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平成25年度第1回 高島炭鉱整備活用委員会

更新日:2013年11月21日 ページID:025547

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 世界遺産推進室

会議名

平成25年度第1回 高島炭鉱整備活用委員会

日時

平成26年3月18日(火曜日) 10時30分~

場所

都市センターホテル607号室(東京都千代田区平河町2-4-1)

議題

  1. 会長・副会長選出
  2. 今後の調査検討の進め方について
  3. 今後のスケジュール
  4. その他

審議結果

  • 会長選出・副会長指名
  • 会議の公開について
    【事務局】
    本委員会の会議は公開することとし、公開の方法は傍聴及び議事録の公表によるものとする。会議を進めるにあたり、資料などの内容について、非公開にしたほうが良いというものがあれば、その都度会議で決定する。
  • 「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の世界遺産登録スケジュールについて
    【事務局】
    今年夏、8月から10月にかけて「国際記念物遺跡会議(以下「イコモス」という。)」の現地調査が予定されている。その後、来年イコモスから評価の結果勧告がなされ、それを受けて「第39回ユネスコ世界遺産委員会」で世界遺産登録可否が決定される。
    高島炭坑、端島炭坑、中ノ島炭坑の3つについて、史跡指定を予定しており、今年1月30日に文化庁へ意見具申し、今年5月から6月に文化審議会から文部科学大臣へ答申がなされ、7月から9月に官報告示の予定である。
    「保存管理計画策定」については、今年10月頃までに取りまとめをしたい。
    「整備活用計画」については、保存管理計画を策定したのち、平成26年度、27年度の2ヶ年をかけて策定をしたい。
    「高島炭鉱整備活用委員会」は、今年秋までに保存管理計画の策定を行い、その後、整備活用計画を行うということで合計9回、委員会の開催を予定している。
  • 高島炭鉱の文化財指定に向けた取り組みについて
  • 保存管理計画、整備活用計画の策定について
    【事務局】
    北渓井坑跡の歴史的意義は「長崎開港を契機として外国資本と外国技術が導入された我が国初の洋式炭坑」、端島炭坑跡の歴史的意義は「炭坑の島としての形成から閉山、風化の過程がすべて読み取れる産業遺産」である。
    「端島炭坑跡の保存管理の基本的な考え方」について、端島は島全域を史跡指定し、保存管理の対象とする。島の形状そのものを保存している現在の護岸の保存を最優先に、次に産業遺跡としての価値を示す生産施設、そしてその次に生産活動に関連する居住施設遺構という順位で整理をする。
    北渓井坑跡の保存管理の考え方について、高島炭鉱の中の北渓井坑跡は、竪坑を中心に当時の蒸気機関等の痕跡が見られる遺構が発掘調査で出土した場所を含む古写真に基づく想定範囲、各生産施設が分布していたと考えらえる範囲を史跡指定の対象範囲とする。

    【B委員】
    本委員会は保存管理および整備活用という二段構えで、保存管理計画について一旦報告書をまとめてその作成にあたるという理解でよいか。

    【事務局】
    そのとおり。

    【B委員】
    この委員会では世界遺産の部分に限定するのではなく、広く高島炭鉱全体の整備活用をまとめるという考えでよいか。

    【事務局】
    そのとおり。

    【C委員】
    保存管理計画は、世界遺産の推薦書と関係すると思うが、今後どのように進めるのか。

    【オブザーバB】
    世界遺産の管理保全計画の内容を踏まえて検討する必要がある。

    【オブザーバA】
    世界遺産としての価値を包含した形で史跡としての価値があるので、その観点から管理計画、整備計画を策定することになる。

    【事務局】
    中ノ島炭坑については基本的な調査がまだ十分でないので、中ノ島炭坑を除く高島炭坑と端島炭坑を対象とした保存管理計画を作る。

    【オブザーバA】
    中ノ島炭坑については保存管理計画策定の年次等を示してもらいたい。

    【D委員】
    高島炭坑の史跡指定地内だけが対象になるのか。

    【オブザーバA】
    高島炭坑の緩衝地帯については、「周辺環境との一体的保全」の部分で基本的な方針を決めることになる。

    【オブザーバB】
    イコモスによる現地調査が夏以降に予定されている。今後イコモスから色々な情報照会や問い合わせがあり、その際に具体的な中身を万全に整えておく必要がある。整備活用計画については、イコモス現地調査までに全てまとめなければならないということではない。

    【A委員】
    整備活用計画の整理を待っていたのでは間に合わない事態が起こる可能性があると思うが、その点についてこの会議の中で議論すべきか。

    【B委員】
    どこを重点的に保全していくかということは、議論したほうが良いと考える。

    【C委員】
    27年度から計画の策定と平行しつつ、整備活用・保存管理を実施していくことは可能か。

    【事務局】
    全ての建物を詳細に調査することは難しい。どの建物を残していくのかという議論をしてもらいたい。その中で、更に調査が必要となったものについて、構造的に延命できる措置を検討したい。

    【E委員】
    整備にどれくらいの費用がかかるかなど、具体的な数字はあるのか。

    【B委員】
    整備費の試算は平成17年に行ったものがベースであるが、状況が変わっているのでかなり数字は動くと思われる。

    【オブザーバA】
    保存整備する場合には、文化庁で基本的には50%補助を出すことになる。保存管理や建物の崩壊をどのように押しとどめるのかなど、経費を念頭に置きながら議論せざるを得ない。

    【オブザーバB】
    端島の中の世界遺産の価値に貢献している要素は、1910年までに構築された生産施設の遺構、それから護岸として拡張した部分である。整備の在り方を考えるうえで、生産施設をどのように保全していくのかできるだけ整理してもらいたい。

    【D委員】
    前委員会で整理した報告書の「端島炭坑跡居住施設の各建物の評価」を確認したい。

    【事務局】
    報告書は年度内には刊行し各委員に送付する。

    【C委員】
    世界発信の手段として、英文での情報発信を積極的に考えてもらいたい。

    【E委員】
    早めに世界基準にして情報を発信しておくと、世界遺産登録が広く理解されるようになる。

    【事務局】
    第2回委員会は、長崎で現地調査も兼ねて開催を予定している。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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