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平成25年度第1回 長崎市地域コミュニティあり方委員会

更新日:2013年9月6日 ページID:024395

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

地域コミュニティ推進室

会議名

平成25年度第1回 長崎市地域コミュニティあり方委員会

日時

平成25年8月1日(木曜日) 13:30~

場所

長崎市社会福祉会館 4階大会議室

議題

  1. 地域コミュニティの活性化に向けた取り組みの進捗報告
  2. 委員による座談会
  3. その他 

審議結果

開催に先立ち、出席委員が過半数以上のため会議が成立していること及び、会議が公開であることについて報告。
市民局長挨拶、事務局及び関係団体からの出席者紹介、委員自己紹介の後、本委員会設置要綱の規定に基づき、互選により委員長を選任した。続いて、要綱の規定に基づき、委員長の指名により委員長の職務代理者を選任した。
 また、委員会の役割やこれまでの協議経過及び今年度の予定について、全体で共有するため事務局より委員会に関する説明を行った。

議題1 地域コミュニティの活性化に向けた取り組みの進捗報告
(資料に基づき、事務局から説明)

議題2 委員による座談会(テーマ:地域コミュニティの活性化に向けたアイデア)
(事務局より趣旨等について説明)
委員が3グループに分かれ、各々に設定された地区を想定したグループ協議を実施。

(グループ分け)
Aグループ:都市部
Bグループ:団地
Cグループ:周辺地区

~グループ協議~

~各グループのアイデア発表~
(主なもの)

○住民同士のつながりの希薄化に関すること
(具体的な阻害要因)
【A】情報交換の場がなくなり、日常の挨拶などコミュニケーションの機会がなくなった。
【A】地域との濃密な関係を求めない人が増えている。
【B】近所付き合いが希薄化し、ご近所さんの生活の状況が見えない。(体の状態、通院の状況など)

(解決に向けたアイデア)
【A、B】ご近所さんへの積極的な声掛け、あいさつを行う。
【B】地域の中に交流の場を作る。
例)・高齢者サロンを作る。
   ・階段の途中に休憩場所としてベンチを設置し、高齢者が家の近くで住民の方々と交流できるような憩いの場を作る。など
【A】ふれあいセンターを活用し、交流の場とする。

○住民の地域活動への関心の希薄化に関すること
(具体的な阻害要因)
【A】マンション居住者が自治会に入らない。
【A】自治会に加入する必要性を感じなくなっている。
【A】自治会の脱会者が増えている。
【B】子どもが小さいうちは子どもと一緒に親も地域に出てくるが、大きくなると出てこなくなる。
【B】働いている人に地域の情報が届いていない。
【C】孤立する人の問題を他人事として捉えている。

(解決に向けたアイデア)
【A】自治会がなぜ必要か(なかったらどうなるか)を考えてもらう。
【C】子どもの頃から地域や自治会の活動などに接する機会を多く作る。
【C】地域活動への参加をもっと呼び掛ける。
例)短時間での活動でもOKとするなど、地域活動に参加しやすい環境を作る。
【C】地域には様々な特性を持った人がいる。その特性をうまく引き出して地域活動に活かせる場面を作る。
【C】「いつかは自分も地域やボランティアのお世話になる」ということをPRする。
【A】地域にいる市職員が率先して地域活動に参加する。

○住民のライフスタイルの多様化に関すること
(具体的な阻害要因)
【C】世代によって一日の生活サイクルが異なる。(仕事の勤務体系などにより地域活動への参加の仕方が異なる)

(解決に向けたアイデア)
【C】元気な定年世代が役を一手に引き受けて、若い人が仕事や子育てを優先できる環境を作り、サポートしてあげる。(そうすることで、サポートしてもらった人が、いつかサポートする側になっていく)

○団体の担い手の不足、高齢化に関すること
(具体的な阻害要因)
【B】一度役員になると継続してしなければならなくなり、役員になることへの負担感がある。
【B】役員が重なることが多く、仕事を持っている人は時間のやりくりが大変。
【B】新しい担い手がなかなか出てこない。
【C】高齢の方が自治会を辞めてしまう。(役員になることへの負担などのため)

(解決に向けたアイデア)
【A】(担い手である)自分が楽しい人間になる。自分が楽しむ。楽しい姿を見せる。
【B】地域で協力してくれる人材を発掘し、それぞれに持っているノウハウや潜在能力を引き出して地域に役立ててもらう。そのために座談会などの集まる場を作る。
【C】例えば、75歳以上の方は役員を免除するなど、地域で特例を作る。(本人の意思を反映できるように)
【C】老人クラブの活動を活かす。

○団体同士の連携の不足に関すること
(具体的な阻害要因)
【A】リーダーが不足している。
【C】団体によって活動への取り組みに温度差がある。

(解決に向けたアイデア)
【C】地域の団体が集まる定期的な連絡会議を設ける。(情報交換ができる場を作る)
【C】自治会や老人クラブなど、地域が基盤となる組織の活性化を図る。(お互いが上手に連携できれば活動の幅が広がる)
【C】高齢者が地域のための活動に参加してくれるように、団体が働きかける。
【C】多世代が参加できるイベントや活動を考える。
例)PTAの活動の中に高齢者が活躍できる場を作る など
【C】「自分たちが参加しなければ成り立たない」と思わせ、巻き込んでいく。
【C】イベントを行う際には各団体に役割を作って協力し合う。
【A】行政などが団体同士の連携のコーディネート役を担う。

○高齢化の進展に関すること
(具体的な阻害要因)
【B】同じ時期に同じ位の世代が家を建てているため、年数が経過した団地については、団地全体の高齢化が進み、若い人が少なくなっている。
【C】年金が少なくなってきて生活が苦しくなり、自治会への加入にも影響が出ている。

(解決に向けたアイデア)
【B】高齢者ふれあいサロンを充実させる。
【C】健康に心配がある人を自治会役員にせず、逆に自治会費を免除して自治会に残ってもらうことで地域とのふれあいを保つなど、地域で温かく受け入れる。

~総括~

(総括の内容)
【委員長】
(団体の連携について)
 他人の事を自分のことのように受け止められるには、まず住民同士がコミュニケーションを図ることが基本。つながりを作る手法としてはイベントの実施が手っ取り早い。ただし、実施にあたっては動く人が限られる、あるいは、思うように参加者が集まらない、という悩みも出てくる。しかし、今の発表にあったように、一つの団体だけでなく複数の団体で一つの事業を行うと、それぞれの団体のお客さんが参加し、3倍にも4倍にも参加者が増える。さらに開催費用が安く済み、動く人の負担も減るなどの相乗効果が出てくる。
 また、地域カレンダーの作成についての話があった。地域の行事などが一覧として見えるので、「この行事と、この行事を一緒にやろう」、といった連携の入り口となる。ぜひ実施してもらいたい。

(行事等の工夫について)
 「自分がもっと楽しもう」「遊び心を持とう」という意見があった。住民が参加してみたくなるような、遊び心を入れた行事などのネーミングを考えてみてはどうか。例えば、「地域座談会」というよりも「お茶の間トーク」と言った方が、楽しそうな雰囲気が作れるかもしれない。また、「~cafa」という名前で住民が集まる場所を作るとこともいいのでは。自治会も「~自治会」でなく、例えば「~コミュニティクラブ」などと呼ぶのも一つの工夫ではないか。

(地域のキーパーソンについて)
 子どもを地域の中でうまく活かすことで、子ども自身が地域のキーパーソンとなり得る。例えば、子どもに地域の情報共有に向けた役割を持たせてはどうか。一つの例としては、「地域の学び」と題して地域の新聞を作ってもらう、あるいは、回覧板を子どもが作り、その配布までしてもらうという取り組みも考えられる。そのような体験をした子どもが大きくなったとき、地域に対していい貢献をしてくれるのではないだろうか。

(自治会加入について)
 ♪くらし安心●●●●●♪という歌が流れるコマーシャルがある。コマーシャルには「安くて早くて安心で」というフレーズが出てくるが、これはキーになる大事な言葉。加入を促進するには、「お得感」、「便利感」、「安心感」といったメリットを感じる仕掛けを作ることが必要。例えば、体が動かない高齢者にとっては、支え合いのしくみがあることが加入のメリットとなる。

 今日出てきたアイデアについては、市でまとめてもらい、やれるものから形にしてもらいたい。

【事務局】本日いただいたアイデアについては、まとめて委員の皆様にお送りする。
以上をもって第1回地域コミュニティあり方委員会を終了する。
 

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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