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更新日:2014年4月8日 ページID:025347
市民生活部 スポーツ振興課
平成25年度第1回 長崎市民水泳プール運営審議会
平成26年3月20日(木曜日) 13時~
長崎市民会館2階 第5研修室
報告事項(1) 各施設の利用状況について
報告事項(2) 平成26年度国民体育大会日程について
報告事項(3) 消費税増税による施設利用料の変更について
報告事項(4) 木鉢プールの建て替えについて
報告事項(5) その他
【開会】
委員の紹介、会長及び職務代理者の選任
■ 報告事項(1) 各施設の利用状況について
【事務局】
各施設の利用状況について
各施設概要について説明
利用者推移について説明
・市民総合プール
平成23年度及び平成24年度
国体に向けた改修工事に伴う休場により、平成22年度比でそれぞれ8,386人、11,644人の減
平成25年度
平成25年8月17日~20日に開催された北部九州総体のため夏季営業期間中に長期休業期間を設けたため、平成24年度に比べ減少する見込み
・市民木鉢プール
平成23年度
修繕のための休場等で利用者数が減少した月もあるが、平成22年度比で233人の増
平成24年度
個人利用者数は増加したが、団体利用及び水泳教室の累計利用者数が減少し、平成23年度比で485人の減
・市民小ケ倉プール
・市民網場プール
利用者の多くが地元の小学生であり、少子化等の影響で、年々減少している傾向にあるが、平成24年度は両プールとも天候に恵まれ、増加傾向
【会長】
事務局の説明に対して質問はあるか。
(質問なし)
■報告事項(2) 平成26年度国民体育大会日程について
【関係人】
国民体育大会についての説明
会場設計の工程表:遮光幕設置、仮設通路の設置日程について
平成26年8月27日から設置工事をしないと間に合わない。水泳教室の日程と重なるが、27、28日は水泳教室に影響がない外部の仮設通路を施工し、29日の水泳教室閉講式の後、午後から全面的な設営に移る予定。 また、平成25年に開催した北部九州総体において遮光幕設置面積の追加を中央競技団体から指摘されたため、昨年のプール運営審議会で示した設置期間より工期が延びている。
各競技及び撤去の日程について
平成26年9月6日のシンクロナイズドスイミングの公式練習を皮きりに、7日からシンクロ、水球、それから競泳の公式練習を挟んで競泳という風に移っていき、大会終了後は、速やかに撤去作業に入るが、安全管理の面から21日までを撤去期間に設定。業者が決定次第、更に工程の短縮が図れないか努めていきたい。
シンクロナイズドスイミングリハーサル大会について
第69回国民体育大会の九州ブロック大会シンクロナイズドスイミング競技をリハーサル大会に位置付け、平成26年7月18日に会場設営、19日に公式練習、20日を競技日とし、終了後その日のうちに撤去を終える。夏休み最初の3連休で利用者の多い時期に申し訳ないが、会場の使い方としては、50mプールと25mを使用し、屋外プール、幼児用プールは一般開放、更衣室については一般利用者と兼用する形で使用予定である。
国体水泳競技における施設使用日程について
市民総合プールを含む周辺施設の、国体水泳競技における利用状況について説明。
がんばらんば大会リハーサル大会並びに本大会について
国体終了後に県主導で開催する全国障害者スポーツ大会水泳競技会が、平成26年11月1日~3日までの3日間で開催されることに伴い、5月25日に毎年開催されている県の身体障害者水泳大会を、リハーサル大会と位置付け開催する。
(その他)
国体期間中の交通状況について
全国から選手・監督、観覧者が集まるが、松山付近は、国道も含め通勤時間帯は慢性的に渋滞しており、イベント開催時には、輪をかけて渋滞が深刻化することは、我々も承知している。原則、競技会場へは、公共交通機関でお越しいただくよう、ホームページや広報ながさき、電光表示板等を活用しマイカー自粛について、広く呼び掛けていきたい。
国体期間中の観客への対応について
観客席確保に、夜間から並ぶ人がいる可能性があるため、夜間は警備員を配置し、通行人や近隣住民の方への迷惑行為等の防止措置を図っていきたい。
プール閉館期間の周知について
施設周辺にプール閉館期間の事前告知看板を設置し、利用者への周知を図っていきたい。閉館期間が長期間となり、大変ご迷惑をおかけすることになるが、皆様のご協力なしでは国体を成功させることができないため、ご理解いただきたい。
【会長】
関係人の説明に対して質問はあるか。
【会長】
国体期間中、水泳競技についてシャトルバスは運行されるか。公共交通機関での移動となるか。
【関係人】
一般の観覧客用のシャトルバスということか。
【会長】
選手用のシャトルバスである。
【関係人】
選手と監督については、宿舎から競技会場までバスとタクシーを併用して輸送する計画である。
【会長】
バスは貸切バス、シャトルバスか。
【関係人】
シャトルバスではなく、宿舎から競技会場までの輸送である。
【会長】
通常定められた箇所をまわって乗車させる、シャトルバスの形式が最もわかりやすい方法だと思うが、会場の近隣に公共交通機関があるため、選手を輸送できれば問題はないだろう。
【関係人】
(プール周辺の)松山地区は慢性的な渋滞が予想されるため、できるだけ公共交通機関を利用いただきたい。大規模な駐車場もないため、先に述べた方法で対応したい。
【会長】
自家用車用の駐車場は護国寺神社を充てるのか。
【関係人】
競技役員が従事する時間に公共交通機関が動いていないため、護国神社は競技役員用の駐車場としたいと考えている。
【委員】
輸送について、降車する場所の指定はあるか。
【関係人】
道路上での乗降は交通の妨げとなるため、県営野球場側や地下駐車場、市営陸上競技場を利用して対応する予定である。本日、輸送交通の担当職員が出席していないが、今後検討させていただきたい。
【委員】
シンクロナイズドスイミング競技のリハーサル大会時にも遮光幕は設置するか。
【関係人】
遮光幕の設置は考えていない。
【委員】
会場設営期間中に長崎の選手団の練習をしたいと考えている。ご協力いただきたい。
【関係人】
施設管理者と協議のうえ、工事の支障がない範囲で調整しながら対応したい。
【会長】
総合プール内の冷房は使用するか。
【関係人】
平成25年の北部九州総体の際も、観覧席を含め空調設備を使用した。国体のときも同様に使用する予定である。
【会長】
館内に空調設備はないと思うが、冷房車を使用しての対応となるか。
【事務局】
平成24年度に国体に向けた整備を行い、空調設備の改修をしている。
【会長】
冷房の燃料は何か。
【事務局】
以前は灯油を燃料としていたが、現在はガスを使用している。
【委員】
更衣室の床に水が溜まっていることがあるが、対応する予定はあるか。
【関係人】
現在、給水マットで対応をしているが、夏場の繁忙期には追い付かないこともある。特に女性の場合は水着に水分が付着しやすい。水泳教室後にマットを交換するなどして対応しているが、完全に対応できていないことは否めない。
【事務局】
マットの取替回数を増やすなどして対応したい。
■報告事項(3) 消費税増税による施設使用料の変更について
【事務局】
使用料改定の考え方を説明
社会保障の持続性と財政健全化の達成のため、消費税率が平成26年4月1日に5%から8%へ引き上げられる。長崎市においても、消費税率の引き上げを受け、4月1日から非課税、不課税を除く公共施設等の使用料について、原則円単位、施設の入館料などについては、10円単位での転嫁を行う。
各施設の使用料について説明
・長崎市民水泳プール条例に規定する個人使用料については、市民総合プールの一般料金のみ450円から460円に、一般利用者の回数券料金が4,500円から4,600円に変更。木鉢プール、小ヶ倉プール、網場プールについては、変更なし。
・長崎市民水泳プール条例に規定する専用使用料については、機械機器による徴収ではなく、窓口での徴収のため、円単位での転嫁。市民総合プールの設備使用料についても、一部改定。
【会長】
事務局説明に質問はあるか。
【委員】
松山の市民プールしか値上げしないということだが、木鉢、網場、小ヶ倉プールの使用料は値上げしないのか。
【事務局】
10円単位による転嫁を計算した際に、値上がりするのが市民総合プールの一般料金のみであった。他施設は使用料の変更はない。
【委員】
平成27年中に消費税が10%に上がる予定だが、それも考慮しての使用料変更であるか。
【事務局】
消費税率が10%になる場合は、再度使用料を計算する。
【委員】
運営上この金額で問題ないということか。
【事務局】
今回は、消費税増税に伴う部分のみを考慮して使用料を設定しており、全体の必要経費等を見越した検討はされていない。
【委員】
木鉢プールの建替えの際には、料金改正を検討しているか。
【事務局】
検討することになると考えている。
【会長】
ほかに質問はあるか。
【委員】
一般の施設であれば、経費等を計算したうえで料金設定されていると思うが、市営プールの入場使用料は、何を基準に設定されているか。
【事務局】
公共施設については、すべての経費を使用料収入のみで補うことは困難であるため、市の財政的な負担と公共サービスのバランスを考慮し、他都市の類似施設や、市のその他の公共施設の料金を参考に、使用料を設定している。
【会長】
公共施設の料金は一般の考え方と違って、他都市との均衡を図っているようである。
【事務局】
他都市の料金を参考にしている状況はある。収支を見た場合、公共事業については支出が多く、それに見合う収入はないが、施設のスポーツ振興への寄与を考慮している。
■報告事項(4) 木鉢プールの建替えについて
【事務局】
建設地等の説明
木鉢プールは、昭和56年に西工場の地元還元施設として建設されたが、熱源の供給元である西工場の建替に伴い、新西工場の隣に建て替えとなる予定である。建設地位置図のとおり、新プールの建設予定地は、神ノ島工業団地内の西部下水処理場横であり、交通の便も良く、これまでより利便性が増すものと考えている。
新プールの施設概要の説明
スポーツ振興課が現時点で構想している新プールの概要について説明。現木鉢プールとの主な変更点は次のとおり。
・8コースとすること。
・可動式の床とすること。(小榊小学校の建替えにより学校プールがなくなるため、授業で利用する予定となっており、低学年も利用でき、大規模な大会にも対応できる可動式の床を設置したいと考えている。)
・2階に観客席を新設し、300席程度確保すること。
また、プールの上の3階部分には、集会所や温浴施設を備えた厚生施設も合築したいと考えている。以上は現時点での構想であり、協議の中で、構造的・財政的問題で変更となる可能性も大きい。
今後のスケジュールの説明
平成28年度中に現木鉢プールの営業を停止し、平成29年度中に新プールの供用を開始予定。事業費の額によってはPFI導入の検討が必要となるため、該当する場合は供用開始時期が予定より延びる可能性もある。
【会長】
事務局の説明に対して質問はあるか。
【委員】
将来的なことを考えて50mプールの建設はできないのか。
【事務局】
建設する敷地が限られており、当初から50mプールの設置は検討していない。
【委員】
敷地がないから設置しないのか、財政的な理由から設置しないのか。
【事務局】
財政的な問題もあると思うが、プールは工場設置に伴う地元への還元施設という位置づけであり、地元と工場の担当である環境部との協議で、現在の木鉢プールと同規模の施設を建設することで一致しているとのことであるため、当初から現在と同じ25mプールの設置で検討している。
【委員】
長崎は施設を新設する際、規模を小さくし、後から規模が足りずに増設するという傾向が見受けられる。はじめから規模を大きく設定できないのか。地元優先であることは理解できるが、あくまで市民プールであり地元以外の利用も可能なはずである。女神大橋の設置により南部からの利用者も見込めるし、南部にある小ヶ倉プールは夏季のみの営業であるため、温水プールである木鉢プールを利用したい市民は多いはずである。これらのことから、より幅広い利用ができる施設にすることができないかと考えるがどうか。
【事務局】
費用対効果の面からの検討も必要であるが、50mプールについては総合プールに設置されており、大規模な大会も開催できる。
【委員】
先程使用料の説明において、利益は求めないとのことであったと思うが、内容が食い違わないか。建設にあたって市民へ意見を求めているか。
【事務局】
市民の意見募集はしていない。 まず西工場が移転するにあたって移転場所が決定し、余熱利用施設を併設できるよう、限られた範囲内で検討している。大会についても、総合プールで対応可能と考えているが、同プールは観客席が少なく25mプールでの大会開催が困難である。併設できる限られた範囲内で、25mプールの大会が開催可能な施設として設置したいと考えている。
【委員】
水深2mの可動床にはならないか。
【事務局】
長崎市水泳連盟からの要望書をもとに、概要を作成しているが、今後調整は必要になると考えている。
【委員】
可動床を全面で昇降するものを想定しているかと思うが、コースごとに分割して昇降できるようにした方が良いと考える。
【事務局】
検討したい。まだスポーツ振興課内の希望であるため、建設部門が見積もる費用によっては、希望している内容からの変更が必要になると思われる。
【委員】
小榊小学校が利用することになるか。
【事務局】
利用したいとの要望があっており、検討している。
【委員】
PFI導入の検討が必要になれば、供用開始が遅れると説明があったが、現プールの供用停止が延期になる可能性はあるか。
【事務局】
工場の停止に伴い、余熱利用ができなくなるため、延期にはならない。
【委員】
松山の橋が広がり利便性が増した。以前から要望し、なかなか対応してもらえなかったが、広がると非常に便利である。こうした気づきを意見としてあげてもらいたい。そこで、総合プールの観客席は広げられないか。最近、高校生などにも有名選手がおり、観客が見込めると思うが、そうした場合、現在の観客席では狭いと感じる。
【事務局】
国体に関しては仮設の観客席を設置することで対応すると聞いている。既存の施設の中で、観客席を増設することが困難であると思われるが、国体後に大規模な大会を誘致する場合や、仮に東京オリンピックに向けた合宿地として誘致をするなどの機会があれば、改めて検討したい。
【委員】
北部九州総体の時はスタート側の後部に仮設席を設け、選手用の席としていたが、ここを一般用の席とし、プールサイドに選手団の席を設置することを考えている。とにかく人気競技であり、席が足りない。2月に(競泳の)松田選手、入江選手が訪れた。事前に来ることは分かっていたが、観覧席の状況を考慮し、周知せずに対応した。
【事務局】
全国的に観客席が2,000席程ある施設もあるか。
【委員】
ある。
【委員】
観客席の増設は可能であるように感じるがどうか。
【委員】
大会時には良いと思うが、施設の維持管理を考えたときに、観客席を増設すれば、光熱費が増大するなど問題もある。
【事務局】
西工場と併設予定のプールについては、今後もプール運営審議会を開催し、委員の皆様にも意見をいただきたいと考えている。
【会長】
本日は、委員から報告事項に限らず貴重な意見をいただいた。いよいよ今年は国体が開催され、大会運営に関しては様々な苦労があるであろうが、全国から長崎に来た人が、気持ちよくいい思い出をつくって帰ることができるようご尽力いただきたい。また、プールの運営に関して全ての委員から忌憚のない意見が出たので、今後のプール運営に活かすようお願いする。
【閉会】
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く