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更新日:2013年12月13日 ページID:024852
市民生活部 男女共同参画室
平成24年度第4回 長崎市男女共同参画推進センター運営協力委員会(編集部会)
平成24年9月25日(火曜日) 18:30 ~
長崎市男女共同参画推進センター 会議室1
情報紙「アマランス38号」について ほか
1 情報紙「アマランス38号」の編集方針について
(1)特集ページの内容及びタイトルについて ※テーマ:男性にとっての男女共同参画
【部会長】
まず、資料や紙面案について、事務局から説明をお願いしたい。
【事務局】
特集ページについては、前回、前々回の議論を踏まえてより具体化したものを提案させていただいた。今回が発行前の最後の編集部会となる予定であり、そのことを前提とした議論をお願いしたいが、もし、今回でまとまらない場合は、10月にもう1回開催させていただきたい。
特に紙面で取り上げる具体的な事例については、この特集で最も目立つ部分になるので、どのような事例を取り上げるか、どのような表現にするかを含めて、ご意見をいただきたい。
【委 員】
紙面は2色刷りとのことだが、毎号ピンクと黒の2色となっている。一般的には女性をイメージさせる色であるが、今回は男性を扱ったテーマであり、色を変えることはできるか。
【事務局】
人物の写真を紙面に掲載しているため、ピンクを使用しているという面もある。色を変更することは可能であり、シアンやマゼンタなど、単色のインクの色に限られるのか、それらを混ぜ合わせた色にできるのか、印刷業者に確認して後日みなさまにお知らせするので、その際にご提案いただければと思う。
【委 員】
紙面案のイラストにテーマと合っていないものがある。男性の固定的な役割分担やイメージを例示するのであれば、左下のイラストはその趣旨に合っていないので、別の内容に変更する必要がある。
【委 員】
「弱音を吐いてはいけない」、「悩みを人に話せない」というイメージイラストについては、そのことによって発生する問題点や検証資料として、資料にある自殺人数の統計を加えたい。ほかのイラストについても、事例とデータやグラフを組み合わせることで、紙面に説得力を持たせたい。
【委 員】
「男は稼がないと」という考え方に対しては、資料のデータのように結婚相手に経済力を求める女性の側にもそのような考え方が根強い。
【委 員】
紙面ではこれに加えて、例えば、悩みを抱え込んでしまう事例については、第三者に相談できる場所を提示するなど、解決の道筋を示したものとしたい。
【委 員】
それぞれの事例にしても、まとめにしても、現状の固定的な役割分担、イメージによって発生する問題、不幸な事例とそれらを払拭したことによって解決する問題、幸福な事例を対比してイラスト化することで、分かりやすく表現したい。
【委 員】
事例のイラスト、セリフについては、例えば、「男は仕事」の事例では、「男は稼がないと」という考えに縛られて、稼ぎが悪いと責められたり、悩みを打ち明けられなかったりして、最悪の場合は精神的に病んでしまったり、失踪したり、自殺したりということを表現したいが、逆に「男は仕事」を家事・育児から逃げる口実にしたり、DV夫が家計の収入を遣い込むための言い訳にされてしまうおそれがあるので、いろんな解釈を生まないように分かりやすく、シンプルなセリフにすべきである。
【委 員】
固定的な役割分担やイメージには、それらが当たり前のこととして浸透していることによって、本人が家族など、周囲からその役割やイメージを過剰に期待されたり、押し付けられたりするという面と自らの思い込みによってその役割を果たせない自分、イメージとかけ離れた自分に対して自己嫌悪に陥って、自分で自分を縛ってしまうという面がある。また、これらがお互いに結びつくことで増幅してしまうという点も見逃せない。
【事務局】
紙面で取り上げる事例としては、紙面案でも示しているが、幅広い世代にとって分かりやすいものとして、またこれまでの議論を踏まえて、まず、男は稼いで妻子を養わなければならないという経済的役割、男は我慢をしなければ、また弱音を吐いてはいけないという私的感情の抑制の2点を挙げたいと思う。あとは重要なことを決めたり、後継ぎをしたりする主導的役割、家事や育児を妻に依存し、自分では何もしない日常生活依存、出世や名誉を求める社会的役割のいずれか1つをスペースの都合を見て加えるくらいの構成になろうかと思う。
【委 員】
導入部分のイラストでは家事、育児の分担に不満を持つ様子が描かれており、一般には家事、育児を担う男性がとても増えているかのようなイメージを持つ人もいるが、統計によるとそのようなイメージに反して、最近30年間の男性の家事、育児の分担時間はほとんど増えていない。同じ家事、育児を描くならば、男性も家事や育児をした方が幸せになるという流れにした方が良い。
【委 員】
紙面の構成として、読者が読む導線を考えた配置が必要。今回は見開きであり、左上にタイトルがあるので、一般的にはタイトルのある左上から左下、ページをまたいで右上から右下という流れになるかと思う。
【事務局】
その導線を考慮して、タイトル、導入部分を左上、メインとなる事例やデータなどを左下から右上、まとめを右下という配置に調整したい。
残り時間が少ないので、そろそろタイトルを付けたい。事務局の方で参考までにいくつか案をお示ししているが、あくまで参考なので自由に付けていただきたい。
まとまったタイトル案というのは難しいかと思うので、タイトルの核となる単語やキャッチフレーズなどでもいいので、ご提案いただければと思う。
【委 員】
これまでの議論の中でも出ていた「男もつらいよ」というのは分かりやすく、ユニークさもあって、優れていると思う。
- ほかに、「その『男らしさ』は誰のため?」、「あなたを縛っていない?」、「いま気づこう!」、「おもいやり」などの提案があったが、議論の結果、メインのタイトルとして「男もつらいよ」、サブのタイトルとして「オトコにとっての(のための)男女共同参画」と決定した。 -
(2) 編集後記の執筆者について
【部会長】
それでは、編集後記の執筆者を決めたい。2~3行程度であるが、希望する人はいないか。
- 希望者、意見ともになかったため、部会長が引き受けることとなった。 -
2 情報紙アマランス以外の啓発手段について
【部会長】
今年度当初から意見が挙がっていた、今年度から情報紙の発行回数が削減されたことに替わる啓発手段について、議論したい。
【事務局】
お手元には前々回お配りした資料をベースに事務局でいくつか考えたものをお示ししている。委員の皆さんにとって過剰な負担とならない範囲でと考えている。
【委 員】
部会の開催スケジュールを考えると、今年度中に実現できるものは少なくなりそうである。
【委 員】
コラムについては、どのような形になるのか。行政として発行するメールマガジンであったり、ホームページであったりということで、相当の制限があると思うがどうか。
【事務局】
市としての発行であるので、完全に自由に書くということは難しい。また、コラムの執筆となると部会の関わりが、せいぜいテーマの選定くらいになってしまい、部会の活動としてこれで良いのかという疑問がある。
【委 員】
編集部会が今のメンバーとなって初めての情報紙もまだ編集段階である。今年度については、任期は2年なので、来年度に持ち越して考えることとして良いのではないか。
- 本件については、来年度に再度検討するとの結論に至った。 -
【事務局】
本日の議案についてはすべて終了した。情報紙については、ご意見、ご提案を基に明日から本格的な紙面の作成に入りたい。委員の皆様にはできるだけ早急に紙面(案)をお示しし、詳細な部分については、その時点で改めてご意見を伺いたい。その際に頂いたご意見の紙面への反映については、日程などの都合上、事務局で判断をさせていただくことになるが、ご理解いただきたい。
【会長】
今回が今年度最後の編集部会となるが、委員の皆様には1年間にわたり、議事進行にご協力いただき、感謝する。
- 以 上 -
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く