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長崎市総合計画審議会(第5回第3部会)

更新日:2016年4月20日 ページID:028356

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会(第5回第3部会)

日時

平成27年11月5日(木曜日) 14時00分~16時00分

場所

長崎市役所本館地下1階 議会第1会議室

議題

1. 後期基本計画素案(基本施策G1~G4、F1~F7)の修正案について
2. 審議会部会における意見等への対応状況について

審議結果

1.2.-1基本施策「F1 人権が尊重され、様々な分野で男女が参画する社会を実現します」「F2 高齢者が暮らしやすい地域づくりを進めます」「F3 障害者が暮らしやすいまちづくりを進めます」について

[基本施策主管課:説明]

【部会長】
F1の成果指標「社会全体でみると男女平等であると感じている市民の割合」について、意識調査における実績値と目標値の数値の差は誤差範囲でしかなく、たとえ目標値に到達したとしてもそれを目標達成とみなすことには問題があると考える。

【担当課】
これまでの推移をみても、50%や60%になる数値ではなく、実現可能性を含め、設定している。

【部会長】
実現可能性ということでその数値になるのかもしれないが、アンケートの場合統計的検定をかけると、31.8%と33.0%の間には統計有意性はないと思う。偶然33.0%が出れば、達成となる。

【担当課】
個別の施策F1-1からF1-3に取り組む中、F1全体の成果を何らかの形で出していくが、人の心の中を測るためには、意識調査を参考にせざるを得ない。目標をどこに置くかについては、みんながそう思うのが最終的な目標だが、平成32年度は33.0%としている。目標値を上げていくべきという意見なら検討しないといけないが、あまりかけ離れた数値は掲げられなかった。

【委員】
女性の就労・雇用について、第2次長崎市男女共同参画計画後期行動計画に入れます、ということだったが、男女共同参画計画に含まれるのは当然で、長崎市の総合計画に、女性の労働が全く触れられていないのなら、どこかに入れていただきたい。長崎市が、今後の女性についてどう考えているのかが大事だと思うので、今回は無理でも次にでも入れていただきたい。

【担当課】
女性の活躍推進を軽く見ているわけではなく、個別の計画に書いているから総合計画に入れないというわけでもない。F1-3の取組方針に記載している「男女が、性別に捉われず、個性と能力を発揮でき、多様な生き方を選択できる男女共同参画社会の実現のための意識啓発活動を行います。」に集約されており、センターの講座参加者数や満足度を指標に掲げて施策を行っている。第四次総合計画と男女共同参画計画は切り離したものではなく、全体の計画と個別の計画なので、同じ方向を向いて取り組んでいる。

【委員】
F2に対する主な意見5.の回答について、医療、年金、福祉のお金は合算で出るのか、それともそれぞれで出るのか。

【担当課】
合算ではなく、それぞれ分けて出す。

【部会長】
F2での高齢者就労は、長崎市の方針としては、必要な生活費を得る目的ではなく、生きがいづくりという理解でいいか。

【担当課】
シルバー人材センターという意味で考えたところもあったが、福祉の施策なので、生きがいづくり、健康づくりという考え方が中心。

【部会長】
高齢者で生活費の為に仕事が必要なときは、F6の生活困窮者のほうで対応すればよいということか。

【担当課】
就労としては、市全体で見たら、商工の部分も絡む。生活保護に絡むこともあるが、F2でもいったん支援はできる。

【部会長】
F2-2の取組方針を3つにして(1)に老人クラブを入れたのは分かったが、「社会参加を促進します」の指標について、ふれあいサロンの参加者数は高齢者全体に対して少ないから、この指標だけでいいのか。大きなパイを取り込める指標を今後は考えていく必要がある。

【担当課】
ご意見のとおりで、指標については課題である。社会貢献という意味では老人クラブは大きな組織であり、測れるが、指標にするには厳しい。ボランティア、社会貢献活動、就労をひっくるめるのが難しい。後期では、サロンもそうだが、ボランティアに重きを置いた指標にさせていただければ。

【委員】
F2-2の「ふれあいサロンの参加者数」の対象について、公民館で行われているものも含むとかなりの数があるが、含まれるのか。もう少し分かりやすくしてほしい。

【担当課】
前回は「ふれあいサロンの箇所数」を指標にしていたが、外部評価での意見で、数を増やすだけではなく、活動をすることでサロンの意味合いがあるということで、この指標とした。分かりにくいのは周知不足である。

現在、週1回のサロンは42箇所、他に社協さんが実施している月1回のサロンもあり、本来ならどちらも数に含めていいが、高齢者が元気であるという指標としては、週1回のサロンの参加者の数を指標として上げている。34箇所分で1回20~40人ほど参加している。参加者を増やすことに意味がある。今後は分かりやすい周知に努めていく。

【委員】
F3の成果指標「民間企業に雇用されている障害者数」は、障害の種類による区分けはできないのか、しない方が良いのか。

【担当課】
種別について、国のほうで分けているデータもある。種別ごとの分析・対応も必要だが、計画においては、全体を大きくとらえる指標としている。

【部会長】
F1~3の質疑は終了する。

1.2.-2基本施策「F4 安心して子どもを生み育て、子どもの健やかな育ちを図ります」「F5 原爆被爆者等の援護を充実します」「F6 暮らしのセーフティネットを充実します」「F7 自らすすめる健康づくりを推進します」について

[基本施策主管課:説明]

【担当課】
素案修正版の修正について説明。31ページF5-1の5年後にめざす姿の対象者を「被爆者等」としているが、正しくは「被爆者」である。

【委員】
F4に対する主な意見1.の回答について、長崎にも対応している病院があるとのことだが、長崎にはいないと話す医師もいる。病院など専門機関への周知をしていく必要がある。

【担当課】
母体と胎児にリスクのある出産は大村市にある総合周産期母子医療センターで受け入れを行なっている。未熟児などは、長崎みなとメディカルセンター市民病院、長崎大学病院で対応できるという意味で記載している。

【委員】
大村にしかないというのは不十分ではないか。

【担当課】
県内の周産期母子医療センターは、大村市(県央地区)に1か所、長崎市(県南地区)に2か所、佐世保市(県北地区)に1か所の合計4か所あり、県内における周産期医療の核として、それぞれが役割分担しながら医療体制を整えている。母体と胎児に対応する場合は、長崎市内の人が大村市まで行くこともあるが、県内での医療体制の役割分担と考えており、今後の体制の充実については長崎大学病院でも検討をしていると聞いている。

【部会等】
F4に対する主な意見4.の回答で、保育士の処遇等に係る指標については補助的なものとして把握していくとあるのは、施策評価の際に載せるということか。

【担当課】
施策評価をする際、補助的な指標として数値をだして判断の一つとしていただく、ということ。

【委員】
F6に対する主な意見1.については、健康な方のうち、就労して生活保護が終了した人も出すべきではないか。

【担当課】
就労支援の対象者は、40~60代前半が多く、今までの仕事が肉体的にできなくなった人がほとんどで、5~10万円のアルバイトが一番多いため、指標としては、就労している人の割合が良い。稼働年齢層のうち、働ける人は33%で、このうち普通に働ける人は6%、他は時間などの制限がある。

【部会長】
F4~7については、変えられない部分はきっちり理由が書かれており、求めたことについては内訳や補助指標も報告頂けるということで、回答には納得とする。

1.2.-3基本施策「G1 次代を生きぬく子どもを育みます」「G2 だれもが生涯を通じていきいきと学べる社会をつくります」「G3 スポーツ・レクリエーションの振興を図ります」「G4 芸術文化あふれる暮らしを創出します」について

[基本施策主管課:説明]

【委員】
G1に対する主な意見8.への回答に、学級担任制が適当とあるが、小さいころから専門家が関わると、子どもへの影響も大きい。また、先生のメンタル面にも影響することで、現在は先生も教えるのが大変で、自信を無くしてそれが子どもに影響することもある。専攻した学科を教えるようにすべき。少しずつでもいいので、長崎から発信してほしい。どこかに記載してほしい。

【担当課】
子どもの発達段階から考えると、一人の学級担任が見るのが適当だが、高学年になると可能性はあると思う。クラス数などにもよるが、学校によって、可能な所では実施している。

委員のおっしゃっていることは分かるが、国の制度のもとで、学級数、教職員数の定数が決まっており、長崎市だけが決めることができない。できることとしたら、学級数にもよるが、学校単位で工夫していく。また、国の義務教育学校という制度があるので、その点を検討したい。

【部会長】
先生のメンタルに対する指標について設定しないとのことだが、先生に対する要求がどんどん多くなっている。どこで、健康や精神的なものを保証するものがあるのか。総合計画の推進によって、行政が壊れては困る。職場環境だけが原因でないかもしれないが、職場環境が原因でなくても、職場、家庭のワークライフバランスで板挟みになって心を病んでいくというケースも多いので、今後何か考えていただけないかと思う。

【担当課】
メンタルヘルスチェック制度への対応は準備しているが、G1が、「次代を生きぬく子どもを育みます」という施策なので、子どもの健やかな成長を目指して、子どもの姿で指標を立て、施策を進めたい。

【部会長】
本日欠席の委員から、G2に対する主な意見8.への回答に納得していないとのご意見があるので、説明いただきたい。

【担当課】
ご指定いただいた成果指標について検討した結果、今後新しい箱モノを作るという時代ではないためその件数を指標にするのは難しい。既存の施設の改修は必ずやるものだが、その金額や件数を指標とするのは適当ではないと判断した。その一方で、それなら取組方針に書かないほうが良いという指摘については、施設や設備の充実については必ずやっていきたいと思っており、予算を立てる時にも、基本計画のどこに当てはまる予算なのかという整理もするので、この一文だけは残したいと考えている。

【委員】
G1-2の取組方針(6)に追加された部分については、ひきこもりの子がたくさんいてフォローするために、新しく対応していくということでいいか。

【担当課】
これまでも対策、関係機関との連携はしているが、さらに、連携の取組みを検討する。具体的には、今年度からスクールソーシャルワーカーの増員を行っているが、これまで以上に関係機関と連携できると考えている。取組方針に追加したから新たに実施する、というわけではなく今までやってきたものも含め実施していく。

【部会長】
G1-2の取組方針(3)に「木の温もりがあり」という一文が追加されたがなぜか。校舎の改築など行うのか。

【担当課】
市長マニフェスト事項であり、前回記載していなかったため追加した。学校図書館の絵本架や掲示板、看板など、間伐材を使った事業を水産農林部と連携して実施し、温かい雰囲気の学校図書館にしようという事業。

【委員】
素案G2-2の指標にある「人材バンク登録者数と支援者数」のうち他部局分の数は。

【担当課】
他部局分は、自治振興課所管のいきいき地域連携強化推進事業のサポーターで、人材バンク登録者数は283人中40人、地域の学習活動などへの支援者数は3,004人中46人。

【委員】
市民活動センターや高齢者すこやか支援課の出前講座などは現在把握されていないと思うが、今後合算していただき、報告する時はデータを含めていただきたい。

【担当課】
他部局の数をおさえられなかったのは反省点であり、今後把握したい。

【部会長】
G1に対する主な意見2.への対応状況について詳しく説明していただきたい。

【担当課】
幼保小連携としては、現在、中学校区レベルの小さいブロックで、幼保小が集まって先生や子供同士の交流が進みつつある。「あ・は・は運動」も行っており、共通して行う部分もかなり浸透している。一番大事にしている幼保と小のつなぎの部分についても、懇話会を立ち上げ作っていただいた冊子「やってみゅーで」に、幼稚園から小学校に行くときのアプローチプログラム、スタートプログラムなど細かな指導内容が記載してあり、それをもとに共通実践をしている状況。ブロックごとに活動を深め、継続して、子どもたちが健やかに小学校につながっていく形で進めている。市内全部のブロックで行っている。

【委員】
素案G3-2の競技力向上に、競技団体と連携し、指導者の資質向上に努めることとなっているが、指標にないので、公認指導者数を指標としてはどうか。公認指導者が増えることで、指導者の資質向上が図られる。

【担当課】
数を把握するには体育協会経由でのお願いになるが、検討する。

【部会長】
盛り込めること、盛り込めないこと、今後の課題もあると思うが、後期計画は素案の方向性で可とする。

閉会

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