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長崎市総合計画審議会第1部会(交流と平和)第1回会議

更新日:2015年12月2日 ページID:027812

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担当所属名

企画財政部 都市経営室

会議名

長崎市総合計画審議会 第1部会(交流と平和)第1回会議

日時

平成27年8月4日(火曜日) 15時00分~17時40分

場所

長崎市職員会館4階 研修室

議題

1. 基本施策A4「観光交流で賑わいを創出します」の評価
2. 基本施策A3「交流拠点としての機能を高めます」の評価
3. 長崎駅西側の交流拠点施設用地の活用検討について

審議結果

〔委員、自己紹介〕
〔部会長選任〕
〔部会長あいさつ〕
〔外部評価の概要について、事務局から説明〕

質疑なし
〔評価対象施策の選定について〕

■議題1 基本施策A4「観光交流で賑わいを創出します」

〔基本施策主管課説明〕

【委員】
平成25年から平成26年にかけて観光客数は3.8%の伸びとなっているが、ロープウェイは4.5%の伸びとなっているとのこと。これは何が要因か。

【担当課】
当然、世界新三大夜景に認定されたことをはじめ、ゴンドラや展望台のリニューアル、モニュメントの設置等の様々な取組みを複合的に実施した成果と思われる。

【委員】
世界新三大夜景で長崎の夜景が有名になり賑わっているが、この世界新三大夜景に期限があるのか。もしあるのであれば、その後に来訪者が落ち込むのではないか。また、市では滞在型観光をどう増やすかというのは課題であると思うが、多くの施設をまわってもらうこと等をどれぐらい重視しているのか。さらにアクセスが非常に重要になるが、その点をどのように考えているか。

【担当課】
世界新三大夜景に期限というのは現在のところないが、当然、来訪者が減少する可能性がある。そこで、夜景の質を高めるため、平成28年度から夜景マスタープランを策定し、人口減少で斜面地の灯りの減少が懸念されるなか、斜面地の灯りをどうするか等を検討する。また、新たな夜景の魅力の創出として、今年度電波塔のライトアップ整備を予定する等、様々な夜景の質の向上に取り組み、さらに循環型として、稲佐山だけではなく鍋冠山の展望台を整備し、様々な夜景を楽しんでいただけるように計画している。

滞在型観光の推進については、全体の観光客数増加と併せて宿泊者数の増加を図り、いかにお金を落としてもらうかが重要と考えている。

アクセスについては、産業革命遺産は市内中心部に資産があることから、観光バス等については長崎駅西側の土地にバス専用の臨時駐車場を用意しており、現在のところ混乱はない。しかし、教会群については長崎駅からの2次アクセスが必要となることから、民間交通事業者、県等と連携し、広域的なアクセスについてはシャトルバスも含め、検討する。

【委員】
観光客にお金を落としてもらうということだが、例えば2月のランタンや8月の平和祈念式典等の時期はホテルが不足するという現実がある。お金をおとしてもらうと言いながら、現実的に不可能な部分をどのように考えているか。現在、多くの観光客の宿泊が市外へ流れている。

【担当課】
観光客が集中するときの宿泊施設の確保は重要な問題と認識している。現在市内には148の宿泊施設があり、1日あたり約14,400人、年間約520~530万人が宿泊できる。長崎市の宿泊客数は平成26年に270万人であり、1人あたり1.55泊していることから、年間約420万泊必要となり、これでいくと稼働率は約80%となる。JTB等に聞き取りをした時も市内のホテルは充足しているというご意見だった。ホームページで予約がいっぱいだったとしても、前日、当日は空いていることもある。しかし、現実にランタン等の時期には集中し、予約がとれないという声があるのは事実なので、ホテルの経営の実態を見つつ、集中するときにどうするかというのは今後の課題と認識している。

【委員】
ホテルが足りないというのは以前から言われていること。市としてホテルの誘致活動というのは行っているのか。また、特にアッパーのホテルがないと県外の人によく言われており、検討するべきではないか。

【担当課】
ホテルの誘致としては動いていない。しかし、アッパーグレードの大手企業から話があっており、今後民間の動きを大切に対応していきたい。

【委員】
ランタンフェスティバルについて、観光客数は減少しているが、決算額が増加している。決算の増加についてお尋ねしたい。また、昨年度、募金をしていたが、違和感を覚える。サービスの対価としての寄附はないのか。収支が厳しいのであればお金を生みだす仕掛けを考えるべきではないか。

【担当課】
ランタンフェスティバルについては、市の負担金と皆様からの協賛金で開催している。協賛金については、過去の最高の時期の半分に落ちて、現在2,000万円となっている。イベントの規模は拡大しているが、長く続くイベントにしたいというなか、神戸ルミナリエを参考に100円募金を実施した。募金額は200万円弱となっている。決算額の増加の主なものについては、警備員が不足し、警備費があがったこと、円安であったため中国からのオブジェの購入費が増加した。

【部会長】
神戸ルミナリエはもともと阪神大震災の復興を目的としたもの。募金をする以上は意味づけをして違和感がないようにするべきではないか。

【担当課】
昨年度は準備時間の関係上、目的を明確にできなかったため、今年度は例えばランタンの購入費に充てる等の目的を明確にできないか検討する。

【委員】
2ページの市の観光戦略やアジア・国際観光戦略については、平成20年頃に作ったものと認識しているが、環境が変わったなかで改定の予定はないのか。また、平成32年度に観光客700万人を目標としているが、環境の変化のなかで目標値が変わることはあるのか。

【担当課】
2つの戦略の下にそれぞれアクションプランを策定しており、それを1つにまとめることとしている。このアクションプランは5年ごとに改定している。

32年度に観光客数700万人の目標については、これから「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定、クルーズ客船の増加等の要素を踏まえ、8月から9月までには大きな方向性を出そうと思っている。

【委員】
指標については目標を達成し、松ヶ枝にもクルーズ船がよく入っているが、問題も生じている。クルーズ船はアジア、特に中国の観光客が多く、浜の町では市民が買い物できないという声があっている。確かにたくさん買物してもらい、客数も増えていいと思うが、外国人観光客は国際情勢で左右される要素が大きい。買い物だけでなく、施設をまわってもらうようなことも必要ではないか。海外の観光客に頼り過ぎると落ち込む可能性があり、そのような不安定な要素で将来をみるのは厳しい。高齢者や障害者等の受入態勢を充実し、いろんな条件の人が訪れるようなまちにするべきではないか。

また、世界遺産が登録され、遺産ばかりが注目され、他のものが忘れられるのではないか。今までにないルートで世界遺産と併せて、既存の魅力ある長崎の資産も見ていただけるようなプランを考えるべきではないか。

【担当課】
平成16年に493万人であった観光客数が平成26年には630万人となり、これは旅博の628万人を超えるもので、平成16年から右肩上がりとなっている。これは思いつきで取組みを進めたものではなく、まち磨き、人磨きに取り組んだもので、中でもさるくは大きく貢献している。資源磨きとして、例えば軍艦島を上陸できるように整備し、魅力ある資源に磨き上げたこと、また、まちなかではまちぶらプロジェクトを進め、商店街の活性化、観光地としての活性化に寄与している。ただ、居留地の洋館は活かしきれていないため、展示のみではなく民間と連携し、外国人や国内のシニアを念頭に活用のプランを策定したい。

【委員】
軍艦島クルーズは予約がいっぱいになっていると聞いているが、高齢の方が過ごしやすい環境づくりが必要ではないか。クルーズの入り口には日をさえぎるもの、雨宿りするような滞留場所がない。大波止のクルーズ入口に屋根をつけて休憩スペース、Wi-Fi環境を整備し、そこに長崎の食をもっていく等を検討してはどうか。

【委員】
ロープウェイの利用者が増加しているが、平成27年度は運休していることから、今後の取組方針にそのフォローをすることを記載するべきではないか。

さるくキャンペーンの記載があるが実質キャンペーンとして具体的な事業を実施していないため、正しく記載すべきである。

香港とのペーロン交流は平成26年度で最後で、誘致に結び付くかはわからない面もあるが、今後の取組みに書けたら記載してほしい。

キトラスは平成26年度で終了したが、これまでの福岡における観光客誘致等の発信を今後どのように展開するのか。今後の取組方針に記載すべきである。

【担当課】
キトラスについては、現在今後の戦略を策定している。商業と観光の戦略をリンクさせる予定である。

【部会長】
基本施策の評価Abについてご意見はないか。

(意見等なし)

■議題2 基本施策A3「交流拠点としての機能を高めます」

〔基本施策主管課説明〕

【委員】
評価結果Acは妥当であると考えるが、コンベンションの考え方として、MICEを作るかどうかにかかわらず、市が誘致や受入れの力を持っているかということが重要で、成功するかどうかがかかっている。そのようななか、平成26年度のコンベンションの開催件数が前年度から52件減少しているのは何が要因なのか。

また、スポーツコンベンションもコンベンションなので、開催件数の内訳を示してほしい。

【担当課】
コンベンションの誘致については、施設の有無にかかわらず、コンベンション協会と連携して行っている。開催件数が減少した理由は、がんばらんば国体・大会で会場確保ができなかったためである。

【委員】
基本施策の成果指標の国際クルーズ船乗客・乗務員数とコンベンション参加者数はいずれも重要な指標と考えられるが、長崎を訪れた人たちがどんな感想をもって帰っているのかもできるだけ掴んでおきたい。例えば、クルーズ船の見送りなどのおもてなしの取組みが素晴らしく、きっと満足感をもって帰っているだろうと思う。これを一過性のものではなく、将来的にもそうあってほしいことを考えると、長崎に来た方の満足度はどの程度かを指標として取った方がいいのではないか。

【担当課】
市では国内観光客を対象とした観光動向調査を毎年実施しているが、数年前に外国人観光客に何に満足したかを調査したことはある。しかし毎年調査を行って、経年変化を見ないと成果がわからないため、現状では難しい。

【担当課】
クルーズ船も含めた外国人観光客の満足度調査を今年県が実施する予定と聞いている。

【委員】
基本施策の成果指標の国際クルーズ船乗客・乗務員数については、国別の内訳を示してきちんと分析をするべきである。また、コベンションの参加者数についても、スポーツコンベンションや会議等と分けて評価の対象としてほしい。

個別施策A3-1ではコンベンション機能の充実を図りますとありながら、公会堂が閉館し、短くても5~6年はブリックホールに集中することが見込まれるなか、機能の充実をどうするか今後の取組方針に記載するべきである。

【担当課】
指標の内訳については、改善すべきと考えている。また、公会堂の件については検討させてほしい。

【委員】
個別施策のA3-2の問題点とその要因において、長崎本線連続立体交差事業で一部用地買収が完了していないとありながら、成果には確実に進んでいると記載されているため、記載内容に矛盾がないようにすべきである。

【担当課】
用地買収が進んでいない箇所は、高架本体に支障するところであり、仮線設置には影響ない。仮線で鉄道を運行しながら高架施設の工事を進めることになるが、未買収地の工事着手には、まだ、時間があり、その間継続して用地交渉を進めることとしているため、確実に進んでいるという成果とした。

【委員】
駅周辺の再開発が計画されているが、長崎駅から大橋の渋滞がひどい状況にある。今後も一旦箱物を作ると後で道を作ることはできないことから、交通・運輸等の事業者に、場面ごとに意見を聴いて、連携してほしい。

【担当課】
新たな駅舎の東西に駅前交通広場を計画しているが、電車やバスなどの交通結節機能をどのようにしていくかということについて、バス事業者や軌道事業者などと協議しながら検討を進めている。今後も、交通事業者と話をしていきたい。

【部会長】
個別の対応と併せて全体のマスタープランのなかで進めるようにしてほしい。

【委員】
駅周辺の開発において、危機管理も一緒に体制づくりをするべきである。それにより利用者の安心につながる。

【委員】
高架にあげるということは、ガード下がうまれるということで、市中心部でもあり活用するべきである。土地はJRのものであると思うが、市でも有効活用に向けて動くべきである。完成してしまったらうまく活用できないということが起こりうる。

【担当課】
北郵便局裏付近から長崎駅まで高架となるが、土地はJR九州との所有となることから、駐輪場などについて要望をしているが、高架下の活用はこれから検討されることになる。基本的に列車運行上必要なものが優先されるが、そのほかに商業施設等についても検討されている。

【部会長】
行政や事業者が共有する全体の計画はあるのか。全体の計画のなかで進めていくしくみをしっかり作ってそれに添って進めてほしい。

【部会長】
基本施策の評価Acについてご意見はないか。

(意見等なし)

■議題3 長崎駅西側交流拠点施設用地の活用について

〔所管課から説明〕

【委員】
長崎MICE誘致推進協議会が先日開催されたが、県庁跡地は、集客効果のある交流拠点であるべきで、駅西側はMICE拠点等を整備すべきと考えている。

市民としては港が見えるのが好きであるが、どこからでも港の見える街というのが長崎の魅力の一つで好きであるが、開発によって港の形が変わることに違和感を覚える。歴史的な港町の風景と、レジャー施設や物産館を造ることと比べてみると、どちらが大切か考えた時に、自然を活かすことを重視したまちづくりをしてほしい。根本的な考え方に納得できない。

【担当課】
景観をまちづくりで活用することは重要と考える。しかしながら、駅に近い絶好の場所で24000平方メートルの広さ、交通アクセスの面からも市としてはチャンスだと考えている。交流人口を拡大できる施設を造ることで、経済の活性化につなげたいと思っている。その中で、市民の皆さんの意見を聴取したいと思っている。

【委員】
重要なテーマであり、時間をかけてヒアリングすべきである。他の委員会でもこのようなヒアリングをするのか。別途意見が出た場合は受け入れていただきたい。

【委員】
調査結果において、4つの案が示されているが、長崎歴史文化博物館がありながら、歴史系展示機能が示されている。どのようなものをイメージしたらいいのか。

【担当課】
例示としては、世界遺産センターやくんちに特化したものなどが今後考えられていく可能性もある。

【委員】
資料4ページの点線部分が業務委託で業者が入っているかと思うが、部会だけではなく審議会全員にヒアリングすべきではないのか。質問事項のシートをつくる等、意見聴取をお願いしたい。

【部会長】
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の審議会でも同じことをするのであれば、ヒアリングのしくみを作るべきではないか。

【委員】
意見聴取の期限はいつか。いろんな論点で意見をしたい。これではプロセスがわからない。

【担当課】
10月中旬が意見聴取の期限である。

【部会長】
全体会の議題に入れた方がいいのではないか。

【委員】
歴史系展示機能について、簡素なものであれば作るべきではない。現在の歴史文化博物館にも満足していない。新しいものを造るより、今あるものを今以上に充実することに気を使うべきである。

【委員】
資料2ページは優先順位を示しているのではないと思うが、限られた敷地においてどれとどれを組み合わせるか、どれに集中するかについて、効率性や経済性が混同しているので、そこまでわかるように整理してほしい。

【部会長】
場面ごとにどのようになったかフィードバックした方がいい。

【委員】
MICEについて、市民には何のメリットがあるかわかりづらく、夢を感じない。これはMICEが建ってからも同じように思う。MICEという言葉を市民にわかりやすい言葉に変換して、夢のある政策を入れてもらいたい。

【委員】
この場所は長崎の陸の玄関口で、旅をスタートする場所ともなる。何年か後に、長崎に来て、スーパー等ができていたら興ざめする。長崎に来たと実感できる機能やファサードを備えた施設を作られたらいいかと思う。

【部会長】
本件の今後の意見聴取については、再度検討をお願いする。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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