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平成24年度第1回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

更新日:2013年9月11日 ページID:024405

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

環境部 環境保全課

会議名

平成24年度第1回 長崎市地球温暖化対策実行計画協議会

日時

平成24年8月21日(火曜日) 14時~

場所

長崎市民会館1階 大会議室

議題

重点アクションプラン策定に向けた、各削減戦略の具現化について 

審議結果

【会長】
平成24年度第1回目の長崎市地球温暖化対策実行計画協議会を開催させていただきます。事務局から資料の説明をお願いします。

【事務局】
事務局説明

【会長】
ただいま説明がありました「長崎市地球温暖化対策実行計画の整理について」委員の方から、ご意見等ありませんか。特にご意見が無いようですので、事務局から提案がありました「長崎市地球温暖化対策実行計画の整理について」のとおり決定することとしてよいでしょうか。

【各委員】
異議なし

【会長】
それでは、次に2点目の「重点アクションプログラム策定に向けた取りまとめについて」低炭素まちづくり部会から報告をお願いします。

【低炭素まちづくり部会長】
協議した結果、中期ロードマップの方策3施策1.の『自動車の使用方法の見直し』の取組みとして、『公共交通機関への利用転換策の実施』および『市民ノーマイカーデーのモデル事業』をアクションプログラム策定に向けた取組みとして、抽出しています。
また、方策2施策2.の『バス等輸送サービスの改善』の取組みとして『バスや乗合タクシー等の利用の拡大』や、同じく、『路面電車輸送サービスの改善』の取組みとして『路面電車の利用拡大』については、市民ノーマイカーデーのモデル実施と組み合わせた実施が有効と考えられることから、方策3施策1.の『自動車の使用方法の見直し』の中に盛り込むことといたしました。
以上、低炭素まちづくり部会の報告を終わります。

【会長】
次にエネルギー部会から報告をお願いします。

【エネルギー部会長】
協議した結果、中期ロードマップの方策1施策1.の『太陽光・太陽熱の利用促進』の取組みとして、『太陽光発電設備の普及』および『太陽熱温水器利用設備の普及』、方策1施策3.の『その他のエネルギーの利用促進』の取組みとして、『様々な新エネルギーの利用の検討』をアクションプログラム策定に向けた取組みとして、抽出しています。
また、方策1施策1.の『太陽光・太陽熱の利用促進』の取組みとして『新たな設置支援策の検討』については、見える化の普及につながる部分があることから、削減戦略4ながさきエコライフの拡大の中に盛り込むことといたしました。
以上、エネルギー部会の報告を終わります。

【会長】
ご質問等ありませんか。最後にながさきエコライフの拡大ということを言われていたが、事務局のほうから具体的に説明いただけますか。

【事務局】
方策1の施策1.太陽光太陽熱の利用促進、中・長期ロードマップの行程表にありますが、エネルギー部会の中の議論で、見える化というところは、節電の取組みの効果がさらなる取り組みにつながることが期待できることから、削減戦略4の中で市民事業者の行動、低炭素化と共通する項目内容であると考えられるため、この一点については、削減戦略4、長崎エコライフの拡大という項目の中で一緒に検討したらどうかということです。

【会長】
ながさきエコライフの拡大というのは長崎市民の環境配慮型の生活を拡大していくということ、ながさきエコライフの拡大の項目に書かれているということですね。

【会長】
次にリサイクル部会の報告をお願いします。

【リサイクル部会長】
協議した結果、中期ロードマップの方策1施策1.の『リフューズ(ごみの発生抑制)の推進』の取組みとして、『レジ袋有料化の推進』をアクションプログラム策定に向けた取組みとして、抽出しています。
また、方策1施策2.の『リデュース(ごみの減量)の推進』の取組みとして『ごみ減量化に向けた普及拡大策の検討』、『ごみ処理有料化の検討』や方策1施策3.、方策1施策4.について、多くの意見が出されましたが、現在、ごみ量が減少傾向にあるなかでは、まずは、リフューズ(ごみ発生の抑制)の推進のための「レジ袋有料化の推進」を重点項目として取り組むべきということから今回は抽出しておりません。
以上、リサイクル部会の報告を終わります。

【会長】
次に市民・事業者部会の報告をお願いします。

【市民・事業者部会長】
協議した結果、中期ロードマップの方策1施策1.の『市民ネットワークの拡大・充実』の取組みとして、『ネットワーク活動の活性化』および『環境イベント等を通じたネットワークの拡大』、方策1施策2.の『ながさきエコライフの拡大』の取組みとして、『ながさきエコライフの拡大・充実』、『CO2見える化の普及』及び『市民の行動を促す仕組みの検討』をアクションプログラム策定に向けた重点的な取組みとして、抽出しています。
その他、方策1施策3.『家庭の低炭素化』、4.『事業活動の低炭素化』、6.『環境教育・学習の推進』についても意見が出ていますが、施策2.『ながさきエコライフの拡大』につながる部分があることから、こちらに盛り込むことといたしました。
以上、市民・事業者部会の報告を終わります。

【会長】
各部会からの報告ということでしたが、部会で検討したことが他の部会とも関連していたりしています。全体のことを理解しながら今後のことについて、議論していきたいと思います。まず、事務局から資料3について説明をお願いします。

【事務局】
資料3について説明

【会長】
まず削減戦略1の低炭素まちづくり部会に関して議論したいと思いますが、方策3の施策1.自動車の使用方法の見直しについてですが、重点取組み内容として、公共交通機関の利用拡大に向けた市民ノーマイカーデーのモデル実施ということですが、この提案について意見交換したいと思います。まず、ノーマイカーデーとくとく運動の紹介も含めて、委員から説明いただきたいと思います。

【委員】
ノーマイカーデーとくとく運動の内容というのは、ノーマイカーで飲食店などに行けば特典があるということで、飲食店さんの広報活動とリンクさせることで、ノーマイカーの推進につながるようなきっかけづくり、環境づくりを目指しています。

【会長】
公共交通機関利用者へのインセンティブ付与の仕組みづくりを構築するとありますが、これに対して、委員のほうから説明がありましたが、とくとく運動というのを始めています。ノーマイカーデーの日に公共交通機関を利用された方にインセンティブを受けていただこうという仕組みです。
ご意見はありませんか。

【委員】
企業、店舗にお願いする場合、企業についてのメリットがなかなか伝わりにくいので、市、県と連携しているのであれば、企業にとってのメリットを謳わないと、企業、店舗も参加しにくいのではないかと思います。

【委員】
とくとく運動については、もしかしたら商店街側でも対応できる可能性があるのかなと思いました。ついつい我々は、車対策のことばかり考えているが、車ではない方をどうするかということが大きな課題になっています。

【会長】
ぜひ、一緒にご相談しながら進めていけたらと思います。

【委員】
企業にとっては、見てもらうことが一番のPRになると思いますので、今のところとくとく運動のホームページも作っているようですが、もう少し具体的な内容であったり、市のサイトに市も一緒にやっていますよというものを準備していただいたり、行政のほうからそういうことをしていただければいいのかなと思います。

【会長】
市民中心でまだ活動している段階で、作業する労働力とか、経費が全くない中でやっていますので、今のご意見についての部分は不十分なのかなと思います。

【事務局】
今の意見で市の方でという意見がありましたが、市としても協力できる部分は協力していかなければいけないし、今から先の議論にも出てくると思いますが、予算の問題とか、当然、行政がある程度後押しをさせていただかなければいけない部分もあると思います。ご相談していただければと思います。

【会長】
他に何か意見はありませんか。

【委員】
インセンティブの部分ですが、長崎は国際観光都市で、大型客船が中国から来ています。船が来る日に、ノーマイカーデーを持ってくるとか、そういうことで直接的なインセンティブはないかもしれないけれど、日本に来た中国の人が、日本人はこういうことで協力しているということを知っていただいて、中国でそういう動きみたいなのができればいいのではないかと思います。中国の空気がこっちに流れてくるわけですから、大気環境がよくなるというインセンティブは我々にあると思うので、長崎市らしい取組みになるかと思います。

【委員】
観光客がなぜ車を使うかというと、市内の平地のホテル、旅館であれば、公共交通機関を使いやすいのでしょうが、山の上の大きな旅館だと一回下に降りて、また上がってこなければならないという部分がある。どうしたら使いやすいか。まず観光客にお知らせしなければならないと思います。一番簡単な方法は、旅館とか観光施設にお願いして、例えば駐車した車を出発までお預かりして、送迎しますとか、施設では、一日乗車券を販売したりすることができると思います。来月、私どもの協会で、宿泊協議会というのがありますが、そこで協力していただこうかと思っています。市民・観光客が利用しやすい公共交通機関となっていますが、利用しやすいではなく、どうしたら使っていただけるのかということを考えた方がいいわけで、そうすることで温暖化だけではなくて、交通渋滞だとかいろんなことを解決できるのかなと思っています。

【会長】
今の意見は重要なところだと思いますが、ノーマイカーデーと離れて観光客の方が公共交通機関をどう使っていただけるのかという、その辺の検討は協力していただくことができるのですか。

【委員】
観光施設、宿泊施設の方がいますので、その中で、観光客が来たら、少なくとも車を駐車して、送迎していただけるようにお願いすることはできると思います。それは実際にしなければいけないのかなと思いますし、進めさせていただきたいと思っています。

【会長】
この協議会でできることについて、具体的にご提案はありませんか。

【委員】
まずは、こういうことをやりたいということを理解していただくことが先だと思います。そこをきちっとしたときに、お願いすることになると思います。

【会長】
市民、観光客と、公共交通機関の関係ということで一つの課題として承っておこうと思います。

【委員】
乗り合いタクシーがあれば使いたいけど、使えないところがかなりあります。自家用車を使わざるを得ないという地域がありますので、そういった交通の整理、乗り合いタクシーの普及拡大を図れないのでしょうか。

【事務局】
現在、長崎市では、バス空白地帯の5地区で乗り合いタクシーを運行しています。この5地区の抽出につきましては、条件がありますが、基本的に2段階で抽出しており、バス路線の勢力圏から300メートルという規制、加えて最低エリアの面積として10ヘクタールなどの規制を設けて、まず25地区を抽出し、その後、公共交通機関が不要な地域とか、いろんな観点からさらに11地区に絞り、最終的に5地区に絞っているところであります。しかしながら、5地区のうち4地区で赤字となっており、市で補てんしているという状況です。今後、利用実態を踏まえながら、拡大等については検討していく余地があると思っています。

【会長】
次にエネルギー部会削減戦略2の部分ですが何か意見はありませんか。

【委員】
この太陽光設備で記載されている、公共施設の屋根や市有地への導入促進ということですが、現在の取組みを説明しておきたいと思います。市では、いわゆる屋根貸しとか、土地がないのかということで、一定整理をするつもりです。市がいわゆる直営というか税金を使って太陽光パネルをつけるというところまでは難しいと考えています。もともと、買取制度がある程度利益の出る仕組みになっているということもありますので、ここは今後の議論かと思います。それから、2番目のファンドの話ですが、これは、市独自でファンドを作ってということは、難しいのではないかと思っています。投資をやるということですので、行政がどこまでやれるのかということもあります。そこは、長野県飯田市とか、いろんな仕組みができているということも聞いていますので、我々がお手伝いできるところはやっていきたいと思います。

【会長】
この部分も、できるだけ、地域のまちづくりだとか、地域の活性化にまで生かすことも、支援を含めながら太陽光発電設備の普及を進めていければと思っています。

【委員】
新エネルギーの促進のためのモデル事業の推進ということに対して、東長崎エコタウンを挙げていますが、エコタウンでは、地域そのもの、コミュニティーにも入ってもらっている。ですから人々の生活もすごくかかわってくるものですが、モデル事業ではなくて、モデル地区として設定しています。市民・事業者部会の中身と関わりがあり、先ほど公共交通機関の利用者へのインセンティブについての話でもありましたが、まずは、全体でやるのではなく、そういうモデル地区を設定して、インセンティブの活動とか、あるいはエネルギー利用のモデル地区を作るようなことというのは、可能性としてはあり得るのでしょうか、モデル事業ではなくて、地区みたいに設定するということですが、どうでしょうか。
モデル事業という言い方ではなくて、モデル地区として、市民の人たち、住民の人たちもこの地区は自分の生活圏が入っていると感じることができる。事業としたら、どうしても事業者と感じてしまうので、モデル地区としたらどうだ、ということです。

【会長】
そのような形で進めていってもらいたいと思いますが、私も見たことないのですが、見学することもできるのでしょうか。

【委員】
まだ、形としてはありません。

【会長】
削減戦略2の三つ目のところですが、この東長崎エコタウン構想ですが、ここと協議会がどう関わっていったらいいのかというのは、今は様子見という感じなのでしょうか。

【委員】
東長崎エコタウンは、環境だけではなくて、安全安心なまちづくりとか、ロボットや動物なんかも入れて、広く街づくりを目指しているので、その中に、環境的要素を入れるなかで、市民の皆さんに強くかかわっていただきたいということで動いています。

【委員】
今のエコタウンですけども、資料3の重点取組の内容で、東長崎エコタウンの実施に向け産学官協働して、新エネルギーの構築を図る。となっていますが、特徴的なのは、民が入っています。住民の参加がない中で地域づくりはできません。ここで大事なのは民ですから、部会で協議していただいて、産学官協働というところに民を入れていただければと思います。

【会長】
ここに民を入れるというご意見ですが、よろしいでしょうか。

【事務局】
この部分については少し、文言等、内部のほうで調整をさせていただきながら、少し整理をさせていただきたいと思います。

【会長】
補足ですが、今のエネルギー部会のところの太陽光発電設備の普及の関係で、今、私が所属しているNPO法人ですが、県の新しい公共の事業で支援していただいて、市民が参画する太陽光発電設備の導入方策について検討を始めています。

【会長】
削減戦略3について、何か意見はありませんか。

【委員】
大型店舗は、なかなか難しいかと思うのですが、私のセンターのほうで把握しているのが、中通り商店街とかリカちゃん通りとか、古い商店街のほうで、マイバッグを貸し出すという独自の取り組みをされているのですが、長崎独自の取り組みとして、そういったものを支援していくのも一つの取り組みなのかなと思っています。

【会長】
それでは最後に削減戦略4についてなにか意見はありませんか。
ながさきエコネットとの連携と協働とありますが、この部分について、部会長から説明していただいてよろしいですか。特にながさきエコネットというのがどういう組織で何を目指して、今どういう活動しているのかということを紹介していただければと思います。

【市民・事業者部会長】
ながさきエコネットというネットワークを作るというのが、今動いているアクションプランの中にある取り組みです。市でいろいろな環境活動をやっているグループの方々が中心に集まって、そのつながりというものを、より外側に、いろんな市民に広げていこうということで活動を進めています。 
ながさきエコネットでは、市民の賛同を得るために、エコカフェとか、あるいは毎年10月にやっているエコライフフェスタの企画などにも最近は関わっています。そういった中で市民のつながりを増やすこと、そのつながりも、環境分野の人たちだけではなく、いろんな分野の人たちに手を広げていくことで、環境活動を広げていこうとしていますが、最近、ネットワークを広げるということが厳しくなっています。もう一つ、いろんな教育というのを様々な場所でやっていくことが必要だと思います。ただ、ながさきエコネットという市民ベースのネットワークと、実行計画協議会というのは連携して、市民にいろんな環境活動を広めていきましょうというのが本来、規約の中にあったのですが、実際この部分がうまくいっていないと考えています。

【会長】
最後にコメントがありましたが、この市民ネットワークの拡大というのは、この実行計画協議会とながさきエコネットがどう連携していくのかということに私たちからも、支援をやっていかなくては進まないのかなと思っています。他に、何か意見はありませんか。

【委員】
低炭素まちづくり部会と重なるところが非常にあると思うのですが、インセンティブをどうするかということと、先ほど委員が言われたとおり、モデル地区を作っていかないと、なかなか長崎全体では難しいのではないかと思います。今、長崎市が実施している「長崎市まちなか賑いづくり活動支援事業 」という中心市街地の活性の支援があると思うのですが、ぜひそちらのほうと連携して街中に人を呼び込む仕組みを考えたり、そういうことをやったらいいのかなと思います。

【会長】
長崎市全体の温暖化対策についてこれから進めていこうとしているが、私たち自身でできることは限られていますので、今ご提案のあったいろんなところでやられている活動について、情報を私たちが受け取って、どう連携できるのかというところは非常に重要かと思います。そういうところをつなげていただいていきたいと思います。

【事務局】
委員からのご提案がありましたが、関連で、事務局で把握している情報というのは、先ほどながさきエコネットの団体の方が、諏訪小学校横のかちどき橋界隈で、町の活性化と環境をつなげようということで、竹林保全で出た竹を使って、竹灯篭での街明かりイベントを、今年度初めてながさきエコネットのメンバーがされていたというのもあります。

【会長】
他にございませんか。それでは、様々な意見をいただきましたが、これを踏まえて、次期アクションプログラムの骨子の作成に反映させていただきたいと思いますがよろしいですか。

【各委員】
異議なし。

【会長】
それでは、次回開催する協議会において、各部会から報告いただいた内容、さらに協議していただいた意見を踏まえて、次期アクションプログラムの骨子に反映させていただきたいと思います。骨子の作成にあたりましては、事務局と調整のうえで会長に一任していただくことでよろしいですか。

【各委員】
異議なし。

【会長】
それでは、その他、何かございませんか。なければ、事務局から、何かありませんか。

【事務局】
次回の協議会の開催につきましては、10月に開催させていただきたいと考えております。

【会長】
以上をもちまして、本日の協議会を終了します。

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