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平成25年度第3回 長崎市少年センター運営協議会

更新日:2013年11月8日 ページID:025274

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 こどもみらい課

会議名

平成25年度第3回 長崎市少年センター運営協議会

日時

平成26年2月10日(月曜日) 14:30 ~ 16:00

場所

市民会館2階 第1会議室

議題

1 平成26・27年度少年補導委員(一般・大型店舗)の推薦について 
2 平成25年度長崎市少年センター事業報告および成果と課題
3 その他 

審議結果

1 平成26・27年度長崎市少年補導委員(一般・大型店舗)の推薦について

【事務局】資料に基づき、長崎市少年補導委員(一般・大型店舗)の推薦について説明
【会  長】質問や意見がなければ、少年補導委員の推薦についてご承認いただいたことにする。

2 平成25年度長崎市少年センター事業報告及び成果と課題について

【事務局】資料に基づき、「補導業務の充実」について報告 
【事務局】資料に基づき、「相談業務の充実」、「環境浄化の推進」について報告
【事務局】資料に基づき、「情報の収集、分析、提供」について報告

3 情報交換

【委  員】少年非行の概況については、一般的に少年非行の低年齢化、再犯率が高いということが言われている。そこで、小学校低学年のころから規範意識を身につけさせることが大事である。小さいころから犯罪に染まらないようにするため、最初が肝心だと思う。少年非行は減少している。長崎署管内では、平成25年に犯罪少年は120名、触法少年は31名で合計151名を検挙している。そのうち38名が女性である、学校種では、小学生が9名、中学生が44名、高校生が66名で、高校、中学生が多い。当署の特徴としては大型商業施設があることもあり、万引きの比率が高いことである。
万引きは昨年68名である。当署では、犯罪を減らす活動として、万引きパトロール隊が大型商業施設を回っている。少年は20名減っている。補導については喫煙が570名、深夜徘徊が170名であるが、数は減少している。

【委  員】 事務局の相談業務の説明において、こども総合相談、相談内容が多種多様になっているとのことだが、具体的に不登校の理由とか、ぐ犯行為の内容など教えていただけないか。

【委  員】 内容としては、家庭内のトラブルにおいて親に暴力をふるうことや虚言癖などがあった。家出はあまりないが、親や家族に対しての暴力、物にあたることが多かった。

【委  員】 離島の市町でメディア依存の相談を保護者が学校にされた際に、学校がその子の部屋を見に行くと、ゲームがあり、ゲームソフトの中に、z指定(18才以上のみ対象)のソフトを小学生が、持っていた。残虐性を助長するものについては所持してはいけないと県で指定しているのだが、小学生が持っているということがあり、そういう意味でも、社会環境調査などで、店側に売らないで下さいと引き続き、繰り返し営業者に求めていく必要があると感じている。
環境浄化活動における白ポストについては、修理要請を2件いただいたので、近いうちに修理する状態である。白ポストは昭和39年に家の中にあるわいせつなものや有害図書が子どもの目に触れないように設置が始まった。県下全体で15000冊の有害図書を回収している。社会環境浄化活動としては、立入調査等で営業者が子どもたちに見せないようにする活動と、白ポストで家庭にあるものが子どもたちの手にいかないようにすることと、一番問題になっているスマートフォンで、有害情報をこどもが簡単に見られる状況があるので、フィルタリングをきちんと行って、簡単に入手できないような活動をすることを県としても推進している。

【委  員】 中学校では昨年に引き続き、携帯電話、メディア問題の数が増えている。各機関と連携しながら保護者、生徒向けのメディア講話を市内各校で行っている。中学入学前の小学6年生対象の入学説明会の折に、児童、保護者が集まる良い機会なので、講話を行うのは効果的だと感じている。実際に、本校は昨年2月に講話を行った。その結果、本校は市内の中学1年生の所持率の約半分の所持率ということで大きな成果であったと思っている。そこで、今年も続けて2回目を行った。中学校では学校に持ってきていけないのはどこもいっしょだが、保護者に対して持たせないでくれ、必要ないということを、携帯電話の怖さを中心とした講話で訴えていく。しかし、携帯電話などを持ってしまったらどうするか、フィルタリングをかけてくださいと言っているが、中学校での問題行動のほぼ100%といっていいほど、携帯電話、スマホがかかわっている状況がある。しかも、範囲が広くなり、他校と絡んでの非行事案が増えてきている。1校単位でやっても効果がない。例えば携帯電話のルールで夜10:00以降は触らないようにしようといっても、他校と連絡を取り合っている状況がある。そこで、学校以外の関係機関と協力していけないかということで 県のPTAによびかけている。先日の校長会で、県PTA連合会からもらった資料に、次年度の重点目標として、いじめ防止、メディア対応 学力向上が掲載されていたが、メディアでは、具体的にパソコン、スマホなどの使用に関するルールの徹底を図るということが努力事項として計画されている。ルールにおいて学校が一方的に規制すると、何の権限があってそうするのかと必ず言われるので、保護者と教職員が協力しながらやっていくことが効果的である。現在PTAに動いてもらいながら携帯電話のルール作りを全ての学校で、例えば10:00過ぎには携帯電話は使わないようにしようという運動を進めていかなければと思っている。もう一つは、小中連携である。中高連携については話し合う機会も多い、特にスマホ、携帯電話についても研修会を持った。しかし、小中連携については 特に、たとえば小学校には校則がないことが中1ギャップのひとつになっている。また、メディア問題についても小学校からは「たいして問題が起きていない。」と報告があったりする。中学校と小学校の意識の差がかなりある。小中が連携しないと手遅れになりかねないので、次年度は小中連携を大きな柱としてやっていく。

【委  員】 サポートセンターでは、パワーポイントを用いてスマホの問題などの資料を提示しているが、次から次へとスマホのアプリが出てきて、それを利用したことによる事件の被害があるので、新しく出たアプリについては、また資料を作り直していくことになる。それが非常に早いなと思う。怖い、恐ろしいと実感する。アバターとか、アイポッドバーを決めるだけで、匿名で連絡がとりあえるようになっている。次から次へと新しいサイトがでてきていると感じている。大人、保護者が無防備で、どれだけ怖いものかということがわからないのではないかと思う。口で言っても伝わりにくいので、パワーポイントを使って講話をしていくようにしている。もう一つは、警察で、たちなおり支援を行っているが、その様子を紹介するたよりをもってきた。スポーツ活動などを行い、地域の方、大学生のボランティアなどが関わっている。子どもたち(非行、不登校、悩みを持っている子ども)が参加している。警察、県の補導委員が支援を行っている。担任の先生や関係する職員が加わることもある。担任との1対1の関わりでは、楽しそうに過ごすところも見られる。広まっていけばいいなと考えている。

【委  員】 携帯電話の問題は高校でも問題行動の引き金になっていると思う。毎年、所持などの調査を行っているが、フィルタリングの率が下がっている。学年があがるにつれ、フィルタリングが少なくなる。いったん外すと、またかけるということは少ない。だから、持たせるときの指導が大事だと思う。
学校の現場として家庭の状況が複雑多様化している。保護者の立場で協力的な所と非協力的な所があり、その差がある。学校を欠席する際には欠席の連絡を保護者が入れるようになっているが、入れない家庭がある。そういうところが若干名ではあるが、必ずいる。勤める人が多くなり、親が先に家を出て、状況がわからないということがある。
補導委員の立場として学校の帰り道に買い食いを注意することがあるが、塾に行くから食べている、という生徒がいる。家と塾との位置などを考えるとやむを得ないと思うこともあるが、そういう実態がある。いいとは言えないし、問題視するのもどうかと思われる状況がある。

【委  員】 学校を回る職業にあるが、一番多いのは、携帯電話、スマホの問題である。
昔と今の子どもたちの様子が違う。学校をさぼって悪さをしている子を見かけることはほとんどない。シンナーをしている子、前日に寝ていないような子どももほとんど見かけない。公園でも食い散らかす跡はほとんどない。子どもたちは袋を持っていてごみを入れながら遊んでいる。礼儀正しくなっている。しかし、ひ弱である。ノロウィルス インフルエンザが話題になるが、かからない子もいる。同じ教室にいてもかからない。そういう子に育ってもらいたい。バスで通う子どもがいる。小学校はバスで通わなくてよい校区になっているはずだが、歩いて通うようにできないのかと思うことがある。子どもにたくましさがないと感じる。指導が加わって改善できないかと思う。
ある中学校では、人権の講話をされるということで講師の方がいらっしゃったので、不登校はどうすれば治るか。と聞いたところ、仲間を作って仲間で防ぐしかない。といわれた。わたしたちも近所に年長者や年少者がいた。そして、仲間がいじめられると年長者がやってきていじめた子をいさめていた。仲間意識があった。小さい学校でのいじめは強烈である。考えてみると、いじめられる子供が少ない状況がある。同じ境遇の子が連携することがない。大きい学校ではいじめられる同じ境遇の子どもたちが連携してグループを作る。仲間を作れば防げるのではないかと思う。
学校に行くと、先生方が生徒にかまう時間がないのではないかと思うほどコンピュータとにらめっこしている時間が多い。学校もだいぶ変わっているのではないかと思う。青少年にかかわる話をこの場でしているが、自分たちの関わる団体で子どもたちのために子どもがたくましく育つことを考えていく必要があると思う。

【会  長】 何か全体を通しての質問はないか。いろいろな意見をいただき、私たちはそれぞれがやれることをやっていくしかないのではないかと思う。以上ですべての協議を終わる。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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