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平成25年度第1回 長崎市自主文化事業検討委員会

更新日:2014年5月12日 ページID:025503

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

文化観光部 文化振興課

会議名

平成25年度第1回 長崎市自主文化事業検討委員会

日時

平成26年3月24日(月曜日) 14時 ~

場所

長崎ブリックホール3階 特別室2

議題

(1)平成25年度自主文化事業の実施状況について
(2)平成26年度自主文化事業の計画について
(3)その他

審議結果

(1)平成25年度自主文化事業の実施状況について
~質疑応答~
【委員】
私は、立場上自主文化事業に関わることも多いが、一般市民としては文化芸術に距離を感じる。そこをまず縮めていかないといけない。自主文化事業をしていても、選ばれし人々しか参加できていないのではないか。せっかく税金を使ってイベントを開催しても、参加者が何十人であったりする。それはそれでいいとは思うが、もっと距離を縮めていくべきだと思う。基点はブリックホールでもどこでもよい。「まちなか音楽会」があるが、私の知り合いなど参加している。何でかというと、アーケード、商店、観光客など、距離が近いからだと思う。チラシを配って回るなどでも距離を縮めることによって、参加者(鑑賞者)との距離が近づいてこそ初めて成立するものだと思う。距離を縮めたり窓口を広げる努力をされてはどうか。

【委員】
距離とは何か。例えば客席とステージの近さのことか。

【委員】
密接さや身近さのことで、一般の人々に情報が伝達されているかということである。例えば、瀬戸内国際芸術祭のように島全体をあげての芸術祭を行っているし、宣伝も伝わってくる。

【委員】
種類にもよるが、確かにラウンジコンサートのように、一般の出演者が出ることや、まちなか音楽会のようにお客さんを呼ぶのではなく、お客さんがいるところで開催するといった、距離感が近い方がふさわしい出し物もある。裾野を広げるという意味のものである。ただ、アウトリーチコンサートのように事業を盛んに行っても、そこで止まってしまっている状況がある。例えばアウトリーチコンサートを見た市民が、チケットを買ってホールへコンサートを見に行ってみるということにつながっていない。

【委員】
以前と比べると、だいぶ増えたと感じている。ただ、その場限りで終わってしまっている。

【委員】
情報が伝わっていないところがある。どうやって伝えるか。事業を知ってもらうことがまず第一である。テレビ新聞だけでは伝わらないし、チケットの手売りにも限界がある。ホールに閉じこもっているだけではどうにもならないところもある。

【委員】
外に出ることで情報を発信していくことができるのではないか。最終的にはホールに戻ってもよいが。

【委員】
事業について知らない人が多い。事業をやってる割には続かない。続いていけばよいと思う。

【委員】
事業を知らない人はどうして知らないのだろうか。

【委員】
1日2日で終わってしまっているのもある。以前と比べたらだいぶ盛んにされているとは思うが。

【委員】
情報をキャッチし損なっている。情報は自分で歩いて来ないので受け手が何らかで受け取らなければならない。

【委員】
やはり外に出ることではないだろうか。それが一番入りやすい。眼に触れることから興味が広がっていくというのはあると思う。

【委員】
ふれあい掲示版の活用はいかがか?あとはチラシを撒くこと。私たちの団体ではポスターを100枚以上貼って宣伝し、やっと少しはお客さんが増えている。以前と比べたらだいぶ広報に関する工夫はされていると思う。また、アルカス佐世保には有名なオーケストラが来るのに、長崎市までは来ない現状がある。ネットワークを使って招聘につなげて欲しい。

【委員】
委員の言うようネットワークの活用は必要である。ただ、一部の人ばかりを招聘すると興味のない層からそっぽを向かれる。バランスが大事である。特定のコネを使っても事業として継続しない。アルカス佐世保がなぜ継続しているかというと、きちんとプログラムを作ってやっている。そういった仕組みは必要だと思う。

【委員】
チラシやポスターを見ての問い合わせは減ってきていると感じる。結局口コミで誘わないと足を運んでもらえない。口コミに近い形としてフェイスブックが有効である。若い世代との情報のやり取りにもよい。長崎市のホームページのように情報にたどりつくまでにクリックを重ねる方式よりも、情報がダイレクトに入ってくる仕組みが大事ではないか。今回、市民参加演劇では、4地区で稽古等されていたが、大きなコミュニティよりは小さなコミュニティの方が入りやすいところがあるため、今回は出演者も参加しやすかったのではないか。また、今回の市民参加演劇公演では、都会の方が演出をされ、地元で活躍する方がその補助をされたが、地元の人をもっと登用してみてはどうか。ここでなくても別の機会に登用する機会があってもよいのではないか。地元でやってきた人を生かしたい気持ちがある。

【委員】
春のガラコンサートに出演していた木管5重奏は長崎で活動しているが、難しい曲を演奏していた。県新人演奏会においても以前より全体的にレベルが上がっていると思う。長崎出身の都会で勉強している若い人を毎年1人ずつでも呼ぶのもよいのではないだろうか。

【委員】
長崎の人間もポジションをつかみとることも必要ではないか。たとえ都会で活躍する人間であったとしても長崎出身というだけでは、食いつかない。例えば市民参加舞台の音楽を担当した橋本剛さんは、日本で評価されている。市民参加舞台での4つの地区がまとまっていたのも音楽の力だと思う。都会の人間が入るのも普段長崎で見ることができないものを見ることができるという点でそれはそれでよいと思う。都会の人にはそれはそれでよさがある。例えば、アウトリーチコンサートでは、将来的には地元の人をメインにと考えているようだが、残念だが地元の人間より、全国でグランプリ1位や有名大学出身など、都会で活躍する人間が来た方が嬉しい面もある。その意識をどう変えていくかという問題はある。力量に関係なく、都会の人間はチケットが売れて、地元の人間は売れないという問題もありなかなかしんどい面もある。また、ネームバリューのある演奏家でもホールが埋まらないという状況もある。ここは私たちが抱える文化振興における課題だと思う。

【委員】
各ホールのホームページを見ても演奏会の情報が詳しく載っていない。ホールによっては問い合わせをしても教えてくれないこともある。利用する団体としても催事については掲載してもらった方が、助かるのではないか。

【事務局】
私たちが2ヶ月に1回発行している情報誌では発行月の先2ヶ月の催事は掲載しているがその先の情報に関しては詳細が確定しづらいところがある。

【委員】
確かに主催事業でなく貸館行事をどこまで載せるかというところはあると思う。

【事務局】
主催者が情報開示をするタイミングもあるが、市民文化団体主催の行事に関しては検討の余地はある。

【委員】
アルカス佐世保などのホームページなどは見やすいが、長崎市のホームページは固い。華やかさがほしい。そのあたりも改善の余地があると思う。

【委員】
素人っぽい。

【委員】
自主事業ももっと早くに大っぴらな宣伝がほしい。早く分かっていたら参加できた人もいるのではないか。市民文化団体の行事に関してもホームページやフェイスブックのページを作られてはどうか。やはり今はインターネットで探す。公会堂50周年記念事業に参加したのでそのフェイスブックを見ていたが、更新がやっとされたと思えば市民参加演劇の情報ばかりであった。その他参加団体の紹介などされていなかった。もっと工夫をしてインターネットを活用してはどうか。特に長崎県外の人々に対する効果は大きいのではないか。

【事務局】
固いのではなく、ヒットしやすい項目を入れるなどどうか。

【委員】
アルカス佐世保などと比べると固い。華やかにしてほしい。

【委員】
確かに表現が固いと、それ以上先を知りたい気にならない。

【委員】
文字ばかりでなく写真を使うなどの工夫が必要である。

【委員】
先程、早めに宣伝をするべき、参加団体の紹介が少なかったという意見があったが、独立したウェブサイトを作ってみてはいかがか。

【委員】
それは各団体で特化して、早めに宣伝をしている。

【委員】
市民が主役で独立したページを作れば各自が宣伝できる。

【委員】
ホームページは記事を自分で見ないといけないが、フェイスブックなら友達同士で拡散でき、広がりがある。

【委員】
ウェブページに関しては行政としてできる限界もあると思う。

【委員】
長崎県や長崎市にもフェイスブックがあるが、よそと比べて情報が少なく感じる。

【委員】
情報は中で抱えず、外に飛ばせということである。

【委員】
以前どうしたら事業に集客できるのかの話題になった。距離感を縮めるひとつの方法として、誰でも参加できる企画をしたらよいという話で終わり、情報についてまで行ききってないことを認識していたので、「情報をどうやったら皆に伝えられるか」を議題に会議を開いてはどうだろうか。時代は変わり、宣伝方法も変えていかなければいけない。思うとおりには行かないかもしれないが、悩むより話し合うほうがよいのではないか。

【委員】
2ヶ月に1回発行の情報誌のウェブサイトはあるのか。

【事務局】
ホームページに掲載している。ホームページは昨年春からCMSという画一的なスタイルに変わっている。全庁的に固有のデザインを作り込みづらい状況である。情報の検索が難しい点もあったりと、思うように情報発信がしづらいところもあるが、至急の情報はツイッターを使って発信している。フェイスブックに関しては検討課題である。

【事務局】
CMSは各課で情報発信をしやすくなったが、独自性の面では課題もある。情報発信については苦しんでいるところなので、話し合う機会をもってノウハウや意見を聞かせて欲しい。

【委員】
各所属それぞれのホームページの方が、見る側としては楽しみがある。

【委員】
新年度早々にでも情報に関する会議を開くべきである。

【委員】
情報発信の環境に行政としての限界があるなら、工夫して自主的な運営ができる範囲でやれるのではないか。

【委員】
では、一度会議を開催しよう。

【委員】
この場にいる私たちが一斉に友達に紹介したら、100人200人に情報が広がっていく。

【委員】
平成25年度事業で体験教室等されているが、受講生、終了後の講師のコメントを知りたい。中身が見えてきにくいことである。

【委員】
大切なことだと思う。

【委員】
アートプロジェクトは、入場者が増えてよかった。以前のプロジェクトと対比してどのようだったかなど知りたい。

(2)平成26年度自主文化事業計画について
~質疑応答~
【委員】
それぞれの事業は見通しがついているのか。

【事務局】
予算は固まった。詳細な内容はこれから詰めていく。

【委員】
内容を膨らませることや、距離感、周知方法、今まで関わっていない人を取り込むなどの工夫が必要。予算が確定する前にこのような形で話すという方法もあるのではないか。

【委員】
先程話題になった広報宣伝費はかなり削られている。

【委員】
広報宣伝を充実させた方がいいという話も出たがどうか。

【委員】
予算もない、広報宣伝もしたい、どちらも兼ねるような取組みとして、例えばアーケードでこどもがギネスに挑戦する事業などをしたら、あまり費用もかからず取材も多いと思うがどうか。

【委員】
国体とのリンクはないのか。

【事務局】
国体で宣伝することはできるが、その時期にうまくかみ合う事業があるとは限らない。ただ、国体は今から動き出すので、お互いに事業宣伝をしていきたいと考えている。

【委員】
どちらかというと国体を宣伝する側となる。

【委員】
今後は被爆・終戦70周年に向けた取組みをされてはどうか。

【委員】
ランタンフェスティバルなど集客の多いイベントと結びつけるなどの工夫もできるのではないか。

【委員】
人が集まる浜の町、水辺の森公園などこどもをキーワードにして何かしたらどうか。

【委員】
水辺の森公園での絶叫大会なども盛り上がっていた。

【委員】
宣伝を兼ねてかもめ広場を利用するなどしてはどうか。親子向けコンサートなどよいのではないか。また、親子向けコンサートは昨年度開催され好評だったということだが、何が好評で、それを踏まえて今年度はどうしたいのかを知りたい。

【事務局】
親子向けコンサートの来年度の内容の詳細はまだ決まっていない。

【委員】
詳細は誰がきめるのか。

【事務局】
詳細は担当者が前年度の経験を踏まえて決める。今年度は、リハーサル室で客席を設けず、照明を落とし、声楽家が絵本の読み聞かせをするイメージで行った。今年度の様子をうまく発信できれば来年度につながると思っている。

【委員】
参加者はどのくらいか。

【事務局】
30組ほどで約50人である。

【委員】
担当者が責任を持って考え、実行することはよいと思う。担当者は内容について勉強する必要がある。合併町まで広げてはどうか。

【委員】
長崎市中心部以外にあるコミュニティ施設などが充実していたりもする。50人程であればそのようなところで開催することもできるのではないか。

【委員】
誰がどのジャンルの担当かを教えてもらえば事業について直接やり取りができると思う。

【委員】
好評で皆がうっとりするようなイベントであれば、なおさら外に出られては、存在を知らない人に知らせてはどうか。

【委員】
自主事業などは、この場の委員にメールリストで情報を送付したり、意見交換をしてはどうか。スピード感もでる。

【事務局】
メーリングリストは難しいが、メールは可能である。

【委員】
まちなか音楽会は定着したのか。開始当初は会場周辺からの苦情等も多かったようだが、今はどうか。

【事務局】
定着したと感じている。昨年度は苦情もなかった。

【事務局】
音によっては、近隣住民がうるさいと感じたということが個人的に耳に入ったが、だからと言って全てを否定されているものではなかった。

【委員】
今はコラボレーションの時代なので、例えばまちなか音楽会で、ダンスをコラボレーションするなどすると広がりが生まれるのではないか。ワークショップで水墨画で作った扇子使って民踊を踊るということもよいことだと思う。

【委員】
市民いけばな展の入場者が少なく困っている。今回はチラシの配り方を変えた。次回は会場を変える。色々と工夫をしている。

【委員】
市民いけばな展も外へ出てはどうか。

【委員】
小学校でのワークショップなどを地道な活動をしているが、なかなか広がらないところが悩みである。

【事務局】
国際文化協会主催で音楽といけばなのコラボレーションをされていた。音楽を楽しみに来た方がいけばなも楽しめるものとなっていた、

【委員】
私たちも体験してよかったと思っている。ぜひ続けたいという気持ちがある。

【委員】
複数ジャンルが一同に会するスタイルや場所はどのようにしたら作れるか課題である。学校などを開放してもらうとよいのか。

【委員】
例えば、いけばなだと、小学校でいけばな教室を開催した翌日は文化祭があり、作品を展示することで保護者も参加できるようになっている。

【委員】
まちなか音楽会ではいけばなもコラボしたらどうか。私もいけばな展示に関わったことがあるが、作品がすごい。いけばなは斬新だと感じる。

【委員】
いけばなに関する予算は少ないように感じる。コラボレーション予算などもあってよいのではないか。

【委員】
コラボレーションで開催した方が宣伝効果も上がる。

【委員】
予算の流用をすることはできないのか。

【事務局】
そのような流用に関しては大変厳しい状況である。

【委員】
いけばなは、今とっている予算の枠の中でできればよいのではないか。舞台制作費としてはどうか。

(3)その他(市民文化活動振興プランの説明)
文化を木になぞらえている。時間が経過しているため整理をした。総合計画に表現を揃えた。方針自体は変えていない。
~質疑応答~
【委員】
第4次総合計画はホームページから見ることができるのか。

【事務局】
長崎市ホームページにPDFで掲載している。「G4」が該当部分となる。基本的に方針は変わっていないが、総合計画とリンクして評価をすることが多いので、意識をして整備をしたものである。

【委員】
芸術文化あふれるまちかと問われた時、あふれているとまでは言えない。ブリックホールが出来て間もない頃は文化芸術振興基本法ができて、最近では劇場、音楽堂の活性化に関する法律ができ、ここ10年の間で大きく変わった。今後はホールが主体となった文化振興のあり方について考えていかなければならない。本来は長崎市文化振興協議会で話していて欲しかったが、そのような中で自主事業をとらえていくという観点も必要である。10年前とは時代が変わった。その点に関する予算申請についても考える必要がある。

【事務局】
現在、指定管理者は貸館業務を行っているが、プラスαの自由裁量が課題である。

【委員】
公演が佐世保市まで来て、長崎市に来ず帰っていくのはもったいない。

【事務局】
佐世保市の場合は、利用料金制をとるなどして、財団がメディアや興行主とタイアップして、公演を買っている。ブリックホールの場合は、公演を買わずとも多ジャンルの公演で埋まり、長崎市と民間での住み分けができている。ただし、興行とはまた違う質のいい公演を市民に発信していくことも長崎市として必要だと考えている。

【委員】
メディアはペイのある興行しか呼ばないということもあるため、ジャンルが限られる。自主文化としての役割があるのだと思うが、今の枠組みではできないのだろう。

【事務局】
そこが今後の課題であり、工夫が必要である。

【委員】
根本的な違いがあるので、同じものは呼べないということは以前も聞いていたが、あと一歩改善が必要である。

【委員】
今日の意見を整理すると、今後メールリストについて検討する、来年度の早い時期に広報宣伝に特化した会議を開く、市民文化活動振興プランに目を通していただくということでよいか。

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

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