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平成27年度第2回地域コミュニティ推進審議会

更新日:2015年8月31日 ページID:027506

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民局 地域コミュニティ推進室

会議名

長崎市地域コミュニティ推進審議会 

日時

平成27年8月11日(火曜日) 19時00分~

場所

長崎市社会福祉会館4階 大会議室

議題

議題1 第2期地域福祉計画策定に向けて「めざす地域福祉の姿」と地域の現状

審議結果

開催に先立ち、事務局より出席委員が過半数以上のため会議が成立していることについて報告。

事務局から、本日の会議内容については、第1期計画の検証と課題についての審議の予定としていたが、具体的な内容を審議いただく前に、長崎市の地域福祉計画の考え方を説明し、委員の皆様方から地域福祉について地域ではどのような問題点があるか等についてのご意見をいただくため、ワークショップ形式で会議を進めることについて説明した。

議題1 第2期地域福祉計画策定に向けて「めざす地域福祉の姿」と地域の現状

(1)地域福祉計画の説明

地域福祉とは、誰もが安心して暮らせるよう地域住民、団体、市などが協力してそれぞれの地域にあった取り組みを行うことと定義した。地域で暮らす一人一人が、日頃のふれあいの中でつながりをつくり、お互い助けたり助けられたりしている。自治会や育成協、民生委員など地域活動団体が、一人一人の自立した生活を支え、市や社協等の公的機関の支援策が地域の活動を下から支えているというイメージで表してみた。地域福祉を推進するためには、自助・共助・公助が互いに作用して、地域全体の支え合いの力を強くしていくことが必要。特に自助・共助の取り組みは、主体的な住民参加が欠かせない。地域福祉を推進していく鍵、その主体は地域の住民の方々であると考えている。

支援にあたっては必要に応じて包括支援センターや市などに相談しながら地域で取り組むということであり、地域の支援の輪がつながるというイメージである。地域で支えるという時の「地域」がコミュニティのことであり、コミュニティは支え合いの基盤で、連携の力が強いほど支え合いの力が強くなる。このことが、この審議会で議論いただく理由と考えている。普段の皆さまの活動が地域福祉そのものと考えている。一人の気づきがなければ支援の輪が広がらない。日頃からの顔見知りの関係が大事。これが、地域ならではの特性で、行政にはできない早期発見、気づき、早期解決につながると考える。地域にしかできないこと、これが主体的な住民参加が大事だという理由である。

(2)計画書の考え方の説明

取り組みの主体である地域住民の皆さまが、地域福祉計画に取り組まれる際の手引書となるように、活動のヒントとなる取り組みや事例、市や社協や事業をまとめて構成している。地域と市、社協が協力して地域課題に取り組む共通の方向性を示している。第2期も同じように、地域の方がまず見やすいように心掛けて作りたいと思う。

計画の策定においては、その過程そのものが地域福祉の推進と言えると思う。これまでの座談会、アンケート調査、及びパブリックコメントでのご意見を反映させ作っていきたいと考えている。

審議会においては、様々な立場の方がいらっしゃる中、どのような計画書の作り方、表現の仕方であれば、実際に活動されている地域の方が取り組みやすいのか、目指すためにどのような取り組みが必要なのか今後ご審議いただきたい。

長崎市が目指す地域福祉の姿とは、目標や将来像と言い換えることができるが、第1期も第2期も同じで、「誰もが住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせるまち」としている。行政だけでなく、地域住民の方、活動されている団体の方の力が必要で、支え合いの力を強くしていくための計画とも言える。

【委員】

地域で色々な問題や解決策などはワークショップ形式で色々なところで色々な場面で色々な方がやっている。それが意見として出され、計画案として出され、方針になるが、「実現されて本当良かった」という充実感が我々住民はほとんどない。意見を聴きっぱなし、やりっぱなし、行政が前に進んだのかどうか、4~5年見ていて何とも言えない。これがどれくらいの実現性を目指しているのか心構えを知りたい。それによって具体的な意見が出てくると思う。

【委員】

どれくらいかという何かで計れるものではない。寄って集って市をサポートしているが、現実的に寄って集ってはできなくて、民生委員が困って自治会長に相談するのが精一杯。絵に描いたり文章にしたりすると何でもできればいいねと思うが、委員おっしゃるように、この辺の大きさで済ませばいいとかそのような基準がないと達成感もない。どこまでいくのか掴みづらく、どこまでやればいいのかということになる。

【事務局】

地域福祉計画とは、それぞれの地域で支え合いに取り組むという計画書だが、地域には色々な形がある。「支え合いのしくみを作ろう」を目標にしているが、地域によって支え合いの形も色々あると思うので、答えに窮するところもある。

【委員】

第1期の反省点は何なのか。第1期で作り上げたものの反省点を分析したうえで、第2期は何をするというキーワードがないと第1期と同じことをしても意味がない。第1期で作りあげたものをどう分析したのかを教えていただき、それを踏まえて第2期ではどこを重点的にやっていきたいというようなことをしていかないと。

【事務局】

第1期の反省点としては、地域福祉の目指す姿はそれぞれの地域で支え合うことで、そのためにはまず、地域で集まって地域課題の解決に向けて取り組む場をつくるということが目標であった。座談会という形でまずは集まってみるという動きはあったが、そこから先に繋げることができなかった。1、2回集まって現状を話してそれで終わってしまったということが反省点。第2期はすべての地域で、と申したいところだが、地域のことを話し合う情報交換会というような地域で活動されている人たちが集まる場が大切だと考えている。

皆さまからは、それに近づけるような取り組みのヒントなどのご意見をいただきたい。地域の団体が組織を越えて集まることの大切さ、地域の問題点・改善点をよくするような話をしていただきたい。

【委員】

それはどの地区もやっている。それを踏まえたうえで、もっと上のレベルで市政に直結するような、予算も付き、実効性のあるものにしたいと思って審議会に参加している。今更、下位のレベルでワークショップをしてまた同じような意見を出しても意味はない。もっと上のレベルで議論をした方がいい。

【事務局】

第1期で計画を立てて実行までいけていないのが一つの大きな反省点と考えている。地域コミュニティ推進室でも色々な団体が集まって地域課題を解決するしくみを進めているが難しいところもある。地域コミュニティのしくみというのは長崎市にとっても大きな行政課題であるので、地域福祉計画の策定と併せてコミュニティのしくみづくりでもっと地域がまわるようなしくみを考えたいと思っている。

【事務局】

先程の説明を補足させていただくと、第2期の計画では、色々な状態にある地域の現状を踏まえて、地域で支え合い助け合うしくみをつくるというのが目標とする姿になる。組織の枠を超えての集まりに至っていない地域については、まずは団体間で集まり、団体間でつながっていただきたい。その次に、支え合いのしくみを地域でつくり解決する力をつけていただきたい。これを3段階の計画体系図にしたいと思っている。

【委員】

一つだけ約束をお願いしたい。審議会の中で委員から提言が出た場合、100%予算化できるのであれば本気でやる。これまでたくさん話してきた中でもできないからこうなっている。

【事務局】

皆さまの考えについて100%予算化できるかどうかはこの場で即答できないが、皆さまのご意見を重く受け止め、できるだけ計画に反映させていきたい。

【委員】

支え合いは、組織としてのつながり合いと言っているのか、独人主義で言っているのか、両方言っているのか、そこをもうちょっと整理しながらどういう方向に進めようとしているのかそこの整理も大事だと思う。

【委員】

この会議はコミュニティの推進会議であるのか。地域福祉計画を立てる会議なのか。

今日の話は次回にどう結びついていくのか。目標が第2期地域福祉計画であれば、そのどこに位置づけられどの部分をしなければいけないのか目標を提示してもらわないと地域の会議と変わらないものになってしまう。

【事務局】

第2期長崎市地域福祉計画を策定する過程でも地域の方々の参画が必要だと思っている。第1期計画期間中に地域の座談会でいただいたご意見やアンケートから出た現状と課題を事務局が整理したものと、今日皆さまに作業いただく予定の地域での問題点等、現状についてのご意見を整理して第2期計画を策定するための課題とし、これをどうしたら目指す姿に近づけることができるか手立てを考えていくこととしたい。

【委員】

地域福祉計画とは、高齢者、障害者、子育て、健康など全部統括してここで決めていくのか。各計画の責任者はここにいるわけでない。長崎市第4次総合計画の中の1つのものですよね。この各計画に対してのアドバイザー的なことをやっていくのか。

いかにも第2期地域福祉計画が全部を決めるように見えるので、位置付けをはっきりとさせてほしい。どのようにして決めていくのか。

【事務局】

地域福祉計画は、この個別の計画の制度の狭間にある部分を対象にしている。地域福祉とは対象を限定しているのではなく、日常生活の困りごとも含まれ、地域で地域に住んでいる人を見守りながら支えていくというもので、それによって地域での支え合いの力を強くしていくというもの。高齢者福祉計画や障害福祉計画においては、サービスの充実に努めてはいるが行政だけでは限界があるため、対応できていない地域課題に対して、地域福祉計画に沿って取り組むという計画。高齢者福祉計画や障害福祉計画の内容や進捗を個別に議論をする場ではない。

【委員】

第1期の反省点や問題点や課題があったと思うので、基礎的な分かる資料をいただきたい。また、テーマに沿って第1期に携わった方からも意見をいただきたい。

【委員】

「こういう形でやりましょうよ」という意見が出て地域でやられている方もいて、浸透しているところもあるが、できてないところをもっと浸透させようとすることがいい。浸透していないことが問題。

【委員】

事務局にお願いしたいことが、地域の中でつながりをつくるために補助金を出して、地域の中でまとまった団体を作っているが、その後、現状どうなったのか委員への説明する資料が必要なのと、1期目で作ったものについて何が足らずに地域の中に浸透しなかったのか、問題点を洗い出してもらうことが必要。何をどう決めていくのか、先が見えないものを議論していくから分からない。第1期の繰り返しになって第2期が終わった時もまた同じようになってしまう。目指す方向を説明しながらやっていかないと、自由に出し合ってくださいといっても意見の出しようがない。本日の錯綜した会議は、皆さまの意見を伺えたのでこれはこれでよい。資料を出してもう一度洗い出しをした方が良い。

【事務局】

25日は、第1期の検証と課題を整理したもの、第2期はこのような体系で計画を作っていきたいというところ、皆さまにはどのような意見を言っていただきたいのかというものを明らかにしたいと思う。

【委員】

市が地域に張り付いて、地域のことは何でも相談してくださいという形でやってきたが補助金を出してそれで終わっている。地域の方も大変なことをやりながらやっている。もっと尊重すべき。市が会議で出たことをきちんとしてくれれば何の問題もない。

【事務局】

本日はワークショップを考えていたが、課題を検証しなければ議論できないというご意見はごもっともだと思うので、ご意見いただいたものを整理し、25日にご説明させていただきたい。

~20分程度グループ内での自己紹介、各自取り組まれている活動の報告~

【事務局】

本日は委員の皆さまから大変貴重な意見をいただいた。次回に向けて事務局でしっかり整理しておきたい。次回は、8月25日(火曜日)19時から21時を予定している。

以上で平成27年度第2回地域コミュニティ推進審議会を終了する。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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