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平成23年度第5回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

更新日:2013年3月1日 ページID:006713

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局こども部子育て支援課

会議名

平成23年度第5回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

日時

平成23年10月18日(火曜日)午後2時~

場所

長崎市議会第4会議室(市役所本館地下1階)

議題

(1) 長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について

(2) その他

審議結果

議事(1)

事務局
議事(1)「長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について」の説明

委員
資料11ページの(2)の今後の方向性の中ほどの文について、ボランティアの協力を得るにこしたことはないが、昔遊びを子どもに教えるという意味においては、現状の2名の嘱託員のうちの1人を地域で子育て等の経験のある、或いは、昔遊び等の経験がある人材を雇用してもいいのではないか。

文書の表現は事務局でお願いし、雇用の記載について他の委員の皆様の判断をお願いしたい。

委員
答申書案を読む限り、既存の児童館はそのまま存続し、建替える場合は複合的な施設にすることを検討することになっているが、児童館、児童センターとしての新規の施設は作らないという方向か。

地域のふれあいセンター等の公共施設を活用するとした場合は、児童福祉法に準じない取り扱いとなるのか。

事務局
質問ということで受け取らせていただく。

現在の計画として、児童センター・児童館を新築することはない。現在御協議いただいている、児童センター・児童館の今後のあり方についての答申をいただいてから、市としての今後の対応について検討していくことになる。

会長
具体的に新築することはないようだが、耐震等の問題に伴う改築はあるのか。

事務局
それについても、本審議会の答申として方向性をある程度示していただいた後に、市の方で検討することとしているので、よろしくご議論をいただきたい。

委員
今後のことだが、現状の児童館は市全体の子どもの施設にはなっていないような気がする。これまでに議論したように、地域の学校やふれあいセンター等が子どもの遊び場としての機能が果たせる。今後児童センター、児童館を新たに作るとするならば、市内全域の子どもが利用できるような規模を持った施設にすることが必要だ。

また、指定管理者制度の問題についても、効率性・サービスの向上・地域の民間団体の活性化を図ることができるメリットの中の、サービスの向上と民間団体の活性化については改善が考えられるので、今後検討していただきたい。地域のふれあいセンターも、本審議会の中で議論があったように、地域性が非常に強い施設なので、地域や学校・保護者と連携をとりながら子どもとふれ合う場をこれまで以上に積極的に図るようお願いする。また、今後ふれあいセンターの改築の可能性が出てくるとすれば、その中に子どもが活動できる場を有する施設に改善するということで答申の中に記載しておけば、今後検討するにあたり、活かされてくるのではないか。

会長
今、意見があったように、今後、児童センター、児童館が箱物として新設できない以上は、ふれあいセンター等の既存の公共施設の改築等が検討されるときに、子どもの遊び場や交流の場を確保することを答申に記載したいと思う。

委員
資料7ページの1.の遊びによる子どもの育成のところの文章の中の「子どもにとっては、遊びが生活の中で大きな部分を占め…」とあるが、今の子どもの現状として、生活の中で遊びが大きな部分を占めているか疑問だ。

また、(1)の現状の部分のア遊び場についての記載が主にハード面についての遊びの場になっている。資料の1ページに「児童センター、児童館は地域におけるこども余暇活動の拠点として、健全な遊びを提供し・・・」という記載がある。健全な遊びは非常に大事なことだ。このような遊びを児童館がどのように子どもに提供し広めていくのかという考えも記載していただきたい。

会長
今言われたように、今の子どもは、ゲームで遊ぶ等、偏りすぎており、生活の中で大きな部分を占めていないという意味で、遊びの場を提供するということは非常に大事だ。長崎市は、遊びの場である児童館や公園が少ないし、学校の校庭や、身近な地域の開放が若干遅れているような気がする。この辺の記載について修正したいと思う。

委員
健全な遊びを提供する場である児童センター・児童館を検討する中で、(1)現状のアの遊び場の部分に、その他の有料の遊び場として、民間のプレイルームやゲームセンターがあるという記載に違和感がある。

事務局
民間のプレイルームとは、子どもの育成を考えての遊び場を有料で提供しているような場である。また、ゲームセンターという記載をしているのは、あくまでも、この部分は、今の子どもの遊びの場の環境の現状を示す部分であり、委員の皆様の意見をまとめたものは、その後の今後の方向性の部分で示す構成としている。記載すること事態がふさわしくないということであれば、検討したい。

委員
放課後児童クラブとの共存・すみ分けの部分が気になっている。資料の11ページの(2)今後の方向性の部分で「それぞれの役割に応じた」とある。それぞれの役割、特に児童館の役割が、一体どのようなものなのかがあいまいな気がする。

有料の施設と無料の施設という意味において、市内全域を見たときに、児童館があるところとないところが実際にあり、児童センターがない地域にとって不公平感がないような、児童センター・児童館の役割の位置づけがこの答申の中に若干あるべきだと思うがいかがか。

会長
何かいい案はないか。

委員
今問題になっている児童センター・児童館と放課後児童クラブの問題についての行政の本音を伺いたい。

事務局
昨年度答申をいただいた放課後児童クラブについては、一定の計画に沿って整備を進めていきたいという方針はある。

児童センター・児童館については、現在具体的な方針はないが、市内の全ての児童が放課後児童クラブを利用しているわけではないので、やはり、子どもの育成に大事な遊びの場は必要だと考えている。

長崎市の財政の問題や子どもの世代の問題等を踏まえ、本審議会から答申をいただいた上で、市として検討し、一定の方向性を出したいと考えている。

委員
児童センター・児童館と放課後児童クラブとの違いということで、放課後児童クラブは責任がそこに生じるということで、子どもに一定の規制がかかる。逆に、児童センター・児童館は子どもの自主性に全て任せているところがあるような気がする。

今後、公共施設等に子どもの遊び場を確保して多世代交流等を検討していくにあたり、まずは、モデル地域を作って実施することを検討してはどうか。

委員
先ほどの、児童センター・児童館の役割を考えたときに、金銭的な負担や責任や規制を伴わず、子どもの自主性に任せて誰でも利用できる施設ということでよいか。

会長
今の意見に併せて、遊びを提供したり、行事を行っているという意味では、放課後児童クラブとは、少し違っているような気がする。

委員
放課後児童クラブと児童館の違いということでいろいろな意見がでているが、放課後児童クラブは子どもの生活の場であることが第1の意義であり、児童館は、遊びの場の提供ということで子どもの出入りは制限していないという部分については、明確な違いがある。

この点については、実際利用している児童や保護者は、一定の理解をしており、どちらを利用したとしても両者の運営を弊害しているものではないという話を聞いたことがある。

放課後児童クラブは、ある程度地域に周知されているが、児童館はあまり地域に周知されていない部分があると思う。今後児童館のPRを地域に行うことによって、児童館と放課後児童クラブのすみ分けが進んでいくのではないか。

委員
今後の児童センター、児童館のあり方を考えるときに、遊びの提供をどうしていくために、児童センター・児童館がどういう役割を果たせるのか。と考えたほうがいいような気がする。

財政上の問題でハード面の充実が厳しいのであれば、各地域のふれあいセンターや空いている畑などの場所を活用して健全な遊びを提供できるような、移動児童館のようなものを活用するなどソフト面の充実を検討してはどうか。

会長
移動児童館というのは、いい案だと思う。そうなってくると、中核となる児童館に専門スタッフを配置し、遊び場の少ない地域に出向いていくようなことを、この答申の中に入れてもいいと思う。

委員
児童センター・児童館が健全な遊び場の提供と、健全育成活動を行うという目的があるのであれば、思い切って、1つだけ大規模な児童館を作ってもいいのではないか。

委員
子どもは遊びを通して、自主性を得ることが必要だが、自分達が地域に役立っている・貢献できているという誇らしさや魅力を感じることができれば、より地域密着型の人間ができあがってくるのではないかと思う。

ソフト面について、すでにいろいろな議論がされているが、児童センター・児童館の行事に地域の人を呼ぶなど、行事を通じた情報発信を行うことも、地域との関わり・連携に繋がっていくのではないかと思う。

副会長
児童センター・児童館はまだまだ、保護者に浸透していないのではないかと感じる。先ほど意見があったように、児童館がない地域にも学童に行っていない子どもの居場所や子どもの遊び場を沢山つくってほしいということや、PTAや育成協などで行う行事に新しいものが出てきていないことを考えると、ふれあいセンター等を活用して、移動児童館という事業を行えば、児童館がない地域においても児童館に対する理解が深まるような気がする。

委員
現地調査に行ったときに、児童センター・児童館の場所が分からなかったので、施設の案内の標識等の充実や積極的な周知をお願いしたい。

会長
関心がある人は見ると思うので、広報紙等に時々児童館の活動内容等を掲載し、周知していただきたい。

他に、意見がなければ、後は私と副会長と事務局に内容を調整し作成したものを委員の皆様に郵送でお送りして確認いただき、答申書を完成したいと考えているがそれでいいか。

委員
資料のまとめのところに「当分の間」という表現がある、これは、閉鎖をすることを前提にそれまでの間運営するという意味に感じるので、「今後も…」という表現がいいような気がする。

事務局
「当分の間」というふうに記載していたのは、皆様方の方向性として、現状の児童センター・児童館を子どもの遊び場として有効に活用するということだったが、将来のことについては、なかなか難しいところもあるということだったので、「当分の間」という表現にしていたが、記載しないほうがいいというご意見でいいか。

委員
できれば削除してほしい。

もう1つ最後の部分の、時代のニーズにあった子どもの遊び場や交流の場が地域に存在し・・・という記載についてだが、それと併せて、遊びそのものを地域全体で支援するというような文言も記載してほしい。

会長
ハード面だけでなく、児童センター・児童館が遊びを提供する役割を担っていく必要があるということだと思うが、表現について考えたい。

それでは、本日までの意見を含めた形で修正して、委員の皆様に送付させていただくので、確認をいただき答申を完成させたいと思うがよろしいか。事務局に進行を返す。

事務局
今回で、「長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について」の審議を終了とさせていただく。

なお、本年度中に委員の皆様への報告事項や審議事項があれば、開催についてのご案内をさせていただく。

(以上)

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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