ここから本文です。

平成28年度第1回 長崎市社会福祉審議会(児童福祉専門分科会)

更新日:2016年5月30日 ページID:028494

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 子育て支援課

会議名

平成28年度第1回 長崎市社会福祉審議会(児童福祉専門分科会)

日時

平成28年4月27日(水曜日) 14時20分~15時45分

場所

べストウエスタンプレミアホテル長崎3階 ザ・ジェイド

議題

1 平成28年度こども部事業概要について
2 児童福祉専門分科会の所掌事務について
3 長崎市子ども・子育て支援事業計画について
4 保育所設置認可申請施設における現状報告

審議結果

【事務局】
開会、資料確認、こども部長挨拶、委員・事務局紹介、会の成立報告
分科会長の選出、職務代理者の指名

《議事(1)平成28年度こども部事業概要について》

【事務局】
議事(1)「平成28年度こども部事業概要について」説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんか。

【委員】
意見を述べるためにも、資料については事前に送付していただくようお願いします。

【事務局】
昨年も同様のご意見を頂戴しており、事前に送付したいと考えていますが、今回は総会において各分科会の構成を決めることとなっていましたので、事前に送付することはできませんでした。
平成29年度については事前に送付できるよう努めてまいります。

【委員】
子どもの年齢区分に応じた主な施策の展開に係る資料中の、新規と拡大の事業で、17番の民間保育所等運営費補助金については、保育の質が落ちてきているという構造の中で、どの程度、民間の保育士に対する処遇の改善に繋がるのか説明していただきたい。
また、23番の児童福祉施設整備事業費については、学童保育の方から早くしてほしいという要望があった部分かなと推測しているのですが、概要を説明していただけないでしょうか。

【事務局】
1点目の民間保育所等運営費補助金については、長崎市が単独で行っている補助になります。
職員の配置の数に応じて、処遇改善に繋がるよう、年間1人あたり3万円程度別枠で補助をするというようなものとなります。
また、保育士の確保に繋がるように、年度末から年度当初にかけての乳児の受入れにおいて、別途、乳児受入促進雇用費という形で、補助金の中に新たに設けております。
これに伴ってどの程度賃金があがるかというのは、個々の運営費の状況を見て精査をしていきたいと考えております。

【事務局】
2点目の児童福祉施設整備事業費については、整備する箇所が異なることから新規という形になっております。
委員ご指摘がありましたが、大園小のクラブにつきましては、利用状況調査を行い長崎市子ども・子育て支援事業計画に基づき、各小学校区において、放課後児童クラブの量の見込みを行っております。
その中で、未設置校区と既存の施設の狭あい化が進んでいるクラブについては、学校の転用可能な施設等の空き具合といった条件が揃ったところを、設置計画に基づいて、未設置校区や既存施設の狭あい化等の解消に努めているところです。
平成28年度につきましては、新設校区が1クラブ、新校舎との合築が2クラブ、狭あい化の解消が5クラブ実施するところです。

【委員】 
保育所の改善に向けて市が独自に予算を組んだ点は、評価したいと思います。
保育所の民間移譲が進んでいる中で、保育所、学童保育に関して公が責任を持つという姿勢が非常に重要だと考えています。
そういった中で、いずれは長崎市が責任をもつ公的な保育園はなくなっていくのでしょうか。
民間に移譲できない諸条件がなくなれば、民間移譲を基本方針としてやっていくのかというところをお聞きしたい。

【事務局】
平成19年に幼稚園保育所あり方検討懇話会からの報告書を基に基本方針を策定しており、大きな方針としては、民間移譲を基本としています。
様々な施設の制約課題がある部分については、その制約がなくなれば基本的には民間移譲することとなります。
また、近年の社会的状況において、子どもが減っているが保育ニーズは増えているという状況にありますので、区域の子どもの状況や供給量に応じて、民間移譲を進めるのか、その時点で判断をすることとなりますが、大きな方針といたしましては、民間移譲するということになります。
長崎市の方で保育行政に責任を持つという部分ですが、直接的な運営については公立で運営していくというあり方を、民間へシフトしていくという考え方です。

【事務局】
放課後児童クラブについてですが、長崎市の場合は、地域の方や保護者の方が子どもたちを自分達で育てていきたいという意見から、補助事業として、市が支援するという形で実施をしております。
放課後児童クラブにつきましても、放課後児童健全育成事業として、子ども・子育て支援法に謳われ、国の方から運営指針等が出されておりますので、長崎市におきましては、運営指針に沿った形で何ができるかというのを各放課後児童クラブと一緒になって考え、支援していきたいと考えています。

【委員】
平成19年の方針ということであれば、約9年前のことであり、社会情勢も大分変化していますので、十分に慎重な審議をいただいて新しい方針ができればと思っています。
民間移譲に関しては、ある程度、公が責任を持つという立場から、幅を持った取り組みをしていただきたいと要望しておきます。

《議事(2)児童福祉専門分科会の所掌事務について》

【事務局】
議事(2)「児童福祉専門分科会の所掌事務について」説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんか。

【委員】
幼保連携型認定こども園の設置認可等の際の意見聴取については、分科会の中で出た意見は参考にはするが、最終的には市が決めるという認識でよいのでしょうか。
また、事業停止又は施設閉鎖命令の際の意見聴取、設置認可の取り消しの際の意見聴取というのは、どのようなケースがあるのでしょうか。

【事務局】
幼保連携型認定こども園の設置認可等の際の意見聴取については、当分科会でいただいた意見を踏まえ、長崎市が設置認可をすることとなり、その際の参考にさせていただきます。
設置認可の取り消しの際の意見聴取については、法に違反する部分が多岐に渡る等のようなケースにおいて、当分科会の意見聴取をすることとなります。

【委員】
保育所の認可をしようとする場合の意見聴取についてですが、補助金が入っている新設の認可については、当分科会で意見聴取をした方がよいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

【事務局】
施設整備助成がある新設の場合については、まず社会福祉施設分科会で答申が示され、補助を決定するにあたり、適否を判断していただきました。
補助金を使って保育所を整備した後で、保育所の認可申請が提出されてから、当分科会においてお諮りして、保育所の認可をしようとする場合の意見聴取することとなりますので、順番といたしましては、建物建設の後ということになります。

【委員】
公立保育所の民間移譲について、移譲先の決定等の意見聴取は当分科会で審議はしないのでしょうか。

【事務局】
別途、有識者の方、地域の代表者の方、保護者の方をいれた貸付に関する選考委員会を開き、移譲先の法人の選考等を行います。

《議事(3)長崎市子ども・子育て支援事業計画について》

【事務局】
議事(3)「長崎市子ども・子育て支援事業計画について」説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんか。

【委員】
事業計画の見直しについて、平成27年度の量の見込みと確保策に対する実数は出ていると思います。
その中で、保育所の量の見込みと実数については乖離が発生する状態にあると思われますので、量の確保のために保育所を増やしていくとして、供給量が大きくなりすぎるケースもありえますので、見直しをしていただきたい。
また、どの段階で事業計画の見直しを行うのか教えてください。

【事務局】
量の見込みと確保策については、事業計画を作成した段階での数字であり、それに対する実数が出てきていますので、早い段階で比較をしていきたいと思います。
乖離については、大幅なものに限らず微調整も必要になるかと思いますので、当分科会にご報告、ご相談したいと考えています。

《議事(4)保育所設置認可申請施設における現状報告》

【事務局】
議事(4)「保育所設置認可申請施設における現状報告」について説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんか。

【委員】
認可外の保育所に入所のお願いをした方が、当該保育所から認可の手続き中であるため、入所できないと断られたという話を聞きました。
認可になることで定数が増えるのではないかと思うのですが、矛盾しているのではないでしょうか。

【事務局】
認可外保育所、認可保育所それぞれに基準がございまして、当該保育所は、既に相当数の入所児童がいらっしゃる状況だと聞いておりますので、認可外保育所の基準であれば受け入れできるが、認可保育所の基準では定員を超えるため、受け入れができなくなる可能性があります。
そのため、受け入れはできないとお断りしているのではないかと思いますが、当該保育所に確認いたします。

【委員】
認可外から認可となることで、たくさん受け入れてもらえると思われる方もいらっしゃると思うので、説明の仕方について、長崎市の方から、もう少し指導していただけないでしょうか。

【事務局】
保護者の方に誤解がなく丁寧に説明をしていただくように、話をさせていただきます。

【委員】
前回の分科会の事業者ヒアリングにおいて、消防上の関係で逃げ場所がないため乳児は抱っこして避難をするという趣旨の発言があったと聞いています。認可申請がなされている中で、改善されているのでしょうか。それとも、認可の基準に元々違反がなかったのか再度確認をしたい。

【事務局】
認可するにあたって設備の問題も含めて確認いたしておりますが、当該認可外保育所は、様々な法に基づいて基準は満たしております。
また、非常階段が新たに設置されています。
委員がおっしゃっているのは、階段はあるが狭くて急な階段であるため、乳児を避難させるには、少し心配だというご意見だったと思います。
構造上これ以上の改善は難しいため、避難訓練の回数を増やす等、ソフト的な対応で改善できるのではないかと求めているところであります。
また、元々の設備自体に基準の違反があるということではございません。

【委員】
保育所の認可に係る審議について、児童福祉専門分科会は、提出された書類やヒアリングを基に意見を出すという大事な任務を負っています。
希望する方がいれば、施設の見学をさせていただきたいと要望します。

【事務局】
施設を見学していただくのは施設専門分科会が基本になりますので、社会福祉審議会の主務課である福祉総務課に確認する必要がありますが、ご希望の方は見学できるような方向で調整したいと思います。

【分科会長】
本日の議題は以上です。今後の分科会開催等について事務局から何かありますか。

【事務局】
本日は全体会に引き続き長時間に渡りご協議いただきありがとうございました。
今後の分科会の開催につきまして、次回の議題といたしましては、子ども・子育て支援事業計画の平成27年度の進捗状況についてのご報告と、本日の議事(4)でご協議いただきました保育所の認可申請に係る再ヒアリング等を考えております。
開催時期といたしましては、6月から7月頃を考えておりますが、日程等につきましては、事務局のほうより、後日調整いたしまして、開催通知を文書でお送りいたします。
なお、本日お配りしております連絡先確認表につきましては、開催日等を調整いたします際に、Eメール又はFAXで調整したいと考えておりますので、ご連絡先をご記入くださいますようお願いします。会議終了後に職員が回収いたします。

【分科会長】
次回の開催につきましては、事務局のほうから改めて調整されるとのことですので、よろしくお願いします。それではこれで本日の議事を終わります。委員の皆様のご協力ありがとうございました。それでは、進行を事務局にお返しします。

【事務局】
では、これをもちまして平成28年度社会福祉審議会第1回児童福祉専門分科会を終了いたします。
本日は、誠にありがとうございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ