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平成27年度第1回 長崎市社会福祉審議会(児童福祉専門分科会)

更新日:2015年6月29日 ページID:027207

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 子育て支援課

会議名

平成27年度第1回 長崎市社会福祉審議会(児童福祉専門分科会)

日時

平成27年5月27日(水曜日) 14時45分~15時40分

場所

ベストウエスタンプレミアホテル3階サファイアルーム

議題

(1)平成27年度こども部事業概要
(2)長崎市子ども・子育て支援事業計画について
(3)長崎市版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて

審議結果

【事務局】
開会、資料確認、こども部長挨拶、委員・事務局紹介、会の成立報告

《議事(1)平成27年度こども部事業概要について》
【事務局】
議事(1)「平成27年度こども部事業概要について」説明

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんでしょうか。
では私のほうからお尋ねしてよいでしょうか。3ページの6番に親育ち学びあい事業費というのがありまして、のびのび子育て講座や親子力アップ講座、初めてママ講座をされているということですが、これはどのような場所で実施されているのでしょうか。

【事務局】
親育ち学びあい事業でございますが、内容としてはのびのび子育て講座や初めてママ講座などを実施しておりまして、1回限りの講座ではなく、4回の連続講座、最大では8回の連続した講座を実施しております。8回の連続講座であれば週に1回実施したとしても約2ヶ月を要しますので、実際のところ場所の確保にも苦慮しているところでございますが、地域の公民館や市民会館など、公的なコミュニティ施設を活用しながら実施しているところでございます。

【委員】
児童虐待の防止という部分で、0歳児から乳児家庭全戸訪問という事業を実施しているということですが、事業概要の部分には一切記載がありませんがこれはどういうことでしょうか。

【事務局】
児童虐待防止対策費は子育て支援課が所管している事業でございまして、これについては資料3ページの4番目に記載しておりますような内容を実施しています。乳児家庭全戸訪問事業につきましてはこども健康課が所管しておりまして、地域の民生委員・児童委員が訪問して子育て情報の提供と、支援が必要な家庭を早期に発見するという事業でございますが、これは資料6ページの一番上に記載しております。

【委員】
わかりました。この短時間でこの資料を全て見るということはできませんので、できれば事前に送付していただけるようお願いします。

【委員】
前年度との予算比較を見てみますと、マイナスになっている事業が多いようですが、これは民間保育等への施設型給付が増えたからということでしょうか。

【事務局】
資料は8ページ、9ページが幼児課所管の事業でございますが、委員がおっしゃったのは6番目に記載している民間保育所等施設型給付費が新規事業という形で約108億を計上しているから、その分他の事業が減ったのではないかということでございますが、例えば9ページの12番の私立幼稚園就園奨励費補助金は、その一部が施設型給付へ移行したことで約2億900万円減っております。その他にも児童手当費など前年度と比較してマイナスとなっている事業はありますが、これらは子どもの数自体が減少していることによるものでして、全てが施設型給付の影響というわけではありません。

【委員】
4ページの子ども広場運営費は西洋館に1ヶ所だけだと思いますが、利用者の状況はいかがでしょうか。

【事務局】
西洋館の中にあります子ども広場につきましては、松山児童センターが老朽化により廃止になりましたので、暫定的な形で西洋館の中で運営をしております。利用状況は、平成25年度分になりますが1万8,673人、平成24年度も2万人程度、概ね2万人程度で推移している状況でございます。

【委員】
2、3年前になりますが、私が責任者でこどもセンターについて議論をしました。先ほど話に出てきました松山児童センターの代替施設とか、あるいはもっと総合的な観点でそういった施設を作ろうという議論をしましたが、これについてはどこにも記載されていないようですが頓挫したのでしょうか、それとも可能性はあるのでしょうか。

【事務局】
子育て支援を実施する機能としてこどもセンターは必要だと考えておりますが、場所の選定が難航しておりまして、この中にはまだ予算化されておりません。

【委員】
西洋館の子ども広場は月に50万円を超える家賃を払っているわけですよ。5年間で3,000万円近くの金額になります。松山児童センターの跡地をどう活用するかということは行政のほうでしっかりと考えていただけるでしょうけども、他の委員もおっしゃいましたが子育て支援センターをしっかりと設置して、無駄なお金を使わずに活きたお金を使っていただきたいなと思います。

【分科会長】
もう一つ私から良いですか。4ページの14番、ファミリー・サポート・センター運営費が若干ですが増えていまして、すごく良いことだと思います。地域の中での助け合いの事業ですので、どうやったら効果的にこの事業が機能するのかということを考えていただいて、助け合いの活動回数が増えていったら良いなと思います。

《議事(2)長崎市子ども・子育て支援事業計画について》
【事務局】
議事(2)「長崎市子ども・子育て支援事業計画について」説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんでしょうか。

【委員】
昨年の審議会の中でも発言しましたが、やはり保育所等の認可にあたってはヒアリングを実施していただきたいと思います。これまでは施設専門分科会のほうで審議しておりましたが、今後はこちらの分科会で審議することになるということでしたので、特にそういった面でヒアリングの実施について宜しくお願いします。

【事務局】
前回もいただいたご意見でございます。今回4月からの運営に係る施設の認可に際しましては、結果的に書面のみの審議となりました。現地調査も含めヒアリングの実施について調整を図っていきたいと思います。

【委員】
健診についてですが、今は乳幼児、1歳半、3歳児健診ということで実施されていると思いますが、自閉症などの発達障害は数多くありますが、保護者の立場からするとなかなか認めたくない、そういった人が多いと思います。発達障害を早期に発見することができれば様々な対応ができると思いますので、なんとか公費で5歳児健診まで実施していただきたいと思います。

【事務局】
5歳児健診につきましては様々ご要望をいただいております。発達障害の疑いがある子どもについては、現在行っております健診の中で把握し、その後経過を観察したり、保護者の方に集まっていただいて教室を開催するなどしています。また、ハートセンターにもご協力いただいて各幼稚園や保育所などへ巡回相談を実施しております。なかなか5歳児健診の実施まで至っておりませんが、そういった取り組みの中で確実に把握してケアしていきたいと思います。

【委員】
5歳児健診とは違いますが小学校に上がる前の就学前健診は、3歳児健診などとは違ってすごく簡易なものです。5歳児健診は長崎県では島原市とか数か所だったと思いますが、幼保小連携といった部分で効果があるようですので、予算の問題や人材の問題もあるでしょうがハートセンターなどの協力も得ながらやると、障害者にラベリングをするだけでなく、その後の小学校の生活をスムーズに過ごせるのではないかと思います。長崎市も幼保小連携がうまくいっているとも言えないし、そういったお子さんが小学校に上がって、いじめの対象になったりする場合もありますので、ぜひ宜しくお願いします。

【委員】
本年4月からスタートした子ども・子育て支援新制度は非常に大きな制度改正であると思いますが、制度開始後の今年1年間の検証というのは、例えば年度末にこの会議の場で報告するなど、どのような形で実施されるのでしょうか。

【事務局】
事業計画についての検証は重要な部分ですし、この会議において様々なご意見をいただきたいと考えております。具体的な検証方法、時期等については今後調整をしていきたいと思います。

【委員】
5歳児健診に戻ってしまいますが、3歳児健診のあとにフォローアップ教室を実施されていると思います。午前中に別の市でフォローアップ教室に参加してきたのですが、幼稚園や保育所への就園が早くなっているようで、フォローアップ教室になかなか参加できない保護者が増えているようです。5歳児健診ももちろん大事なものですが、幼稚園や保育所の巡回を増やした方が発達障害のお子さんの早期発見につながるのではないかなと思いますがいかがでしょうか。

【事務局】
5歳児健診は県内でも取り組んでいる自治体はございますが、実施形態は全てが全員を集めて健診を行うやり方ではなく、長崎市のようなフォローアップ形式ですとかアンケート形式など様々でございます。長崎市としましては5歳児健診は実施しておりませんが、3歳児までの健診を中心にその後のフォローを確実に行うということと、幼稚園・保育所への巡回を行うことで、対象となるお子さまの把握に努めていきたいと思います。

【委員】
保育園関係でお尋ねしますが、今年の4月時点で、残念ながら待機児童が発生しております。保育会としましても待機児童を無くすということに向けて努力をしてきたわけですが、保育会の中で意見交換をしていますと、けっこうな数の園においてまだ定員に空きがあるようです。待機児童が発生しているという状況と、一方で定員に空きがあるという状況、そういった意味での需給バランスというのはどうだったのかなと思いますがいかがでしょうか。

【事務局】
委員ご指摘のように、本年4月の待機児童解消に向けてあらゆる努力をしてきたわけですが、現時点の速報値で待機児童は37名発生しております。定員については昨年の8,420名から9,566名と、1,146名増やしております。一方では入所者8,493人から9,207名と700名以上増えております。確かに定員と入所者数を比較しますと定員のほうが多くはありますので、全体としての定員は確保できましたが、それぞれの地域でのバランス、0歳児、1~2歳児、3歳児以上の歳児毎のバランス、希望される保育所の人気度合いといった部分でのマッチングがうまくできなかったということで、速報値で37名の待機児童が発生しております。もちろん地域によって状況は異なりますので、定員に空きがある施設もあれば、定員以上に受け入れていただいている施設もございます。今後も待機児童解消の取り組みを進め、定員内保育を目指して参りたいと思います。

【委員】
マッチングがうまくいかなかったということは保護者がその園にしか行きたくないということなので待機児童として出てきてしまうのは仕方がないことなのかなと思います。しかし、待機児童が発生しているという事実のみでその地域の施設を増やさないといけないということになると、地域内のほかの施設に影響が出てくるわけですね。ですので、待機児童の中身についても少し詳細に報告していただけないでしょうか。どのような形で待機児童としてカウントされているのか。他の園ではダメだったのか、他の園ではダメですと言われたらもう仕方ないですよね。でもそれで施設が増えていくとなると、将来的に子どもの数が減少傾向になったときに施設が淘汰されていくような気がします。経営のことばかり考えていると肝心の保育に目が行かなくなってしまいます。本当に質の高い保育をやっていこうと思いますので、待機児童の精査をしていただきたいと思います。

【事務局】
待機児童については改めてご報告の場を設けさせていただきたいと思いますが、あくまでも保育所は定員内保育を目指しております。その中で、待機児童が発生している状況ですので、当然ながら120%以内という基準の中ではありますが、4月の時点でも定員を超過して500人以上を受け入れていただいている状況です。定員内保育の観点からは500人分の定員が不足している、供給量が足りていないということになります。子どもの数が減っているのは事実でございますが、保育ニーズはまだ伸びている状況でもありますので、事業計画では平成31年度までの計画期間中は伸びていくだろうと見込んでおりますが、どの時点で高止まりするのか、その点を考慮しながら、また毎年度の進捗管理を行いながら対応していきたいと思います。

【分科会長】
参考までに教えていただきたいのですが、37名の待機児童は何歳児が多いのでしょうか。

【事務局】
1,2歳児です。

【委員】
子どもの少子化が進行していて、なおかつ1,000人以上定員を増やしても待機児童が発生するというのは普通に考えておかしいと思います。入所率が100%までいっていない保育所もあるということですし、実際は質的に違うからここには通わせたくないという人もいるわけですよね。この前もいくつかの施設の認可について審議しましたけども、書面上での審査だけでなくて質的にみんなが入りたいと思うような指導をやっていかないと、行きたい園と行きたくない園というのが出てくると思います。そういった意味では、特にこの前の施設についても待機児童対策ということがあったとは思いますが、1回だけの監査だけでなく数回の指導、監査をやっていただきたいと思います。

【事務局】
昨年度の最後の会議の際にも会長からご意見をいただいた部分ですので、どこかのタイミングでご報告をさせていただきたいと思います。

《議事(3)長崎市版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて》
【事務局】
議事(3)「長崎市版「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向けて」説明。

【分科会長】
ただいまの説明について何か質問等ありませんでしょうか。

【委員】
この児童福祉専門分科会との関係はどのような位置付けになるのでしょうか。それぞれの団体の代表としての意見なのか、児童福祉専門分科会としての意見なのか。

【事務局】
本分科会の位置付けについて申し上げますと、この総合戦略の策定にあたりましては策定のための協議会を別途設けたいと思っております。この協議会は条例の関係で8月頃に設置したいと考えておりますが、それまでの間、あらゆる団体、組織も含め、どうしたら人口減少が止められるのか、交流人口を拡大した方が良いのか、定住人口を維持した方が良いのか、子育てしやすいまちを目指した方が良いのか、広く皆様からご意見を頂戴したいと思っておりますので、児童福祉専門分科会としての意見の集約は求めておりません。この場で自由にご意見をいただきたいと思っております。

【委員】
長崎市の今の現状については、特に保育に携わっていますと、子どもたちが担っていく将来の長崎市ですので、どのような形で残していくかすごく大切なことだと思っています。長期ビジョンが記載されていますが、どのような長崎市になってほしいかというのがあって、それに向かってみんながどういう風にやっていこうか、というのも1つの考え方だと思います。例えば資料にもありますが、2040年の時点で人口が10万人減ってしまいますと。そうならないために今の段階で何が必要かを考えると。そうやって具体的に落とし込んでいかないと、なかなか実効性のあるものにならないのではないかと懸念します。今の概念で考えるよりも、また違う概念で考えないといけないことが多々出てくるような気がしますので、そういった部分についても色々なところから意見を拾っていただきたいと思います。

【分科会長】
アンケートについてはいつまでに回答しないといけないという期限がありますか。

【事務局】
1週間程度を目安にご回答いただければと思います。

【分科会長】
それでは何かありましたら1週間後までにご回答をお願いします。本日の議題は以上ですが、今後の分科会開催等について事務局から何かありますか。

【事務局】
本日は全体会に引き続き長い時間にわたりありがとうございました。次回の開催につきましては、夏頃に次世代育成支援後期行動計画の平成26年度の進捗状況などについてご報告させていただきたいと考えております。詳細な日程、議題については別途開催通知でご案内いたします。なお、本日お配りしております「連絡先確認表」については、開催日等の調整をさせていただくにあたりまして、Eメール又はFAXで調整させていただきたいと思いますので、ご記入をお願いします。会議終了後に職員が回収いたします。

【分科会長】
それでは次回の会議は夏頃ということで調整していただき、後日改めて開催案内をお送りさせていただきます。ご協力ありがとうございました。他に何もなければ本日の会議を終了し、事務局へ進行をお返しします。

【事務局】
以上を持ちまして平成27年度第1回児童福祉専門分科会を終了いたします。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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