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更新日:2013年9月11日 ページID:024410
市民生活部 人権啓発室
第1回(平成24年度第1回) 長崎市人権教育及び啓発推進懇話会
平成24年10月4日(木曜日) 18時30分~20時30分
長崎市男女共同参画推進センター アマランス
(1) 会長・副会長の選出について
(2) 会議の公開等について
(3) 「(仮称)第2次長崎市人権教育・啓発に関する基本計画」の策定について
議事に先立ち、長崎市人権教育及び推進本部本部長(副市長)あいさつ、委員紹介、職員紹介。
【議 事】
(1)会長・副会長の選出について
会長、副会長を選出。
(2)会議の公開等について
会議は公開とし、会議録については要点記録とすることを了承。
(3)「(仮称)第2次長崎市人権教育・啓発に関する基本計画」の策定について
1.基本計画の概要、第1章から第2章部分
(資料に基づき事務局から説明)
・基本計画の概要
・基本計画原案 第1章 計画の基本的な考え方 第2章 計画によりめざす姿
(質疑応答)
【委 員】
基本理念の「人間都市」という表現はわかりにくい。「人権都市」「人権尊重都市」という表現の方がわかりやすいのではないか。
【事務局】
「人間都市」は、第4次総合計画で決めた長崎市の10年間のまちづくりのキーワードであり、人権の基本計画にも盛り込んで、そのような都市づくりをしていこうと考えている。
【委 員】
第4次総合計画で「人間都市」に決めた理由は何か。また、懇話会の意見で基本計画を修正できるのか。
【事務局】
第4次総合計画では、人間性や個性が尊重され、他者を思いやり支えあいながら、だれもが豊かでいきいきと暮らせる都市をつくるということで「人間都市」という表現になった。また、懇話会の意見を聞いて基本計画を修正できる。
【委 員】
「人間都市」を採用したのは、行政が行うハード面ばかりでなく、市民一人ひとりが力を合わせて長崎をよくしていくという意味からだと理解している。だから、「人間都市」の表現でいいと思う。「人権」というと、『難しい』『とっつきにくい』というイメージがあり、今回はソフトな表現となっている。市民に伝わりやすい、わかりやすい言葉で基本理念を作ってほしい。
【委 員】
基本理念なのでソフトな表現のほうがいいと思う。また、「人間都市」は人権に限らずいろんな要素を含んでいるのでいいと思う。
【会 長】
基本理念に、2つの注釈がついているため、ある程度どういうことを目指しているのか分かるのではないかと思った。今のような意見があることも踏まえてわかりやすい説明にしてほしい。
【委 員】
基本計画概要の「市の状況変化」の部分で、「市民意識調査で、人権への関心度や人権侵害を受けた割合はそれほど変わってない」となっているのは残念である。計画策定後、8年経過してこのような状況なのか。次の計画では、このように変わったと言えるようなものにしてほしい。
【委 員】
基本計画概要の「人権に関する社会状況の変化」について、最近、個人情報を不正取得して売買する事件(プライム事件など)が起こっている。市民が「人権」について敏感でないと、知らないところで、そのようなことが起こっているという状況だ。社会状況の変化としてそのようなことを押さえてもらえばと思う。
【委 員】
計画期間は8年とあるが、ずっと8年か。
【事務局】
今回は8年だが、総合計画にあわせて、次回からは10年にする。
【委 員】
個人情報の不正取得の件は、基本計画概要の「人権に関する社会状況の変化」に記載したほうがいいと感じる。
【事務局】
基本計画概要は、わかりやすくするために書いているが、人権に関する社会状況の変化の部分は3つの視点で書いており、個人情報の不正取得について単独で書くのは難しいと思っている。
【会 長】
近年起こっていることとして、どこかに記載したほうがいいのではないかと思う。
【委 員】
「社会状況の変化」の中に、「インターネット環境など」と記載した箇所があるが、そこに、より具体的に書いたほうがわかりやすい。また、「市民が人権に敏感になる」ということをどのような方法で啓発していくのか。一般市民に知らせるため具体的にどのようにするのか。
【事務局】
「社会状況の変化」部分には特に目立ったことを記載しており、社会状況の変化に対応した法整備がこの8年で進展したため、それらを抜き出して記載した。記載した以外にもいろいろなことが起こっているので、整理したい。どのように人権啓発をしていくのかについては、一つには、計画を策定し、その中に、どのような人権問題があり、それに対して、どのような方法で、どのようにしていくということを示し、そのようなことを市民に周知していくことで啓発を進めたい。
【会 長】
どのように市民の人権感覚や知識を養っていくのかという重要な部分なので、十分検討してほしい。
【委 員】
計画をまだ十分読み込んでないが、体系図などを見てわかりやすい計画になっていると思う。ただ、私たちは「人権とは何か」と言われたとき、はっきりとは分からないというような状況もある。(基本計画は、)「人権とは何か」ということが市民に分かりやすく、納得できるものであってほしい。
【副会長】
「人権」を声高に主張する前に、「一人の人間として果たすべき義務」のようなものの認識が今の社会に抜けているのではないかと感じ、少し怖い気がしている。もっと、それぞれが果たすべきことをしっかりとやってこそ、いろいろな主張ができるということを伝えたい。
【委 員】
今の意見がすごくわかる。「人の(心の)痛みが分かる」「相手の気持ちになって考える」という表現を入れてほしい。それを子どもにきちんと教育する、また大人にとってもそれが基本となる。
【委 員】
「人の痛みが分かる」「相手の気持ちに立って考える」ということは非常に大事で、ぜひその表現を入れてほしい。
【事務局】
そのような表現は、基本計画原案の3章などに入っている。
【委 員】
今の表現は、各論にではなく、全体的に目立つ所に入れてほしい。
2.基本計画原案第3章から第4章部分
(資料に基づき事務局から説明)
・基本計画原案 第3章 計画を実現させるための方策 第4章 計画の推進
(質疑応答)
【委 員】
「社会教育における取組」と「人権啓発における取組」の施策の方向に内容が重複したものがある。整理して、なるべく項目が少ない方が市民にわかりやすい。
【委 員】
31ページの障害者の雇用状況の数値は、目標値のほうが低くなっているのはなぜか。
【障害福祉課】
(障害の)基本計画や総合計画との整合性を図りながら数値を設定しており、数値については、長崎県の数値を使っていることもありこのようになっている。
【委 員】
この数値はこれでいいのか。
【障害福祉課】
指摘を踏まえ、再検討したい。
【会 長】
他の部分でも直近値と目標値が逆転している。指標については、関係各課と再度よく検討してもらいたい。
【委 員】
数値については、市民が見て納得できるものにしたほうがいい。
【委 員】
長崎市では、障害者の自立した生活を支援する体制がどの程度できているのか。
【障害福祉課】
障害者の皆さんが、施設や病院に入らずに、地域で自立して生活できるようにグループホームやケアホームが市内に27か所ほどある。定員として約200名程度だが、長崎市では、グループホームやケアホーム等の施設整備を積極的に進めている。また、相談支援体制を充実するなかで、地域と連携しながら、地域で生活できるような支援を行っている。
【委 員】
成年後見制度は、高齢者には指標が示されているが障害者にはない。両方に関わる問題ではないかと思うが、障害者に対する成年後見制度については、人権とのかかわりの中で、どのように取組んでいるのか。
【障害福祉課】
障害者虐待防止法が10月に施行されており、24時間体制で相談を受け付けている。法の中には成年後見制度のこともあり、障害者の状況に応じて積極的に活用していくことになっている。高齢者と同様に、制度の周知も図りながら、積極的な活用が必要になってくると認識している。
【委 員】
認識では少し足りないと思う。
【委 員】
議事録は、委員もホームページで見ることになるのか。
【事務局】
ホームページとは別に各委員には、要点記録、委員名記載のうえ配布する。
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