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平成23年度第2回長崎市少年センター運営協議会

更新日:2013年3月1日 ページID:006721

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局こども部こどもみらい課

会議名

平成23年度第2回長崎市少年センター運営協議会

日時

平成23年9月26日(月曜日)午後3時~

場所

市民会館2階 第2会議室

議題

協議事項

1.長崎市少年センター活動状況報告および質疑

2.協議「平成24・25年度長崎市少年補導委員の推薦について」など

審議結果

1 長崎市少年センター活動報告及び質疑

事務局
資料に基づき(1)長崎市少年センター活動状況について説明

委員
本年度の夏季研修会は例年と違い、一般補導委員1名、中学校補導委員1人、高等学校補導委員1人の3人がパネラーとして発表を行った。一般補導委員だけの発表でなく、先生方の発表も入ったことで中身が濃くなり、充実した研修であった。

委員
一般補導委員だけでなく、多方面からの発表があってよかったという印象がある。

会長
他に参加された委員からの意見はないか。

委員
今年はテーマを絞り、パネルディスカッションという形を取ったことはよかった。中学校の先生からは、一般補導委員の方との時間の合わせ方についての発表もあり、テーマに合っていたし、連携という部分でも参考になった。

事務局
資料に基づき(2)街頭補導状況について説明

会長
あまり子どもを見かけなくなったということだが、どうか。

委員
暑いときにも、町にあまり子どもがいないと感じている。休日には、親が仕事に出ているため、友人宅などでゲームをしていることもあるようだ。

会長
中学校ではどうか。

委員
中学校では、部活をしている子も多い。部活をしている子は大丈夫。

会長
高等学校では、男女交際が目に余るという報告もあったが、どうか。

委員
教員が水辺の森などを廻ると確かに高校生が多い。

会長
何が原因なのか。

委員
家に帰っても楽しくない。親子の関係があまりうまくいっていない。生活に目的がない。このようなことが原因ではないか。部活をしている生徒は時間を上手に使っているから大丈夫。

委員
市立の小中高から毎月問題行動の報告をいただいているが、ここ数年少なくなってきている。問題行動自体が少なくなってきているのか、表に現れる数が少なくなっているだけなのか、内容についても検討が必要である。追跡調査も必要ではないか。

会長
目に見える少年非行は減ってきている。しかし、目に見えないところではどうなっているのか。補導状況で見る限りは、高校生への声かけが多いが、全体としては減っているようだ。

事務局
資料に基づき(3)少年相談受理状況について説明

会長
補導は減っているが、相談は増えているようだが、何かないか。

委員
虐待相談受理件数は、右肩上がりとなっている。通報が増えているのは虐待に対する関心が高くなったことも要因である。気になるのは、乳幼児への虐待である。高校生への虐待もある。DVがらみの虐待もある。

会長
人権擁護委員を務めているが、虐待の相談が必ずある。

委員
家庭内(親、夫婦間)の問題を家裁で処理した経験のある親が少年事件の保護者である場合が多い。そのような家庭では、虐待や放任の要素を抱えている場合が多い。非行は潜在的にある家族の状況のSOSでもある。

委員
社会情勢の変化や経済状況など、いろいろな問題が今の状況に複合的に絡んでいる。中に入ってしまって見えない状態になっていることが問題ではないだろうか。県では携帯電話のフィルタリングの徹底について取り組んでいる。ココロねっこ運動も11年目を迎え「絆」「連携」をキーワードに進めている。大人としてできることをやっていこうという発想である。

会長
市こどもみらい課では、大人に対して何か取り組んでいるのか。

事務局
青少年育成協議会の事業を通して研修等を実施している。また、地域ごとの行事等への支援をしている。

会長
大人のDV等に対する相談はしていないのか。

事務局
市では男女共同参画推進センターがDV関係の相談窓口となっている。直接的にこどもみらい課が関わることはない。子育て支援課の子ども総合相談と連携している。

事務局
子ども総合相談では、本日もDVに絡んだ子どもに関する相談があった。

委員
地方では、今でも夫がワンマンでお金を渡さないなど経済的な問題を抱えている家庭もある。平成14年のDV法制定以降、顕在化してきている。妻から夫への暴力の相談も数はわずかだがある。

会長
虐待は右肩上がりであるようだ。高校生にもあるのか。

委員
高校生にもある。解決に向けてはスクールソーシャルワーカー等への相談などを行っている。本人に対してのものや父親から母親への暴力に絡んだ場合もある。

会長
家庭の内部でのことには、立ち入りにくい部分もあり、見えにくくなっている。

委員
5月に親と喧嘩した本校生徒が登校途中に、支援施設に立ち寄り、登校しなかった。その施設から学校へ「その生徒を保護している。」との電話連絡があったものの連絡先等もわからないままで電話が終わってしまった。本当にその施設からの電話なのかわからず、存在確認もできず困った。その後の相談においても学校としては、担任が授業で職員室にいない場合もあるため、事前に約束を行うなどして来校してもらえると良いのだが。

委員
ケースによっては、保護してすぐには連絡を取ることができない場合もある。

委員
家庭裁判所では、学校や警察、少年鑑別所などが参加する連絡協議会を毎年開催し、守秘義務やプライバシーに配慮しながら、関係機関での連携を図っている。

会長
教育委員会では、家庭裁判所とのやりとりはあるのか。

委員
事例によってはある。

事務局
資料に基づき(4)環境浄化活動状況について説明

委員
畝刈の方は3か月に1回の回収では間に合わず、2か月に1回は回収をしている。どうして多いのか、原因はよくわからない。

会長
車が横付けできて、少し薄暗いところが投入しやすいのではないか。

委員
畝刈は、ローソンの駐車場で明るく見通しも良いのだが。

委員
畝刈が他と違うのは、漁港へ来るトラック等が多く、地元以外の人も投入しているからではないだろうか。

委員
有害図書については、その指定が追いつかない状況がある。特に包括指定ができないコミック本などは、購入して中身を確認して指定するという手順のため指定が追いつかない。本県では年2回購入して、指定している。

委員
白ポストを回収しながら矛盾を感じている。回収することは有効であり、決してマイナスではないと思うが、その元を絶つことも必要ではないかと考えている。

事務局
年間200店舗ほどを廻り、有害図書の販売状況を確認するとともに、店にも協力をお願いしている。今後、大きなお店等に話をする機会ができればと考えている。また、青少年問題協議会においても環境浄化について話題にできないか考えている。

事務局
資料に基づき(5)他機関との連携状況について説明

(補足)質疑なし

2 協議「平成24・25年度長崎市少年補導委員の推薦について」

事務局
資料に基づき説明

会長
補導委員の推薦については、この運営協議会の決定によって行うことになっているため、この提案になっている。まず、大型店舗にアミュプラザを新たに加え、補導委員定数を1名増やすということについて同意していただけるか。定数配分表、推薦要項の見直しについても同意していただけるか。
挙手により承認の意思表示をお願いしたい。挙手多数により、承認とする。

事務局
今後の推薦手順について説明

3 その他

会長
情報交換を行いたい。「少年を取り巻くさまざまな環境や問題等について」各委員から話題の提供をお願いしたい。

委員
先ほども申し上げたが、携帯電話のフィルタリングに関する条例の改正についてお知らせしたい。現在は、保護者は理由の如何に関わらずフィルタリングを解除できる状況にある。親のフィルタリングの意識が低く、購入の様子を見ると親子で一緒に販売店に行き、契約の際にも子どものいいなりでフィルタリングを解除してしまっている実情がある。解除について理由を記載した書面での申請が必要となるような改正を考えている。

携帯電話がらみの実際の被害状況は、県警少年課に確認したところ年間20件ほどであった。無料のゲームサイトが加害者との出会いの窓口となっている。8月末で、ゲームサイトで知り合って被害者となった事案が4件あった。フィルタリングによって100%被害を防ぐことができるというわけではないが、被害にあった少年の9割以上が携帯電話にフィルタリングをかけていなかったという統計もある。県ではパブリックコメントでフィルタリングに関する意見を集めているが、反響は少ない。先ほどの有害図書の場合と同じで、元を絶てばよいではないかという考え方もあるが、表現の自由や検閲といったいろいろな制約があり、実際にはできない。

また、それだけではなく、県ではネットパトロールやメディア安全指導員の活動とあわせて、被害者が一人でも減れば、ということで動いている。

委員
携帯電話販売会社の説明の状況はどうなっているか。

委員
フィルタリングの必要性は、説明が義務づけられている。しかし、現実には約4割が説明不十分であるという調査結果がある。

委員
フィルタリング解除が、契約日の翌日以降でなければできないというようにしたらどうか。親が面倒くさくて、解除しなくなるのではないだろうか。

会長
子どもを取り巻く環境を浄化するためには、大変な努力を要することがわかった。

まだまだ、意見もあるだろうが、時間になったので以上で報告、協議を終わる。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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