ここから本文です。

平成26年度第1回 長崎市少年センター運営協議会

更新日:2014年6月6日 ページID:025624

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

平成26年度第1回 長崎市少年センター運営協議会

日時

平成26年5月13日(火曜日) 15時 ~ 17時

場所

市民会館2階 第1会議室

議題

  1. 平成26年度長崎市少年センター運営方針及び努力事項について 
  2. 平成26年度長崎市少年センター事業計画について
  3. 平成26年度少年補導委員辞令交付式および永年勤続者表彰式について
  4. 第43回長崎市少年補導委員協議会総会について
  5. 平成26、27年度長崎市少年補導委員名簿について
  6. その他

審議結果

1 平成26年度 長崎市少年センター運営方針及び努力事項について

【事務局】
資料に基づき説明

【会長】 
以上のとおり説明があったが、何か質問や意見はないか。特にないようであれば、承認していただいたものとして次の議事に進む。

2 平成26年度長崎市少年センター事業計画について

【事務局】
資料に基づき説明

【会長】
以上のとおり説明があったが、何か質問や意見はないか。特にないようであれば、承認していただいたものとして次の議事に進む。

3 平成26年度少年補導委員辞令交付式および永年勤続者表彰式について

4 第43回長崎市少年補導委員協議会総会について

【事務局】 
資料に基づき説明

【会長】 
以上のとおり説明があったが、何か質問や意見はないか。(質問や意見なし)

5 平成26、27年度長崎市少年補導委員名簿について

【事務局】
資料に基づき説明

【会長】
1~5の議題は終了した。センターの運営や取組全般について、意見や要望はないか。(質問や意見なし)

6 その他

【会長】
各機関から、平成26年度の取組みやお知らせ、少年に関わることなど情報交換も含め発言をお願いしたい。

【委員】
長崎市の少年センターの体制が非常に参考になった。私は、平成9年から平成21年まで県立開成学園で生活指導のために子どもたちと寝食をともにしてきた。今の児童相談所の勤務よりも、そちらでの勤務が長かった。そこで感じたことは、施設で会う子どもたちの1人1人は純心であり、いくらでも変わる力をもっているということである。開成学園では改善されるのだが、地域にもどると崩れてしまうというパターンがかなり多かった。職を離れて長くなるが、退院生が訪ねてくることもある。子どもたち自身は寂しかったり、繋がりをもとめていたりする子が多い。一人でも多くの大人が、子どもたちを支えていくということが大切だと感じている。
児童相談所では、児童虐待に関わることがあるが、早期発見早期対応が大事になっている。それぞれの段階でしっかり対応する必要がある。通告の義務も課せられている。それぞれの地区で気になる世帯や気になるお子さんがあれば、しっかり情報を共有し、連絡等いただければと思う。

【委員】
今年の3月から、長崎警察署の生活安全課長を務めている。子ども達の非行の数字自体は、年々減少の傾向にある。非行を起こす子どもにも、いろいろなパターンがある。それぞれの家庭で問題を抱えていることが多いのではないかと感じている。
子どもの安全については、不審者の問題がある。最近は、学生を狙った盗撮が発生している。警察としても、子どもの安全面確保のために、パトロール活動等強化をしている。地域・学校・行政でも、子ども達に対する見守りを行っていただきたい。警察も、情報交換をしながら、子どもたちの安全確保、健全育成・非行防止に努めていきたいと思っている。

【委員】
昨年同様、今年もよろしくお願いしたい。5月になって、相談数が増えてきたという実感をもっている。相談の内容のなかには、小学生や中学生が抱えるには、とても重たいものがあることを感じる。親自身も、それはそれで頑張っているのだろうけど、なかなかうまくいかない。それが、子どもが包丁を持ち出したりとか、家を何回も飛び出したりするような問題行動として表れてしまう。親も大変だろうし、子もきついと思う。その両方を感じれば感じるほど、相談が重たいということを、しみじみ実感しているところである。

【委員】
長崎県庁のこども未来課です。私の方からは、2点宣伝をさせていただきたい。ココロねっこ運動。「子どもの心の根っこを育てるために、おとなの在り方を見直す運動」である。平成13年から行われている。この根本的な理念は、子どもの心の根っこを育てよう、なおかつ、そのためには大人自身の在り方を考えようという、長崎県子育て条例に基づくものである。
子どもたちの笑顔は夢と未来をもたらす。子どもたちが笑顔で暮らせる、ここに生まれ育ってよかったと思える、そんな地域をめざそう。地域で活動されている少年補導委員が、ココロねっこ運動を理解してもらえれば、補導活動を通じて地域のネットワークを広げることによって、ますます、地域のコミュニケーションであるとか、ネットワークが広がっていくものと思う。バッチの販売等もしているので、よろしければ、お願いしたい。
子どもの心の問題を語る上で、今欠かせないのが、携帯電話、スマートフォンを中心とした、携帯電話の扱い方である。県では、県下全域の小中高に「親子で考えましょう、携帯の正しい使い方」という冊子を配布している。一番大事なのは、スマートフォンなどの機械を、苦手だからという理由で、大人が敬遠しないということである。知らないから、私には関係ないというのではなく、知らないんだったら、「どうやって使うの」というように子どもに聞いてもらいたい。それが、親子で一緒に考えるということになる。携帯電話等の扱い方やラインなどのソーシャルネットワークの使い方なども、毛嫌いしないで欲しい。県としては、この2つをメインに進めている。ぜひ、ご理解をいただきたい。

【委員】
学校では、校内の生徒の姿はよく見えているのだが、外の生徒の様子はよくわかっていないところがある。学校の外で、補導委員の方を中心に、網の目をはっていただいて守っていただいているということを強く感じている。今後、学校の方で協力することがあれば、一生懸命やっていきたいと思う。

【委員】
中学校では、生徒指導主事の先生が部会を行い、毎月1度集まって情報交換等を行っている。昔であれば、非行の姿が、表に現れていたのであるが、今は家庭のなかや、携帯のなかで問題が起こり、目に見えにくくなってきている。中学校の生徒指導主事部会で言えるような事例があれば、教えて欲しい。
それと、関係機関との連携についてであるが、いくつかの学校で、育児放棄に近いような家庭を見受けることがある。この子は施設に預けてあげた方がよいのではないかというような場合がある。通告まではいかないけれども、何とかしたい。関係機関に協力を仰ぎたいけれど、なかなかパイプがつなげない。学校は学校で一生懸命やるのだが、限界がある。子ども女性障害者支援センターとの関係などで、「こういう方法があるよ」とか、「こういう手順があるよ」などという方法があれば教えて欲しい。
この2点、よろしければお願いしたい。

【会長】
今の話で提供できるような話はあるか。

【委員】
警察は立ち直り支援活動という部分に力をいれている。警察署もだが、サポートセンターでも行っている。非行を犯した子どもや、児童相談所や家庭裁判所に繋がった子どもだけではなく、地域にいるいろいろなこどもを対象にして、私達サポートセンターで、料理やスポーツを一緒にしたりするような活動をしている。
学校では髪を染め、中に入れない子でも、誘うとこれらの活動に来る子がいる。そういった活動をするなかで、なんとなく話が普通にできるようになる。目に見えず、時間がかかり、即効力はないかもしれないが、そういった活動をやっている。

【委 員】
基本的には児童養護施設等は、入所のためには、保護者・本人の同意というのが必要になってくる。心配される家庭には時間をかけて、同意につながるような説得にあたっていただければと思う。ある程度同意が得られれば、当所で対応することが可能である。職権で保護をして、施設入所という方法もある。一時保護までは児童福祉法第33条で対応できる。しかし、施設入所となれば、同意が得られなければ、家庭裁判所に児童福祉法第28条によって、施設入所承認を求めることが必要になる。そうなると、いろんな証拠の積みかさねが必要になる。ネグレクト等を含めて、記録や写真、そういった証拠を適切に残して、積み上げていくしかないのかなと思われる。
平成16年に児童福祉法が改正され、第一時的な相談の窓口は市町村という形になっている。市の方が家庭状況とか、いろんな調査も含めて、しっかり対応できる。市の方から招致をうけて、私たちも動くという形になる。気になる世帯があれば、市を巻き込んでの対応が必要になる。やはり、顔の見える形で情報を収集することが必要だと思う。連絡をいただければ、学校訪問をしたり、子どもに会ったりしていきたい。

【委員】
学校警察連絡協議会という形で、学校と警察が情報共有をはかっている。また、スクールサポーターという方も県警にいて、日々、学校を訪問させていただいている。そういった学校と警察のパイプを利用してもよいし、個別の連絡をしていただいてもよい。できるだけ対応していきたい。

【会長】
できるだけ対応していきたいということである。心強く思って欲しい。

【委員】
私は校長会の中では生活安全や、生活指導関係の担当をしている。小学校で心配されている子どもが、中学校では、何とかしないといけないという状況になりやすいようだ。朝ご飯や晩ご飯は食べさせているが、十分ではない。洗濯物も取り込んだまま、たたまずにそのなかから自分で取らせる家庭もある。養育拒否ではないのだろうが、養育力が十分でない。自分が生きるので精一杯というところであろうか。親の体調が悪いから、子どもに学校にいくなということもある。そういう家庭の子どもを、一時保護まではしてもらえるのだが、一週間もするとまたもどってきてなかなか改善しない、という経験が結構ある。何とか子どもを、早めに健全な生活に戻す方法はないかなと思う。
それと、昨年度、各校でいじめ防止基本方針を定めている。それにしたがって、警察や長崎こども・女性・障害者支援センターや少年センターなどに相談をさせていただくことが、今後でてくると思う。学校の方でも、いじめ問題に対して組織をつくり対応をしていきたいと思うのでよろしくお願いしたい。

【委員】
4月から1ヶ月と少ししか経っていないが、毎日各学校からさまざまな報告があがってくる。保護者からの相談もある。学校や家庭がさまざまな課題を抱えているのがわかる。
相談の窓口が行政や各機関にたくさんあるが、お互いに情報の共有をしっかりしないといけないと思っている。学校教育課としても、その点を反省している。不審者情報なども、こどもみらい課と学校教育課がもっと緊密に情報交換をしていきたい。必要な情報をこちらからも素早くお届けしないといけないと思っている。子育て支援課との連携も大切だと強く感じている。お互いに自分が持っている情報を素早く共有し、動く必要がある。タイミングを外すと、大きなことになるのではないかと心配している。みなさんにはいろんな面でご支援を頼むことがあると思うがよろしくお願いしたい。

【会長】
大変貴重な意見、ありがたいと思う。迅速な処置ができるのがなによりであると思うのでよろしくお願いしたい。

【委員】
私も教育研究所の前は、学校にいた。4月からこの任についている。研究所の業務の大きなものの一つに教育相談がある。教育研究所が受ける相談のほとんどは、不登校のお子さんについてと、特別支援教育に関るお子さんについてである。不登校の保護者の話の中には、学級でいじめられたとか、トラブルがあったということが多い。相談内容によっては、子育て支援課や教育センター、教育委員会の生徒指導担当とも連携を取っている。一人の子どもを多くの繋がりでみていくという視点がすごく大切だと感じている。

【副会長】
自分は小島中学校区の補導委員であるので、繁華街を中心に活動をしている。高校生の男女交際には、目にあまり、見る方が恥ずかしくなるような場面がある。その子たちに聞くと、親御さんが認めているような発言が、平然と返ってくることがある。外出時間の問題でも、夜の8時・9時に、家に帰れない子どもがいる。理由は、家に保護者がいないからだという。本屋さんにいたり、コンビニに晩ご飯を買いに行ったりしている。
自分は、そのような家庭にも、この事実を紹介するために青少年育成協議会に参加したりしている。しかし、そこには、健全な家庭の保護者しか参加していない。各家庭に、このような事実を問題として届けるには、どうすればよいのかというのが課題である。今後は、この会の各委員の方や、PTAなどとの連携を強めながら、長崎市少年補導委員協議会の活動をさせていただければと思っている。

【会長】
学校と長崎市少年補導委員協議会の活動がうまくいくように、ここにいる専門家のみなさんの意見をいただきながら、そして、ここで出た問題については、少年センターが中心になって是非検討をしていただければと思う。他になければ、以上で審議を終わる。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

アンケート

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く

観光案内

平和・原爆

国際情報

「行政運営・審議会・指定管理者・監査」の分類

ページトップへ