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第1回長崎市庁舎建替に関する市民懇話会

更新日:2013年3月1日 ページID:006700

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

総務局企画財政部総合企画室

会議名

第1回長崎市庁舎建替に関する市民懇話会

日時

平成23年8月24日(水曜日)午後2時~午後4時10分

場所

長崎市立図書館新興善メモリアルホール

議題

  1. 座長及び副座長の選出
  2. 懇話会の設置趣旨及び今後のスケジュール
  3. これまでの検討経過、現状と課題、今後の方針

審議結果

会議の基本的事項(公開・会議録)について

会議は公開すること、並びに会議録は要点記録とすることについて承認された。

議題1.座長、副座長の選出

事務局から、座長を互選する旨の規定を説明。事務局から推薦し、承認いただくことを提案し、承認。事務局において座長候補者を推薦し、承認された。
また、副座長は座長が指名する旨の規定を説明。座長を指名し、承認された。

議題2.懇話会の設置趣旨及び今後のスケジュールについて

事務局より説明

議題3.これまでの検討経過、現状と課題、今後の方針

事務局より説明

主な質疑応答

委員
建替えのエリアについて、「現在地から公会堂にかけて」というエリアでないとだめだという意味がよくわからない。例えば浦上方面については全く検討されなかったのか。

事務局
市役所は、明治時代からずっと今の場所にあって、まちのかたちも市役所が今の場所にあるということを踏まえて形作られてきた経緯がある。今の位置にあることが人の流れを生み出すいい位置にあり、また、土地の確保といった観点からも検討してきた。そういった点から積極的に他の位置に関して何か検討したというわけではなく、今の位置で建替えるということについて、まちづくりの面、土地の確保、利便性という点で今のエリアが一番良いという考えに至った。

委員
懇話会要綱第2条の所掌事務と比較すると、市の方針は「建替える」ということや建替え地域もほとんど決まっている。私たち委員は、どのようなことを協議すればよいのか。

事務局
懇話会では、本年2月に表明した市が出した方向性に対し、率直な意見を出していただきたい。また、様々な意見をたくさん出していただきたい。

委員
現在のエリアがよいかどうかを検討するのであれば、市内のほかの候補地の情報を提示してほしい。

委員
どこにどういった土地があるのかが分からない。国、県の公有地も交えて広い幅で検討する余地はなかったのか。

事務局
まずは、市有地を基本に考えた。そのうえで、市役所があるべき場所は、ある程度必然的に絞られてくる。これからのまちづくりを考えたい。長崎のまちが現在地周辺を中心に発展してきて、商店街も現在地を中心に発展してきている。また、交通の結節点ともなっており、現在地周辺が最適であると考えた。

委員
資料として次のものを次回提出してほしい。

  1. 耐震診断時のコンクリート中性化等のデータ
  2. 公会堂は、建築文化では評価が高い。どれくらい建築文化面で重要性があって、設計者がどのような方で、その方がどのような活動をしてきたかなどの資料
  3. これからは、すべての市の機能を1か所に集約する必要があるのかという考えもある。市が所有している未利用の床の配置状況がわかる資料
  4. 周辺のオフィスビルを借りるなどの方法も考えられる。建替えや補強などの各パターンの収支データ

委員
公会堂について、トイレの問題を指摘しておきたい。特に女性のトイレの数が少ない。今後、計画する段階で、女性の視点をいかした設計、検討をしていただきたい。

委員
合併で広域行政化しており、支所や行政センターがたくさんある。市庁舎の建替え場所としては、現状では、現在地周辺の案がベターだと考えるが、広域行政の中では、この際、行政センターなどの充実も考え、できるだけ本庁舎の予算を削ってでも利便性をよくすることを考えなければいけない

事務局
市で支所、行政センターあり方検討委員会を設置しており、その中で、地域とのコミュニティや支援など支所等のあり方を整理しながら、本庁のあり方を探る必要があると思う。本庁舎においては、ワンストップサービスの提供が機能の中の一つの大きなテーマと考える。

委員
市民から防災の安全性は大丈夫かとの声をよく聞く。資料12ページ「5.防災安全性」の中で「地盤高は現在と同程度」との記載があるが、表現がいかがなものか。現在の市庁舎は高い場所にあるが、公会堂のある低い場所へ降りてくるとなれば「同程度」ではないと思う。河川改修前後で、この地域の水没危険性等の変化がわかる資料を提出してほしい。

この懇話会では、どの程度の機能が必要だから、どれくらいの規模が適当だという整理が必要だと考える。一つ一つの部署は離れていても問題はないが、市民の立場としては、ある程度集約してもらわないととても困ることが多い。

委員
予定スケジュールでは、1~2回程度しか議論する機会がない。市には最終的な案があるのではないか。これまで市が議論してきた情報を示してほしい。

100億円の基金があるが、どれくらいの建設費を見込んでいるのか。例えば、あと何年は基金を積み立てるなどの考えを示してほしい。

事務局
市庁舎の建替えの必要性は検討してきている。また、望まれる機能についても項目として色々な意見は出ているが計画というものではない。今後2回目以降の会議の中で、将来に向かっての庁舎についてどのような機能が求められるかという点についても意見を伺いたい。

財源については、現実に建物の機能とか規模というものがある程度出て、さらに建築の手法というものを決めていかないと事業費の明示ができない。基本的には、事業費を全て基金で賄うのではなく、一般的に市債を使うのが通常である。施設建設については、市債を有効に活用して、将来、市庁舎を使う市民にも一定負担いただくという考え方もある。

委員
行政の仕事の仕方、行政サービスという市民との接点を考えるときに、道州制の問題が今後、どのような影響を与えるのか。総背番号制がどのような影響を与えるのかということが気になる。

今後、長崎市が何でたっていくかというと、「観光」であると思う。市民サービスと同時に流入してくる人たちへのサービスを充実するなど、市に新しい付加価値をつけていくことが必要であると考える。

委員
これまでの検討経過から、色々と検討されてきて今の大きな方向性を考えたはずだと思う。市当局から基本的な方向性について説明してほしい。

また、行政区域の問題が国全体でされている中で、県、市の役割はどうなるのか。例えば、県庁舎、市庁舎と同時に建替の話が進んでいる中で、将来の展望をふまえ、なんらか県庁舎と市庁舎の役割分担を改めて考えてみるという議論をされたのかどうか、私は、されたものとしてここに臨んでいるが、そういう認識でいいのかどうかお聞きしたい。

事務局
市としては、これまでの検討経過の中で最適だと思う案を提示したところである。この方針に対してさまざまなご意見をいただきたい。それに対し、お答えをしていってこの方向性について理解していただきたいというのが市の立場である。

県、市の役割分担について、道州制の基本は基礎自治体であり、長崎市は基礎自治体としての役割、業務をはたすとともに、県と連携を保ちながら市役所の業務のあり方や市民目線で求められる機能など検討していきたい。

委員
地域経済の維持のため、例えば海外、県外から多くの人がくるようなコンベンションホール一つにしても長崎にはない。観光客が観光資源等を観れるようなサービスや施設を増やすなど、長崎経済の維持の視点からも市庁舎の建替を検討してほしい。

委員
ある会合で、市庁舎と公会堂の機能を併設して300人~500人規模のホールを市庁舎の中に入れるという意見を聞いたことがあるが、大変なことである。施設として公会堂の利用度を大事にしてほしい。

座長
公会堂の機能については、別途、公会堂等文化施設あり方検討委員会での議論の中でお願いしたい。本懇話会では、市庁舎建替えに力点を置いて検討していきたい。

委員
公会堂等のあり方委員会でも、公会堂を現場所に設置するのか、別の場所に移設するのかということも含めて議論されるのか。

事務局
公会堂等文化施設のあり方委員会については、市庁舎の建替に伴い、候補地にあがっている公会堂の土地も含め、文化施設のあり方を検討していきたい。
 

委員
まちづくりの視点が今後重要になってくると思う。財政的に厳しい中、個別に建物を建てていくという時代ではない。新しい時代の庁舎のあり方を検討していかないといけないし、そのことがまちづくりそのものである。市庁舎、公会堂を含めた諸々の公共施設の配置はグランドデザインの視点で検討していく必要があるが、そのような情報があれば出してほしい。

また、ワンストップサービスという機能があたりまえになる時代がくると思うので、業務改善を行うことで、バックオフィス系の庁舎とフロントオフィス系の庁舎と区別し、フロントオフィス系では市民サービスのアップに努めるべきと考える。

委員
成熟した庁舎のあり方について議論していくことが懇話会での協議のメリットと考える。公会堂の問題については、公会堂を現在地に残しながら市庁舎を造れる可能性があるかどうかもこの場で議論していく価値があることだと思う。

委員
まちづくりがコンパクトシティ構想の中で今実施をされようとしている。今後、文化施設、医療施設、公共施設が中心市街地にできることで、さらにコンパクトシティ化が進んでいく可能性があり、無駄な公共投資がないようにということで、方向性としては大丈夫ではないかと思う。そういう中で、まちづくりや防災安全性、経済性の3つの観点から長崎市の公有地を活用することはよいと思う。今回の建替えはぜひ実施していただきたい。

公会堂の問題については、市長の発言によると、仮設を設けないということであるが、そうであれば現在の本館、別館跡に市庁舎が建つことはありえない。公会堂の機能、あり方について検討するということは、公会堂を建替えることによって、跡地に市庁舎を建てるということが市長の基本的な考え方ではないかと思っている。公会堂の機能のあり方について別途検討委員会で検討すると説明されたが、公会堂に関する資料が本懇話会でも十分提示されているので、本懇話会と公会堂等文化施設のあり方検討委員会とのすみわけについて説明してほしい。

また、市庁舎の建替事業費が概算で約147億円、公会堂が約47億円と示されているが、その根拠を示してほしい。

委員
公会堂の建替えについては、本懇話会で総合的に検討した方がよい。また、公会堂の方針が、「市庁舎建替えの検討と並行して」とあるが、どうとらえるのか。市庁舎を建替えるときに、同時進行で行うという意味なのか、それとも遅れることもあり得るという意味なのか、ご説明いただきたい。

事務局
公会堂問題について、エリア内に市庁舎を考える場合に、公会堂の敷地を活用することは一つの考え方として検討する必要がある。それに合わせて、今後、公会堂の求められる機能を整理しないと市庁舎の検討の中でも前に進まないということがあるため、並行して問題を解決しないと市庁舎問題も解決しないという意味での「並行」の考え方である。

事務局
本懇話会には、公会堂等文化施設のあり方検討委員会にも携わっていただける3名の委員にも兼任してもらっている。また、各委員会の事務局である総合企画室と文化振興課でも密接に連携をとりながら、それぞれの情報を各委員会にも提供する形で進めていきたい。

建設費については、現在の建物を補強する場合と同規模の建物を建てる場合の比較という意味で資料集の25ページと34ページにそれぞれ掲載している。

委員
新庁舎は、桜町公園までを含めたところの用地の利用ができないか検討してはどうか。

座長
エリアの問題や公会堂の取扱いについては、少し意見が出ていると思うが、大きな方向では、要請されたかたちでの意見をとりまとめていく方向で議論を進めてもいいということでご賛同いただけたと思う。本日、請求があった資料は事務局の方で次回、準備していただきたい。次回は、現地を視察したうえで、若干の意見交換をしたい。

8 その他

本日の議題について、ご意見、ご提案などあったら、「意見・提案等記入用紙」に記入のうえ、平成23年8月末までにFAX等により事務局へ送付してもらう。
次回の開催予定 平成23年9月26日(月曜日)午後3時~現地視察
詳細は、後日、開催案内を送付する。

9 閉会

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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