ここから本文です。

平成27年度第1回 長崎市図書館協議会

更新日:2016年1月26日 ページID:028030

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

教育委員会 市立図書館

会議名

平成27年度第1回 長崎市図書館協議会

日時

平成27年8月27日(木曜日) 13時30分~

場所

長崎市立図書館 3階会議室

議題

1 長崎市立図書館の運営状況について
2 第二次長崎子ども読書活動推進計画の策定について

審議結果

 (市立図書館の運営状況について、資料を基に事務局から説明。質疑応答。)

【委員】
今までにいただいた資料に比べて薄いような気がする。時間配分の関係か。

【事務局】
前回、3月に協議会でお配りした資料は、新年度分の事業計画の説明資料が含まれていたので今回より多かった。毎年、8月開催分より3月開催分の方が資料は多い。市民の要望も前回より少なかった。

【会長】
市民からの要望などが本当に減ってきていると思った。ただ、駐車場に関しては、今後とも出てくるだろうから、ご理解いただくことを心がけていくしかない問題である。

【委員】
連絡先未記入のため未回答というのが気になる。これは、質問者が記入していないためだが、投書箱に回答を貼るなど何かしないと、せっかく要望を寄せているのに何もならないのかなと思われないか。よくスーパーなどで、このような要望に対しこのような回答をしたと掲示されていたりするが、そんな感じにできたらいいような気がする。

【事務局】
検討させていただきたい。

【委員】
資料の3ページでDVDに関する要望が載っている。DVDだけでなく図書も、ふれあいセンターなどにずっとおいてある。いくつか新しい本も入ってくるが、それは予約で貸し出されてしまうので、なかなか替わったという実感がない。そうすると、そこにある本はなかなか利用されることが少なく、置いたままとなっておりもったいないと思う。ふれあいセンター同士で入れ替えをするなどできないか。DVDに関しては、自分は矢上に住んでいるが、市立図書館まで来てDVDを借りて、また2週間後に持ってこなければならないのが、とても大変だ。ほかの資料であれば近くの図書室で返せるのだが、DVDはそれができないので、最近は利用することがない。一度、返却期限に返せないと焦ったことがあり、それから利用できなくなってしまった。これでは図書館の近くに住んでいる方と遠くにいる方とで差が生じてしまうので、何らかの工夫していただけないか。

【事務局】
やはり図書館にもこのような要望があり、九州内の県庁所在地にも確認した。DVDとかCDについて、半分は、館内でしか視聴できない。貸出禁止になっている。貸し出しができるところについても、他館との行き来はしていない。どこの図書館も市民の利便性のためには、やりたいと思いつつも、なかなか現状では難しいと思っているようだ。DVDなどは図書ほど頑丈でないので、ちょっとしたショックで破損する懸念がある。また、図書館のCDやDVDなどは著作権の扱いがあって、普通なら映画でも数千円程度で売っているものと同じタイトルが、貸出用であると何万円もすることもあり、破損のリスクを考えると、なかなか搬送便に載せるのも難しい。また、ふれあいセンター同士で入れ替えればというご意見だが、図書館でも真剣に検討したことがある。ただ、ラベルの貼り替えやデータ入れ替え、搬送や期間中の閉室、人件費等、経費等も多額にかかることから、費用対効果を考えると、その予算で少しでも多くの本を購入したほうがいいのではないかという結果に落ち着いている。他都市では、図書のやり取りは、通常数か所程度であるが、長崎市は、全国で一番多い57か所でやり取りしており、市内では約110万冊の資料があるが、予約していただくと、ご希望の場所で受け取れる仕組みになっている。このことをPRし、多くの方に利用していただくことで、利便性の向上を図りたい。委員さんのご意見は利用者のことを第一に考えた、良いご意見だと思われるが、費用面等で難しいのでご了承をいただきたい。

【委員】
言っても仕方のないことかもしれないが、分館が欲しい。自分は長崎で生まれ育ち、身近に図書館がなかった。お話の中にでてくる図書館にあこがれて育った。図書館を経験していない人が長崎市民の中にはたくさんいる。そうであれば、やはり分館を身近にできないかとずっと思ってきた。長崎は分館を作らずにネットワークでカバーするのだというお話もわかるのだが、実際に利用されているのが市民のうちどれほどなのか思うことがある。ネットワークなど便利なものに乗っていけない人たちにも優しい図書館であってほしい。

【事務局】
長崎市としては、市立図書館という大きな図書館で図書施策の推進を行いつつ、図書館に来れない利用者のために、ネットワークシステム環境の整った、中学校数より多い身近な場所に図書室を開設している。分館という形ではないが、滑石ふれあいセンターや北公民館、東公民館や三和公民館など、他都市の分館並みの規模の図書室もある。図書室と図書館では、機能も違うが、そこでたくさん本を読んでもらいたい。できるだけたくさんの場所で読む機会を作りたいと考えている。また、各図書室でも、定期的におはなし会など、子どもたちが本を好きになるための活動も行っている。分館並みと言っていただけるよう、事業の充実を図っていきたい。

【会長】
分館というのも、大きな問題である。本だけではなく、分館ということになると、職員の方の問題もある。単に本を読む場所ではなくて、いろいろな意味でのサービスを受けられるということでも、大事なのだろうが、やはり長崎の問題も一方ではあるということで、もっと図書館を利用したいという方からのご要望があったということを覚えていただきたい。

【会長】
今年は原爆の写真展があり、たくさんの方が来られたということで、最高の人数だったのか。

【事務局】
これまでは、長崎大学と共催で行った「古写真展」が約2,000人で最高の来場者であった。今回は約3,600人と過去最高の入場者になった。初公開の原爆関連写真資料もあったことや、被爆70周年の盛り上がりの中、マスコミ等の報道もあり、多くの市民にも知っていただき、来場者に繋がった。

【委員】
原爆写真展は、平和推進協会の写真部会の催しということになるのか。

【事務局】
主催は写真部会だが、市立図書館も共催したという形を取らせていただいた。

【委員】
知人が写真部会にいたので案内してもらった。確かにすばらしい写真だった。

【会長】
他にも何かご意見があったら最後にうかがうこととする。次に、今回は第二次の長崎市子ども読書活動推進計画の策定が議題である。事務局から「第二次長崎市子ども読書活動推進計画」についての説明をお願いする。

(第二次長崎市子ども読書活動推進計画について、資料を基に事務局から説明)

【会長】
質問やご意見等、ありませんか。

【委員】
差し替えになったのは、どうしてか。

【事務局】
事前に資料を送らせていただいていたが、送付後にも、教育委員会内やこども部などとの協議を行っており、その中で出た意見も反映させた最新版資料に差し替えた。

【委員】
大きく変わったところはどこか。

【事務局】
前の資料では、第3章の中に、基本理念を記載していたが、第1章の子ども読書活動の意義と内容が重複していたので、意義の中に詳しく説明することにした。また、基本方針の1番で、前は、家庭・地域・学校等を通じた社会全体における取り組みという表現にしていたが、第4章の取組みが家庭・地域・学校という言葉が入っているため、混同してわかりにくいため、表現を変えたことや、12ページの図もわかりやすい図に改めた。できるだけわかりやすくまた、誤解を招かないようにとの配慮から修正を行った。

【事務局】
文言の修正について、以前は「読み聞かせ」という言葉を「読み語り」としていたが今回は国や県と合わせ、「読み聞かせ」とした。「読み語り」という言葉が一般的でなく判りづらいこともあったため「読み聞かせ」に変更させていただいた。

【会長】
「読み聞かせ」と「読み語り」の問題だが、あえて「読み語り」とされていると個人的には思っていた。たしか県が「読み語り」にこだわっていたのだが、今は「読み聞かせ」になっているのか。

【事務局】
県も最新の第三次計画では、「読み聞かせ」と変わった。

【会長】
県の動向を受けて「読み語り」にしたと思っていたが、県も変っていたので一般的な言い方である「読み聞かせ」にしたのか。

【事務局】
一次計画作成時のときも、どちらにするか迷ったのだが、国は「読み聞かせ」、県の第二次計画は「読み語り」だった。県を踏襲して「読み語り」にした経過がある。今回案の作成にあたって、県の計画を確認したところ、第三次計画では「読み聞かせ」になっていた。他都市でもそうであるが、現在は、「読み聞かせ」が広く浸透しているようである。

【会長】
個人的には「読み合い」という言葉が使われたりするが、その方が一緒に読んでいる感じが出ているかなと思ったのだが。一般的にはやはり「読み聞かせ」が使われていることが多い。そのように、いろいろ整理をされたうえで、今回の差し替え分についての説明だったわけだ。

【委員】
12ページにイメージ図というのがあるが、事務局の説明を聞いて気になったのは、前の資料にあった地域と学校と図書館という枠組みが、今度は家庭と地域が分かれて図書館が地域の中にあるという形になっている。どうしてそう変ったのか素朴な疑問だったが、今の説明では、確かに子どものいる時間帯ということから考えて、あえて家庭と学校をわけたということだった。大きな考え方としては子どもの目線で考えられる。すると前に送ってもらった12ページの図のほうがわかりやすかった。子どもが中心になっているから家庭となったとわかったのだが。今の改訂版の図では基本方針が三つ並んで、その下に家庭・地域・学校があり、子どもが本に親しむための社会全体の取り組みや、環境の整備、意義の普及とあるが、これをみると意義の普及はどこがやるのかという疑問が湧いた。こちらをみると学校と地域、ここにおそらくは図書館が入ってくるのだろうが、意義の普及はないと思うので、その意味では、なんとなく前の図がわかりやすいようだった。

【事務局】
確かに言われるとおりである。前の図のわかりやすさも残しながら、修正を検討したい。

【事務局】
他のところとのバランスとか、イメージ図とここの兼ね合いで、どうしても先ほど申し上げたとおり、これからこの三つの基本方針から取組みに進むところを強調したいために、この部分の差替えをしたところだが、いま委員が言われたような趣旨でも、確かにわかりやすさという面もあるかと思うので、検討したい。

【委員】
14ページの4番に「はじめまして絵本事業」というのがあるが、これは実際にやっているのか。

【事務局】
これは、平成23年の8月から行っていて、もう4年になる。

【委員】
利用者に配布して、戻ってくる率はどれくらいか。

【事務局】
長崎市で生まれる子どもが年間3,200人、そのうち2,500人ほどが引換えている。引換え率は80パーセントを切るぐらい。70台パーセント後半くらいで推移している。2割強の方が引き換えていないのが懸念材料である。これをどうするかというので今考えているのが、どんどん広報をしようとしていたが、それだけでは、引換率向上に結び付かなかった。10月からアンケートを予定しており、原因を探り、今後の引換え増に活かそうと考えている。

【事務局】
4か月児健診のときに引換券を配っているが、10月から4か月児健診のあとに1歳半健診があるので、保護者の方に引き換えたか、引き換えなかったらどうしてか、引き換えた方にはそれを活用しているかどうか、そのようなアンケートを取りたい。引き換えなかった理由はどうなのか。たとえば、もう別に本はいらないとか、3冊から選べるようになっているが、熱心な方であれば全部持っているとか、その辺りに引き換えなかった理由が見えてくる。その理由から、少しでも引換え率が上げられるような対策を練れないか考え、子ども健康課にもご協力をいただいて今度の10月から12月までの期間にアンケートを、実施する予定である。

【委員】
70から80パーセントというのは決して低いパーセンテージではない。もっと低いと思っていた。今、メディアのほうでも低年齢化が進み、2歳児でもスマホを使っていて、メディア依存症が増えている。お母さん方も、家庭自体が本になじんでいない。なんでもインターネットで調べて絵本もインターネットで読ませるところにきている。そこのところが非常に危険なことだとわかればもう少し引換え率が上がるのではないか。脳に対する影響とか情緒安定に対する影響とかがわかればどうなのかと思ったのだが。読書とは、すごく脳の発達にいいものである。

【事務局】
健診会場には、図書館司書が出向いている。今、委員が言われたような、脳の発育にいいとか、情緒安定になるとか、ひざで抱いてふれあうことで親子の愛情も深まるとか、そういった良いことがあることを、ひとりひとりの保護者に直接説明している。

【委員】
それに関連したことだが、公民館等にはふれあいセンターも入るのか。

【事務局】
入る。

【委員】
自分が行っている子育て支援センターは、上長崎地区ふれあいセンターの中にあって、そこで絵本の時間というのを月に2回やっているが、支援センターでは引換えられないのか。

【事務局】
図書室に行かないと引換えられない。

【委員】
支援センターと図書室が別のところもあるが、支援センターがだめなのか。

【事務局】
他市は基本的に健診会場でのみ配布しており、引換券方式の絵本配布は珍しい。特に長崎市は他に例を見ないほど多い57か所で引き換えられるようにしている。

【委員】
それはわかるのだが、公民館に行ってというが、公民館の子どもの本のコーナーには、あまりよくない所もあるのではないか。支援センターのほうが、よほどお母さんたちに子育てのすごくいいサポートをしてくださるので、どちらかというと公民館よりは支援センターのほうが、つなげるという意味では、引き換える場所としてふさわしいのではないか。

【事務局】
逆に、今あまり利用されていない公民館とかふれあいセンターを利用してもらうきっかけになればと考えていることもある。現在、支援センターを利用されている方はそのまま利用していただき、それ以外にも利用の場を広げていただければと思う。また、3種類の絵本を準備したり、母子手帳に押印したり、書類を書いていただいたり、結構手間もかかるので、ネットワークの57か所に限らせてもらっている。

【委員】
公民館においては、言われているようなおはなしの会が開かれているのかどうか。乳幼児向けの何かをしてくれているのかどうか。ふれあいセンターでのお遊び教室は月に一度だけ。しかも絵本を読んでいる場所ばかりではない。私は、小島地区ふれあいセンターで月2回、本の時間というものをするのだが、なかなかこのような取り組みはない。だから資料を読みながら、公民館が本当に子どもの読書に係わっているのか疑問に感じた。正直なところ、小島地区ふれあいセンターでは、子ども向けのおはなし会もやっていないと思うし、少し前のことになるが、知り合いのボランティアがやりたいといったら断られたという状況もあるので、公民館で、どこまで本当に子どもの読書を推進できるのか、とても疑問である。これからどうなるかはまた別だが。

【事務局】
確かに公民館では、職員体制も、本になじみの深い職員ばかりかとは言い難い。だからこそボランティアさんの読み聞かせを増やすなど、計画をたてて、市全体としていつでも、どこでも、本を読めるような、読みたくなるような体制にしたいと考えている。

(各協議会委員に、はじめまして絵本で配る絵本3冊を提示し、チラシなど一式を提供)

【事務局】
引換券と一緒に、絵本のプレゼントの紹介、57か所の図書室一覧、赤ちゃんに読んでほしい本、図書館のカードを作るための申込書も配っている。今言われた公民館の子供向けの行事などは、このチラシ1枚に3か月分の子供向けの行事が載っている。

【委員】
これを一般に配っているのか。

【事務局】
はじめまして絵本で、絵本の引換券と一緒に配っている。

【委員】
これは3ヶ月ごとに配るのか。

【事務局】
配る時期に応じて、来月からの分ということで配っている。

【委員】
この情報は、ブックスタートが終わった時期の人でも欲しい。公民館とかに置いてもらえるのか。

【事務局】
ブックスタートの引換えの際に一緒に配布するために作成をしており、現在、公民館などでの配布はしていない。作成元である生涯学習課へ公民館設置を依頼したい。

【委員】
今のお母さんたちは割りと車でどこへでも行く。お遊び教室など、住んでいる地域の中だけでなく、あちらこちら行く人がいる。だからこういう情報があると、遠くても駐車場さえあれば行くかもしれない。

【事務局】
広報を充実するように努めたい。

【委員】
うちの学校にスマイルクラブという読み聞かせのグループがあるが、実際のところボランティアをしてくださる方がおらず、実働4名で外部の方にも1名入っていただいている。小さな学校なので、1・2年生、3・4年生、5・6年生と三つに分かれて2人ずつ行くようにしていたのだが、この現状ではできない。年々減っていくだろうと思う。私たちも卒業しなくてはいけないので、OBとしてやっていける方を残して去っている。活動は朝の時間帯なので、外部からボランティアの人が来て読み語りをしてくださるというのは可能なのか。

【事務局】
市内で読み語りができるボランティアの数を増やすことは考えている。たとえば、公民館や学校のボランティアさんに市立図書館で読み語りの研修会を受けてもらい、それに来た方々がそれぞれ学校などに帰れば読み語りの活動ができるようにしたい。研修を受けられた各地域の方が、地域内でそれぞれ読み聞かせのボランティア活動をやっていただくことが、一番スムーズであると思う。市立図書館からも読み語りにいけるのだが、人員的に市内全域には手が回らない。ボランティアの裾野を広げるために、市立図書館がボランティア養成講座を行い、各地域のボランティア希望の方々が来ていただけたら、一気に読み聞かせをしてくださる方が増えるのかなということは考えている。

【委員】
自分の学校からも何回か養成講座に行ったことはあるが、今、なかなか養成講座に行ってくださる方がいない。

【事務局】
地域で読み語りボランティアをしてくれる市民の方が増えればよいのだが。それが一番、市内の公民館やふれあいセンター、各小中学校などいろいろな場所での読み聞かせにつながると思っている。

【委員】
学校での読み聞かせが一番浸透するのだが。図書館だったら、絵本の読み聞かせに行ったほうがよいと考えている親御さんと、全く考えていない親御さんと二極化が進んでいる。学校だと、必ず生徒たちは読み聞かせを受けるわけだから、浸透は早いと思う。ボランティアさんを何とか増やす方法として、何かいい意見はないだろうか。

【委員】
前回の議事録にも載っているが、市立図書館で行けない部分は地域の人たちでという話があった。

【事務局】
図書館がすべての地域を担当して行けないところを地域の人に頼むということではなく、基本は地域のボランティアさんに行っていただき、ボランティアさんへ研修等で能力アップ等支援をしていきたいと考えている。当然、図書館のボランティアさんにも積極的に地域でのおはなし会に参加していただきたい。

【委員】
回数が4~5回ほどに限られているので、行けない分は地域の方にお願いするという話なのか。

【事務局】
地域の人たちがまずしていただくことが前提である。当然、図書館司書も、図書館で活動するボランティアさんも地域へ派遣するが、図書館の役割として、基本的にはボランティアさんを育てることを重視したい。図書館が各地域を回って、手一杯なのであと残りを地域に頼むというのは逆であると思っている。

【委員】
どんなボランティア団体があるとか、どんな方がいるかとか、私たちは知りえない。全国読書グループ総覧に、長崎市立図書館の管轄の中にはこのようなグループがあるという情報があり、スマイルクラブもとらねこ文庫も載っている。こういうのは、やはり直接はなかなかできないので、図書館に、こういうところで困っているので活動できる人はいないかと訊いて、このような人がいると紹介してもらえるシステムができると、困っている人たちがすごく楽になる。

【事務局】
図書館で把握している団体については、図書館のほうに話があれば紹介ができるようにしている。ただ、その数は少ない。

【委員】
でも、全国読書グループ総覧では結構あったが。まず把握をしていただかないと。

【事務局】
県からの調査依頼により、公民館で活動している方や、小中学校に問合せをするなど毎年、調査は行なっている。小中学校でも、そういうグループとかあるのだろうが、小中学校については自分たちの学校だけで、よそには出かけないということで、総覧に掲載されている数よりも派遣依頼をできるボランティア数が少ないのかなと思う。

【委員】
私がやっている文庫もランタナに登録しているので、このような人たちが読み聞かせのボランティアをしたいと言っているが、そちらはどうかとランタナから連絡が来る。それで、うちの文庫ではみんなで絵本を読んで勉強しているからどうぞと言って来られる。ただ、その方たちには、活動の場がない。そういう人たちをつなぐようなシステムを作っていただければ。

【事務局】
システム自体はあるし、市立図書館に登録している団体もあるので、そういったことがあれば、直接、図書館に、団体名や連絡先を教えていただければ、こちらからアポイントをとってきちんと登録したい。また、団体がどの地域だったら行けるとかいうことを聞き、その地域から依頼があった場合に、その都度、団体に、引き受けてもらえるかどうかお話をするなどあいだを取り持ちたいと思っている。

委員のみなさんも、そういった団体をご存知であれば、図書館へお知らせいただきたい。

【委員】
今、現在、小学校の子どもさんをもっているお母さんは、とても忙しい時期にあり、仕事をされている方も多いので、なかなかそういうところまで活動に参加できないかもしれないが、私たちの年代になると、やってみたいという人が結構いたりする。そこをなんとか結びつけられないか。このような満遍ない支援も大切だと思うが、長崎で大きくそういうことに取り組んでいただけないか。それはとてもこどもたちの読書推進に大きな力となると思う。今までの状況でうまくいってないわけなので、何か打開策を見つけられたらよいと思う。

【委員】
各校なり、私たちのようなスマイルクラブのほうに、もし人数が足りなければ、派遣するという情報があればお願いができるというのは、ここへ来て、今はじめて知ったという感じである。やはり学校には、各団体にも連絡と情報をほしいと思う。そうすれば連携を取り合って何かいい方向にいくのではないか。

【事務局】
連携しながら情報を共有できるようにしたい。

【委員】
18・19ページの学校等における取り組みというところで、(1)の幼稚園、保育所、認定こども園における取組みと、(2)学校における取組みと分けている。その中の(1)のウで、職員の資質の向上ということでうたっているのだが、実は小学校でも、8月28日に市立図書館で市内の全図書館担当の教員が、調べ学習についての研修を受けることになっている。これにはウのところでうたっているが、学校における取組みでもそのような小学校の職員に対する研修のことを書いてない気がする。暗黙の了解ということであればそれでもよいのだろうが、せっかくすばらしい研修をしていただくので、(2)の中で触れていただいてもいいのかなと思った。

【事務局】
15ページのオのところで、学校図書館との連携支援ということで、図書館のほうに含めている。あるいは、図書館と関係ないところでも、スキルアップとかあるかと思うので、それについては入れさせていただくように、学校教育課とも相談し、入れられないか確認したい。 

【委員】
たぶん毎年のようにしていただいているのではと思うが。もう一点が、幼稚園・保育所のところでは読み聞かせの実施とうたっている。小学校では、それに関係するところとしてオのボランティアとの協力連携とか、そのボランティアさんがしているということで、含まれているのかと思ったが。実際、ほとんどの小学校で読み聞かせをしていただいているという状況ではないのかと思っているので、ちょっとこの辺りも触れていただいてもいいかと思う。

【事務局】
そこも含めるよう検討したい。

【委員】
それから、私たちが学校で助かっているのは、さきほどから話の出ている、学校図書館司書の配置だ。とても学校の図書館は助かっている。できれば、毎日来られるような形で増員ができたらもっと助かる。

【事務局】
増員については、市の予算が絡むので、学校教育課とも話をしたい。各委員の貴重なご意見、ありがとうございます。こちらで漏れているのもあるかと思うので、他にももし今のようなご意見があれば出していただきたい。

【委員】
今の点について20ページの学校図書館ボランティアとの連携協力というところが、前にもらった資料では、学校ボランティアの活用となっていた。活用という言葉はどうなのかなと思っていたので、変わっていてよかった。私たちは活用されるんだなという感じだったので。同じところで、前の資料では司書教諭という言葉が全然無かったので、ここに入ってよかったと思った。というのは、学校図書館の図書ボランティアと司書だけでは、やはり連携がとりきれない。司書教諭とか司書主任がいないと、毎日司書はいないので、連携をとりたいと思ってもできない。やはり要は、司書教諭の先生だと私は思う。ボリュームとして司書が全面にきていて、司書がいることはすばらしいことだが、やはり司書教諭の先生が、学校の中での図書活動の主になっているのではないか。車の両輪でもあるが。それで新しい差替えのほうの9ページ、課題のところが、学校図書館司書と学校図書館ボランティアの連携を強めとあるが、これでは司書とボランティアだけでどうにかする感じを受ける。司書教諭が配置されていない学校もあるので、何か学校側の希望も入れていただいたほうがよいと思う。

【事務局】
これも、学校教育課と話をしたい。

【委員】
15ページのオのところだが、学校図書館との連携・支援のところで、学校図書館支援員を配置し、とあるが、何名くらい置くのか。

【事務局】
市立図書館には市の職員が6人いるが3名が事務職員で、3名が司書職。司書職の3名を学校図書館の支援員と考えている。あと、運営をしていただいている図書館流通センターの司書さんたちも随時いろいろな研修会の講師になっていただくなど、いろいろな協力をいただいている。

【会長】
抜本的なことだが、第一次計画に関して、資料の4・5・6・7・8・9と書いてあるが、子ども読書活動推進する場というのは、地域・家庭・学校と三本の方針で計画を立てて実施されていて成果と課題をあげている。第二次計画になると、この三本の位置づけが変るが、どうしてか。今の第二次の場合だが、図書館が地域に入っているということだが、なぜ変ったのか素朴な疑問である。図書館が突出してるのが長崎の一つの特徴かと思うが、今やネットワークだ。それぞれのボランティア活動もいろいろあるが、それがネットワークされていかないというか、センター的なものがあって初めてつないでいけることだろう。やはり長崎の場合は図書館がそのようなときに機能していたと思うが、それが全部地域の中に入ってしまったというので、そのことをどう考えるか。聞いていて素朴な疑問として浮かんできた。

【事務局】
一次を作るときは、140項目あったが、いろいろな項目を出し合って、それを振り分けるときに家庭での取組みというのはどうしても件数的に少ないということで、件数の少ない家庭と地域とを合わせた。小中学校の取組みが多いということで、小中学校を一つの方針とした。それで、図書館の取組みが多いということで、三本の一つにおいた。そういった取組みのバランスをとるために分けたところがあった。二次を作るときに、国や県を参酌するようにとのことだったので、国や県あるいは他の中核市・政令市などをみると、どうしてもそういう子どもの場、飯塚委員さんが言われていたように、子どもの場の家庭があり、子どもの過ごす時間が長い小中学校・幼稚園・保育園があり、子どもたちが立ち寄る図書館も含めてそういう地域の場がある。各県や各市でそういった分け方がほとんどであった。そのため今回、長崎市も、会長の言われるように、図書館の役割は大きいのだが、一応、地域の場におくことにした。それで役割が小さくなるわけではない。三本の取組みのボリュームを必ずしも同じくらいにする必要はないということで、いったん地域の中に含めているが、図書館の役割は大きいものと考えている。

【会長】
第一次との関係もあるので、もうすこし図書館のこともクローズアップできるような地域に入る書き方ができればよい。今回、このように変ったこともあり、一次では、幼稚園・保育所が家庭・地域における成果と課題に入っていたが、二次では学校等の中に入っている。そこのところで、障害児の施設に関しては、地域に入れられているが、児童福祉施設ということでは、保育所と同等だと思うのだが、あえて二つに分けたのが私は理解できないので、説明していただきたい。

【事務局】
国・県もそうだが、基本は小中学校と幼稚園・保育園・認定こども園については、ほとんど日中の大きな時間をすごす場ということである。

【事務局】
障害児施設としては、たとえば、会長がいわれたようにハートセンターにあるさくらんぼ園のような位置づけである。

【会長】
さくらんぼ園は障害児施設だが、そのような児童福祉施設というのは、障害児ではないが乳児園など他にもあると思うが。

【事務局】
ここでいう障害を持っている子どもというのは、代表的なのはさくらんぼ園のような部分もあろうかと思うが、お年寄りでいうところのデイサービスとか一時預かりとかいろいろな形態がある。それでいえば地域の中で一時的に、家庭から一時的に地域ですごす場だとか、そういったところも含まれると思う。厳密に言うと、どちらかなということも確かにあるが。今回は、いろいろな形態から、障害を持ったお子様にとって幼稚園として位置づけられるのは、長崎市内ではさくらんぼ園だけである。

【会長】
ほかに障害児施設はないか。

【事務局】
障害児が通う障害児通所施設というのはある。たとえば親御さんが仕事に出ている間に子どもを預けて、障害福祉サービスをそこで受けるとか、そういったことで地域というカテゴリー中に整理させていただいた。厳密にいえば、どちらにもあることになるが。

【会長】
そのあたりが気になったのでお尋ねした。それから、4ページで、家庭・地域における成果と課題のところで、幼稚園・保育所などのとなっているが、あえて認定こども園は入れてないのか。

【事務局】
ここは、一次の計画の成果と課題ということであり、一次計画を作成した段階では、まだ認定こども園というのがなかったので、一次の成果としてはあえて入れなかった。ただ、実態としては確かに、途中から認定こども園が出てきたので、入れることはやぶさかでない。

【会長】
一次の時点では認定こども園は市内に無かったのか。

【事務局】
その頃には、制度としても今からというタイミングだったと思う。

【会長】
何年前か。

【事務局】
22年の4月に第一次の計画ができている。

【会長】
それなら、もうあったのではないか。

【事務局】
会長が言われるように、今あえて書いていないが。

【会長】
一次作成の時点ではまだ無かったので、ここからは外していると理解してよいか。

【事務局】
計画期間中に認定こども園ができているのは事実なので、追加してよい。

【会長】
どちらでもいいのだが、他はきれいに認定こども園と入れているので、わざと外しているのかなと思った。

【事務局】
そのような意図だった。

【会長】
その点はわかった。一次から二次へ大きく変わっているので、そこの兼ね合いかと思う。あくまでも子どもを中心にしたことで、そのようなかたちになったと思うので、さきほど飯塚委員が言われたように、イメージ図に今の点を反映した形のものがあれば理解しやすくなるのでご検討いただきたい。

地域のところで、もっとしっかり図書館を打ち出していただいて、一次からつながっているということが見えるように書いていただけるといいかと思う。

単純な疑問だが、就学前の子どもたちの場所も学校等に組み入れられて、学校と同じようなことで19ページに書かれているが、図書スペースの確保とか図書資料の充実などとあって、団体貸出やリサイクル図書の活用についても周知を行い、積極的な活用促進を図るということだが、現在はとくに保育園・幼稚園・認定こども園等に関しては、現在、何かしているのか。活用を図るというのはどこが図るのか。

【事務局】
団体貸し出しの活用を図るというのは、図書館・幼稚園・保育園・認定こども園が団体貸出制度を利用して、たくさんの本をその場で活用してほしい。そのような積極的な活用をしてくださいということである。このような団体貸出ができるということを図書館の要項で知らせることで、学校等のほうが利用してもらうということである。ちょっと表現がわかりづらいと思うが。

【会長】
どこがするのかというのがわかりにくい。結局書いてあるだけで、これが具体化していくのかなっていうような書き方になってしまっている。せっかくやろうとしているのに、このような表現では残念な感じを受ける。

【事務局】
確かに主語がないので、わからない。

【会長】
きっと現場では、このような制度があることをどの程度理解して、お願いしようという動きがでてくるのか。このままではなかなか困難なような感じを受ける。幼稚園とか保育園とか認定こども園とか、このようなことは現場ではあまりされないのではないか。

【事務局】
その団体の貸出利用というのがなかなかされないということか。

【会長】
やはり学校とは少し意識が違うようだが。その場合は、職員の方が、保育士とか幼稚園教諭の方たちの研修をどうするのかということにもつながっていくし、その方たちよりは施設長さん園長さんが問題ではないかと思うが。そのあたりの関係をどう作っていくのか。学校等と書いてあるが、すごい数だから、かえって教育委員会等でまとまった動きができることは、幼稚園も保育園も未就学の施設としては、いろいろとむずかしいものがあるかと思う。

【事務局】
団体貸出しについては、幼稚園・保育園・認定こども園も登録し、利用されている。一部のところが来られているので幼稚園協会とか協会全体で研修をされるときに、市立図書館に講師を依頼されることもあり、関心がないわけではない。一部のところがやっているので、それを知らない人もいるだろうからできるだけもっと広げていきたい。さきほど地域と学校とかの関係で、図書館が地域に入ってしまったというところもだが、図書館が読書推進をするのは業務としてあたりまえのことである。図書館が常々やっていることを、家庭とか学校などとも一緒にやろうというように考えていただきたい。

図書館にはこのような団体貸出しの制度があり、それが利用できることを多くの団体にも知ってほしい。

読書推進自体は図書館が中心的にやるのがあたりまえのことなので、家庭でも学校でも幼稚園保育園も、任せないで一緒にやろうというようなものと考えていただければよい。

【会長】
本当にその通りだと思う。今の形だと、なんとなく図書館が引いてしまったような印象がある。それが見えるような形で表現できるといいのかなと思う。

【委員】
団体貸出の事だが、私も文庫で利用している。職場である学童保育でも、夏休みに利用しているが、はっきり言って、もしも本当に周知徹底してみんなが使ったら、スペース的にも、どうなるのだろうという数だ。それを考えたら、やはりそれを踏まえて、どれだけ来ても大丈夫だというスペースと冊数を用意していただけないと、みんながみんな300冊借り出したら大変なことになる。その辺の予算があるのか心配だ。学校等も借りに来るが、調べ学習などと時期が重なったりしたら早い者勝ちと聞いたので、どうなのかと思う。やっていただきたいことは確かだが、本当にできるのか心配になる。

【事務局】
言われるとおりである。

【委員】
また、これが策定された後に、どこが主になってこれを動かしていくのかわからない。

【事務局】
それは、協働して、やっていく。

【委員】
この計画ができたときにどこが窓口になるのか。

【事務局】
事務局は図書館であり、全ての関係課、障害福祉課からこども部から学校教育課から公民館からみんなでそれぞれ施策として取組んだことについては、責任を持って毎年みていくということは考えている。

【委員】
それをみんなで集まって協議会のようなものを開くのか。

【事務局】
関係各課の課長会議というところで協議する。

【委員】
これだけボランティアと言われているので、ボランティアの意見というのを吸い上げる場があるのか。私は図書館協議会に入っており、荒木委員もたまたまPTAのほうで読み聞かせをやっているが、もしかすると全然やってない方が来たかもしれない。だから、やはりボランティアの声をきちんと吸い上げていただける委員会のようなものがあれば。

【事務局】
この協議会もそういった場と考えている。年に2回行っているので、その都度、ご意見があればボランティアの立場の声として届けていただきたい。

【会長】
学校と地域も、活動は積極的に取り組んでいると思うが、一番大変なのは家庭だろうか。やはり読書の重要性というのに気づいて、まず大人が見本を見せるということで書いている。そこが一番、今後の大きな課題ではないかと思う。家庭における取組みのところで、本に触れるきっかけは、まず大人が読んでみせることがとても大事なことである。その中で、ここに書店も入れられたらどうかと思う。やはり本に触れるきっかけというのは、このような図書館など公的なものしかないような書き方になってしまっているが、書店を入れることは避けているのか。

【事務局】
この計画は、机上ではなく、実効性のあるものでないといけないので、私たち市の各課が、できるようなことを挙げている。たとえば私たちには書店さんに何かをしてくださいというような強制力は無いので、読書推進に反映できる計画は、各市の考えになるかと思っている。

【会長】
行政にお願いするのではなくて、本に触れるきっかけというのは、やはり書店もあるわけなので、文言として入れるくらいはいいのではないか。そのような地域の書店は、特色があることで本に興味を持った子どもさんが多いわけだし、公的なものだから公的なものしか書かないというのではなく、実際の本に触れるという意味合いも要るのかと個人的には思う。図書館で、地域の町の本屋さんを紹介するというような試みをしてネットワークを造っているという話も聞く。それで何かここで入れることはやはりできないのか。そこは判らなかったのだが。実際の本に触れる場所は図書館だけではないということも、大事なのかと思う。

【委員】
子どもの視点からというのは大事だと思う。この推進計画は法律からきていて、子ども読書だから、一番最初は母親が子どもに読み聞かせることかと思うが、ただ、やはりスマホの影響か図書館の利用者が減っている。ある程度の年齢に達した段階で、子どものほうから図書館に行ってみようとか、主体的に本に入っていく体制を作るのが今は難しいのではないか。小さい頃から読書を楽しんでいた子が中高生になって自分で本を読むようになってくれるかというと、必ずしもそうではないようなところがあるので、だから子どもから出て行くという視点も大事かなという気がする。これを読むと確かに図書館が中心だということはわかるのだが、上からああしろこうしろとか、本の楽しさがわかっただろうとかではなく、子どものほうから進んでやってくるようなことを考えていく。その意味では図書館の人が広報活動として、ヤングアダルトにこんな本が入ったとか広報して、それを見て子どもが図書館に行くというような方向付けというのが大事なのではと思う。スマートフォンが図書館と競合するのか共存するのか、敵か味方か、そのあたりが議論になっていくのではないか。

【事務局】
スマートフォンの話がでたが、いろいろなところでワイファイスポットがあり、インターネットへの接続ができる。委員さんのご意見としてワイファイスポットを図書館に置くというのは、競合か共存か、どのように思われるか。いろいろなところにある。図書館がどちらなのかと。

【委員】
私は、メディア安全指導員として反対である。できれば持ち込みも反対としたい。図書館に来たら調べるのが大事で、インターネットやスマホで調べるなら家でやればよいし、野良ワイファイという無料で入るワイファイは大変危険である。データが盗まれたりすることがごく普通にあるのだが、そのように危険なことを知らず、リテラシィを持っていないのにそれを使おうとして、いろいろな犯罪に巻き込まれたりする状況なので。図書館は子どもさんが来るところなので、できれば使えないようにしたほうが安全だと思う。

【会長】
子どもの立場ならそうだが、一利用者としては、図書館で調べ物をするときに、同時にネットでも調べることはある。両方を使うことによって、効率よく調べものができることはあるので、そのあたりが今後の検討かとは思う。大人としてはインターネットが使えないというのは不便である。図書館にそのような設備があればよいが、無ければ自分のパソコンを持ち込んで使えるようになれば助かるという希望を持っている方もいるだろう。図書館にパソコン自体はあるが、台数が限られている。

【事務局】
25台ある。今は、以前のように混雑していないのでいつでも自由に使える。

【会長】
持込んでできるスペースがあるからか。

【事務局】
そうである。

【委員】
図書館は社会教育の、就職対策の場でもあり、職業人を育成する、そのような役割も果たすべきだという声もある。普通の学生だと、ネットにつなげられないというのもあるので、ネットにつながって活用ができる職業教育だろうか。そのようなことを、やはり薦めていくべきだという声もある。

【会長】
学校とはまた違う部分がある。これからますます検討しなければならない分野ではないか。

【事務局】
貴重なご意見として受け止めたい。

【会長】
いままでの報告とかに対して、他にご意見が無いようなら、協議事項はこれで終了とする。ただ、この子ども読書活動推進計画に関しては、これで良いとはいかないように感じる。今年度の策定予定なので、今回出された意見を反映した形で、もう一度審議する必要があるかと思う。事務局としてはどうか。

【事務局】
もし委員さんたちがもう一度ご協議していただけるのであれば、議会への報告あるいはパブリックコメントを行う前である10月くらいに開催させていただきたい。協議会は毎年、年間2回行っているが、臨時に追加し、もう1回、10月ということで皆さんにご案内してよいか。

【委員】
パブリックコメントの前か。

【事務局】
次回、更にご協議いただいた内容をもって、パブリックコメントへ進みたい。パブリックコメントは、12月の中旬から1月の中旬ぐらいまでの1か月間行う予定を考えている。パブリックコメントで出された意見による修正も含めて、2月の上旬くらいにもう一度、本協議会を開催し、決定したいと考えている。

【会長】
今、予定を説明していただいたが、今後長崎市のこどもたちの読書活動にとって大きなものなのでもう一度協議会を開いて検討させていただきたい。10月くらいになるのか。

【事務局】
10月中旬を考えている。

【会長】
では委員のみなさま、そのような心づもりでご予定を立てていただきたい。本日は、みなさまがたからの貴重なご意見に感謝する。以上をもって平成27年度第1回長崎市の図書館協議会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類