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平成24年度第3回 (仮称)長崎市こどもセンター設置検討委員会

更新日:2013年9月12日 ページID:024424

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 子育て支援課

会議名

平成24年度第3回 (仮称)長崎市こどもセンター設置検討委員会

日時

平成24年11月20日(火曜日) 10:00~11:45

場所

長崎市議会 第4会議室(市役所本館地下1階)

議題

(仮称)長崎市こどもセンターの機能について 

審議結果

【事務局】 資料確認、部長挨拶、委員紹介、会の成立報告

≪議題(仮称)長崎市こどもセンターの機能について≫
【事務局】 議題「(仮称)長崎市こどもセンターの機能について」の説明 

【委員長】事務局の説明への質問、こういう機能を追加したらどうかなど色々な意見をいただきたい。今回の意見を踏まえ、報告書素案を作成し、次回の委員会で検討したい。全ての意見を吸い上げることはできないかもしれないが、どんな意見でも構わない。長崎市は子育てしやすい、子どもを産みやすい、あるいは、子どもにとって、お母さんたちにとって、とても良い町だというような拠点であるこどもセンターをどうすればいいか。特に機能面や具体的な子どもの遊び場、そういうところを踏まえて、どんどん意見を出していただきたい。 

 【委員】この委員会は、何回あるのか。意見も大きいものや小さいもの色々ある。1回目を欠席したので、委員会が何回あり、ゴールはどこかという点がわからない。

【委員長】今日が3回目で、4回か5回ぐらい。今年度中に市長に報告をしたい。回数的にはダラダラできない。特に今日は、イメージづくり。ただ、まちなかに設置するという前提でお願いしたい。皆さんの意見には、郊外であるとか、自然の中が良いという意見もあったが、それは、あぐりの丘もある。まちなかの活性、まちなかに人が集まるという意味もあって、まちなかで考える。場所については、全くの白紙なので広さも不明。長崎市が子育てしやすいような拠点づくり。小学生ぐらいまで含めた形で中高生となってくると、交流の場や支援・お手伝いの場としては良いのだろうが、中高生が遊ぶ場としては難しいのかなと思う。特に、乳幼児・小学生対象のこどもセンターになると思う。

【事務局】 スケジュールは、委員長が言われたように、今回まで意見をいただき、次回で一定(案)という形で取りまとめをしたい。その内容について、議論をいただき、修正があれば、また修正したいと考えており、だいたい4回ぐらいを考えている。ただ、意見がまとまらないと、もう1回ということもある。意見については、大きいものから小さいものまで、具体的にこういったものが良いとか、大きな仕組み的なご意見でも構わないので、ご意見を頂きたい。

【委員】第1回目の時に、場所はまちなかということだった。前回子育て支援センターなどを視察した時に、そこに来られているお母さんに「車で来ないと無理ですか」と聞いたら、「荷物もあるし、帰りには買い物もして帰りたい」ということだった。やっぱり車だと気軽に出やすいが、今からバス停まで行って、バスに乗って、帰りは買い物までして子どもを連れて帰るというのは、ちょっとどうかなと思った。まちなかは、駐車場があればアーケードもあるし、すごく栄えていたのではないかと残念に思う。今は野菜屋とドラッグストアばかりになってしまい、そういう光景を見ると、駐車場があると、郊外ではなくまちなかにも人が集まってくれると思うので、これ(駐車場)は、はずせないと思っている。どうしてもまちなかということであれば、駐車場はどうしても欲しい。アンケートを見ると、近場での屋内の遊び場が求められているので、やっぱりある程度の場所は必要だと思う。具体的には難しいが、子どもの人口が減っており、まちが衰退していくような感じなので、子育てがしやすいように、ここに来たら健診もできるし子どもを預けて自分の用事もできるというような総合的なセンターにしていただければと思う。前回視察した子育て支援センターは、子育て中のお母さんをサポートする機能が主で、健診や一時預かりなどが無いので、是非それは考えて欲しい。

【委員】昨日、佐賀の市民活動プラザに行った。そこは、NTTの7階建てのビルの3・4階が市民センター。子育てサークルを支援するスペースがあり、利用者は駐車場も無料。子育て・遊びのスペースのすぐ横のガラス越しに作業スペースがあり、子育てサークルの人達が作業、会議などを行うことができる。3~4畳の囲まれたスペースが6個あり、そこを月5,000円で借りることができる。本当良いなと思った。お母さんが学べるし、サークル活動もできるし、子育てのひろばもある、健診もできる、そういうスペースがあると本当に良いんじゃないかなと思う。子育て支援センターで相談機能は重要で、泣きながら相談するママが結構いる。そこで解決して、この子を産んで良かった、母になれて良かったと思う人が増えると、2人目も頑張ろうかなとなる。今、支援センターでは、3人目、4人目という人が増えてきているので、子育ての悩みが相談できれば、2人目も頑張ろうという気持ちになって少子化対策に少しでもつながればと思う。一時預かりも、今日来て預かるというのではなく、登録制にして登録会員になり、子育てセミナーを1回か2回受けたら託児も利用できるようにしたらどうかなと思う。お母さんたちの成長欲が湧くような、子育ての幸福感が湧くようなセミナーを受けたら、託児機能や相談機能も利用できるとなれば、お母さんたちが成長できるのではないか。今、発達障害かも知れない、グレーゾーンと言われたお母さん達がものすごく悩んでいる。ハートセンターも2~3ヶ月待ちなので、そういう不安を持っているお母さんたちが、いつでも相談できる場所は必要だと思う。

【委員】ファーストステップとして子育て支援センターに通って、そこでお友達を作って、ある程度仲間ができて、次のステップの場所が長崎市には無いのかなと思う。おもちゃのキットの貸し出しをして、支援されるばかりだけで、例えば子育て支援センターがないと不満を言うばかりだけではなく、おもちゃキットを使って身近な仲間に声をかけて、自分達の力で仲間を集めて、もっと楽しい関係を作っていくようなサポートをしている。その時にネックになるのが、場所を確保できないこと。地域のふれあいセンターや公民館にアプローチするが、高齢の方の趣味のサークルでいっぱいで、なかなか借りられない。例えば1日が予約開始日という場合に、子育て中の人は、電話に張り付くことができないので、電話をした時には、場所がとれないとうことが多い。ちょっと自分達の力で何かしようとしても場所の確保が難しい。ちょっとした和室のような、安価で自分たちで何かしようとする人が気軽に使える、集まれるような、子育て中の人が優先的に取れるようなスペースがあると、自分達で仲間を集めて何か活動しようとする人たちの後押しになるのではないかと思う。

【委員長】お母さんたちが、自分達でサークルのようなものをしようとしても場所が少ない。そういった場所の提供も、こどもセンターができないかということ。広さがどのくらいになるかわからないが、貴重な意見。

【委員】子育て中のお母さんたちを支援することは、とても大事。密室の子育てから虐待などにつながらないように、その前でお母さん同士がつながることはすごく大切で、必要なことで、支援できることだと思う。しかし、子育て支援センターではなく、こどもセンターという名称なので、子どもを直接支援することは機能の中にないのかなと思う。子どもが育っていく段階で自分で力をつけていくというか、例えば、何か困っていることがあれば、人に相談する力、相談できそうな人を見つけて相談する力など、そういう力を小さい時から育んでいくことも大切だと思う。だから、困ったことがあれば電話できるんだよという場所があれば、チャイルドラインや他にもあると思うが、窓口が広がると、子どもがそこで相談して、一緒に考えてもらったりすることで、子どもにとっても良い経験になったり、力をつけることになると思うので、子育て中の人の支援も、子ども自身が自分のことは自分で何とか解決する、人の力を借りながら、ヘルプを求める力を育む機能があったら良いなと思う。

【委員長】子ども自身の相談という機能。その辺りは市が考えると思うが、専門的なものとしてはハートセンターがある。2~3ヶ月まちだが。恐らく非常勤のスクールカウンセラーや、発達障害を考えると理学療法士も含めたような人たちが、週1回交替で来るような形であれば、そのぐらいの人的配置はできるのではないか。そこは、具体的な中身で考えていかないといけない。子ども自身からいうと、遊び場、小学生も遊べるような場所もこどもセンターに必要ではないか。屋外遊びがベストなのだろうが、今回はまちなかということなので、広くない空間での遊び場。子ども同士で遊んだり、一人遊びもできるような場を作っていくのはどうだろうかというのもある。こういった遊び場についても意見をいただきたい。

【委員】熊本に5階建ての支援センターがある。年齢別に分かれていて、ある階に行くと、年配の方が竹細工を作って教えてくれたり、高齢者の方と交流できる場所があり、そういうのも良いと思っていた。長崎にもお手玉の会など、そういうサークル、NPOもあるので、そういう人たちと触れ合うことができるような、小学生とお手玉で触れ合うとか、色々な年齢が交じりあえるレクレーションもできるなど、そういう日もあったら良いと思う。

【委員長】階ごとになるのか、1つの階を2つか3つのスペースに分けて、幼児と小学生の遊びの動きは違うから別々にしたり、また一緒に交流する場も必要だと思う。東京にこどもの城がある。そこも階ごとに音楽、美術、みんなでゲームをするような部屋などに分かれている。今年で閉館するということで使命を果たしたということだろうと思う。遊びの形も変わってきており、運営や方法もそれによってやっていくことだと思う。ただ、箱物をたくさん作ると人件費がかかる。例えば、専門の医者を一人置くと1,000万円かかる。それをずっとやっていくというよりも、パートの心理士さんであれば、それほどかからない。箱物を作るイコール人もかかるというよりも、省エネ的な形も考えていかないといけない。

【委員】中学生ぐらいまでを考えているということなので、小学生は一人で行くことはないと思うが、中学生がまちに行った時にでも、ぷらっと入って悩み事や、学校で相談できない事、そういった所で窓口があれば相談できる機能があっても良いのかなと思う。自分の地区で学童の元気な子どもたちの声が聞こえる目の前で悲しい事件が数年前にあった。育児ストレスだったと思う。PTAに携わっているが、PTAに関わらない親御さんがたくさんいる。子どもはいるが、PTAには全く携わらない。子育てに関しても言えるが、ストレスがたまっても自分の中だけで、処理しようとして悲しい事件につながったり、そこまでいかなくても色々取り返しのつかないことがあっている。そういったところは、地域の子育て支援センターや民生委員が巡回や訪問をされていると思うが、悲しい事件が起きているので、情報を交換することによって、次の段階に行く前に止められるのであれば、そういった機能、全く外に出られない親御さんたちへの対応を民生委員達がしていらっしゃるのでしょうが、情報を交換することで次の段階に行くのを止められればなと思う。

【委員長】相談機能、専門的な子どもの色々な相談に乗る機能も欲しいところではあるが、最低限の相談機能は必要だと思うが、ハートセンターのようなものが2つある必要はないのかなと思う。健診の場としても考えているので、そういう健診の機会に発達相談を付設する形でも良いのかなと思う。いじめの相談は、また違う相談になるので、その辺をどう上手くできるような形を考えていくべきかなと思う。

【委員】今、6歳の男の子と3歳の双子を育てているが、今年の1月にNP(ノーバディーズ・パーフェクト・プログラム)という子育て講座を受けた。子どもは預かってもらい、お母さんたちだけで子育てについて語り合う講座に参加した。全部で8回で、週に1回水曜日にあったが、それがすごく楽しみで、子育ての悩みを皆で相談しあって、「自分だけじゃないんだな」とすごく気持ちがリフレッシュして、子育てがんばろうという気持ちになれた。そういうNPのような子育て講座を組み込んでもらえたら、お母さんたちは、助かると思う。

【委員長】数年前から長崎市でもNPを実践している専門家、心理士、保健師さんなどがいらっしゃる。どんどんそういう講座を行う場所の1つとしても良いと思う。これは、できると思う。

【委員】PTA関連で会長をして17年になる。地元では、学童が市営APにあったのを小学校に持ってきた。それから郷土芸能のおじいちゃんたちが、10人から20人来て、小学校の4年生全員に教えている。子どもが少なくなったので、小学校の1階をフロアにして、そこに皆さんが来て教える。それと、昔はこうだったんだよということを高齢者の方に来てもらって、している。10年前から食育。佐世保から来てもらった。横尾西部地区にお願いして、その人たちが毎日小学校に来て、子どもたちに食育を教える。教科書にも載っていると思う。NHKも来た。そういうことで、子どもを中心として一般市民をどう巻き込むか。連合自治会をはじめ各団体が育成協の支援団体になっているので、その分で子どものために何をするかということ。駿ちゃん事件もうちの地区だったので、その時から幼稚園も全部集まってもらって、パトロール関係はそれから強固にした。どうやって親が関わるか。そういうことの機能が、今度のセンターにできるのか。健診は、(地元で)できないので、ふれあいセンターに来てもらってしてもらう。3年に1回市長との懇談がある。その時に、自治会長と育成協の私が出て、陳情をして、どこが暗いとか、どの地区にこれをしてくれとかお願いをする。9割してもらっている。そういう要望もできるのかどうか。一番夢みているのは、5階建てぐらいにして、地下を駐車場にして、1~5階で学年で分けて、それでずっと上がっていける。育ったら成人しますよと。そういうことができるのか。まちなかにと言われているが、それは決まっているので何も言わない。ただ駐車場が確保できるのか。さっき言われたことが全部できるのか。無理だと思うが、一応報告して、委員長にお願いしたい。

【委員長】今、委員が言われたように、地域で子どもを育てることが大基本。しかし、なかなか今地域が活性化していない、隣に誰が住んでいるかも知らない地域が多く、そこ(地域)に戻す前に拠点の施設でカバーしながら、最後は地域に戻っていくという方法をしていかないといけないのではないか。

【委員】視察した施設それぞれに機能が違う面があったと思う。補えない機能とか、それぞれの施設とか市の考えを聞きたい。昔PTAの会長をやっていたが、男性はだんだん入ってこなくなる。最近はイクメンという言葉があるが、できれば、男性が何とかもう一歩前に進むような仕掛けがあってもいいのではないか。

【委員長】親父の会とか色々地域でされているが、なかなか永続的なことがないかなと思う。

【委員】私が考えていたこどもセンターというものに対して、この前の視察は、余り参考にならなかった。こどもセンターは0歳から15歳までの幅広い範囲で市が考えていると思うから、小さい子を子育てしている託児所みたいな、保育所みたいな性格をこの前の施設から感じた。もう少し総合的な機能を持った施設が長崎市には必要だと思う。相談とあるが、果たして施設に相談に来る人が多いのかと考えると少ないのではないか。施設にカウンセラーが居て、小児科医とか幼児教育の先生とか色々な先生が1週間のうち何日か居て、そういう電話相談を持っている相談機能が必要ではないかと思う。駐車場と言われるけど、まちなかだから、駐車場がたくさんは確保できないと思う。本当に来たいお母さんや子どもたちは、バスを使ってでも、電車を使ってでも来ると思う。だから、余り駐車場にこだわらなくて良いと思う。もう少し、次世代の、10年先、20年先のこどもセンターにならなくてはいけないと思う。

 【委員】駐車場が無くても来られる方は、それで良いと思うが、ハートセンターで活動していたので、車いすで来られるお母さんとかを見ると、やはり車がないとなかなか難しい。天気の悪いときは特にそう。荷物も沢山家から抱えて来られる。今度の施設には、障害児の人たちも気軽に来られるバリアフリーは、ぜひ、していただきたい。こどもセンターは健常な子どもだけでなく、全ての子どもたちのセンターになって欲しい。私たちがやっている布の絵本というのも、目が不自由な方や子どもたちは、どうしたら一番心に栄養を与える絵本に親しんでもらえるかということで、絵本を作っている。点字もつけて市立図書館に寄贈している。そういうのに触れるにも足が必要。元気な子は自分で来れると思うが、障害者の方も、これからはバリアフリーで、一緒にやっていけるようなまちなかになって欲しい。まちなかにあると、普段見れないお店とかも、ついでに行こうかとなると思う。是非バリアフリー化はお願いしたい。

【委員】1点が、子育て支援に取り組んでいる方や子どもたちの遊びの中でリーダー的な役割を果たしている人がいると思う。そういう人たちを育てる機能が必要かなと思う。こどもセンターは、将来的には無くなった方が良いと思っている。要は一極集中で、そこに行かないと色々なことができないという話ではなく、色々な子どもに対する支援の芽が地域の中に張り巡らされている状態が一番良いと思う。市民活動やNPOに関わらせてもらっているが、そこを見ていると、地域の子どもたちのために頑張ろうという人は、だいたいつぶれていく。お母さん方が手を挙げて、周りに集まれということで最初は集まるが、それを維持していくのが難しかったり、規模が大きくなっていくと、極端な話、お金の面でショートを起こしたり、色々な面で頓挫する。そういう動きを市の別のセクションでサポートはするが、特に、子どもという専門性の高いところについて、何らかの人材育成をする必要があるのではないかと思う。無くなれば良いというのは、別の話だが、そういう人たちが地域の色々なところに最終的には、散らばって行って、コミュニティ単位や学校単位など色々な単位で、地域の子育てを見られる環境が良いのかなと思う。今の子育て支援センターが、その役割の一つを担っていると思うが、それでもまだ多分、全て足りているかというと足りていない。だが、役所が全て金を出して子育て支援センターをもっと細かい単位で作っていくことは不可能だろうから、せっかく総合的なものができるのであれば、そういう人材を育てていくことがひとつあるのかなと思う。もう1点は、いざという時のためにだが、例えば、乳幼児を連れたお母さんや障害児を連れたお母さんは、災害のときは、避難所に居られなくなる。それは、出て行けと言われるのではなく、周りに気を使って居られなくなる。昨年の震災の時に、避難所に乳幼児や障害児がだんたん居なくなる。どこに駆け込んだかというと、こどもセンターのような所に駆け込んで、たまたま機転の利くセンター長が、他の被災者を一切入れなかったので、子ども用のスペースが十分空いていて、そういう子どもたちを受け入れることができた。そういう経緯などもあるので、これは、明確にということではなく、いざという時には、そういう機能も果たせるような心づもりでハードの整備だったり、運営方法の検討をしたら良いのではないか。

【委員長】特に、最後の点は、バリアフリー化で、最初から障害児とか、どんな子どもも受入れることができるようにしておけば、災害の時などに、そういう子どもたちを受入れることができる施設になるのではないか。長崎も、大水害のようにどういう災害を受けるかわからないので、可能性として考えて置く必要がある。

【委員】人材育成という機能は、是非取り入れていただきたい機能だと思う。これは、支援センターでは、ちょっと無理な分野。その機能は、中核的子育て支援センターという位置付けもあるので、市にも取り入れて欲しい。こどもセンターの機能の中で、親の支援を中心として行くのか、遊びを中心とした子ども向けの支援をして行くのかということで、子育て支援センターが親の支援のための機能が強いので、私は、子どもの遊びを中心としたものから集団を作っていって、そこで子どもが学んで行くという機能が良いのかなと思う。諫早の子どもの城がコンセプトがしっかりしていて、子どものワクワク・ドキドキ感を醸成し、チャレンジする気持ちを醸成する、そういう指導をする指導員の方がいて、危なくないように、しかも子どものチャレンジ精神を沸き立たせるような仕組み・機能がある。そういう機能は是非欲しい。ただ、私が最初に言ったようにキドキドの二番煎じは作って欲しくない。有料のキドキドに対して、無料のこどもセンターはいらない。商売の邪魔になるだけ。そこにどういう目的があるかが大事だと思う。子どもを集めたうえで、子どもの集団がそこにあるから、それを使って、どうやって子ども同士が関わっていく力をつけていくかとか、これは、保育園とか幼稚園に求められる機能で一番大事なところだが、対象がこどもということで、もう少し力点を置くのであれば、そういうところにちゃんとしたコンセプトがあった方が良いのではないかと思う。それと、保育園でも障害をお持ちのお子さんが来られている。どんどん来て欲しいとの思いもある。ただ、障害をお持ちのお母さんは働く機会が少なく、保育園に預けられない。幼稚園も枠があると思う。その子たちが、集団に入ってくれることで、健常な子に素晴らしい影響を与えてくれるし、その子にとっても、健常な子と遊ぶことによって素晴らしく発達していく。そういう所が、保育園ではなかなか担えないので、こどもセンターで何かそういう機会が作れればなと思う。保育園で、発達障害といわれている子どもたちのためにティーチャートレーニング、ペアレントトレーニングをやっている。それも是非、こどもセンターの中で、人材育成という意味でも、そういうことができるような、親も参加し、専門家も参加しながら、そういう人たちを増やしていって、地域に戻すという活動をしないといけないと思う。

【委員長】拠点のこどもセンターということで、人材養成のための研修機関の機能もないといけないということで、NPとか、これから子育て支援センターをするような、したいなと思っている人たちを、色々な形で研修を行うことも大きな使命だと思う。今日欠席された委員からFAXが届いているので、事務局から紹介する。

【事務局】欠席された委員からFAXが届いているので、原文のまま紹介する。「幼稚園等で行われるお遊び教室なども曜日ごとに、あっちの園、こっちの園と行かれる方もいます。ただ、子育てに今、本当に悩んでいる方にとっては、「まちなか」という施設の支援が適当とは思えません。その地域、地域に根ざした子育て支援センターの充実、現実的で細かい支援が必要だと思います。まだまだ、知らない方もいる既存の子育て支援センターをさらに周知活動し、可能性を広げていってほしいです。」「こどもセンターの中での親と子どもの関係、かかわりがどうなのか?発達の支援のいる子に対しての助言等はむずかしいと思いますが(毎回来られるとは限らないので、その施設に来た1回の機会を逃さず、助言等ができるのか?)」「子どもにとっていいものにしてほしいです」
 

【委員長】子どもの遊び場として、どういう遊び場が良いのかとか、どこに、どのくらいの広さで、どのくらいの予算で、によって大分変わるが、そこは、余り考えないで言ってくださいとのことなので、まあ、太っ腹なのか、後で、本当はこういうものを作りたかったという言い訳にされるのか、わかりませんが、夢は大きく、こういう議論を通しながら、子育ては大変だな、かつ楽しいなということで、お母さん方が子どもを育てやすい、産みやすい環境づくりに寄与できるということが根本にあるので、もう少し言い足りないとか、こういう風にという意見があれば。

【委員】子育て支援センターは、基本的に0~3歳まで。でも小学校に入るまでは良いですよとなっているので、時々、夏休みや冬休みに幼稚園生が来る。動きが全然違い、ハイハイ時期のお子さんにとっては危ないので、狭いスペースを分けるが、大きい子は走りまわる。0~3歳までは、お母さんと一緒に居れるスペース、3歳以上は、こっちで元気に遊べるスペースと時間帯なり場所なりをはっきり分けないと本当に危ない。ハイハイしている子どもを蹴ったり、ボールや固いものが飛んできたりするので、はっきり年齢別に分けて欲しい。相談機能は、なかなかにどうなのかと思うが、キドキドの二番煎じという話があったが、箱があって、おもちゃがあって、はいここで遊んでいいよというスペースだけじゃ、本当もったいない。そこで遊んでいるけれども、心で悩んでいる子どもたちに、掲示板なりで、チャイルドラインがあるよとか、こういう悩みの人は、ここにかけるんだよとか、SOSを感じている子たちが家に帰ったらかけてみようとか、メモしてこっそりかけてみようとか思えるような、大きな掲示板というか、子どもたちのSOSを拾えるような、そういうものがいるのではないのかなと思う。虐待を受けている子どもや、いじめられている子どもは、言えないので、そういうのをキャッチできる場所にならないかなと思う。あと、お母さんたちは、スケジュールをよく見ている。イベントがある、相談がある、ストレッチがある、ベビーマッサージがあるというのを、よく見ていて、それにあわせて来る。多世代交流ということで、子どもたちのために何かしたい人は登録してくださいという形で、例えば、折り紙できますよとか、若い人でも、子どもに英語を教えられますよとか、読み聞かせができますよとか、ボランティアで子どもたちに教えてあげたいという人たちの人材バンクみたいな、こどもセンターに協力したいという人たちの登録をしたら、その人たちに来月教室をしてもらえますかとか、そういうのも良いのではないのか。それから、子育て支援センターに外国の方、ギリシャとかアフリカとか、色々いらっしゃって、英語ができるママを呼んで、ちょっとでも通訳してもらっているが、話したいのに、英語ができず、コミュニケーションが取れないで悪いなと思う。英語ができるママたちも登録してもらい、外国の人は孤立しているので、そういう人材バンクみたいなものがあって、上手にコーディネートしてもらえたら。ここに来たら英語が話せるとか、折り紙ができるとか、ママ達自身も折り紙に集中して、今日は気持ち良かったということがあるので、そういうので多世代交流が上手くできたら良いなと思う。

【委員長】今、言われた人材バンクセンターみたいな機能も作って、こどもセンターに電話すれば、英語を話せるママが何人かいますよとか、催しをしたい時に、折り紙得意な人とか、絵本の読み聞かせとかを紹介するなど、そういう機能も拠点センターには必要かなと思う。

【委員】場所の問題だが、まちなかということを考えると、遊び場とか余り広くできないのではないか。もし、そうなら、機能をばらけさせないで、ハード面がだめなら、ソフト面を充実するように考える。相談機能は、センターに直接行かなくても、電話をかけてということで、広く、多くの人に利用してもらえる機能だと思う。そこにかけて、専門家がいて、そこで話すことで解決するというわけではなく、そこのセンターにコーディネーター的な人がいて、色々な相談を受けて、「こういう所があるから、そこに相談してください」と突き放すのではなく、もっと丁寧にコーディネートする形の相談機能。必ずしも専門家が居なくても、子どもの気持ちや子育て中のお母さんの気持ちが理解できる人で、話を聞ける人が居て、その人がどこかに上手くつなげる形の機能はどうかなと思う。

【委員長】今、委員が言われたように、まちなかでは、そんなにスペースがとれないだろうから、余り固定した遊具よりも、今日はこういう遊びをしようと遊び道具を出し、今度は、小さい子どもの遊びができるような遊び場にするとか、ソフト面を充実し、それをコーディネートできるような人も必要かなと思う。相談機能も固定した、がっちり人を置くのではなく、軽い相談だったら相談に乗れるし、重い相談だったら専門機関、ハートセンターや児童相談所に相談する、そういう中間的相談役的なものも良いのではないかなと思う。運営面も含めて、どうすれば良いか、今日は、かなり出ていると思うが、果たして、これらを全部含めた機能のこどもセンターになるかどうかは、まだ、不透明だが、こういう意見が出たということは忠実に市長に報告したいと思う。ただ、あと、予算と場所といった面も含めて考えられて、こどもセンターができるだけ多く取り入れてやっていく形になるのではないかと思う。

【委員】熊本市の子ども文化会館に行った。4階建てで、屋上も一輪車や竹馬で遊べる広場があり、フロアごとに乳幼児のフロアと学童ぐらいの子が遊べるフロアがあったり、世代で分けられていた。3人兄妹なので、兄妹連れて一緒に遊べる場所がなかなか無いので、そこで遊べたことが良かったということと、近くに駐車場も広くあって、無料で遊べるというところが凄く魅力的だった。最近、子育てしている家庭は、核家族化が進んでいて、夫婦だけで子育てして、協力してもらえない人が多いと思う。孤立して引きこもった子育てになってしまうので、皆で、パッと行きやすいなと思えるような場所があったら良い。なので、駐車場はあった方が良いと思うし、欲を言えば、無料で、雨の日も濡れずに施設に入れる、ベビーカーも押しやすいような場所は、みんな来るのではないかなと思う。

【委員】この間、シビックホールに行ったが、メットライフアリコの部長に個人的に話を聞いた。どういう経過でシビックホールを作ったのか。メットライフは企業のアピールと子どもがいたら良いことをやっているぞと見られる。そういう大企業の誘致はないのか、長崎市として。今、大丸の建て替えがあってるが、そこにできないのかなと思った。それと、ボランティア、こどもみらい課にこどもボランティアの名簿がある。そこにいっぱい登録がある。高齢者など。今、市の生活衛生課長は、レクリエーション活動を団体でやっている。そういうプロ的な人もいるので、そういう人を発掘したら良いのではないか。そういう横の連携が大事では。

【委員長】委員の地区のように昔から地縁型でやってこられた地域は、繁栄している所と地縁型が薄れて自治会長や民生委員のなり手がいない地域もある。そういう所を含めて総合的にこどもセンターがあると。拠点づくりから子育ての発信だとか、さっき言った子育てしやすいようなこととか、講座とか子育て情報が流れていくようにしたい。今やっている子育て支援センターがお母さんたちに好評で、横の連絡を月に1回ぐらいされているのを、こどもセンターでやりながら、どういう工夫をするかとか、どこの地域の人たちが困っているとか、色々な意見を出し合う会議の場にしていい。他都市の施設も参考にしていい。特に良いところは、どんどん真似していい。東京の子どもの城は真似する所は余りない。児童館も、前の児童館の会議の時に行ったが、子どもが少なくなっているのに、中身、ソフト面がもう少し充実されないといけないかなと思う。新しい子育てに適するようなこどもセンターにして欲しい。

【委員】先ほどからバリアフリーや障害を持ったお子さんも受入れられるこどもセンターという話があり、障害に対して理解を示してもらい、ありがたい。今、障害を持っているお子さん、ご家族の中で、ダウン症だとか自閉症とか従来の障害児と言われるお子さんのほかに、先ほどから出ている発達障害のお子さんの割合が多くなっているということで、幼稚園でも保育所でも受け入れが進んでいる。10年前、20年前に比べると、普通のお子さんの中で障害を持っているお子さんが居る事が当たり前という幼稚園、保育所を見る機会が増えているので嬉しく思う。だが、親の理解がないと地域で育てていくことが難しいと感じる。幼稚園、保育所、小学校、中学校に関して先生方がよく勉強して障害に対する理解を示して、上手に支援してもらっている学校もある。本当によく勉強してもらっていて感謝しているが、そこから一歩、例えば、普通のお子さんと障害をお持ちのお子さんの親御さんとの交流というのが、小さいうちは結構あるが、中学校ぐらいになると、どうしても高校受験があるので、パタッと止まってしまう。0~3歳ぐらいの小さいお子さんを育てている親の支援は、もちろん大事だが、ちょっと途切れてしまうところ、例えば中学生ぐらいになった時に、障害を持ったお子さんの家庭が孤立してしまう所もある。幼稚園、小学校は孤立することは、余り聞かないが、中学になると、学校の中でも特別支援クラスから普通のクラスへの交流も1~2時間で終わってしまったり、全く無いお子さんもいる状況の中で、親としては、普通の親と話す機会も無くなる。そういうことが普通の生活の中であることも踏まえたうえで、こどもセンターでそういうことも少し取り上げてもらえる場があれば良いなと思う。障害を持った方が、以前のように施設から作業所に通って施設に帰るというスタンスが、今、国の政策で、地域に戻しましょう、地域で見てもらいましょうという方向に変わりつつあるが、地域の方の理解がないと地域で過ごすことはできない。障害を持っているお子さんが、どういう障害を持っているかも大事だが、障害を持っていても個性があるので、同じ障害でも本当に全然違う性格のお子さんがいるので、その子を見て欲しい。その子の障害を見るのではなく、その子を見て、どういった支援が必要なのかを見ていただく、そんなセンターができれば嬉しいと思う。

【委員長】こどもセンターなので、全ての子ども、障害があろうが無かろうが、受け入れるというのが基本。ただ、障害をお持ちの方は大変だろうと我々は思うが、バリアフリーのところまで来るとほとんど自分でされるし、これからは、障害者自立支援法が出来て、障害児施設がほとんど無くなっており、通園施設ぐらいになってきている。地域で育てて、地域で見守ろうという形になっていく世の中だろうと思う。そのためには、こどもセンターもその一助になっていかなければならないと思う。人としての権利は健常な人と全く一緒だから、一人の人間として人間らしく暮らしていく環境配備をしていかないといけない。そのためには、先ほどのバリアフリーは是非取り入れて作って欲しい。

【委員】障害を持っている方が来やすい場所とか、そういうつながりを支える場所ということも大事だと思うが、もう一つは、子どもたち自身に障害のことを知ってもらう、学校教育の中であっていると思うが、あなたたちが大切な存在であるように、障害を持っていようが、どういう状態であろうが皆大事な存在なんだよということを、講座なのか何なのか、そういうことを子どもたちの中に育てていく機能があると、子どもたちが育っていった先で、差別とかバリアを無くしていける。子どもたちの力をつける企画というか機能もあったら良いなと思う。

【委員長】親の支援だけでなく、子ども自身が自立でき、力をつけることができるような企画とかアイデア。こどもセンターの運営面、ソフト面で、どうコーディネートしていくかという所に関わってくる。恐らく1人ぐらいは責任者、具体的に、公務員が1人ぐらいは入るだろうと思う。非常勤であるかも知れないが。まあ、運営面については報告しないが、こどもセンターなりの形でいくようなものにしていかなければ。

【委員】夢を言わせていただければ、先日福岡の市立図書館に行った。図書館の中にシアターがあった。そこは、有料のところもあるし、著作権つきのDVDを無料で子どもたちに見せるということもしていた。そういう啓蒙というか、DVDを使って障害者の方たちのことを理解するような方法もあると思う。目の不自由なピアニスト、辻井さんも世界的に活躍しており、もう少し小さいカケイ君も障害を持っているけども一つのことに秀でている。そういう発表の場というか、音響効果があってシアターにもなるし、コンサートホールにもなるような所を整備していただき、障害者の方は大変だ、かわいそうだという意見ではなく、障害者の方がこれだけ頑張っているんだということを皆に知ってもらって、自分たちと全然変わらないということを、普段からそういう発表の場があれば良いのではないかと、委員の意見を聞きながら思った。

【委員長】そういったコンサートホール兼研修や会議場に使えるような多目的な施設。単なる、こどもの遊び場だけの施設ではなく、そういう複合的な総合的な施設が必要という意見。他に無ければ、1回目の意見と今日の意見を踏まえて、私と事務局で報告書素案を作成して、次回の委員会で諮りたい。言い忘れていたとか、後から考えてこういう意見もあったとなれば子育て支援課にFAXで送っていただきたい。次回の開催日時、場所については、改めて案内する。これをもって、委員会を終了する。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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