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平成24年度第3回 長崎市少年センター運営協議会

更新日:2013年9月13日 ページID:024438

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部こどもみらい課

会議名

平成24年度第3回 長崎市少年センター運営協議会 

日時

平成25年2月14日(木曜日) 15:00~17:00

場所

市民会館2階 第1会議室

議題

協議事項 
1. 長崎市少年センター事業報告および成果と課題
2. その他     

審議結果

1 平成24年度長崎市少年センター事業報告および成果と課題
  
会長:少年センターの事業報告および成果と課題について、事務局より報告をお願いする。

事務局:資料に基づき、「補導業務」について報告

会長:以上のとおり、報告があったが、何か質問や意見はないか。
特にないようなので、次の報告をお願いする。

事務局:資料に基づき、「相談業務」および「環境浄化業務」について報告

会長:以上のとおり、報告があったが、何か質問や意見はないか。
特にないようなので、次の報告をお願いする。

事務局:資料に基づき、「情報の収集・分析・提供」および「他機関との連携」について報告

会長:以上のとおり、報告があったが、何か質問や意見はないか。
これまでの報告全般に対しての質問や意見でも構わない。 
意見もないようなので、少年センターの事業報告および成果と課題についての協議は以上で終わる。


2 その他の協議事項

会長:その他の協議事項について、事務局より説明をお願いする。

事務局:任期途中の少年補導委員の推薦の取り扱いについて説明

会長:任期途中で少年補導委員の推薦を行う場合、会長、副会長の承認によって少年補導委員の推薦を行うということについて説明があったが、何か質問や意見はないか。

委員:学校教員の補導委員の場合、5月の第1回の運営協議会において承認を得ることでは遅いのか。
学校で補導委員を選ぶ場合、そのほうがじっくり考えて選ぶことができるのではないか。

事務局:それでは、間に合わない。さかのぼって任命することもできないため、空白の期間が生じてしまうことも問題である。

事務局:学校の事情で選出が遅れることはやむを得ない。今回提案しているのは、各学校から推薦があがってきた後の事務手続きがすみやかにできるようにするためである。

会長:他に質問や意見はないか。
なければ、任期途中の少年補導委員の推薦の取り扱いについては、事務局からの提案のとおり、承認していただけるか。
それでは、事務局提案のとおりご承認いただいたものとする。

事務局:少年センター運営協議会等規則の少年補導委員の任期の改正について説明

会長:事務局から説明のあった、年度末で任期を終えるようにするための規則の改正について、何か質問や意見はないか。
一般補導委員と同じように、年度末で任期を終えるようにするのは、良いことだと思う。
意見や質問がないようなら、事務局提案のとおり承認していただけるか。
それでは、事務局提案のとおりご承認いただいたものとする。

会長:以上で、協議を終わる。まだまだ時間もあるようなので、各委員よりお話をお願いしたい。
名簿の順にお願いしたい。

委員:昨年の少年非行状況についてお知らせする。昨年検挙・補導された小学生から有職無職の少年の数は158名であった。傾向としては横ばいである。内訳では、強盗殺人といった凶悪犯はいない。
多いのは窃盗で、ほとんどが万引きである。大型商業施設やコンビニでの万引きが多い。
気になるのは、非行の低年齢化である。小学生の非行が以前に比べて多くなってきている。
薬物関係では、一昔前に多かったシンナーや大麻などは、現在は全くない。
脱法ハーブについてもない。
覚せい剤についても県内で40数名検挙されているが、少年についてはない。
これは、薬物乱用防止教室などの取り組みの成果だと考える。

委員:少年センターからの配布物を毎回楽しみに読ませてもらっている。
最近の子どもたちの様子についてお話ししたい。携帯電話の普及に伴うトラブルが気になっている。
来所してくる子どもたちが、さまざまな被害にあったことや友達関係で悩んでいることなどを話してくれる。
それを聞いている所員は、つらいだろうな、きついだろうなという気持ちになる。ところが、その子たちが携帯電話で話しているのを聞いたり、メールなどのやり取りを見たりしていると、イメージが全く違う。
その子が普段使っている言葉と違った言葉遣いや表現をしている。わざと悪ぶってみたりする“なりきりヤンキー”というか、本当の気持ちなのかウソなのか、心が読めないことが多いと感じている。
一例としては、ある女の子が携帯電話で、「学校帰りに車に乗せられ、3人の男に暴行された。」という話を普通の会話のようにしていた。事実だとしたら、親は気が付かなかったのかと思うし、事実かどうかもわからない。子どもたちの本当の気持ちがわからないと感じている。

委員:ネットパトロール事業に取り組んでいる。ネット上の飲酒や喫煙の書き込みなど犯罪行為に対しては、直接指導や関係先に通報するようにしている。問題なのは、そのような犯罪行為に当たらない場合である。
茶髪や金髪、派手なメークなどで本来の自分の姿と違う姿のプリクラ写真をネットに公開している子どもたちがいる。中には実名や学校名、住所、アドレスなどを掲載している場合もあり、普段の自分とは違うネット世界の中の自分として楽しんでいる。書き込める場としてのゲームサイトなどを本人は自分だけの世界と思っているが、全世界的に公開されており、その判断力の未熟さから、犯罪に巻き込まれる恐れもある。また、スマートフォンの普及によりLINEの利用者が増えており、犯罪に巻き込まれることへの危惧がある。保護者や大人がこれまで以上に危機感を持ち、中学生や高校生に使い方の指導をしっかり行うことが必要であると思う。フィルタリングの設定などを含めて、どう管理していくかということについて保護者に対し、指導していくことも必要であると思う。

会長:この件については、補導委員協議会でも話題に上ることが多くなってきている。
機械の進歩や子どもたちの情報に、大人がついていけなくなっているように感じる。

委員:補導活動の際に子どもたちを見なくなったという話をよく聞くが、このような携帯電話やスマートフォンによってつながっているため、以前のように町で集まって話をする必要がなくなったことも原因の一つではないだろうか。

委員:携帯電話やスマートフォンについては、学校現場においても切実な問題だと思っている。LINEなどの新しい手段については、指導する側よりも生徒たちの方がよく理解しており、どのような対策をしていけばよいのか難しい。
そのような中で、先日、中学生を対象に、浦上署から講師を招聘し、ネット利用の注意事項や不審者対策などの講演会を開催した。内容もわかりやすく、意識の向上にも役立ち、効果のある取組であったと思う。
また、総文祭に向けて、「高校生さわやか運動」に取り組んでおり、高校生の意識も高まってきている。
教職員から率先してあいさつを交わすことで、あいさつの徹底を図ったりしている。
職員と街頭補導を行った際、ゲームセンターのプリクラで、ここから先には入れないというところがあったのだが、どういうことだろうか。

会長:最後の件については、後からご意見をお願いしたい。

委員:中学校では、毎月、生徒指導主事部会を開催し、情報交換をしている。その中で、携帯電話やスマートフォンなどによる学校間のつながりについての報告が増えてきている。
そこで、まず、校長自身がLINEなどについて知るために、メディア指導員を講師とした研修会を開催した。また、ほとんどの保護者が確実に集まる機会である新入生の入学説明会の際に、メディア指導員を講師として、ケータイの便利さの陰に潜む危険性について話をしてもらった。みんな真剣に聞いてくれており、非常に効果的であった。ほかの学校でも取り組んでいくように進めていきたい。

委員:i-podは音楽プレーヤーでもメールやLINEができる。電話ができないだけで、ネットにつなげたり、メールができたりする。親は音楽プレーヤーと思って買い与えているがほとんど携帯電話やスマートフォンを買い与えているのと一緒である。
現在、市内の学校は、見た目、落ち着いている学校が多いが、裏では、携帯電話やスマートフォンで他校とつながってきているようである。そのように学校全体が落ち着いているために、学校に居場所がなくなっている生徒が出てきている。そのような生徒同士がネットを通して繋がり、他校同士でグループを組むなど居場所づくりをしている。このような二極化が、いじめや体罰の問題に影響していると考えている。非行の低年齢化も大きな問題である。携帯ゲーム機のDSによるスキミングによって、個人情報を盗み取られ、トラブルになったケースもあるなど、私たちがついていけない事案もある。昔から子どもたちは、大人に見えないところでコソコソしたいという気持ちを持っている。その部分を大人としてしっかりと見ていくことが大事だと思う。

委員:これまでの話を聞いていて、今も昔も、子どもたちは子どもたちだけの世界を求めていく傾向があることを再確認した。子どもたちをたくましく育てていくことを大人は考えていく必要がある。
警察のこれまでの事例の中に、万引きを止めさせる方法はないだろうか。何かいい方法があれば、学校などから保護者へ一斉に情報を提供するなどして、うまく育てていくことができるのではないだろうか。

委員:万引き防止の特効薬はない。あるとするなら、規範意識ではないだろうか。万引きについては、 子どもよりも大人が多い。特に高齢者の万引きが多い。大人は万引きは悪いことだと分かっている。
悪いと分かって万引きをしているから、大人を教育することはできない。
大人の規範意識が低下している。社会全体をよくしていかなければならないと感じている。

委員:先ほどあったゲームセンターのプリクラに職員が入れない部分があったという件についてはどうか。

委員:女性専用のプリクラがある。その場合は、男性職員のみでは入れない場合もあるのではないだろうか。

会長:社会全体がおかしくなってきているように感じている。先ほど話に出たように、保護者に対するはたらきかけが必要であるが、PTAなどに出てきてほしい親はなかなか学校に足を運んでくれない。
ここだけの議論に終わらず、各所属に戻られてから、子どもたちの健全育成に向けて取り組んでほしい。

委員:ある講演で、聞いた話であるが、日本では店で万引きが発生すると学校へ連絡し、教員が対応する。他の国では、そのような場合は親に連絡するのが普通である。地域で何か悪さをした時も、親にではなく学校へ連絡する。学校はどれだけ求められているのだろうか。学校は本当に頑張っている。だから、このような環境でも、子どもたちが大きく乱れることなく、育っているのではないだろうか。
日本の学校教育は優れている。学校は本当に大変だ。

委員:確かに、何かあると学校の先生が子どもを引き取りに行く場合も多い。
 
委員:外国から見ると先生が子どもを引き取りに行くことは異常だと思われている。
日本の教員はよく頑張っている。

委員:そのような連絡が地域から学校に入ってこなくなったら、地域の教育力が高まってきたということになるのではないだろうか。そのような意味でも、地域の大人と子どものつながりが大切である。地域の祭りや伝統芸能などを通して、そのようなつながりができ、地域で子どもたちを直接注意することができるような雰囲気になっていくのではないだろうか。

委員:万引きの防止について、クラスごとの非行防止教室を開催している。私どものところに、学校から派遣され勤務している教職員が中心となって、学校が教えてほしいことを事前に確認し、警察の持っている情報をもとに実施している。例えば、万引きをしそうになったとき、踏みとどまれるような方法などについて話をしている。

会長:大人が罪の意識を持たないことが問題だ。将来が不安である。

委員:子供が寝なくなり、夜型の生活になってきた平成18年頃に国が「早寝・早起き・朝ごはん」運動を推奨した。基本的で、わかりきったことであるが、国がこのような運動を打ち出したことで、親の意識も変わり、子どもたちの生活も改善してきた。規範意識の向上や万引きの防止などについても、わかりきったことでもきちんと伝えていくことが大事ではないか。
メディア安全指導員の派遣については、県に問い合わせていただければと思う。
また、親同士で学んだことを共有し合う場として、ファミリープログラムを実施している。ファシリテータの派遣もできる。ぜひ、メディア安全指導員やファミリープログラムを活用してほしい。

-以上-
 

 

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

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