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更新日:2013年3月1日 ページID:006716
企画財政部市民協働推進室
平成23年度第1回市民力推進委員会
平成23年7月21日(木曜日)午後6時30分~
市民活動センター「ランタナ」会議室
意見交換
1 市民活動センターのプラットホーム機能の充実について
2 市民活動の表彰制度について
報告事項
事務局
平成22年度事業の実績及び平成23年度事業の進捗状況、今年度の新規事業(まちづくりリーダー養成事業、NPO事務局長養成講座、長崎伝習所特別講座)、長崎県新しい公共支援事業、新寄付税制、NPO法改正、長崎市組織改正について説明。
委員
昨年の「長崎大学受託研究成果報告会」は、報告会だけ開催したのか。
事務局
報告会のみ開催し、資料をランタナで閲覧できる状態にしていた。
委員
成果報告はもっといろいろな人に知ってもらう必要がある。講座も大切だが、求められるのは「意識改革」。
事務局
ちゃんぽんミーティングについて、出前で行うような方法でやってみようと思っている。
委員
市民力になる前の段階としてちゃんぽんミーティングがあると思っている。市民力がでる前の混沌としたものを「力」に変えるようなものにしてほしい。
意見交換
事務局
プラットフォームの本来の意味は、鉄道駅などにある列車等へ乗り降りするための台状の場所。そこから派生して色々な意味が出てきている。
ランタナの充実を図るため、登録団体等に調査をかけていきたいと思う。
市民活動を表彰するものとして、有意義な表彰制度をつくりたい。
委員
相談にきた人、団体の件数、なぜきたのかなど統計はとっているのか。
事務局
なぜきたかなどの統計はとっていない。初めてくる団体さんは口コミが多いと思っている。
委員
個人で相談に来る人は、どんなことを相談にくるのか。
事務局
団体を作って何かをしたい、始めたいという相談が多い。
委員
どのように対応しているのか。
事務局
まずは、本人が何を考えているのかをずっと聞いて、団体とつないだりしている。
委員
相談を受けた後のどうなったかの統計はとっているのか。
事務局
相談件数については、統計があるが、相談後どうなったのかまでは追跡していない。そこは、センター開設時からこれまでの大きな反省点。
委員
ランタナの認知度を高めるには、口コミで広めてもらって、一般の人たちの敷居を低くする必要がある。
事務局
今相談にくる方は口コミが多いと思っている。
ここに情報があることは、市役所職員には知られてきているが、市民はまだまだ。知ってもらうことで相談にくる人も増えると思うので、周知に力を入れていきたい。
委員
一見すると近寄りがたい。玄関で靴を脱ぐという行為が身構えてしまう。相談は、気楽にフラッと寄れるということが大事。
事務局
今はここにあるが、別にここにこだわらない。
もっと周知して、多くの人が来てもらうことが一番で、フラッとこられるような場所の要望が増えてきた時の将来的な選択肢の一つに入るので、こういう意見は非常にありがたい。
委員
アクセスがあまりよくない。駐車場も狭い。近所の方がこられているのか。
事務局
来館者に特にエリアの偏りはない。
委員
市役所の1階に紹介コーナーを設置しては。やはり中で何をしているのか見えないということは怖い。
市役所1階など目につくところに何かおき、市民の目に触れることで、センターと市民力をアピールできるのでは。
委員長
市役所のHPの市民力のバナーが徐々に下がっているのが気になる。
ブログやツイッターなどで、毎日の様子を発信してはどうか。センターでどんなことが行われているのか、小まめに発信してやるともっと知ってもらえるのでは。
委員
県にはボランティアセンターがあるが、市の場合には官が直接民とかかわっている。
官と民との接点をどこに置くか。民のできるだけ近くに置くのが理想だと思うが、必ずしもそうはならない。かぎりなく民に近い官のあり方が今後の課題。
委員
私の団体では、集まりのことをプラットフォームと呼んでいる。集まりの中で仲間を探して、行きたい道を探していくという考え方。道を見つけたら自立して、次に見つけている人を助けていく。助け、助けられる関係で、対等の立場で意見を言える。
行政が入るとどうしても対等な立場でものを言えないので、行政だけですすめていくことはできない。行政の特性を生かし、スタンスを守りながら、民と一緒にすすめていく必要がある。
他都市のセンター機能については、民間が担いつつあるので、ランタナについても行政だけが担い続けることがいいかどうか検討したほうがいい。
事務局
ランタナを行政が行うことについては、当初から検討していること。
マニフェストの中にあるように「市民活動をしたい人が気軽に相談できたり、必要な情報を得られる場」については、行政でもやれる部分。
現在は、市民協働推進室が、行政側と市民活動団体をつなぎ、行政側に市民活動団体を広め、理解させていく役割も担っているので、行政が運営したほうがうまくいくのではないか。
先々、協働がすすんでいけば、室自体いらなくなるので、センター機能は、民間にまかせたほうがいいという意見も出てくるかもしれない。
委員
気軽に相談できることが必要。しかし、なんでも民にまかせてしまうことは反対。
民でできることは民で、官で行うことは官でと区別してしまうのではなく、血を通わせあうような関係にしてほしい。
委員長
市民力を高め、地域の課題を自分たちの力で解決することを支援するのがランタナの役割。
しかし、一方で、旧来から地域課題を解決してきた自治会組織がある。地域課題は、自治会を通じて自治振興課に集まり、市民で何かをしたい人は市民協働推進室にくるという、需要と供給がバラバラになっている。そうすると相談にのって、プラットフォームとして行き先を決めていくことができないのでは。
ランタナにはNPO法人などの支援組織と自治会などの地縁組織をつなぐ機能はないですよね。
事務局
個人のつながりはあると思うが、支援組織と地縁組織をつなげることはほとんどない。支援組織同士をつなげることのほうが多い。
委員長
今すぐには無理と思うが、ランタナにニーズ情報があれば、何かやりたい人をスムーズにつなげられると思う。
委員
来館についてアクセスなどの問題があるのであれば、インターネットを利用した相談業務を行ってはどうか。そして、それを周知するためにあじさいコールを使えないか。
あじさいコールに色々な相談がかかってきた時に、オペレーターが適切な部署につなぐことは、市役所が一枚岩になっていないとできない。
事務局
FAQで回していると思うが、FAQどおりに質問をしないので、いろいろな切り口で回していると思う。
委員
FAQだけで回しているとなかなかマッチングができない。オペレーターが、ランタナへの相談を適切につないでもらうことで、相談件数の増加にもつながり、プラットフォーム機能の充実にもつながってくると思う。オペレーターがどこにつないだのか検証したりする必要がある。
委員
地域は力を合わせて課題を解決していこうとしているが、市役所の各所属が個別に提示してくるため、地域の力が分散している。地域にとっては同じ課題だが、市役所は所属が違えば別々の課題となってしまい、地域は混乱する。市役所内部での情報共有が重要。
委員長
さっきの組織図でいうとすべての部局にまたがるように市民協働推進室が位置づけられるといい。
委員
センターは場づくりとその敷居を下げるということが大事。
県民ボランティアセンターが行っているような利用者会議ができないか。
個別では、緊張してなかなか相談しにくいこともあるが、集団になったら、質問もしやすくなるし、他の団体のうまい質問を聞くことで、質問力、相談力をあげることができると思う。
インターネットについては、HPとツイッターなどと連動させてもっと情報発信をしてはどうか。
委員
入ってすぐ来館者名簿に記名させられるが、必要あるのか。メールで情報をもらっているが、わかりやすくカテゴリーを入れてほしい。
事務局
もっとわかりやすくカテゴリーを入れるなどするようにしたい。
委員長
2 市民活動の表彰制度について、ご意見等ございませんか。
委員
現存の表彰制度とどうちがうのか。
事務局
今のところ、どういう風にしようというものはない。やる気につながる形はどんな形か、表彰自体がいいのか、悪いのかということも含めて検討したい。
委員
資料に賞金と書いてあるが、予算を伴うものなのか。
事務局
市が行うとすれば、予算を伴うが、それも市単独でするのか、企業を巻き込むのか、いろいろな方法があると思う。
現存の表彰制度で、県のNPO活動奨励賞があるが、あれは、行政や社会福祉協議会へ推薦依頼がきて、推薦をすると県のほうで審査をする流れになっている。県が出す賞金10万円については、使途を指定されていないので、団体にとってはいいと思う。
ただ、長く活動している団体しか表彰されないとなると、現時点でがんばっている団体を表彰できない。
委員
長年やっている人たちが表彰を受けていることが多いが、長年やればいいというものでもない。
将来性を見越したうえで、1年目でもがんばっているのであれば、表彰してもいいと思う。
委員
表彰について何を重要ととらえるかについては、実績、将来性などあるが、世間における評価も重要であると思う。
委員
表彰制度は、形骸化しないようにしてほしい。色々な表彰があるが、基準をどうするかというのは非常に難しい。
表彰においては、インセンティブが一番重要。賞金でもいいが、例えば、新聞の枠を買って、その枠を使って団体を取材して、紹介するなどしたらいい。
委員
自分としては、表彰にあまり魅力を感じない。自己実現や、社会貢献のために活動している。わざわざ表彰されるほどのことではない。紙を1枚もらってありがたがることもないし、そんな時代でもない。
委員
表彰団体のセレクトは難しい。団体を表彰しているところを見て、別の団体から、「差別された」という発言があった。他薦ではなく、プレゼンで表彰を取りにいくような表彰にしてもいい。
事務局
他都市では、エピソードなどをもとに団体が自薦、プレゼンし、市民などが投票して決めるところもある。学生さんがいろいろ活動しているが、表彰制度があった際に手を挙げてくるだろうか。
委員長
あげると思う。昨日も学生が市長と一緒に写真に写っていることを自慢していた。若い世代はある種の権威に認められるというのがうれしいのかもしれない。
委員
ほかの表彰制度でエピソードを審査基準に入れているものがあるが、悲惨なところからよじ登ったエピソードが多くなり、悲惨な状況と現状とのふり幅がいかに大きいかで決まってしまいがちで、本質が見えなくなることがある。
事務局
他都市の事例では、期間を1年間と限定していた。そうしないと、委員の話のようなことになってしまう。
委員
やっていることの正当性や素晴らしさが基準になってくれればいい。やっている人が基準となってしまうと違う。
委員
制度は作っておいて、毎年表彰するのではなく、表彰すべきことがあった際に表彰するようにしてはどうか。
委員
今ある表彰制度に「まちづくり」に関する表彰がない。
委員
表彰というと構えてしまうので、例えば「はげます賞」などの名前にしてはどうか。
事務局
名前もだが、表彰には色々な部門を設けてもいいと思う。
委員長
事例改善表彰などを市民投票制、市民力の表彰を行政の職員の投票制にして、市民ががんばっている行政の部署に投票して、行政の職員が一緒に組みたい団体に票を入れたりしたらおもしろいのでは。
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