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平成28年度第1回 長崎市社会教育委員会議

更新日:2016年6月21日 ページID:028580

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 教育総務部 生涯学習課

会議名

平成28年度第1回長崎市社会教育委員会議

日時

平成28年5月24日(火曜日)10時00分

場所

長崎市市民会館2階 第1会議室

議題

1 長崎市の社会教育の概要
2 社会教育委員会議の運営
3 その他

審議結果

議題1 長崎市の社会教育の概要について
(事務局から「第四次総合計画後期基本計画」について説明)

【委員】
小中学校に地域の方が聴講に行くという制度に国内で数地区が取り組んでいる。子どもたちは地域の人が学ぶ姿を見て勉強できるし、地域の人は子どもがどのようなことを学習しているか分かる。この聴講制度はいい取り組みだと感じた。

【委員】
委員としても力を尽くしたいが、社会教育行政の方々が様々な行政部局をつなぐ役割を果たしていただかないと、幅広い分野での社会教育の機能は果たせない。任期の2年間、ともに何か形にしていきたい。

【委員】
自治会の班長になり、自治会をよくするための検討委員会をつくった。自分たちの地域を自分たちの手で良くしていく。何か困ったときは、私たち班長にまずは声をかけてくださいといえるぐらいの使命感を班長が持つ。行政にああしてこうしてではなく、「自分の地域は自分で」と考えている。

【委員】
本校では水泳時に遊泳協会有資格者が指導したり、家庭科でミシンボランティアがお手伝いしたりと、地域との連携が長年続いている。学校も民生委員の会議に顔を出して説明をしており、積極的に顔を出してつながりをつくっていくことが、家庭・学校・地域の連携につながるのではないか。高齢になっても、学校を応援したいという方がいらっしゃるので、そのような方々に声をかけていくことが大事になってくると思う。

【委員】
子どもと関わることができれば、高齢者を含め我々も学びのチャンスが増える。子どもから学ぶことがたくさんあるし、先生方の指導の仕方にすごいなと思うこともよくある。

【議長】
保育所の民間委託により、公立の保育所がほとんどなくなっている。保育所においては、発達障害に保育士が早い段階で気付くことができる。早期に適切な指導が行われれば、虐待などいろいろな問題が少しは改善されるのではないかと思う。民間委託された保育所に対して何らかの目を向けるような機関を設けられないものだろうか。

【公民館長】
公民館で家庭教育講座の一環として「発達障害を考える」という講座を実施した。小学校の保護者や幼稚園・保育園関係者に声掛けをしたところ、大きな反響があった。少しでも、公民館からも発信をしていきたい。

【委員】
長崎市では5歳児健診がないのだが、5歳児健診は発達障害を見つける上で効果的だと言われているので検討いただきたい。また、大学生の育成に関して、公民館などと連携しながら大学生がボランティアに入り、高齢者や地域の子どもたちと触れ合い、つなぐ役割を果たすことで、大学生に地域への愛着を持ってもらいたい。

【委員】
社会福祉協議会、子育て支援課、高齢者すこやか支援課など、いろんなところと力を合わせていかないと社会教育はできない。また、学習困難者への支援という視点を忘れずに施策を進めていただかないと全体的な学習能力アップにつながっていかない。幼保小の連携に関して、児童生徒の情報データ化が導入されたが、個人情報保護への配慮はどのように対策されているのか。

【学校教育課長】
保育所で障害のある子を見つけるという件については、教育研究所において就学相談をやっており、早期発見・早期対応により改善できることがたくさんある。引き継ぎシートについては県も活用を進めている。長崎市では小学校進学にあたり、保護者に必要なことを書いてもらっている。情報のデータ化自体が目的ではなく、今回、書式を統一することで引継をしっかり行っていくことをねらったものである。情報管理については、インターネットとつながらない閉鎖系パソコンの中で保管し、物理的に外部に流出することがないようにしている。

【生涯学習課長】
地域のつながりがうすくなり、地域活動への参加も少なくなってきた。自治会をはじめとした地域の各種団体が連携して活動することが今後ますます大切であり、そのための仕組みとして、概ね小学校区を単位として地域の各種団体が連携して活動する組織「地域自治組織」確立を推進したいと考えている。地域の拠点施設としては、地区公民館やふれあいセンターの有効活用を検討している。また、より利用しやすいよう、直営施設である地区公民館から、地域で運営するふれあいセンター化を進めている。

【委員】
子どもたちにとってのふるさとをつくってあげたい。活性化のために大人が汗を流す。これが青少年育成の基本だと考える。

【委員】
また新しくコミュニティの組織をつくるというが、名称ばかりで、動く人は同じ。いかに下に下すかという意識づくりに力を入れていただきたい。もっと考える、膝を交えて物事を解決するための意見を出すなどが大切。たくさんの人に意見を出させるような雰囲気づくりのために、まず自分たち社会教育委員が立ち上がる。

【委員】
ふれあいセンターは中学校ごとの設置だったと思うが、小学校区ごとの地域自治組織となると事務局をいくつかの地域が使う形になるのか。

【生涯学習課長】
地域自治組織は概ね小学校区であり、ふれあいセンターは中学校区なので、ひとつのセンターに複数の組織があることになるが、それぞれの地域の実情があるので、候補としてどうかというスタンスである。連合自治会の会合が地区公民館や自治会公民館で行われている場合はそこでもいい。

【委員】
同じ校区内でも団体間によっては関係が良くないところがあるかもしれないが、その点についてはいかがか。

【生涯学習課長】
地域によってもともと集まっているところや単位がいいという場合、また、逆にもう少し広げた方がいいという場合、地域のみなさんがいいと思うやり方で進めていきたい。

【副議長】
鹿児島県垂水市は住民が公民館に集まり公民館講座として各小学校区の地域計画づくりに関わってきた。市役所の担当者も同席し、これはできる、これはできないなど、予算面も含めて互いに話し合う。これらの活動を通して、地域づくりのときには公民館が拠点となるという仕組みができた。

【委員】
ふれあいセンターを事務局の場として、小中学校も候補として考えてもよいのではないか。他県では小学校と公民館が一体化しているところや、小学校の中に行政職員が入っているところなどがある。中学生は、小学校や地域のためにいろんな形でお手伝いをすることにより、地域への愛着を持ったり、地域のために働くことの大事さを分かったりすることが大事。新しいコミュニティづくりは是非やっていかなくてはいけないが、リーダーの育成について、行政や教育委員会の方でリーダーシップをとっていただきたい。

【副議長】
埼玉県志木市の志木小学校は、小学校と市立図書館と公民館の機能が全部一体となっている。小学生が市立図書館の貸し出し業務を行っており、地域のお年寄りが本を借りに来て小学生が受け付けるという姿がある。また、学校の音楽の授業に公民館の講座で音楽をやっているお年寄りが入り、互いに教え合うということもある。箱物を一つに集合するとそういうことが起きる。何かクロスするような場面を作れば結構いろんな方法があるのではないか。

【委員】
本校は地域の方も使えるようなコミュニティ施設になっており、シャッターで区切って、和室を地域の方々で使えるようになっている。夜間や休日に地域の方が使うこともある。安全管理が上手くできていない場合は公民館等と連携しながら地域の方が集まれる場所を作っていくことが大事だと思う。

議題2 社会教育委員会議の運営について
(事務局から年間予定の説明)

【生涯学習課長】
「平成28年度から29年度の協議テーマ」について、「つながりづくり」や「地域コミュニティの活性化に関しての社会教育の在り方」などのご発言が多かった。今日、皆様方からご意見を頂戴したので、後ほど、議長、副議長と相談の上で、さらに次回以降、議論を尽くしていただき、何らかの形となるようなものを作っていただきたい。その上で、教育委員会として、市として、社会教育行政に活かさせていただきたい。

【教育総務部長】
「自治会のリーダーづくり」「高齢者のリーダーづくり」「中学校でのリーダーづくり」、また、「いかにクロスするか」など、次のテーマにつながるキーワードがあったかと思う。こうした提言をいかに市政に活かすか、予算まで取るかという部分であるので、そこまで含めて、今回のテーマをご協議いただき、教育委員会に提言をいただければと思う。また、関係部局の事業と社会教育とをどのようにクロスさせていくのか。そういった分を最終的にまとめられれば市の施策に活かせるのではないか。是非、そういった提言書をお願いしたい。生涯学習課と議長・副議長とで骨子をまとめ、委員さんに何を協議いただくのかを決めて一年間かけてやっていければと思う。

【委員全員】
了承

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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