば時間帯によって、大型、中型、小型など変える検討が必要である。環境を守る配慮として、システムに対する検討など、どのような取組みがされているか。

【担当課】
コミュニティバスは、規模が、57人~13人乗りのタイプがあり、バス自体の寿命が来る次回の買い替えの時に、適正な大きさに変えたい。

【委員】
具体的に1便当たりの利用者はどれくらいか。基礎データに基づき将来を見据えてしっかり検討していただきたい。

【担当課】
経済面も含めて、効果的なやり方、地域に根付くやり方を検討したい。

【委員】
コミュニティバスはホームページに時刻表が載っているか。

【担当課】
路線図と時刻表を載せている。

【委員】
コミュニティバスや乗合タクシーの利用者は高齢者が多いという一般的な認識があるが、例えば若い人でも腰を痛めてコミュニティバスに乗りたいという人もいる。高齢者に限らず、広く市民全体を対象に広げてほしい。

【担当課】
ルートの沿線自治会には利用促進の文書を毎年送っている。高齢者も多いが、周辺部では学校に通う子どもの足としても活用されている。

【部会長】
7ページの建物の省エネの促進について、既存の住宅・建物のバリアフリー化の補助はあるが、断熱化の補助の仕組みをつくることで、低炭素化になるのではないか。また、屋上緑化が進んでいないとなっているので、建築部署とみどりの課で連携して事業者に普及啓発してほしい。

【担当課】
リフォームについては、性能向上リフォームとして、断熱、バリアフリーについて昨年まで実施していた。今年度は、断熱も含め住みよ家リフォームを継続してやっている。断熱化に特化したものはないが、割り増しや、省エネ促進を図るリフォームについての検討が必要と考える。

【部会長】
5年間の取組みを見ていると、横断型の取組みが記述も含め進んでいる。持続可能な低炭素社会は、市民や事業者に啓発して効果を上げるもので、長い目で見ながら進めるものである。Cbについては妥当とする。

■議題2 基本施策D2「循環型社会の形成を推進します」

〔基本施策主管課説明〕

【委員】
リサイクル率の算出方法を聞きたい。リサイクル率という言葉がキーワードのように出てくるが、一般市民はいらないものをリサイクルショップに持っていくことも思い浮かぶ。リサイクルという言葉は汎用性があるので、リサイクル率の算出方法を示した方が丁寧。

【担当課】
記載が無くて申し訳ない。都市経営室と相談し、記載していきたい。リサイクル率の分母は、ごみの計画収集量と集団回収量の合計。分子は、回収したごみのうち資源化を図ったもの(プラスチック製容器包装や資源ごみ)と集団回収量の合計。

【部会長】
ごみの排出量の施策の発想を変えることも必要ではないか。生ごみたい肥化をしたいが土地・菜園がないのが問題である場合もある。市民農園について農林の部局と連携する必要があるのではないか。ドイツのクラインガルテンの事例もある。生ごみたい肥化講習会をしているが、家庭菜園がないこともあるから、そういったことにもトライしてほしい。東長崎では下水汚泥から肥料化もしている。

また、ばってんリサイクル市はお金が発生するが、かえっこバザールでは、いらないものを交換する。そのように新しい発想をしてほしい。ごみ袋を有料化したときも新しい発想だった。もう一段新しい取組み、市民に行動を促す仕組みづくりを検討していただきたい。

【委員】
2点質問がある。1点目は、新西工場の稼働で分別が変わったが、地域の方の疑問として一番多かったのが、プラスチックごみを可燃ごみとして捨てることもできるようになったが、プラスチック製容器包装として回収した場合どれくらいリサイクルできていたのか。きれいにしてから回収してほしいというのがあるが、洗う手間や水の利用など、そのあたりの区分け、エネルギーやリサイクルに意識を持たれる方なので(推進員)、どこまでするのがベストなのかという疑問がある。

2点目は、うちの自治会では5名のリサイクル推進員に頑張ってもらっていて、表彰もしてもらっているが、このような表彰制度は、写真入りで新聞に出すなど、もっと顕在化してほしい。また、地域のリサイクルのために市から補助をもらっているが、使い道として、市から補助を出すときの指針に「リサイクル推進員の慰労のために」など書いてあると良いのではないか。

【担当課】
2点目のリサイクル推進員は、表彰制度があるが、もっと活動しやすい環境づくりがあると思う。新たな発想で取り組んでほしいという話もあったので、基準を作ったりして、活動しやすい環境作りが必要である。また、高齢化して活動出来ないところもあり、継続していただく環境づくりの相談も一緒にしていきたい。

1点目について、分別変更説明会では、プラスチック製容器包装で汚れがひどいものについては洗剤まで使わなくて、可燃に捨てていい、それ以外については落としていただければその後の資源化がやりやすいので、できる範囲でのお願いをしている。

【委員】
分別変更によってリサイクル率が下がるのではないか。今までプラスチック製容器包装として捨てられていたものが可燃に捨てられることから。

【担当課】
確かに可燃ごみに回すとリサイクル率の資源化に反映されないのでリサイクル率が減少してしまう。プラマークがついたものは、容器包装リサイクル法でリサイクル費用が製造者負担となっている。基本は、黄色いごみ袋はリサイクルできるから入れてほしいが、汚れが取れないものを無理してまで求めているのではない。リサイクルに回せるものは回すという考え方。

【委員】
リサイクル率に関して、後期計画では目標を5年間で0.5%上げると少ないようだが、分別変更で可燃ごみの率が上がることを見越してか。

【担当課】
20%は全国平均や中核市の平均を基に算出している。

【委員】
リサイクル率の数値を上げるのは重要と思っているが、リサイクルはそれだけではない。数値が出しにくいとは思うが、ネットオークションや民間のフリーマーケット、古物商もリサイクル。そのあたりの数値の把握は難しいが、進めていくことは地球全体にプラスになる。アンケートとか、リサイクル事業者の売り上げの把握をすることも含めた中で、リサイクル率を上げることもやるべきではないか。

【担当課】
環境省の基準に基づいた数値を目安として取り組んでいるが、ご意見のように実態を把握することでより市のリサイクルに関する率が分かると思う。今までは把握していなかったが、できる部分はあると思うので、アンケートや調査をすることを考えていきたい。

【部会長】
市民を巻き込みながら、関心を持ってもらうためにも、そのような発想も大事。

【委員】
4点意見がある。1点目は、生ごみ講習会の日程が合わず参加できていない。できれば、町内で出前講座ができないか。そういう姿勢も大事。
2点目は、各地域や自治会に、生ごみ処理施設を置けないか。管理は自治会に任せて。
3点目は、プラスチックのリサイクルについて、現物をもってきてPRをすると、市民のモチベーションが上がるのではないか。
4点目は、ごみ処理について、直営が少なくなっている、今後の将来像は。

【担当課】
4点目について、直営が35%、委託が65%あり、直営は一定残すこととしている。臨時対応が必要な時のためで、比率は別として、直営を一定残す。

【担当課】
委託は20業者あるが、ごみ量の推移や適正人員など、高齢化や人口減少を見据えた中でどうあるべきか考えたい。

【担当課】
1点目の生ごみたい肥化講習会は、拠点を設けて決まった場所で開催しているが、要望があれば、出前講座も可能。
2点目は、積極的な自治会もあり、生ごみたい肥化をし、畑を作って整備し、野菜を作っている所もある。
3点目は、出前講座も可能だが、三京リサイクルプラザでは一連の流れでリサイクルの行程を見てもらえるのでより分かりやすい。ご連絡いただければ見学が可能。

【部会長】
いろんな市民のアイデアを施策の中で紹介して、市民の行動をうながすことも大事。評価はDcで妥当とする。今後の課題も見える。

■議題3 前期基本計画成果報告 まちづくりの方針D 「わたしたちは『環境と調査する潤いのあるまち』をめざします」

〔事務局説明〕

【部会長】
数値目標は分かりやすくなっているが、市民にはビジュアルで分かるようにしたらいいと思う。

【委員】
D5について、昨年度話題になった市民大清掃は指標にならないとの説明があったが、取組みの中に書くべきではないか。環境行動としては、1年で一番多くの市民が活動するものである。

【担当課】
市民大清掃は、環境美化運動という切り口から、E8に入れているが、多くの市民の方に参加いただいているということは環境行動につながっているので、D5にも入れていくことを都市経営室と調整したい。

【委員】
43ページを見ると、分かりやすいと思うが、進んでいないD2に注目する。D2のページを見ると、検証として、今後どうするかを分かりやすく書くべき。市民がどこに注目するかということを考慮して、こういうことにもっと取り組んでいきたい、と書いてもいいのではないか。

【担当課】
リサイクル率は市が15%、全国が20%で目標値の20%台まで5%のかい離がある。その原因を今まで突き詰めてこなかった。原因が何か、リサイクルの中で大きな部分を占める紙類の新聞発行減やペーパレス化なのかなど、リサイクル率を上げるために原因分析をもう一回やり直す必要がある。

今までの発想では進まない。抜本的な対策のため、原因を突き止めて、何をやるか、新たな連携についても、枠を広げて、市民の方からいただいた意見を重く受け止めながら、分かりやすく表現したい。

【委員】
今の説明で分かりやすかったから、そのまま書いてはどうか。

【部会長】
D2は他と比べて低いから、「なぜ?」となるから記載を工夫したほうがいい。

D3は三大公害などいろんな環境問題が発生し、法律ができた。環境管理の視点から効果を上げてきた。次のステップとしては、環境基準のクリアだけではなく、市民が積極的により良い環境を求めて次のステップへすすむためのコメントも必要ではないか。環境対策は国の基準があり、評価しやすい基本施策である。新たに、市民みんなで考えようということを示唆する書き方も今後必要かもしれない。

【委員】
D2の成果指標がリサイクル率となっているが、感覚としてはもう少しいい成果が出ている。指標がリサイクル率だけではまずいと思う。フリーマーケットや牛乳瓶などはリユース。市だけでは難しいかもしれないが、リサイクル率ではなくリユース率の方が市民感覚としては分かりやすい。他の自治体でしていなければなおさら、長崎市でやっていくべき。リユース率の指標についても検討いただきたい。市民の行動をバックアップする施策も必要。

【担当課】
リサイクル率が実感とかい離していることについては、確かにそういう面がある。指標としては、全国や他都市との比較で評価するという点で一定効果があるが、リユース率について今から検討していく必要がある。行政としてできることは限られているが、市民の活動の活性化のため、市民がどういった活動をしているか知って、数値に現れない成果、効果はフィードバックし、市民の活動につなげる。指摘いただいたことも含めて考えていきたい。

【部会長】
D5の幼少期からの環境教育・学習の充実の学校現場での環境教育や節水、リサイクルなどの環境活動にもリユースの概念を入れ込むことも大事。質を高めていく施策の総合化も考えていただければ。

Dについては、D2の評価が低いことへの疑問と、関心があって意見があった。ピンチはチャンスで、市民へのアピールのため、記載や補足説明など工夫していただきたい。

【委員】
パネルには、過去の事だけでなく、将来の都市像のビジュアルもあったほうがいい。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類