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平成23年度第6回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

更新日:2013年3月1日 ページID:006714

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局こども部子育て支援課

会議名

平成23年度第6回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

日時

平成23年12月22日(木曜日)午後2時~

場所

長崎市議会第4会議室(市役所本館地下1階)

議題

(1) 長崎市こども基金の活用方針について

(2) 長崎市子育て支援センターについて

(3) その他

審議結果

議事(1)

事務局
議事(1)「長崎市こども基金の活用方針について」の説明

委員
審議に入る前に、平成23年11月21日に「長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について」の答申を行っていただいたが、その報告をいただきたい。

会長
平成23年11月21日に、本審議会を代表して市長へ答申を行った。

内容については、児童センター・児童館のこれからのあり方について、委員の皆様から出た意見を含めて報告し、また、児童センター・児童館以外のこどもに関することについてもお願いした。

市長からは、できるだけ答申に沿った形で活用したいが、新しい施設を建設するのではなく、ふれあいセンターなどの公共施設を建設していく中で、できるだけ子どもが活動できる機能を持った複合的な施設にすることなどを考えていきたいというご意見をいただいた。

それでは、議事(1)についてご意見をいただきたい。

委員
伊達直人(タイガーマスク)から、児童養護施設等への寄附がはやっているようだが、長崎市として、そのような活用はできないのか。

事務局
児童養護施設の所管は県になるが、寄附される方のご意向が児童養護施設へ、ということで長崎市に寄附があった場合は、ご意向に沿う形で活用することになるかと思う。

委員
基金設置当初は、主にソフト面中心に活用するということだったかと思うが、今回のように多額の寄附があるのであれば、ハード面についても一定活用する必要もあるのではないか。

このようなことを全部含めた、活用方針について、この審議会で検討をするものなのか、それとも行政として一定の考えがあるのか。

事務局
こども基金については、資料1ページに記載のとおり「こども及び子育てに関する支援に要する経費の財源に充当する。」という大きな目的がある。

その中で、資料2ページに記載のとおり、長崎市の内部で決めた、3つの柱に沿って基金を活用していこうということで、ソフト面だけではなく、学童の施設整備などハード面も含めて活用していた。

しかしながら、こども基金を創設以来、市議会等から市民の皆様のご意見をどれだけ反映させて活用しているのかという意見もあることから、今後基金を有効に活用していくためにも、委員の皆様からソフト面ハード面を含めて様々なご意見をいただき、長崎市としての方針を決めていきたいと考えている。

委員
市長から、大丸跡地にこどもに関する施設を検討するという発言があったかと思うが、そういうものに活用する意向はないのか。

事務局
大丸の件については、市長への取材などで、大丸跡の活用を考える中で、長崎市の一つの提案として、こども関連の機能について、提示しているということはある。

しかしながら、このことについては決定事項ではなく、結論はまだでていない。

このこととは別に、先ほどハード、ソフト両面という話をしたが、今回多額の寄附をいただいたから、こども基金を全て使い切ってしまうということではなく、長期的な視点に立って有効に活用していきたいと考えている。そのような中での活用方法について、いろいろなご意見をいただきたい。

委員
資料2ページにこれまでの活用について記載してあるが、活用するための基準に合わないということで、活用を見送ったような事業があったのであれば、基準を緩和することを考えてはどうか。

また、現在長崎市が平成26年度までの計画として策定している、長崎市次世代育成後期行動計画の中で、基準に沿った活用ができるような事業、例えば保育所の待機児童解消対策に関する事業等があるのであれば、検討をしてもいいのではないか。

事務局
毎年、長崎市が実施すべき事業を検討し予算化しているが、その中で基金を充当することが相応しい事業があれば充当し実施するという形になる。基金の活用については、一定の方針をもとにお金をベースとして考えるのではなく、事業の必要性をベースに考えて活用している状況である。

待機児童解消対策については、資料の2ページに記載している事業の中の「認定こども園移行支援事業」が、待機児童解消対策の一つとして基金を活用している事業である。

基金の使い方については、金額も限られるために継続的に毎年実施する事業に対して活用することは、なかなか難しいと考えているので、一定の期間に限定した単発的な事業や、本当に子どものためになるようなところへの活用ということになるかと思う。

委員
児童センター、児童館のあり方の協議を行った時に話題になった、ふれあいセンターの活用についてだが、ふれあいセンターは満遍なく中学校区に存在している施設であるので、その中にこどもの居場所的な機能や役割をもたせることによって、児童センター・児童館の役割を一定果たすことができると思うし、現状として高齢者や成人の利用を中心にした施設であるふれあいセンターが世代間の交流ができる場になる可能性もあると思うので、積極的に基金を活用してふれあいセンターの改修等を行っていただければ、事業がこれまで以上に加速的に進んでいくような気がする。

委員
すでに幼稚園の団体等から陳情などが来ていると思うが、幼稚園の園舎について耐震工事を行ったとしても建物自体がどこも古く、建て替えの時期にきている。幼稚園自体は県の管轄であるが、長崎市の子ども達が利用している施設であり、安全・安心のためにも園舎の建て替えに対しての補助を行っていただきたい。

もう一つは、以前話が出ていたが、ハートセンターの状況について診察が数ヶ月の予約待ちの状態であることや、スタッフがフル活動してもまわらないような話も聞いているので、スタッフの充実や、このような施設をもう一箇所つくるようなことも検討していただきたい。

事務局
幼稚園の耐震については、本年度から長崎市としても新しい補助制度をつくらせていただいたのでそれを活用していただきたいと思っている。

また、ハートセンターの件については、現在、体制について具体的な検討を行っていると聞いている。

委員
市民のこども基金に対するイメージは、子ども達に夢を与えたり、子どもに対しプラスアルファで何かしてあげたりできるもののような感じがするが、基金の活用事業を見てみると、本来は普通の予算で行わなければならないものもある。

例えば、プロのスポーツ選手を呼んで子ども達と交流できるような機会を設け、子どもに夢を与えるようなことにも活用していただきたい。

また、活用についての話ばかりになっているが、寄附をどのようにして集めるかということも大事だと思うので、こども基金について小学校などに寄附についての案内を出すなどして、もっと周知をしていく必要があるのではないか。

事務局
周知については、長崎市の広報紙やホームページへの掲載等を中心に行っている。また、利用の実績等を市民の皆様にお知らせすることによって、いただいた基金が有効に活用されていることについても周知を行っていきたいと考えている。ご提案いただいたことについても、検討させていただきたい。

委員
他都市の基金の活用例の掲載の中に、地域や団体への活動への助成というものがある。このような助成金制度を立ち上げていただき、地域や団体からの申請を審査し助成を行うようなシステムを検討していただきたい。

委員
委員が言われたように、今活用されている事業は、本来は通常の予算で行うべきものだと思う。基金を活用するからこそできる事業を検討してほしい。

また、委員が言われた、地域や団体等への助成金制度については、高額の助成金でなく、小額の助成でも助かる団体はたくさんあると思うので、是非検討していただきたい。

委員
行政主導ではなく、市民等から困っていることや、このようなことに活用してほしいという意見を集約した上で、できる範囲で活用することが必要。

会長
市内に子育てを支援する団体が30から40ぐらいあり、いろいろな形で活動を行っている。通常化や多画化になるのはよくないが、少額でも助成があれば有効な形で、草の根から子育て支援というものができ、活動の活性化に繋がるような気がする。

活用事業に掲載されている、なかよし絵本事業とは幼稚園、保育所などに新しく出た本を継続的に購入している事業なのか。ブックスタートとは違うのか。

事務局
これは、本年度までの3か年事業で、市内の幼稚園、保育所等に絵本を配付するもので、継続して続けるものではなく、一旦本年度で終了としている。

委員
この絵本の配付は非常にありがたかった。3か年の事業ということだが、絵本は徐々に古くなっていくものなので、できればまた何年か後に実施していただければありがたい。ふれあいセンター等にも絵本は必要ではないかと思うので、検討していただきたい。

また、あくまでも一意見としてだが、子どもが長崎市民で1歳になったときに、誕生カードみたいなものを配付したりして、1歳の誕生日を意識付けさせることは、子どものためにも親のためにもいいような気がする。

会長
通常予算で対応できるものは対応していただき、こども基金は夢のある形のものに活用していただければと思う。

議事(2)

事務局
議事(2)「長崎市子育て支援センターについて」の説明

会長
平成18年度から開設し、1ヶ所閉館したが、それ以外の施設は非常に順調に運営がされており、アンケートや意識調査等を行っても、お母さん達から好評である。また、このセンターができることによって、子育て支援グループがいい形で育っている。委員の皆様からご質問やご意見はないか。

委員
来年、土井首地区に子育て支援センターができるようだが、三和地区「ぴっぴ」の利用者がかなり減るのではないかという心配をされていた。

会長
利用者をたくさん集めなければならないという義務はないので問題はないと思うが、仮に一時的に減ったとしても逆に今まで行っていない親子が使うようになるという意味ではいいのではないか。

ただ、支援センターがない地区が問題である。西浦上地区「ぴよぴよ」が他の施設の倍くらいの利用があるは、滑石地区にないことが原因の一つである。

委員
センターがない地域でいえば、小江原や福田あたりもないようだが、この辺では、設置についてのニーズは少ないのか。

事務局
現状、公共施設の中で利用可能なところから設置しているので、未設置の地域が残っている。そのようなところのニーズも含めて、皆様からの設置についてのご意見をいただきたい。

会長
福田の方も、マンションが多いので就学前の子どもが多い地域ではないかと思う。

委員
東長崎地区が来年から2箇所になるが、民間の施設で運営している橘地区「風の子らんど」は利用者が新しいところに流れて利用料収入が減り、運営が厳しくなるのではないか。

会長
子育て支援センターの運営は、長崎市から補助金が出ているので、仮に利用者が減って利用料が減っても心配要らない。

今度新しくできる、東長崎地区の子育て支援センターの運営団体は決まったのか。

事務局
来年1月末の開設を予定しているので、運営団体の選考も終了しており、聖母の騎士学園が運営することになっている。

委員
未設置地域については、市の施設で利用可能な施設が、なかなかないということで、設置が難しいということだが、利用可能な施設というのは、あくまでも子育て支援センターを目的として使える施設がないのか、それとも建物自体がないのか、どういう状況なのか教えていただきたい。

事務局
稼動率が高くて空いている部屋がないとか、空いている建物があったとしても、子育て家庭が利用するには不向きであるということで、現状として活用できる施設を見つけることができていない。

会長
滑石地区は、可能性はゼロなのか。

事務局
滑石地区は、確かに需要が多いと思うが、先ほどから申し上げているように、公共施設という部分でなかなか見つからない。滑石公民館、児童館があるが、ご承知のように利用者がかなり多いということで、非常に、難しい問題であると考えている。

また、滑石小学校区には放課後児童クラブもまだ設置されていないという状況もあるために、児童館の利用がかなり多いのではないかと考えているので、今後、放課後児童クラブが設置されるということになれば、児童館の利用を見たうえで、今後に向けては考えていかなくてはならない。

会長
もし、安い土地や建物があれば、こども基金を活用して、児童館、放課後児童クラブ、子育て支援センターをあわせた施設をつくってもいいような気がする。

委員
上長崎小学校が新しく建て替わった時に放課後児童クラブの施設も一緒に設置されて、子ども達にとって非常にいい環境になったと思っている。今後、北部地区で学校を建て替えるようなことがあれば、学校内に設置するということが、子どもにとっていいのではないかと思う。

委員
今の滑石児童館の横に空き地があるが、そこは運動場か何かができるのか。

事務局
公園になる。

委員
滑石地区の放課後児童クラブについては、NPO法人が手をあげている状況だ。無事認可されれば、滑石地区に新しい放課後児童クラブができることになる。

事務局
現在こどもみらい課で調整している状況だ。

委員
支援センターの機能の充実ということで、子育ては母親に一番スポットがあたるところだが、共働きの中で、父親の子育ても非常に重要になってきている。子育て支援センターは母親が行く場所のような感じがして、父親はなかなか行きづらいのではないかと思う。子育ての一翼を担っている父親や祖父母へも支援ができる利用しやすい施設になるように、広報等でPRをしていただきたい。

会長
確かに、父親は女性がたくさん集まっているところには行きにくい。西浦上地区のぴよぴよは、父親を対象とした行事を実施しているし、おじいちゃんおばあちゃんの利用については、ほかの子育て支援センターをみても数名の利用が見られている状況だ。

国もひろば型の子育て支援を推進しているし、長崎市も推進しようとして以前は各中学校区に設置ということにしていたが、場所等の問題でなかなか設置ができていない。

商店街の空き店舗の活用ということもあるが、賃貸料が高い。安い料金で貸していただければ、設置した支援センターに人が集まり商店街での買い物客も増えるような気がするがなかなかうまくいかないようだ。香川県はこのようなことが成功したということで新聞等でも掲載されていた。

委員
資料の利用実績をみると、だいたい利用者は1日平均10組ぐらいで、スタッフが2人なので、ちょうどいい利用状況だと思うし、会長が言われたように利用者が多ければいいというものではなく、少なくても施設があったほうがいいと思う。

長崎市次世代育成支援後期行動計画の子育て支援センターに関するところを見ると、平成26年度までに14箇所設置することと、もう一つは、商店街の空き店舗等を活用し、2箇所設置するということになっている。あと3年あるが、もし、設置できるような市の施設がないのであれば、商店街等の空き店舗を活用して設置していただきたい。

会長
やはり、空き店舗を活用するには賃貸料が高いという問題があるようだが、後期行動計画の目標でもあるので、鋭意努力していただきたい。

以上

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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