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平成26年度第3回長崎市入札監視委員会

更新日:2015年2月16日 ページID:026433

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

理財部 契約検査課

会議名

平成26年度第3回 長崎市入札監視委員会

日時

平成26年8月20日(水曜日) 13時~14時40分

場所

長崎市議会第4会議室

議題

抽出事案の審議 

審議結果

事案審議
1 林道新戸町線道路改良工事【制限付】
【委員】
4者が入札参加申請し、1者だけが入札書を提出し、しかも落札率が高いのは、入札制度としては好ましくない結果だと思うが、どういうことが原因か。

【事務局】
工期が1月16日から3月18日までと、年度末に差し迫った時期で、工期が短く、予定価格が417万円と市の工事の中では少額ということが一因である。また、工事内容としても、舗装の占める割合が多く、舗装業者がなかなかつかまらないという実情もあり、応札者が少なく、結果、落札者が1者であったと分析している。

2 道路舗装復旧工事【制限付】
【委員】
単価契約とは、舗装面積は明らかにされているから、単価契約の値を各業者が見積もって、単純に面積をかけた額で、安いところが落札すると考えてよいか。

【事務局】
概略は、そのとおりである。

【委員】
この案件は平成26年度の案件だが、25年度にも入札をやっているのであれば、データも蓄積し、簡単にこれくらいというのは可能ではないか。25年度に落札した業者は、26年度は遠慮してもらうのか。

【事務局】
建設工事の入札については、指名ではなく、一般競争入札で行っており、どの業者でも参加できる。また、予定金額を入札の前に事前公表しており、応札希望者は知り得ている。その中で、業者が低い価格で競争していることから、過去に落札された業者が有利に働くということはなく、また、前回落札した業者を外すという措置も行っていない。

【委員】
確認だが、予定価格を最初からオープンにしているということか。

【事務局】
そのとおりである。

【委員】
資料では、大半が90%前後の落札率に対し、この案件の落札率が非常に高いのは何か特別な理由があるのか。

【事務局】
最低制限価格を昨年度まで88%~90%、今年度は89%~91%の範囲で設定しているが、これは推測出来ることから、平均落札率は、最低制限価格に近い9割くらいという状況となっている。なお、この工事の特徴として、いつ発注されるかが分からないため、従業員を常時確保しておく必要があること。また、全体工事費が平均の半分以下の約1千万円ということもあり、業者としては、あまり魅力がない、躊躇される案件ではないかと考えている。

3 取付管布設工事(3)【制限付】
【委員】
工事場所と落札業者の住所を教えてほしい。地域特性が働いていないか。

【事務局】
落札業者の住所は平野町の中心部である。施工箇所は、西部処理区で、平成17~18年に合併した旧町の処理区も含まれる。

【委員】
取付管の工事は何件か。

【事務局】
予定としては54ヶ所で、8月9日現在、実際の発注が16件である。

【委員】
一旦入札した金額で、54件を請け負ったのではないのか。

【事務局】
発注の形態が、家を造って、下水化をしたいという希望が出され、それによって工事を行うこととなる。今回、予め54ヶ所という単価契約をしていることから、この地区内で54ヶ所あれば54ヶ所で終わるが、家を造る方が少ない場合、45件、50件で終わることもある。現在、16ヶ所を行っているということである。

【委員】
54件という予測をたてて、入札をし、場合によっては、減るかも知れないし、増えるかもしれないと契約書に但し書きとして、入っているのか。増える場合については、再契約をするのか。

【事務局】
この契約方法は、あくまでも単価契約であることから、54ヶ所で1685万円であるが、1ヶ所あたりいくらという契約をしているため、契約の箇所数が増えれば、請負金額は変更となる。減になった場合も、同じく変更手続きの契約をとるということである。

【委員】
この契約の仕方は、誤解を招かないか。単価で契約し、かける件数という形の契約の仕方と、他の単価契約でないもの、一式というものと両方混在していることになるが。単価で入札をして、かける件数ですよというやり方の方が、誰が見てもわかりやすいという気がするが、いかがか。

【事務局】
単価契約には、単価だけを決めるものと、単価に予定数量をかけて、予定として契約するものの2通りがある。この案件の場合、予定数量をかけるが、単価を全部決めるため、実績がいくらになろうと、単価は決まっている。業者としては、体制を組む必要があるため、予定数量がたつものは、単価に予定数量をかけて、契約額と単価を決めて、増減があれば、それに伴って総額が変わっていくという契約の方法をとっている。

【委員】
予定数量は、どういった仕組みで決めているのかと、これまでの実績として、予定数量と実際の実績の差は。

【事務局】
契約の件数と実績の件数は、今、手元に資料がありませんが、23年度は、市全体で110件、24年度は141件、25年度は、136件で、過去の実績の数字に基づいて、今年度の契約数を決めている。

【委員】
新たに家を建てられるときに必要な工事ということであるが、新築する予定がこうだからと決めるのではなく、前年度の数字からということか。

【事務局】
そのとおりである。

【委員】
実際の支出金額はどうなるのか。

【事務局】
単価×箇所数で、箇所が減れば当然、金額も減ることになる。

【事務局】
先ほど、契約書の中に、単価の増減の記載があるかということであったが、現場説明書の中に単価契約の特例ということで、単価契約の場合は、予定数量ということと、請負代金の支払いを実績に合わせて年間3回払うということで記載している。

【委員】
昨年、一昨年の西部下水処理場で処理する部分について、実績ベースでいくらと予測されたのか。

【事務局】
今、手元に資料がないので、後程、報告する。

【委員】
西部処理場管内の54件に相当する分の昨年、一昨年の予測ベースと、実績ベースの数を出していただければ、それをみて納得でき、このやり方でもしかたないなという結論になるのかもしれないが、単価×件数という形の契約をしないとまずいと思うが。

【事務局】
工事名が単価契約の工事なのか、一般の工事なのかわからない書き方になっているため、今後は、単価契約と載せるようにする。予定価格は単価契約×予定数量を予定価格としている。実際は、単価契約をはじき出し、それに実績でお金を払う。契約金額1685万6485円で契約して、数が多かろうが、少なかろうが、この金額しか払いませんというのものではなく、単価をしっかり出したうえで、それに実績数量をかけるため、業者側、市側にとっても、どちらにも損得ないようになっている。

【委員】
今回54件という予測をしているように、23,24,25年度の予測をした数を知りたい。

【事務局】
後日報告する。

4 中部下水処理場No.2汚泥脱水機整備工事【随意契約】
【委員】
決定業者以外にも話をしても無理だという説明があったが、最初、仕様書を作り、その仕様書をその機械を造れそうなところに配っているのか。

【事務局】
可能性がある業者には、見積り仕様書を作成して、見積りができるか問合せている。今回の場合、決定業者以外は、見積り不能という回答を得ている。

【委員】
下水処理場に設置する業者が当初落札すると、メンテナンスは半永久的に続くことになるが、市内11ヶ所、それぞれ違う業者か。

【事務局】
市内11ヶ所の下水処理場でこのように大型の脱水機をもっている処理場は、旧市内の5ヶ所に限られている。小規模の処理場は、他の処理場に汚泥を運ぶほうが経済的なため、そのようにしているが、大きな処理場では、運搬コストをかけることなく、その処理場で脱水をするという形で、それぞれに設置している。この汚泥脱水機の設置メーカーは、その時の入札により決まっており、今回の業者以外のメーカーも入っている。最近は、よりエネルギーを使わない脱水方式が出来ており、徐々に入れ替わっている最中であるが、この脱水機は少し古いタイプの機械である。

5 池島小中学校校舎耐震補強電気工事【制限付】
【委員】
実際に入札書を送付した業者は1者で、落札率100%という数字になっている理由は。

【事務局】
耐震化の電気工事で7ヶ月の長期にわたる工期と、池島という遠隔地であることの2点がある。池島は離島で、天候不順で欠航があり、スケジュールが狂って、職人を一日遊ばせることになるなど、みえない経費がかかるということで、それらを考慮し、100%だったら、なんとかいけるということである。

【委員】
離島の場合に経費がかかるという話は、これまでも委員会で出ていたと思うが、業者さんの声も踏まえて、もともとの予定価格自体をもう少し高めに設定するということはないのか。

【事務局】
昨年も、離島工事は入札不調とか業者が少ないとかあり、その時は、船賃が負担になるという話で、離島調整費を工事の経費の中に入れ、運送費を実費精算にすることにした。それ以外で、目に見えない経費を上乗せというのはなかなか難しいことから、目に見えるところを上乗せして、本年度、発注したところである。

【委員】
離島の工事については、今後、もう少し、目に見える形で予定価格の中に反映できないか検討いただきたい。

6 道路舗装工事(2)(単価契約)【制限付】
【委員】
2番目の事案と参加されている入札業者が全く一緒だが、入札に参加する者に必要な資格で、該当するのがこの7者だけか。

【事務局】
舗装業者は、アスファルトなどを温めて運ぶ機械、ローラーする機械、転圧の温度管理などの技術者が必要である。また、単価契約で、常時、従業員を抱えておかなければいけないということで、それを満たす業者が少なく、市内業者だけでなく、準市内業者まで広げているが、それでも最大8者が応札可能な状況である。

【委員】
落札率が96.15%と非常に高く、最低制限価格の2%の範囲内で調整していることがなんの意味もなしてない。7者がお互いにどの会社かわかっているわけで、95%以上でいきましょうと思えば、簡単に談合できる状態だと思うが。

【事務局】
本市の入札制度は、一般競争入札と電子入札で誰が応札しているかわからない仕組みになっている。全者で話し合われたら察知しようがないが、電子入札で、どこが入るかわからない中、現実そういうことはまずありえないだろうと考えている。ただ、業者数が少なくなってくると当然、顔見知りになる危険性があるため、そういう情報があれば調査するが、今のところ、怪情報とかもなく、適正に行われていると考えている。また、落札率が高いことは、アスファルト等温度管理が大変であること、アスファルトの工場から現場まで運ばなければいけないが、少量の場合はロスがでるので、一定まとめてやる必要があり、この単価契約の工事では、それほど効率のいい仕事ではないということである。

7 市道中腹循環線ほか1線自然災害防止工事【制限付】
【委員】
申請業者が9者で、実際に入札書を送付した業者が2者、しかもその2者の金額が全く同じで、落札率も高い理由は。

【事務局】
急傾斜地で人力でしないといけない工事で、しかも高島の離島ということもあり、今回、舗装を含めて発注したところであるが、それでも、間違いなく施工しづらい工事だと思っている。

【委員】
別の案件だと舗装というのは技術が大変ということであったが、この工事では、舗装がセットになっている方が業者としてはよいのか。

【事務局】
工事を大きくするのがメリットである。先ほどの単価契約は緊急に舗装しなくてはいけないが、今回の工事は、工程的に時間をみながらやれるようになっている。

<事務局報告>
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(質疑等特になし)

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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