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第6回長崎市庁舎建替に関する市民懇話会

更新日:2013年3月1日 ページID:006705

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部総合企画室

会議名

第6回長崎市庁舎建替に関する市民懇話会

日時

平成24年3月21日(水曜日) 午後2時~午後3時45分

場所

長崎市立図書館 新興善メモリアルホール

議題

意見のとりまとめ

審議結果

1 協議事項

(1)市庁舎建替に関する市民懇話会報告書(案)について

主な質疑応答

委員
20年50年と庁舎を残していった時に50年先の人たちが、その時の長崎の人たちは50年先の長崎を見越して、どういうことを考え、どういうことを伝えたかったのかというのが分かっていただけるというものが基本理念ではないか。
それと、新しい庁舎を作るということは、少なくとも今までにはない枠組みで庁舎を作っていく必要があるだろうと思う。今の庁舎が耐震不足であるとか機能面で使いにくいとかあるが、その他に実は新しい枠組みの中で今の庁舎がなかなか成立しないといった側面も大きいのではないか。これから先、市の行政、市の立法、市民こういう人たちが一緒になってまちづくりなり自分たちの生活を豊かにし、暮らしやすい長崎を目指すというのが根底にある。そうなると、今までと違うつながりとか役割を見直す必要がある。
そういう意味では、基本理念に欠けているものがある。一つは議会である。議会については無関心で遠い存在としか考えていなかったのではないか。いろんな相談を気軽にできるような方たちの集まりであってほしい。今までのように閉鎖的でなく、もう少し近寄りやすいオープンであってほしい。
したがって、基本理念に、市の行政、市の立法、市民という三つの関係をどう新しく組み立てていくかというのを入れてほしい。
業務の遂行力を高めるという基本理念だが、業務の遂行力という言葉は二つに分けられる。一つは個々の能力を高めていくということ。もう一つは組織としての能力をどう育てていくかということ。そのためにはお互いのコミュニケーションをどう作っていくかが大事である。大きなフロアの会議室に集まって話すよりもコミュニケーションスペースのようなものがあって、横断的な自由な使われ方、できるだけニュートラルな場所にあったほうがコミュニケーションも活性化していくのではないか。
業務の遂行力を高めるためにコミュニケーションを促すような庁舎を目指してほしい。
効率性、経済性を高めるというものについては、基本理念というよりも、そのためにこういうことをしましょう。という次の段階にくるものではないか。

委員
8時間以上庁内で仕事をしている職員の意見はどうなっているのか。

事務局
市の内部でも、新庁舎についてどうあるべきかという議論は進めている。
また、庁内アンケートもとっている。その中には、市民サービスについての対外的な意見と併せて、例えば職員がトイレで歯を磨いたりとか市民の方と区別がない状態であるので、市民の皆様にとってはよろしくないといった意見をいただいたり、職員が中で仕事をするために必要なスペースがとれていないことも課題としてあがっているので、そういう意見も聞きながら取り組んでいる。

委員
どういう建物を造ろうと、どんなに優れたものであろうと、そこの中でどういう仕事がなされるかということでその建物の良さと能力が変わってくる。
この時期の執行部がどういう決意で、将来の長崎のことを考えてこの事業に取り組むかが大事である。

委員
2P「(ア)市民に親しまれ、つながりの拠点となる庁舎」というところであるが、手続きに行ったときに、ここではありませんあちらですといったように、振り回されることがある。高齢化もしてくるし、そこに職員が来て話をつなげていくというような課もあっていいのではないか。
市民が新しい市役所に行ってサービスを受ける。その時に職員の方に、人としてのぬくもりがある市役所そして心がなごむような対応をしてほしい。

座長
できたあとのソフト部分、市民に対応するホスピタリティとか仕事をやっていくうえでの柔軟性、結合力とかそういうものを含めて考えてほしいといった意見。また、市長の決意についての意見が出た。
そのことは、6の「今後に向けて」のところに、新しい議論をしていくときにはその点を詰めてほしいという形で書き加えてはどうかと思う。

委員
今後は、設計コンペや建設コンペなどいろいろなことがある。そういう中に我々が入って、ここで議論されたことが反映されるような、そういったチャンスがあればいいのではないか。
また、市役所を作るのは後世に残っていく大事な事業である。先日、県庁舎の設計コンペがあった。その中でいい方向で決まったと思ったのだが、当初は十数階建ての高層の予定だったが、低層でワンフロアを広くして横のつながりをよくするような案で決まった。市役所にしても、多少建築の条件があると思うが、敷地いっぱいに、できるだけ一つのフロアにたくさんの課が入れるように、あるいは一階のフロアですべての窓口が終えるような市役所になるといいのではないか。
あとは、設計コンペなどで決まっていく段階でここに集まっている方々が、全員は無理だとしても参加できるようなものであるといいのではないか。

委員
基本理念のところだが、景観に優れた建物を目指してほしい。特に、今回建設する場所は何もないところに作るのではなく、今までの長崎の歴史があるところである。これから先、長崎市で建物を造る場合は市役所みたいな建物を造ればいいまちになるというようなことを目指すべきである。
もうひとつは、長崎市は観光地であって、今までのように名所旧跡を訪ねるのでなはくて、いいまちであるということを体験することもこれから先大事である。新しい建物であっても、まちに溶け込んでいる建物を目指してほしい。景観の先導的な役割を果たす庁舎を目指すという基本理念も加えてほしい。

座長
50年後の市民に訴えかけるような庁舎建設。今、建替えるということは、何のためにやったのかということを50年後の市民に納得してもらえるような方向付けを議論して、建替えるときの市長の宣言のようなものになるかもしれないが、基本的な理念というよりも、懇話会としての基本意見というような形で出してはどうか。
また、経済的なものは追及するけれども、市民が誇りとするような景観性に優れて50年後にこういう話しが起こったときに、市民が維持してくれというような声が上がるようなものを目指すということは、はじめにのところに入れてみてはどうか。

委員
公会堂については残す必要がないかどうかということは慎重に考える必要があるのではないか。公会堂が、それほど価値がなく壊してもいいというのであれば、公会堂の場所に新庁舎を建てるのがふさわしいと思うが、公会堂を残すべきだ、残したいという意向が強いようであれば考える必要がある。
県庁の話だが、設計コンペの案を見ると、この程度の広さでよかったのかと思った。県庁の特別委員会の時は、大きな建物が必要だということで議論が進んでいた。実際、コンペで設計してみると、あの程度の広さでよかったのかと思った。
建替えるということになると、今よりも相当大きいものを建てないといけないとなってしまっているのではないか。そうではなくて、本当に必要な面積を再度検討する必要がある。公会堂の問題と本当に必要な面積というのは頭において、今後の市の議論において検討すべき事項ではないか。

座長
公会堂については、前回、公会堂保全の立場でB案に反対するという意見があったので、8Pのところに「主に公会堂に関連するもの」として記載している。
ブリックホールができたり、市民会館、県立体育館、チトセピアホールができたり様々なものができていく過程で、文化施設がどうあってどう役割分担するのかについて、長崎市としての方向付けをきちんと議論された形跡がない。今回、公会堂をどう扱うかというのはそれをきちんとしたうえで行う必要がある。それが、市庁舎の建替え問題と関連して出てくるので6のところに書いているように、そういったものの方向付けをきちんとしたうえで市民的にしこりを残さないように決着をつけてほしいというのを記載している。

委員
B案になった時に、公会堂前のおくんち広場をどこか別の場所に作るというのを入れていただきたい。

座長
公会堂の前の階段は公会堂前公園に入り込んでいる。現在の公会堂の敷地の外の公園のところに出てしまっている。その前におくんちをするスペースが作られている。それを考えると、公会堂くらいの大きさの建物が立ち上がるとすると、おくんち広場の確保についての要望をしておけば、十分確保できるのではないか。

事務局
8Pの上に、建設場所に関連して出された意見として「主にB案に関するもの」という中の2つ目に市役所前におくんち広場を確保した方がいいといった意見をいただいていたり、7Pの「(オ)その他」のところの2行目に本館跡地をおくんち等のイベント広場として利用するといったように、おくんち広場の確保についてはいくつかの意見をいただいているので併せて記載している。

委員
公会堂を残してほしいという立場である。
ドコモモ100選は長崎にはいくつかある。26聖人、18銀行など3つか4つある。武という建築家は、長崎ではもうなくなったが水族館、平和公園の手前の噴水をデザインした。このころは日本全国のあちこちに公会堂が建設された。武先生は、仙台の公会堂を造ったりとか、ある意味、公会堂建築のオーソリティみたいな方だった。それぞれの公会堂はまちによって作られ方が違う。長崎のあの場所にどういうふうに公会堂を作っていくかというのは、相当考えられた建物であるということが言えるのではないか。
もう一つ、当時は公会堂というのは、生コン工場で練って、ポンプ車で圧送するという方法ではなくて、多分、現場で品質管理をしながらミキサーで練って、なおかつ上までバケツのようなものに入れてクレーンで上げていたのではないか。そういった意味ではその当時の建設の方法を伝えていく建物でもある。
正面の大きい窓の部分は、当時アルミがなかった時代なのでコンクリートを型に先に作ってガラスを入れているという方法をとっている。苦労しながら、あれだけの大きい開口を技術的にも作ったという、ある意味技術を伝えてくれている建物でもある。そういうことからもぜひ残してほしい。

座長
欠席した委員が提出した意見の、中性化がほとんど進んでおらずというところについてだが、一番最初に別添資料集というのでもらったものを見てみたら、13Pのところにコア抜き調査による推定強度というところで市庁舎本館と別館は特に推定強度が低いと出ている。ということで、中性化がほとんど進んでおらずというところは分からないが、強度が下回っているというのは出ている。
次にP3の基本方針(ウ)についてだが、こういう意見は出なかったと思うとあるが、私ともう1人2人の方が公会堂敷地の方が、より中通りとかの方に顔を向けるので、まちなか活性化については、人の流れには効果的ではないかというようなことを発言したと議事録を確認したらあった。したがって、事実としては、意見は出ていた。

事務局
先ほどの中性化の部分だが、第3回の懇話会の時に出した報告事項に関する資料がある。その資料の16Pから中性化に関するデータを掲載している。ABCと3段階に分けており、Cというものが一般的な経過以上に進んでいるところである。Bが一般的な進み具合である。

座長
その資料を見てみると、壁に少し中性化が進んでいる。本館の地下2階が傷んでいる。別館はかなり中性化が進んでいる

委員
公会堂の跡に市庁舎を作るという理由の一つに仮庁舎の費用がいらない、工期が短いというが、そのためには、公会堂を別に作る必要がある。公会堂ができて、移転して、公会堂を解体して市庁舎を作るということになると思う。そうすると、新しい庁舎を作るためには、その庁舎の工期だけではなくて、また、庁舎を作るだけのコストだけではなくて、その中には公会堂を解体する費用と公会堂を新しく作る費用。それと、公会堂を新たに作る年月。これが、かかってくると思う。それを考えると、その工期は庁舎を作るよりも長くかかるかもしれない。トータルで考えると、今の公会堂を残して耐震補強をして、なおかつ、傷んだところは取り換えをすればよい。そうすれば新築よりもコストダウンになるのではないか。現在、音響が悪いとか設備の機器が悪いとかいろんな運営していくうえでの問題はあると思うが、やりかえればよい。
それと中性化の問題は、むき出しのコンクリートをタイルを張るなどして守ってやればよい。直接雨に当たらなくなるので止められる。
トータルコストで考えた時にどれが一番いいのかいうことを検討する必要があるのではないか。

事務局
公会堂に関しては、市役所を建替えるために公会堂をどうするかという話しではなくて、公会堂として耐久性がない。老朽化しているという現状の中で、公会堂の機能をどうするかということを文化団体の皆様に検討いただくということでスタートしている。費用についても、建替えの場合と新築する場合とあまり変わらないくらいの経費がかかるのではないかということを踏まえて、公会堂という建物そのものの問題ではなくて、公会堂が持っている機能をどのように市として確保していくべきかという意見をいただくということで文化団体の方にお願いした。その中では、中規模程度の音楽性が高いホールが文化団体としてはほしいという意見が出ている。
公会堂の建物そのものについては、建替えるか補強するかしないと危険性が高いので、そのへんも含めて市が総合的に判断させていただくということになっている。

委員
公会堂については我慢しましょうと言った。市民会館も建替えを10年先くらいには考える必要がある。
先日新聞に市の文化行政というものが出た。これを見たら歴然としている。これ以上施設は必要ではない。使い方が下手である。これは反省すべきである。公会堂は必要ないということで辛抱してもらうということを言いたい。

座長
公会堂の代わりのものを建設した後でないと公会堂敷地に市庁舎を建設するということはあり得ないという立場ではなくて公会堂のところから現在の市役所のところまでの敷地の中の市有地を懇話会では対象として、メリットデメリットを考えて意見を出してほしい。その中に公会堂の保全の問題は当然あるので報告書の中には意見があったということを記載するが、敷地を考えるにあたっては公会堂の敷地が用意されないとその敷地は一切考えないという前提は置かないということで議論してきた。

委員
B案については工期が早い、お金も安いというのが根底にある。一方では、公会堂を壊さないと仮設費用がかかる。という受け取り方をしている。そういうことではないということなのか。
B案の場合は必ず公会堂を別に作ってその分の工期がかかるというのは誰でも分かる。そういうものも含めて、そこに庁舎を作る場合のコストと工期を明示すべきではないか。

座長
公会堂の検討委員会では、現在の建物の利用状況や老朽化の問題を考えた時に、中規模程度のものを作るなら考えてほしい。場所については、現在地ないしはその周辺で利便性が高いところがよいという報告がされている。公会堂の後も文化施設をいろいろ作っているが、それらがどういう役割をはたしてどういう位置付けで活用されていくか、あるいは今後何かを作るとしたらどういう性格のものを作るのか。
市民会館もいずれ老朽化して10年くらいのうちには検討しないといけないということになるだろう。市民会館の中にある中央公民館、これは図書館ができてかなり機能が抜けた。それと県立体育館との関係でどういう位置づけにするのか。そして、文化ホールのあり方とか文化的な施設のあり方全体がきちんと位置付けられる中で、公会堂の建替え問題あるいはそれと同等の機能を持ったものを考えるというのも方向付けを出してもらうということが必要である。そういうことを含んだうえで判断してくださいよということは6に書いている。
懇話会としては、公会堂をつぶすのかつぶさないのかということもあるが、できるものであれば公会堂の跡地が委員の多くの方からは場所的にはいいのではないかとの意見が出ていたという形でとりまとめている。
公会堂の建替えがすまないと、市庁舎の建替えは進まないという前提には立っていない。

委員
県庁舎移転の時には、こういった話し合いは1度もなかった。県議会でもこういう議論は出ていない。それからすると長崎市はありがたいと思う。
仮に公会堂のところに市役所が移るとなれば、県庁は魚市跡地に移るので、万才町、桜町のエリアをどうするのかというのを考慮しないといけないということを入れてはどうか。

委員
公会堂の機能の確保の問題について早期に結論を出さないと議論は進まないと「6今後に向けて」の中に記載しているが、建設場所については、流れとしてB案の方に向かっていくような感じがしている。B案の前提は公会堂があるとできない話である。公会堂をずっと引っ張って行くという形になると庁舎が進まないことになる。前提条件として公会堂が移転しない限りはできないというのをはっきり書いておくべきではないか。そうしないと全員がB案に賛成というように捉えられるのではないか。

座長
報告書は委員の方の意見分布を標記している。B案についても公会堂をそのまま残して、現在の公園の土地利用を市役所用地に替えるという方法もあるし、別館のところに公会堂を建替えて、本館の跡地をまた別のものに考えていくということもある。
公会堂をつぶさないで、公会堂の公園のところにはみ出ている部分をカットし、建物の2階に上がっていくところに別階段を設置して公園のところに市役所を建設するというものも考えられる。そうすると敷地規模が半分くらいになるが、どうしても足りないというのであれば、現在の本庁舎のあたりを検討してもいいのではないか。
市役所のボリュームを抑えてという委員の意見なので、公会堂の敷地を全部使わない、公会堂の議論が終わるまでそのまま置いておく。しかし、市役所を建替えるということであれば、B案の1.と書いてあるところの公会堂前の公園部分に1号棟を建てて、現在の別館のところに2号棟を建てて、それでも足りなければ、本庁舎のところに建てるということを考えれば、全体のソフト部分の動きを見ながら少しずつ建てて、計画は少し詰める必要があるが、そういう形でやっていく方法はある。
ここに記載してあるように一カ所に一気に建てるというB-1のような形ではないが、2、3棟に分けながら考えていくという事もできる。このようにB案では公会堂の議論が煮詰まらないと全部つぶしてという方法ではない方法もある。これは市民の議論の展開の中で考えればよい。

委員
自分BB案だが、新庁舎を作るといった大前提で、公会堂敷地を含めたところで検討しましょうといったような全体の部分に、公会堂を残す残さない、公会堂の文化的な位置付けがあると思うが、そこはきちんと検証していただくとして、いったん全部つぶしてすっきりした形で作る。これが、建築費用その他も含めて一番合理的な方法である。
また、今後のことを考えた時に文化系の方々や楽団の意見も聞いたことがあるが、今の公会堂はいらないけれども、7、800人のホールがほしいという意見である。
今は、市民会館の地下にもホールがある。そこのホールは1000人入るが、上の体育館で何かやっているときは下は使えない。特に音楽系のイベントには使えない。そういった市民会館の作りの不具合もあるのでそのへんも考えていく必要がある。
B案で残った本館跡地か議会棟跡地あたりに新しくイベント用のホールを作ったらどうか。

委員
建替えの問題が出てきたのは、本館、別館、議会棟、公会堂が耐震診断の結果、耐震性がないということから始まって、それでどうしようかということから建替えをする必要があるということで、公会堂から現在地のエリアの中での建替えをやる中で市庁舎をどうしたらいいのか懇話会で検討してほしいということであった。したがって、耐震性が低いので、安全安心の防災拠点である市庁舎を早く建替えないといけない。であれば、仮設は時間もかかるし費用もかかる。22億かかる。現在地では、仮設をつくらなければ建替えられない。ということで消去法で結果として公会堂跡地に建てるのがいいのではないかということと、工期も3年でできる。A案B案の中でもっとも短期にできる。しかも経済効率の面からも安くすむということで、前回、かなりの方がB案ということで、今回、座長のほうから報告があって取りまとめをしてある。報告書を見ると、ほぼ、今までの意見が集約されている。したがって、これに沿って市長に懇話会の意見を提出してほしい。そして、市長に早急にこの事業に取り組むように申し送りいただきたい。

委員
公会堂がドコモモ百選というのは知らなかったが、毎年、大きなイベントをしていて公会堂も市民会館もブリックホールも使ったことがあるが、講演会を開催する側としては、耐震が危ないと知った以上は公会堂は使えないと思う。一人でも参加者の方に何かあった場合は、主催者として怖い。耐震の工事をするなり、建替えをするなりしないと使えないと思う。
図書館の建設自体も新興善小学校のことでだいぶ反対があった。母校だった方は悲しんだと思うが、新興善メモリアルホールという形でちゃんと残っている。
公会堂も、そこに市庁舎を建てるのであれば、一角にメモリアルホールのようなものを作って、ドコモモ百選に選ばれた建物だったということを写真などに残してはどうか。
東京の九段会館でも歴史ある建物だったので残してあったが、今回の地震で貴重な命が失われている。そういうことを思うと、一人でも地震で命を失われたら貴重な建物も何もない。

委員
A案であればいいがB案ということになると人の流れが変わってくる。県庁舎が動くということになって、江戸町から桜町あたりまでの人の流れなどが変わってくるということを、市の都市計画というかデザインの中でこう変わりますよと示していただきたいということまでは言うべきではないか。
また、交通利便性の問題でA案とB案を対比している部分があるが、B案になった場合は、バス事業者を中心とする交通関係の方々に、バス路線の変更も含めて配慮をお願いする必要があると報告書として言っていいのではないか。それで交通利便性の問題はある程度解消できるのではないか。

委員
B案が意見が多いという話だが、今の高台から低くなる。安全のための対処というのを一文入れたらどうか。

座長
前回もできるだけ高い位置を取るのが望ましいという意見が出た。
B案では、絶対にこれは水に濡らしてはいけないとかいうものがあれば、高台にある別館のところに1棟建てる。そして、公会堂と公園を併せたところに1棟建てる。間を何らかの形で結ぶということで、絶対守らないといけないというものは、公会堂と公園のところでは水害の被害は及ばないとの予測だが、念のために上の方に確保する。そして、別館に建てるものにはバックアップとか貴重なものを確保するという2段構えで防災に対応できる体制をとっておいた方がいいのではないか。そのことが、市役所があったところという意味でも象徴的なところが残ってくる。
それと、別館をかつて建てたときには本館の間を地下で結んでいる。桜町と公会堂のところに電車通りがあるが、そこは専用道路ということで歩道がない。公会堂側から桜町側へ向けて地下通路を人が通るというのを考えていくと、A案の本庁舎とか議会棟があるところを何らかの施設を考えていく場合でもつながりができる。都市計画的ないろんな変動に対応できる配慮を考えないといけない。とりわけ人が動くという意味で、フラットに考えないといけない。それは何らかの形で表現してみたい。

委員
B案であれば公会堂がなくなるが、その公会堂がここの場所でなくてもいいが、どこに移るとか期間はどのくらいというのを併記していただく必要があるのではないか。公会堂のことを考えないのであれば、当然B案の方がいい。B案ではもう少し、公会堂と庁舎を含めた形でどうなんだというようなタイムスケジュールのようなものを入れる必要があるのではないか。
 

座長
公会堂の検討委員会では、公会堂の機能をどうするかということでは、中規模程度の800席~1,000席程度の専門性の高い施設を現在地ないし周辺の利便性の高いところに検討してほしいという意見は出されているが、場所はある意味市役所の検討対象と同じようなところあたりを示唆されている。したがって、そのタイムスケジュールをどのような方法でやるのかというのはいろいろ考えられる。
公会堂前公園の場所に市役所を建てて、公会堂はまだ議論をするということで長引いたとしても、議論が煮詰まった段階で壊すのであればそこがおくんち広場になる。別館の場所と勤労福祉会館の場所と公会堂の場所と隣接していれば一番いいが、何らかの形で移動するものを確保するというのは可能など様々な方法がある。
B案であれば、現在の庁舎、議会棟の場所をどうすべきか議論すべきという意見も当然出されてくるとすると、それを検討する委員会も作られるかもしれない。したがって、懇話会でそこまで踏み込んで書くのは適切ではないのではないか。
その段階で、何らかの意見が反映できることをぜひ考えてほしいということを、6に書いているように進捗に応じて意見の反映ができることに配慮されたいということで対応できないかと考えている。

委員
公会堂の建替えの検討委員会でも検討されている。ここでは市庁舎の建替えというのをまとめてもらって、あとは市の方で調整をしてもらうべきではないか。
市議会でも特別委員会ができたようであるし、そういう場で調整していただければいいのではないか。日程的な問題、公会堂をつぶして市庁舎を建てて、あとは公会堂をどこにするかといったことも含めて調整してもらうべきではないか。

委員
今、議論されているのは、6のところのボリュームをどうするかということだと思うが、文化都市長崎と言えば、公会堂、おくんちといったものが長崎の代名詞のようなものである。そういった問題があちらこちらに少しづつ散りばめられてはいると思うが、この場では公会堂の問題、おくんち広場の問題が非常に気がかりな問題として議論された。というふうなことで表現を少し変えていただいたらどうか。

委員
市庁舎の建替えに関係ないが意見を言いたい。
平野町に歴史民俗資料館がある。あそこは展示物が原爆資料館の横としてはあまりにもちぐはぐである。江戸時代の長崎の顔になるものが一年中展示されている場所である。そのようなものが原爆資料館の横にあるのはあまりにも不自然である。したがって、こういうものを市役所の跡や議会の跡にこの機会に移動できるような新たな施設を考えていただきたい。

座長
まとめ方の骨子については、おおよそご理解いただけたかと思う。併せて、「はじめに」か「6今後に向けて」のどちらがいいか考える必要があるが、今回の建替えが老朽化とか耐震性の問題ということで、受け身的な建替えというのではなくて、今後50年100年先の市民が誇れるような、市民が親しみを持って日常使っていけるようなそういう市役所の建替えをこの機会に考えたんだという風に言えるような中身にしてほしいということが前段として懇話会の意見として出された。
それから、議会棟についての細かいことは議論しなかったが、行政と議会が市民と3軸でしっかりと支え合って発展させていくという意味で、議会棟のあり方などを含めて検討してほしいというのが出されたので、今後の展開の中では検討してほしいというのを入れたい。
最後に、文化施設等の全体的なあり方の方針を立てるということによって、市庁舎建設と併せてそこについても見えるような方向を早急に立てて、この建替えにあたっては、できれば同時に解決を図れるような努力をしてほしいというようなことを最後に強調して書いてとりまとめていきたい。具体的なことについては、自分と事務局で擦り合わせて、今月の末日に近いところで市長にこういう意見であったという形でまとめて出したいと思うがいいでしょうか。
 

委員全員
了承

座長
ありがとうございました。

事務局
修正後の報告書については、平成24年3月末に市長に提出していただくこととなっています。その後、委員の皆様にも報告書の最終版は郵送させていただきたいと思います。

事務局
あいさつ

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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