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平成26年度第3回 長崎市少年センター運営協議会

更新日:2015年3月25日 ページID:026791

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

平成26年度第3回 長崎市少年センター運営協議会

日時

平成27年2月10日(火曜日) 15時 ~ 17時

場所

市民会館2階 第1会議室

議題

  1. 平成26年度長崎市少年センター事業報告及び成果と課題
  2. その他

審議結果

1 平成26年度長崎市少年センター事業報告及び成果と課題について

【事務局]
資料に基づき、「補導業務の充実」、「相談業務の充実」、「環境浄化の推進」、「情報の収集、分析、提供」について報告

【委員】
〇長崎市内の小学校でも万引きは発生しているが、大きな事件にまでは至っていない。
〇親が使わなくなって解約したスマートホン(携帯)を、子どもが無料の無線LANスポットを使ってネットにつないでいる。問題がある。
〇学校に来て欲しい子どもが、来ることができない状況がある。
・子どもだけの問題であれば、学校でどうにか解決できるが、親の病気(精神疾患)があり、子どもが学校に来れないことがある。

【事務局】
〇長崎市PTA連合会では、21時以降は、各家庭が子どもに携帯を使わせないようにすること、スマートホン及びSNSを使用させないことを緊急メッセージとして打ち出している。 

【委員】
〇中学校では、携帯及びスマートホンの所持率が急増している。
・日常生活が夜型になっている→不登校につながりやすい
・交友関係が広範囲に及んでいる。
・長崎市の中学生の約5割近くが所持している。
  →ルールづくりと使用の方法について、指導が必要であるがまだ十分ではない。
・保護者に指導をお願いしても、なかなか伝わらないところがある。
・生活保護世帯で料金未払いのために携帯を止められて、連絡が取りにくいケースがある。
・中学校のトラブルの8割近くがスマートホン等がらみではないかと思われる。
〇長崎市内の中学生の状況
・大きな事件・事故は発生していない。
・特定の子ども同士がつながっている。
・中学2年生の問題行動が気になる。今後、学校が落ち着かなくなるのではないかと懸念される。

【委員】
〇突然大きな被害を受けるようなことがあり、どう対処すればよいかとまどうことがある。
〇スマートホン等に関しては、最近親の姿勢が若干前向きになってきたように感じる。
〇小さい時から親がルールを決めて使わせることが必要である。

【委員】
〇非行防止キャンペーンを計画中。
〇夜に補導に回っても、子どもたちに会わなくなった。
・学校での指導が効果を上げているのではないだろうか。 

【委員】 代理 平野氏
〇アイホン(iphone)とアイパッド(ipad)の違い(外観は同じである)
・通話機能があるものがアイホン、ないものがアイパッド。つまり、アイホンで通話契約を解約してもアイパッドと同様にインターネットに接続できるので、子どもに持たせるときは注意が必要である。
〇無線LANについては、今日本は全国的に普及をすすめており、無料スポットが数多く設置されている。
〇子ども達の交友関係は広域になり、長崎市内の子が佐世保市の子とつながったりしている。
〇友達を増やしたいために、名刺代わりにIDを友達にばらまき、「拡散して欲しい」とお願いする子がいる。 

【委員】
〇昔は友達と連絡を取るときは、「自宅に行く」か「固定電話」に電話をかけるしかなかった。今はスマートホンや携帯を利用することで、家族の知らないところで連絡を取りあうことができる。
〇今の子どもは、高校に入学するときにネット上の友達が既に100名くらいとも言われる。
〇ラインでは既読、未読が相手に分かるので、既読なのに返信がないいわゆる「既読無視(スルー)」の問題が発生し、子ども同士のいじめやトラブルに発展することがある。
〇長崎市PTA連合会の緊急メッセージがいい形で機能できるようになるとよいと思う。そのためにもココロねっこ運動を推進したい。

【委員】
〇非行相談について
・24年度は174件、25年度は176件。
・以前は万引きや自転車盗が多かったが、今は家出や徘徊が多くなっている。
・問題行動を起こした子どもは親が引き取りにくることになっているが、親が引き取りを拒否する(家庭で育てきれない)ことがある。
・一時保護した場合、スマートホン等は預かっている。預けるときはいやがるが、その後はスマートホン等のことには関心がなくなったようになり、安定して生活している。
・家庭が不安定な状況になりつつあるのかもしれない。
〇虐待相談について
・24年度は263件、25年度は329件。
・問題を抱える家庭が多い
・DV、夫婦仲が悪い、経済的な困窮、母子家庭・父子家庭、親に精神疾患があることがある。
〇家庭の養育機能の強化が必要だが、家庭への支援にはなかなか入りこめない状況である。

【委員】
〇学校でできることはやっているつもりであるが、学校だけではどうにもできないことで悩んでいる。
〇問題行動等でケース会議を開催しているが、結論として「もうしばらく様子を見ましょう」ということになってしまうことがあり、なかなか進まないジレンマがある。
・学校現場共通の悩みのようだが、何かよい方法はないのだろうか。

【委員長】
〇問題点について、関係機関はどう対応しているのか。

【事務局】
〇それぞれの関係機関と根気強く連携をはかっていく必要があるのではないだろうか。
〇北九州では関係課が同じ建物の同じフロアーにあり、情報交換がしやすくなっているという事例が報告されていた。

【委員】
〇児童相談所には立入調査に関する権限があり、虐待がはっきり確認できれば家庭へ立入ることはできる。命に関わるような虐待の事例の場合は、立入調査を行うこともある。しかし、ネグレクト程度ではなかなか立入調査が難しく、最終的に親と裁判沙汰になることを覚悟しないといけないこともある。
〇生活保護家庭が多くなっている。
〇精神疾患を持っている親がいて、親に治療が必要である考えられる場合がある。

【委員】
〇問題を抱える子どもと、その親を見守る姿勢が大切ではないだろうか。
〇長崎市少年センター50周年記念の講演の中で講師の先生が言った「非行少年=不幸少年」、「非行家庭=不幸な家庭」という言葉が印象に残っている。
〇問題を抱える子どもに関心を持ち、最後まで目を離さないということが大切ではないだろうか。
〇それぞれの機関が、自分のエリアだけのことをやっていたのでは今の時代に子どもを守れなくなっている。
  →一緒に考えようという意識を持つことが大切=それぞれの機関で共有する
・誰がそれ(見守り)を担うのか、そのシステムの構築が必要である。
〇イニシアチブは、一番困っているところが取るべきではないだろうか。

【委員】
〇見守る姿勢については、小学校、中学校まではうまくいっていると思う。しかし、そこから先が難しい。問題行動を起こした生徒は高校には行けなくなる。その後を見守るところがないという問題がある。

【委員】
〇佐世保市の事件については検証を続けているところであるが、相談を受け付けた職員の対応に不備があったので、職員全体の資質の向上をはかる必要があるということで取り組んでいる。また、関係機関との連携のありかたをさらに改善していこうとしているところである。

【委員長】
〇様々な問題の出発点は学校になっている。学校発の問題を学校だけで抱えたままになってしまうのではなく、関係機関との協力によって、少しでも改善していくことが望まれる。
〇委員の方が言われていたようにそれぞれの問題について、それぞれの関係機関が「受け止める」ということが大事なことではないだろうか。

【委員】
〇生活保護を受けながら携帯やスマートホンを持っている家庭があるが、これは生活保護の条件にあてはまるのだろうか。

【委員長】
〇生活に必要であれば所持できるようになっているのではないだろうか。 他に何か意見、質問はないか。なければ、以上ですべての協議を終わる。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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